「然しまあきな臭い事この上ねえな。」
「おいおい本人たちの前でそれ言うかってそれフラグだぞグレン?」
伍士がグレンに向けてそういうがグレンは知るかと言ってこう続けた。
「そもそもだ、この同盟に冥界を選んだこと自体がやべえだろ?弦神島だったら
警戒できるっていうのに見え張りてえからって面倒なこと事ないぜ。」
そう言いながら頭を掻いていると新たに人が現れた。
深緑色と金で装飾された鎧に身を包み、身の丈ほどある杖を片手に
老人位であろうが背筋がきっちりと伸びており凛々しい表情をしていた。
だが右目は眼帯をつけており然しそれがこの老人の威風堂々とした貫録を
出していた。
「あれが・・・『オーディン』か。」
「ああ、北欧神話のトップ。その瞳はあらゆる事象を読み取ることができるっつう代物らしいぜ。」
そう言うと伍士はその少し後ろで共に歩いている軽装ながら鎧を纏っている
女性を見てウホと言ってこう続けた。
「すげえ美人だな北欧生まれだろうな?」
「当たり前だろうがって・・・あいつも中々やるぞ。」
気をつけろよと二やつきながら伍士に向けてグレンは注意すると・・・
サーゼクスが全員に向けてこう言った。
「皆さん、今日は北欧神話との同盟に関して集まっていただき
ありがとうございます。早速ですが先ほど来てくれた『オーディン』様に
皆様に対してメッセージがありますので・・・どうぞこちらに。」
そう言うと『オーディン』が現れると全員を見てこう言った。
「今宵、ここにいる全員は新たなる時代を迎えようとしている。人間界では
めぐるめく幾つもの困難を潜り抜けている中この三大勢力は未来永劫変わらんと
そう思っていた、だがそれが・・・今変わろうとしている。我々も力を合わせ
神なき世界の中で未来を創るために今一度・・・ここにいる全員で力を合わせたいと私は・・・そう思っている。」
そう言って私からは以上だと『オーディン』は下がると全員が一応ながら
拍手する中でではと言って・・・サーゼクスは全員に向けてこう言った。
「では次に現在の若手悪魔から・・・君たちは何になりたいのかを
ここで宣言してくれ、この宣言は君たちの覚悟を問う場でもあるのだから。」
そう言うとそれじゃあと言って・・・サーゼクスはサイラオーグに向けて
そう聞くとサイラオーグはこう答えた。
「俺は魔王になるのが夢です。」
それを聞いて多くの人々がざわつく中で幹部クラスであろう枢機院の
悪魔の一人がこう言った。
「ほう・・・大王家から魔王が出るとするならば前代未聞だが?」
そう言うとサイラオーグはこう続けた。
「俺が魔王になるしかないと冥界のだれもが認めてくれれば
それでいいのです。」
そう言って終わらせると次は眼鏡をかけた古城より一つか二つ程度年上の女性がこう言った。
「私『シークヴァイラ』はレーティングゲームの試合で記録を残して後世に
その名を刻むことです。」
続いてゼファードルがこう言った。
「俺はグラシャラボラス家の後を継いで文句言うやつは全員
ぶっ飛ばすことだ!」
そう言うと次は優男がこう言った。
「この僕『ティオドラ・アスタロト』は何れは三大勢力で
レーティングゲームした際に好成績を持てるよう頑張りたいと思っております。」
そう言って最後にソーナが出てこう言った。
「私は冥界にレーティングゲームの学校を建てることです。」
それを聞いて枢機院の面々は何やら眉根を寄せていると・・・
『ゾルギア・ガミジン』がこう聞いた。
「ふむ・・・レーティングゲームを学ぶ学校は既にあるのでは?」
そう言うとソーナはこう返した。
「いえ、今あるのは上級悪魔と一部の特権階級の悪魔のみしか
行くことができない学校。私が建てたいのは下級・転生悪魔も通えることができる学び舎です。」
そう言うと枢機院が全員・・・・
『はハハハハハハハハハハ!!』
・・・笑い始めたのだ。
「それは無理だ!」
「これは傑作だ!」
「なるほど!夢見る乙女と言うわけだな!」
「若いというのはいいことだ!然しシトリー家の次期当主ともあろう者が
そのような夢を語るなど。」
そう言っているがソーナはこう続けた。
「私は本気です。」
そう言うと今度は『ベルフェゴール・ぜパル』がこう言った。
「ソーナ・シトリー、下級・転生は上級悪魔たる主に仕え。才能を見出すのが
常でありそのような養護施設を造っては伝統と誇りを重んじる旧家の顔を
潰すこととなりますぞ?幾ら悪魔の世界が変革期に入っているとはいえ
変えていいものと悪いものがあり全く関係ないたかが下級悪魔に教えるなど時間の無駄だよ。」
そう言うと・・・匙が大声でこう言った。
「手前ら黙って聞いてりゃあ何でそんなに会長の・・・ソーナ様の夢を
バカにするんですか!こんなの可笑しいっすよ!!かなえられないなんて
決まったことじゃないのに?!俺たちは本気なんですよ!」
「口を慎め転生悪魔の若僧、ソーナ殿。どうやら下僕の躾がなってませんな。」
そう言ってバカにした口調でさらに攻めたてようとして・・・声が聞こえた。
「父上、これが同盟する方々ですか?少し躾がなっていないようですなあ。」
「だ・・・誰だ!?」
どこにいると『ベルフェゴール』がそう言うと集まった客の男性の一人が
金色の光を放つと同時にその姿が変わった。
スーツは同じく深緑色の鎧に金の装飾が施されており大きな牛のような
角を模した兜を被った男性が姿を見せると・・・『オーディン』はこう言った。
「なぜここにいるのだ・・・『ロキ』!」
そう言うと『ロキ』と呼ばれた男性はこう答えた。
「これはこれは父上、私は止めに来たのですよ・・・
・・・・・このような腐った脳みそしか持たない冥界の虫どもと同盟を
結ぶことを。」
ロキから始まります。