「ふぁあああ・・・もう朝か、隊長たちは今頃冥界か。」
優一郎はそう言ってリフレッシュしようと思って柔軟していると部屋の外から
声が聞こえた。
「優様、朝食の準備が出来ましたので一緒にどうでしょうか?」
「ああ、今起きた。さてと・・・食うか。」
「おはようございます優様。」
「おはようレイヴェル。」
そう言って優一郎は金髪の少女、レイヴェル・フェニックスと食事していた。
春半ばごろに行われたレーティングゲームの際にフェニックス家の一人、
ライザーが起こした悪行が公になったことで眷属たちは思い思いの生活をし
レイヴェルは自身を助けてくれた優一郎の家で居候しているのだ。
「もう2か月か、慣れたかここら辺。」
「そうですわねえ、金銭感覚等は何とかなりますがやはり・・・
この暑さはどうも。」
「それは分かる。」
暑いもんなと言って外を見た。
弦神島は南方に位置するため一年中暑い気候となっている。
そう思いながら白飯と焼き鮭、味噌汁を食べた後さてとと言って
レイヴェルに向けてこう言った。
「夏休みの宿題終わらせて楽しまなきゃな、何したい終わったら?」
優一郎がレイヴェルに向けてそう聞くとええととレイヴェルは暫く考えて・・・こう答えた。
「でしたらその・・・今度行われるお祭りなんですけど・・・
一緒に回ってくれるのでしたら。」
レイヴェルは少し頬を赤く染めながらそう言うと優一郎は・・・
それを気づかずにこう言った。
「じゃあ皆で回るか!2人だけじゃなくて皆で行かないとな!・・・って
何でそんなに不機嫌なんだ?」
「別に・・・何でもありませんわ。」
レイヴェルはそう言いながらも頬を膨らませているとそれじゃあと言って
こう続けた。
「それじゃあ買い物行って来るけど・・・何が欲しいんだ。」
「そうですわね・・・今夜はこの暑さですので・・・冷麵に致しますので
生ハムをご所望致しますわ。」
「生ハムか・・・そうだ、序にエビと肉団子も買うか。それとレタスと
ブロッコリーに人参も入れてエビ入りサラダを作って肉団子とチーズを入れて
西洋風に仕立てて食べるか。」
「そうですわね・・・食べましょうか。」
「ええと・・・生ハムとエビ、肉団子、チーズ、それと後足りないのは・・・
そうだ、アイスクリームも買うか。後でデザートで・・・この感じ・・・
つけられてるな。」
優一郎はそう言って背後を見た。
優一郎から15m後方にいたのは・・・姫柊雪菜であった。
背中には黒いベースギターのギグケースを背負っており彩海学園中等部
女子制服であった。
「見覚えが無いな、けど中等部の制服着ているから後輩に・・・本土から来た
転校生か?」
優一郎はそう言って人ごみに紛れ込もうとしていると雪菜もそれに沿って
着いて行くのでショッピングモールのゲームセンターに入ると雪菜は
ええとと思うかのように動揺しながら途方に暮れているのを見て優一郎は
携帯電話を取ってレイヴェルに電話しようとしていると・・・背後から声が
聞こえた。
「あれ衛宮君?どうしたのこんな所で??」
「あれ?与一じゃないか、お前どうしてこんな所に??」
「僕は姉さんに頼まれてお使いしながら暇つぶしで今から出るところだけど何かあったの?」
与一がそう聞くと優一郎は目の前にいる少女のことを説明すると成程ねと与一は優一郎に向けてこう提案した。
「だったら別ルートからここを出ようよ、僕が来たルートから出れば
少し遠回りだけど家に着くよ。」
「そうか、助かったよ。」
じゃあなと与一と別れる優一郎を見て雪菜はああと思いながら内心
こう感じていた。
「(やっぱり私の事を感づいていました、御両親の家柄を考えれば当然ですね。それとあそこで喋っているのは確か与一と言う人、恐らく私の事は感づいていると見て間違いなさそうですね。ですが私には使命があります、暁 古城の監視。
其の為には監視対象の関係者・・・すみませんが先回りさせてもらいます。)」
「さてと、少し遠回りになるが帰って飯の準備して・・・
何だこの人だかりは。」
優一郎がそう呟いて見て見るとそこにいたのは・・・雪菜と2人のちゃらい
男性達であったが手首に付いてあるブレスレットを見てこう呟いた。
「おいおいおい異業種、片方はB種でもう片方はD種。相手は中学生だぞ・・・
仕方ねえたすけ」
るかと言いかけた瞬間に男の一人が雪菜のスカートを捲った瞬間に雪菜は
赤面すると同時にB種の男に向けてこう言った。
「『若雷』ーーーー!!」
するとB種の男がまるでダンプカーに轢かれたかのように・・・吹き飛ばされていった。
「このガキ・・・攻魔師か!」
D種の男がそう言って指輪を外すと・・・魔力が溢れ始めたのだ。
「こいつこんな所でかよ!」
優一郎がそう言って魔力を込めているとD種の男の魔力がどす黒い炎と
変貌するとそれがまるで形を得るかのように造り替わっていった。
「あれ・・・眷獣かよ!」
優一郎がそう言った目の先にあったのは・・・馬の様な形をした存在であった。
「『灼蹄』!そいつをぶっ潰せ!」
次回はある意味戦闘。