「ほお、もうフロストジャイアントは殆どがやられているが・・・こいつは
どうかな?」
ロキはそう言って懐から笛を取り出して笛を吹くとゴールデン・ハティと
ブラック・コスティが反応したと同時に両者はぎろりとグレンと深夜を睨んで・・・攻撃を始めた。
「「!」」
それを感じ取った2人は自身の獲物を使って受け止めるも其の儘・・・
弾き出されてしまった。
「グレン!深夜さん!?」
古城が2人を呼ぶとグレンが少しボロボロになっていたがこう返した。
「何で深夜はさん付けで俺は無しなんだよ!!?」
「手前のこれ迄の態度考えりゃあ自然じゃねえか!」
そう言っていると小百合が脇差型の魄刀を抜くとこう言った。
「『傍めけ』!『菊理』。」
そう言った瞬間に魄刀はお札に変わったと同時に2人を包むかのような結界が
張られると傷がみるみると塞がっていくのであれはとソーナが聞くと古城は
こう答えた。
「小百合さんの魄刀『菊理』は後方支援全般、回復・防御に特化していまして
あの結界は常に振動が放たれてますから攻撃は弾かれますよある程度は。」
「そうですか、然し惜しい逸材ですね戦鬼隊は。」
「?」
「幻術・遠距離攻撃・高い指揮能力・罠設置・回復・攻撃力、そして古城君の
ロンギヌス系神器。レーティングゲームに出場されていたら間違いなく
上位チームでしょうし古城君の部下の方々も実力は十分、然し私たちは
どちらかと言えば支援タイプで恐らくは始まりは黒星スタートから始まります。」
「会長さん。」
古城はソーナの言葉を聞いて上層部からのあの言葉が耳に残っているので
あろうと思っていた、
ですがとソーナは古城に向けてこう言った。
「悪魔の生は数万年単位、敵をよく研究しそして勝ち筋を見出し白星を
多く出して結果を残す。これこそがレーティングゲームの恐怖、長寿な種族特有の
戦い方です。」
どうですかと・・・にやりと笑うのを見て古城はぞくりとした。
ソーナは諦めなどせずそれどころか対戦相手を研究し確実に勝利するために
負けを選ぶという普通ならば考え付かない方法を口にするのだがアルビオンは
いやマテと言ってこう続けた。
『それは無理だろ?こいつの目的は民間的な学校の建造で話題作りのために
レーティングゲームに参加すると言っているが負けまくった奴の学び舎など
誰が行きたがるんだって言う前にそんなの出すころには誰だって
そういえば言ってたなレベルでしか思い出されないぞ。』
「お前な・・・。」
なんて身もふたもないと思っているがアルビオンの言っていることにも
一理はあろう、大体人間は第一印象で決まるのであり負け越した人間が
勝ったとしてもそれは相手の観察ばかりしていて勝ちたいという欲求が
足りないんじゃないかと言うソーナの学校は勝負の勝ち負けではないという
パターンじゃないかと思うがそれは結果次第では未来が決まるであろう
レーティングゲーム参加者たちからすればバカにしているのかと
言いたいものである。
するとロキは古城達を見てこう言った。
「さてと、残るは・・・まあそれなりの実力者が多くいるな・・・では奴らから倒すとするか。」
そう言った瞬間に再び魔法陣が展開されると現れたのは・・・
巨大な狼であった。
「『ヴァナルガンド』、フェンリルの別名で悪名だ。こいつの力をお前たちは
その身で存分に味わってもらおう・・・やれ。」
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!
その言葉と同時に『ヴァナルガンド』は雄たけびを上げてまず・・・
匙に迫った。
「え?」
匙はそれに対応できずに呆然としている所を時雨が黒薙を使って幾つもの
糸の壁を造るも『ヴァナルガンド』は口から魔法陣が展開されて・・・青白い炎が放たれると糸ごと匙を焼いた。
「あああああああああああああああああああ!!」
「匙!」
ソーナは急いで匙のいる場所に椿姫と共に向かうと古城と伍士も着いていって『ヴァナルガンド』を相手取っていると匙の現状を見てソーナは・・・あ、と
呟いた。
今の匙の容体は・・・酷いの一言に事尽きるからだ。
全身が焼けただれて恐らくは咄嗟に左腕の神器で防御しようと
構えていたのであろう左腕が炭擬きになっていた。
「椿姫!急いで匙を小百合さんの元に」
「行かすとでも思ったか?」
そう言った瞬間にソーナ達の目の前にロキが現れると槍を取り出して
貫こうとして・・・目の前に鏡が現れたのだ。
「『追憶の鏡(ミラー・アリス)』!」
そう言った瞬間に槍が鏡を壊したと同時に・・・衝撃波がロキを襲った。
「くう!」
「私の神器はカウンター、相手の攻撃を倍返しできます。」
椿姫がそう言うがならと言って・・・消えたのだ。
「「!?」」
それを見てソーナと椿姫は一体どこにと思って辺りを探していると・・・ロキが2人の背後に現れてこう言った。
「こちらだ。」
そう言った瞬間にソーナを槍で叩き落とした。
「がは!」
「会長!」
「お前は邪魔だ、ここで葬ろう。」
ロキがそう言って・・・ナイフで椿姫を殺そうと考えた。
「(しまった!私の『追憶の鏡(ミラー・アリス)』は距離が十分でないと
発揮できないタイプ!!もうダメ!!)」
そう思って目を閉じていると・・・声が聞こえた。
「バランス・ブレイク!」
『バニシングドラゴン・バランスブレイク!』
その音声と共に椿姫が何処かにへと・・・消えたのだ。
「「!」」
それを見てソーナは驚くがロキは辺りを見て・・・ああと言ってこう続けた。
「貴様か・・・白いの。」
そう言って目の前にいたのは・・・椿姫をお姫様抱っこしている
バニシングドラゴンの鎧を身に纏っている古城が上空にいた。
次回に続く。