ロキが転送されたのを見て出席者たちが一斉になってオーディンに糾弾し始めた。
「オーディン殿!今のは一体どういうことなんだ!!」
「ロキ殿のあの言動!内容次第では同盟について見直させてもらいますよ!!」
そう言う声が天使・悪魔勢から他にも多く聞こえる中でグレンはこう呟いた。
「全く、手前らの内情の第3者意見を言われただけでこうなっちまうとはこいつら自分たち優先で考えていること確定だな。」
「今それを言うか一ノ瀬、だがお前の言うことも一理ある。現に今まで捕まえた
はぐれ達にもそういう人間がいるからな、ここから退避する作戦を考えるぞ。」
矢瀬がそう言ってどうするかと考えている中でサーゼクスは全員を
落ち着かせるためにこう言った。
「皆さん落ち着いてください、今はこうするのは得策ではありません。
それにロキはオーディン殿によってどこかに」
「あ奴はまだ冥界におる。」
「な!一体なぜそう言い切れるのですか!?」
サーゼクスがそう言うとオーディンはこう答えた。
「あれはアスガルドに転送させたのではなくここから別の・・・誰もいない場所に移しただけであって今も冥界の人気のない場所であろう。」
オーディンがそう言うと全員が慌てていた、ロキはああ見えて神、
それも悪戯の神と呼ばれる悪神である。
それがまた来るんじゃないかと思っているとサイラオーグはこう呟いた。
「それならばここで奴を止める必要があります、サイラオーグ様俺達に出撃の
許可を!」
そう言うがサーゼクスはこう答えた。
「いや駄目だ、今ここで君たち未来ある悪魔たちを危険を負わせるわけには
いかない。」
「ですがサーゼクス様!この冥界で悪さをさせるわけにはいきません!!
我々ではなく一体誰が」
「サーゼクス殿、いるではないかここに・・・悪魔の血を出さずとも
好い者達が。」
ゾルギアはそう言って・・・グレン達に目を向けるとサーゼクスは慌てて
反対した。
「待ってください!彼らにやらす気ですか!!同盟相手である彼らに!?」
「ならばどうするのだ?誰かがやらなければロキは今度は本気で
攻めるであろうが?」
「それならば私の眷属が」
「いえ、ロキ様の相手は我々北欧勢力が相手します。今回は我々が
非をありますので。」
そう言ってロスヴァイセが前に出るとオーディンがこう続けた。
「ならばこちらからも・・・『ソー』の仲間を呼び出しロキを拘束」
「その戦い俺達にも参加していいよな。」
『!?』
それを聞いて全員が振り向くといたのは・・・挙手しているグレンであった。
「おいおいグレン!お前何勝手に」
「は?何言ってんだ??先に俺達指名したのはあいつらだろ?つまり・・・
あいつらは自分たち悪魔勢がロキに誰も勝てる見込みがねえっていうのと
一緒じゃねえか、じゃあ俺らが出張ってやらねえといけねえんじゃねえのか?」
それを聞いて悪魔たち・・・特に枢機院上層部は嫌な顔をしていると今度は・・ソーナが挙手してこう続けた。
「でしたら我々も参加します。」
「ソーナ・シトリー!この現状を理解していないのか!!」
「そうだよソーちゃん!これは私たちに任せてさ」
セラフォルーがソーナに向けてそういうとソーナはこう続けた。
「すみませんが魔王様、冥界において私たち悪魔が先導して
止めなければいけない中彼らに任せるのは不義理です。それに我々の覚悟を
見せることこそ大事ではないでしょうか?」
それを聞いてセラフォルーは嬉し涙を流す中でグレンはソーナに向けて
こう聞いた。
「良いのかよ?ここで俺らと一緒になって戦うってことは間違いなくロキ相手に正面切って戦う・・・つまり死ぬかもしれねえって事は理解したうえで
言っているよな?」
そう聞くとソーナはこう答えた。
「無論です、私たちの夢のため。そして何よりも悪魔がここまで
馬鹿にされていたのに黙るわけにはいきません。」
そう言うとグレンはそうかといってこう続けた。
「じゃあ役割だが、俺達が前衛。そこのワルキューレは魔法が使えれるから
遠距離であんたらは俺たちのサポートだ。ひとつ言うが・・・死んでも
後悔すんじゃねえぞ?」
「勿論ですわ。」
「って言うわけで俺達はこれからロキを討伐するためにこいつら使うから
宜しくな。」
『いや待て待て待て!ちょっとマテ!?』
グレンの言葉を聞いて古城達が大声でそう言うとグレンはこう続けた。
「仕方ねえだろ?ロキはまたここに攻めるかもしれねえ、そうなっちまったら
北欧神話勢力と戦争状態になっちまう。それだけは阻止しなきゃいけねえからな。古城、お前はソーナ嬢眷属共の事知ってるからサポートに回ってくれ。」
「はあ・・・わかったよどうせ反対できねえんだろ?」
「おおよ!それでロスヴァイセは遠距離で攻撃するからそうだな・・・
深夜、頼むぞ。」
「了解、任せてよ。」
「残りは俺のバックアップ、手前ら戦闘が始まるから・・・神様に
見せてやろうぜ俺たちの戦いを!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」
それを聞いて全員雄たけびを上げた。
次回は多分・・戦う。