そして場面は戻って冥界ではシトリー家のソーナ達は転移に向けて
全員準備している中で匙は辺りをキョロキョロとしているのでソーナがこう聞いた。
「匙落ち着きなさい、ロキが今すぐここに出るというわけではないのです。」
「ちちちち違いますよ会長!おおおおお俺はですね古城の連中が遅いなあって
おおおおお思ってただけですよ?!」
「匙、落ち着きなさいと先ほど会長がおっしゃってたはずですよ?」
「まあ仕方ないよ副会長、げんちゃんの緊張だって私だってわかりますから。」
匙に対して注意する『真羅』の言葉に『巡』がそう言うとこう続けた。
「だけど私たちがロキ・・・北欧神話の神様相手に戦うとは眷属になった時は
考えもしなかったなあ。」
「そうだね、けど・・・我々がやらなければ会長の夢を笑われたままに
なってしまうから本気でやらないと。」
『巡』の言葉に『由良』がそう続けると匙がそうだなと言ってこう続けた。
「このままあの爺共の笑いの種にさせてたまるか!俺達が本気だって事証明して
鼻の穴明かしてやるんだ!」
そう言いながら鼻息荒していると・・・声が聞こえた。
「へえ、結構マジなんすね匙先輩。」
「あ暁!お前今まで何やってたんだよ!?」
匙が現れた古城に向けてそういうと古城はこう答えた。
「ああ、作戦会議だ。今からグレンが説明するぜ。」
古城がそう言うとグレンが髪形を元に戻した状態で現れると全員を見て
こう言った。
「それじゃあ説明と行くぜ、本当なら俺らがメインで暴れるべきなんだが
お前らだってこのままバカにされたままなんて嫌だろうから俺らの命令を聞いて
行動するっていう事を条件とするなら了承されてるからよおく聞いとけよ・・・
死にたくなかったらな。」
『!?』
それを聞いてソーナを含んだメンバー達全員がゾワリトグレンの殺気に
恐怖するが一瞬で解けてこう続けた。
「それじゃあ説明だが・・・まずは小百合は支援と回復役だから
何時もだったら深夜にさせてんだがこん中で結界とかに通じてるやつはいるか?」
そう聞くと・・・2人程手を上げた。
『巡』とおさげの少女『草下』である。
「私は家が退魔の家系でしたから結界を張る手伝いはよくしていました。」
「私は家が魔法使いの家系で多少は心得ています。」
「よし、手前ら2人は小百合の指示に従え。内容は負傷者の救助だ。」
グレンがそう言うと次はと言ってこう続けた。
「伍士は幻術、主に仲間の援護が目的だ。そっちについてはソーナ嬢は
誰か分かるか?」
グレンがそう聞くとソーナはこう答えた。
「『椿姫』ですね、彼女の神器は主にカウンター系ですから幻術を得意とする
彼となら護衛は出来ますしそれに彼女は薙刀も使えますし召喚魔術は得意ですので更に護衛を増やせられます。」
「そんじゃあ伍士、手ほどきしてやれよ?」
「そんじゃ、よろしくな。」
「こちらこそ。」
「そんで美人は近接格闘、特に格闘タイプだからそっちからは誰をだ?」
グレンがそう聞くとソーナはこう返した。
「でしたら『由良』ですね、彼女は格闘タイプで霊感がありますから
山伏に鍛えられて実力はあります。」
「よろしくね。」
「宜しくお願い致します。」
「それじゃあ時雨なんだが結界も張れる上に中近距離戦闘が得意だから」
「匙、彼女の護衛に着きなさい。彼女たちから見て学ぶことは多いので少しでも盗み出して物にしなさい。」
「は・・・・はい会長!」
「そんで俺と深夜がコンビ組んで古城は・・・お、来たな。」
グレンがそう言うと現れたのは・・・最初に見たスーツではなく軽装の鎧を
身に纏った女性・・・ロスヴァイセが現れると古城はそれを見て・・・
目が点になっていた。
何せその恰好は・・・とんでもねえといか言えないほどの格好なのだ。
鎧は軽装で胸とかがくり抜かれていて目の保養になりそうだなと思っているが色々とぴっちりとしたISスーツみたいなタイプでオーディンって
こういう趣味なのかと古城はふっとそう思っていると突如として・・・烏が現れて古城の頭を一回甘く突いて・・・こう言った。
『そんなわけなかろう、これはこ奴の趣味みたいなものだ。』
『『・・・・烏が・・・喋ったーー!!!』』
アイエエエ!とかナンでドウしれとか忍者言葉が出ている中でロスヴァイセが
その烏を見て驚いた様子でこう言った。
「もしかして・・・オーディン様!」
『『!?』』
それを聞いて何でだと思っているとソーナがそう言えばと言ってこう続けた。
「オーディンは烏と深い関係があって烏を通じて下界の情報を聞いていると
聞いたことがありますが。」
『その通りだ、今回私はロキ討伐に伴いお前たちに助言するために
この状態で来たのだ。万が一の際にはアスガルドから丁度よく手が空いていて
腕の立つ強者がおるからその者たちが来た際には早急に戻れるように
しておるのだがそこの白龍皇の現継承者よ、その服はそ奴の趣味であるから
勘違いするでないぞ。』
「!・・・あんた何で俺が」
『私に隠し事は無理だ、左目を献上したことと引き換えに万物の知識を手に入れお前さんが何者なのかは目を通して分かっとる・・・
もう一つの力についてもな。』
最後は古城にしか聞こえないように小声でそういうと古城はそれに目を見開くと烏が飛び去るのを見てグレンは全員に向けてこう言った。
「それじゃあ俺たちはこれから戦いに出る・・・ここにいる連中は何かしらの
思いがあるのが大半だが一つだけ言う・・・・グレン隊のモットーは
『仲間を大切に!たとえ何があっても仲間を見捨てるような屑に
なり果てるな!!』これを守って全員で生きて帰るんだ!?良いな!」
『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』』
それを聞いて全員が雄たけびを上げて出撃を始めた。
そして・・・こちらでもであった。
「命令だ・・・ソーを殺せ、『ブラスト』。」
アスガルドの王宮最深部にある武器格納庫の中には幾つもの戦利品がある。
そして無論それらを守護する者もあるが壁の一部が剝がれると現れたのは・・・ISのパーツに似た鎧で操縦席には誰もいない・・・無人機ISが現れると
それは其の儘・・・格納庫から出て地球へと向かって行った。
そう・・・ソーがいる地球にへと。
次回は多分戦い。