弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 戦いが終わろうとしている。


喧嘩は終わった

黄金の右と緋色の左

 右肩部は獅子、左肩部にはバイコーン

 その光景はまるで・・・悪魔の如き状態であった。

 「行くぜ・・・餓鬼!」

 「言ったな小僧ーー!!」

 ロキはそう言って攻撃しようとすると古城も電撃を放ってその攻撃を相殺した。

 「何!?」

 「驚く暇なんてねえぞ!」

 古城がそう言って左こぶしを握って其の儘攻撃すると衝撃波がロキを襲った。

 「な・・・があ!」

 「ロキーー!!」

 ソーはそう言いながらハンマーを回して引っ張られるかのようにロキ目がけて

飛んで行くのを見て古城は衝撃波を放ちとめるとソーはロキと激突した。

 「ごば!」

 そしてその儘ロキと白兵戦をするとロキは一瞬の間に分身して氷結しようとするもソーは背後からの攻撃を感じてロキから離れるとロキはハハハハハと笑いながらこう言った。

 「どうしたソー!その程度なのか!!」

 そう言いながらヴァナルガンドが現れるとソーはハンマーを戻してこう言った。

 「ヴァナルガンド・・・奴の炎は強力だ、そういえば他の奴らがいたはずだが?」

 「あれなら俺が2体とも葬った、今は黒焦げだ。」

 「そうか・・・なら後は奴だけか・・・頼みがある。」

 ソーは古城に向けてそう言うとこう続けた。

 「ロキを止めたいが奴の所に行くためにはヴァナルガンドは邪魔だ、あれを

引き留めることは可能か?」

 それを聞いて古城はこう答えた。

 「ああ、やれなくてもやたてやるさ。兄弟喧嘩を終わらせたいし何よりも・・・

俺はこの戦いを止めてえんだ。」

 そう言うとソーはそうかといって・・・ミョルニルを差し出してこう言った。

 「こいつをお前にやる。」

 「良いのかよって言うかこれ・・・俺にでも使えるのかよ?」

 使えなかったら話にならねえぞと言うとソーはこう答えた。

 「こいつは自らが選んだ者に力を与える、力を持ち何よりも優しさを持つ

お前ならばこれを使いこなせるだろう。」

 ソーがそう言うと古城は暫くして・・・こう答えた。

 「分かった、使って貰うぜ。」

 そう言ってミョルニルを持つとおっとっとと言ってこう続けた。

 「重いなこいつは。」

 「だが普通ならばそいつは持つことすら叶うまい?お前はそのハンマーに

今選ばれている、雷はまあお前の雷が代変として・・・後を頼む。」

 ソーはそう言うと古城はミョルニルを構えてこう言った。

 「さてと・・・行くぜロキ!手前の思惑を打ち砕くぜ!!」

 「やってみるが良い愚か者共!」

 ロキがそう言うとヴァナルガンドも遠吠えを上げて青白い炎を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だがそれを古城はミョルニルで防いだのだ。

 そしてその攻撃に対して古城は意識を集中しているとミョルニルが

姿を変えて・・・獅子とバイコーンの装飾が施された巨大なハンマーと

化したのだ。

 「何だと!」

 ロキはそれを見て驚いていると古城は其の儘ヴァナルガンド目がけてハンマーを振り下ろす前にこう言った。

 「火遊びをするんなら・・・もっと安全なところでやりやがれや

糞犬がーー!!」

 そう言うと雷と衝撃波を内包したハンマーを古城はヴァナルガンド目がけて

思いっきり振り下ろされた。

 ぎゃうううううううううううん!

 ヴァナルガンドはその攻撃に断末魔を上げて・・・倒れた。

 「後は頼むぜ神様よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃ロキとソーは互いに拳で殴りあっていた。

 「お前さえいなければ私が王になるはずだった!」

 「ああそうだな、お前は何時も俺の意見を言ってくれる。」

 「そして何よりも冷静に物事が配慮できるのだ!」

 「その通りだ、お前は今までの被害者たちの思いを汲んでいるように

見えるが・・・お前は只その想いを利用しているに過ぎない。」

 「誰が利用するか!」

 「だがお前は誰よりも優しい奴だ!それを知っているのは・・・家族である

俺達だ。」

 「私は化け物だぞ!血も繋がっていないフロストジャイアント」

 「そんなの関係ない!」

 「?!」

 「血が繋がっていなくても!例えお前にとって偽りの家族であったと

してもだ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・其れ迄の俺達が過ごした家族の時間はお前にとって

本物だったはずだ。」

 それを聞いてロキは暫く俯いていた、真実に気づくまで自分は確かに

オーディンの息子だと胸を張って言ったのだから。

 然しロキはソーに向けてこう言った。

 「だが私はもう戻れないのだ・・・今までの関係はもうないんだ兄上!」

 「そうか・・・ならば俺はお前を父のもとに送り戻す・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・お前のたった一人の・・・兄として!」

 ソーがそう言った瞬間にロキは暫く俯いて・・・ソー目がけて走った。

 「ソーーー!!」

 「ロキーー!!」

 互いに向かって走り出してそしてその拳は相手の顔面目掛けて

振り下ろされて・・・ソーの拳はロキに届いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱり・・・強いな・・・兄上は。」

 そう言って倒れていくとソーはロキの手を掴んでこう言った。

 「強くない・・・俺は今まで弱かった。」

 「何?」

 「力のみを見て俺は見失っていた、力では何もできないことを。それを俺は

多くの人々から学んだ、そしてロキ・・・お前は俺よりも利口だ。

だから俺はお前が必要だ、王として弟として・・・俺を支えてくれないか?」

 それを聞いてロキは泣きながらこう言った。

 「何でお前は・・・そうやって・・・私を許すんだ!何故!!

陥れた私を何故!?」

 ロキがそう聞くとソーはこう答えた。

 「言ったろ?俺達は兄弟だ、家族としてお前を俺は許した。それだけだ。」

 そう言って手を差し伸ばすとロキは暫くして・・・その手を握った。

 今やっと・・・北欧神話の兄弟の喧嘩が終わりを告げた。




 そして戦いは終わった後。
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