夏休み
夏休み
それは学生たちからすれば成績によっては明暗を分かつがこの弦神島においては
それだけではなかった。
「冥界ですか?」
「ああ、同盟について北欧神話側からも要請があったらしいからな。俺たち
弦神島側からは議員と戦鬼隊の俺たち部隊長クラスとお前が護衛として選ばれた、
1週間後に冥界に向かうから今のうちに準備しておいてくれ。」
暮人が古城に向けてそういうと古城はこう聞いた。
「となるとどんくらい滞在するんだ?内容次第じゃあ俺、凪沙に当面の間
家を空けること報告したいんだけど?」
「そうだな・・・大体2週間ってところだな、その間俺たちの部下たちが
警備させる。お前のところからは優一郎達がいるだろ?そいつらにさせる。」
そう言ってそれじゃあ報告を終わらせるぞと言って部屋から出て行かさせると
古城は廊下の向こうでこう呟いた。
「・・・はあ、当面は苦労しそうだな。」
「ええええ!古城君2週間もいないの!?」
「ああ、だから当面の間はお前は優一郎ん所に泊まっててくれると
助かるんだが」
「うう~~ん、けどもしかしたら速まるかもしれないんでしょう?そうなると
泊まる道具とか量とか調整しないといけないよねえ。」
「まあな、だが・・・何かあるといけねえから気を付けてろよ。」
古城はそう言って今日の晩御飯でもある天麩羅を食べた。
そして出立日
古城達は駅の中で待機していた。
「ここでですか?」
古城がそう呟くと・・・深夜がこう言った。
「冥界に行くためには特別なIDが必要なんだ、そのIDは今からくる」
「俺が持ってるんだ。」
「「「「「!?」」」」」
それを聞いて古城達は魄刀を構えようとして見てみるとそこにいたのは・・・
アザゼルであった。
「あんたは?!」
古城が驚いているとアザゼルはへらへらしながらこう答えた。
「よう戦鬼隊の連中ども、冥界に行くための許可書は・・・あいつらが
持ってる。」
そう言って見てみるとアザゼルの後ろに数人の悪魔と
それに囲まれるかのように・・・七緒達がそこにいた。
「あいつらと一緒じゃねえと冥界に行けねえんだ、堕天使側のルート使うんなら俺のIDで十分なんだが同盟であることを内外に見せつけるためにゃあ
仕方ねえんだよ。」
そう言ってアザゼルはさてとというと悪魔たちに向かってこう言った。
「そんじゃあここは大丈夫だからお前ら帰ってて良いぞ。」
「で・・・ですが我々は彼らをグレモリー家に送らなければ」
「そいつは俺達がやるからお前らは帰って報告しておけ。」
「「「「「暮人(様)?!」」」」」
全員がそう言うと悪魔たちは何か言いたげな表情をしていると・・・
声が聞こえた。
「そこまでですよ皆様。」
「な!グレイフィア様?!」
悪魔たちの一人がそう言うとグレイフィアは悪魔たちに向けてこう言った。
「彼らの実力は中々のものです、あなた方よりかは役に立ちましょう。」
「な!我々が人間よりも」
「ええ劣ります。」
「!?」
悪魔たちはそれを聞いてぎりりと歯ぎしり鳴らしていると別の悪魔が
こう言った。
「・・・わかりました。」
「お、おい!これは枢機院からの正式な依頼」
「今ここで言い争ったって何もならん!一度大人しく退いて報告するべきだ。」
「・・・くそ。」
それを聞いて糞と言って退いて行った。
「ここが悪魔用のエレベーターです、特殊なIDを使っていますので
中に入りましょう。」
グレイフィアはそう言って全員を中に入れた。
「以外に広いな。」
「はい、何せ眷属合わせて16人が確実に安全に入るように
設計されていますのでこの全員であっても余裕です。」
グレイフィアはそう言ってポケットからIDカードを取り出すと音声が流れた。
『IDを確認いたしました、登録者名をどうぞ。』
「グレイフィア・ルキフグス、所属はサーゼクス。クラスはクイーン。」
そういうと暫くして・・・再び音声が流れた。
『確認が取れました、エレベーター起動致します。』
そういうとエレベーターが起動して・・・下に降りていくがそれが・・・
長かった。」
「長いな。」
古城がそう呟くとグレイフィアがこう答えた。
「はい、悪魔側が使うルートの交通手段に向かうためには亜空間にある
次元と次元の狭間にありますので其処まで転送いたします。」
そう言って暫くすると・・・エレベーターが止まったのだ。
「こちらでございます。」
グレイフィアがそう言って見せたのは・・・広い駅であった。
「おいおいおい結構広いじゃねえか。」
古城がそう呟くと暫くして・・・列車が現れたのだ。
特殊な形状をした列車が現れるとグレイフィアは古城達に向けてこう言った。
「ようこそ皆様、グレモリー専用列車。『ナディラ・アルス』です。」
そしてその儘向かっていくと・・・初老の男性が現れた。
「お初めまして、私この車両の運転手でもある『レイナルド』と申します。皆様今回はご利用いただきありがとうございます。」
「いや、それほどでもありませんが。」
古城がそう言うと『レイナルド』は・・・少し口を重くしてこう言った。
「本来でしたら・・・リアス様もお迎えしたかったのですが生憎のところ
リアスお嬢様はおらずこの『レイナルド』・・・無念としか言いようが
ありませぬ。」
それを聞いて古城達は・・・何も言わずに窓の外を見るしかなかった。
そして冥界に到着して。