グレン達が烏を経由して見ていたオーディンが全員に向けてこう言った。
『これよりお前たちをロキのいる場所に向けて転送する、貴奴は今冥界にある
ここから東に70キロにある荒野におる。そこから数百メートル離れたところに
転移するのが注意せよ、ロキは狡猾にして用意周到。何をするか分からなぬ、
それでだが我がアスガルドにある大斧『ストームブレイカー』を寄こそう。』
「『ストームブレイカー』!ですがあれはアスガルドの兵器において
重要な兵装です!あれを扱うには力強く神に等しい力を持っている人間・・・
それも神族以外となるとそれに近い・・・吸血鬼においてもそれでこそ
古の真祖クラスでなければ」
『だがロキを討伐するには並大抵の武器では歯が立たん、ロスヴァイセ。
お前は転送し終えたら魔法陣を展開し『ストームブレイカー』を手に入れよ。』
「わ・・・分かりましたが誰が扱うのでしょうか?オーディン様は
心当たりがあるのでしょうか?」
『そちらはある、なあに。お前が思っておるよりも以外におるかもしれんぞ。』
「?」
それを聞いてロスヴァイセは何だと思っているとそろそろだと言って
こう続けた。
『それでは・・・始めるぞ。』
オーディンがそう言った瞬間に魔術式が展開されて・・・転送された。
転送された場所を見てそれではとグレンは全員に向けてこう言った。
「手前ら!そんじゃあ今から・・・ぶっ飛ばすぞ!!」
グレンがそう言った瞬間に上から・・・声が聞こえた。
「ほお、お前たちが来たという事は戦う算段は出来ているようだな。」
『『!?』』
それを聞いて全員が上を向くとそこにいたのは・・・ロキであった。
「何している?お前たち全員が来ている・・・戦鬼隊だけではなく
悪魔もいるという事は私をここで殺すという意味かな?」
「いいえ、貴方を何とかすれば上層部から私たちシトリー家に対する印象が
変わりますのでそれに・・・私たちを寄生虫呼ばわりしたことに対して
ちょっと・・・腹が立ちましたので。」
そう言った瞬間にソーナの魔力が溢れ出したのを見てグレン達はおっかねえと思っているとロキはふんんと鼻息荒してこう続けた。
「お前たちが援軍を送ると思ってな、私も出してもらうぞ。」
そう言った瞬間に魔法式が出て現れたのは・・・二匹の動物であった。
「何だあいつらは!?」
「北欧神話のロキには確か『ハティ』と『コスティ』と言う
人と獣のハーフを部下としていると聞いたことがあります。」
「いいや、私のはそれをベースにした新型だ。『ブラック・ハティ』と
『ゴールデン・コスティ』、それぞれ人型に変身できるようにした奴だ。」
そう言った瞬間に『ブラック・ハティ』と『ゴールデン・コスティ』の姿が
変わった。
ブラックの方は黒い白衣を身に纏った灰色の髪の女性
ゴールデンの方は黄金の鎧を身に纏った灰色の髪の男性
それと同時に更に背後から多くの転移魔法陣が姿を見せた。
そこから現れたのは・・・青白い巨人であった。
「フロストジャイアント!何で手前奴らを召喚しやがった!!こいつらは
ヨトゥンヘイムにいる連中じゃねえか!?手前どういうやり方でこいつらを
従えやがった!」
グレンがそう聞くとロキは笑ってこう答えた。
「ああそれか・・・お前は見たはずだぞ私の正体を。」
「成程な・・・手前はフロストジャイアントの。」
「まあな・・・だからこそお前たちをここで・・・殺す。」
そう言った瞬間に全員が身構えたと同時に攻撃が始まった。
そして場所は変わって現実世界アメリカニューメキシコ
ソー達は車に乗って例の反応があった場所に向かって行った。
「もう間もなく例の地点だよ、測定システムを起動させるよ。」
ダーシーがそう言って機械を起動させるとエリックもパソコンを起動させて
こう言った。
「前のデータと酷似してある、どうやら君が来た時と同じような反応だから
恐らくは君の世界から何かが来るという意味だろう。」
「それが友好的かどうかは知らぬがな。」
ソーはそう言って万が一に備えてと思って機関銃を構えているとジェーンが
こう言った。
「そう言えば思い出すわね、貴方と初めて出会った時も
こうやってやってきて・・・轢いてしまったわね。」
「お前が俺を最初に轢いて病院入った後もう一度の時に電気銃を
ぶちかまされたがな。」
あははははははと笑いながら車に乗っていると・・・砂煙の中に入った。
「電波信号がまた途絶えてきてるよ!どうもこの中じゃあ
トランスフォーマーネットワーク・・・ジャイビスシステムが不調を
きたし始めてるよ!!」
ダーシーがそう言って周りを観察していた。
トランスフォーマーはジャイビスネットワークと言うスタークインダストリーが開発した特殊ネットワークである。
これは全ての人工トランスフォーマーに共通するシステムなのだ。
「もうこの中では目だけが頼りだ!全員周りを見ろ!!」
ソーがそう言って構えていると暫くして砂煙から微妙な影が見えて暫くして・・
・・・・4人くらい轢いてしまった。
・・・北欧神話勢力はよく車に轢かれる。