弦神島における非日常的な日々   作:caose

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 止めます。


闘いを止める

「『灼蹄』!そいつをぶっ潰せ!」

ホスト風の男の片割れの吸血鬼がそう言って馬型の眷獣を放った。

 眷獣は吸血鬼特有の魔力の塊でありその形状は一人ひとり違っていて見た目は

それぞれ大差がある。

 特に古城の様な真祖級ともなれば複数の眷獣を従えれるだけではなくその威力は

正に戦略核弾頭並みでありだからこそ真祖と呼ばれているのだ。

 この灼熱の妖馬がそこらを走り回るだけでこのショッピングモールが

壊滅するくらいの被害は免れないであろうそれに対して雪菜は・・・何一つだが

恐怖の感情を表に出さずにニヤリと笑みを浮かべて背負っていたギターケースを

下すとギターケースを開くと出てきたのは・・・小さなナイフみたいな

武器であったが雪菜はそれを持つとこう言った。

 「雪霞狼!」

 そう言った瞬間にナイフは槍に変形すると吸血鬼の男性ははんと鼻息荒して

勝ち誇った様子でこう言った。

 「何だその武器で俺達を倒すことが出来るって思うんなら・・・夢見んじゃねえぞクソガキ!」

 そう言ったと同時に灼蹄が雪菜目がけて走ってくると雪菜はそれに・・・

立ち向かったのだ。

 「危ない!」

 優一郎がそう言ったと同時に魔力で脚力の身体能力を上げると2人の間に割って入ってくると優一郎を見て雪菜と吸血鬼の男は互いにこう言った。

 「危ない!」

 「構うな灼蹄!そいつ事やれーー!!」

 そう言うと同時に灼蹄は其の儘2人まとめて攻撃しようとして・・・直前で灼蹄が止まったのだ。

 「何だ!?」

 「『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』!」

 優一郎が展開していると雪菜は其の儘槍を地面に刺すと跳躍して其の儘・・・槍を地面から抜いて灼蹄に向けて・・・突き刺したのだ。

 すると灼蹄はまるで突き刺された箇所から・・・膨大な魔力が溢れ出て其の儘・・消えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何だ・・・何しやがったんだ手前は!?」

 吸血鬼の男が雪菜に対してそう言っていると雪菜はそれに対して其の儘

吸血鬼の男に対して攻撃しようとして・・・優一郎は槍を掴んでこう言った。

 「ちょっとマテ!これ以上はしなくていい。」

 「どうして邪魔をするんですか?」

 「邪魔って・・・これ以上は過剰防衛になるしあいつは・・・ほら見ろ。」

 優一郎が雪菜に向けて吸血鬼の男の方に目を向けると既に・・・

与一によって確保されていたしそれに何よりもアイランドガードも来ていた。

 「ですが彼は公共の場で・・・然も市街地で眷獣を使うのは弦神島における

規約違反です、彼はあそこで殺されたとしても文句は言えないと思えますが。」

 「それを言うなら最初に手を・・・いやあっちがその原因だけど

今はやめとけ。」

 そう言って下がらせようとすると雪菜は不承不承と言った感じで下がって

槍を元の形状に戻して立ち去っていくのを見ていると与一が優一郎に近づいて

こう言った。

 「あ、優君!今アイランドガードの人が来てあの吸血鬼の男の人拘束されたから僕たちは話し合いが終わったら帰って良いよって言ってたから。」

 「分かった、じゃあ・・・ああ!アイスクリームが溶けてるし!!」

 「後でまた買い直せば良いでしょう?」

 「あははは・・・しょうがねえなあ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お帰りなさいませ優様。」

 「ああ、只今ッて全く色々あって嫌になるよなあ。」

 優一郎がそう言って冷蔵庫に買ったものを入れていると・・・あれと言う声を

聴いたレイヴェルはどうしたんだろうなと思ってこう聞いた。

 「どうしたのですか優様。」

 「ああ、中に何か入って・・・財布と・・・うちの学校の生徒手帳?」

 「彩海学園のですか?」

 レイヴェルがそう言って優一郎に近づくとそれを見てこう言った。

 「これって・・・女性ものの財布ですわね。」

 「それと・・・ああ、名前・・・『姫柊雪菜』さんですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日優一郎は彩海学園の職員室に入るとそこにいたのは・・・那月が

そこにいた。

 「何だ衛宮か、何か用か?」

 「ええとですね・・・これ何ですけど。」

 「これは?」

 「はい、昨日ショッピングモールで事件がありましたよね?」

 「ああ、女の子をナンパしようとして返り討ちに遭ったというB種とD種の奴らは既に刑務所に入D種は眷獣を使ったことが露呈されているから1週間の

留置所送りとなった。」

 「そうですか、まあ俺と与一がいたから何とかなれたんですかね?」

 あははと笑っているが那月は阿呆と言ってこう続けた。

 「お前魔法使っただろう?」

 「ああ・・・はい。」

 「お前たちは特別に魔法使用認可は下りてはいるとしてもだ、それでも

状況を考えて対応しろ。それとだがお前のほかにもう一人・・・

女の子がいたよな?」

 「な・・・何の事でしょうかねあははは。」

 「まあ良いが・・・ああ成程な、これはその女の子の私物だな?」

 それを聞いて優一郎はぎくりと思っていると那月は生徒手帳を見て

ああこいつだなとこう続けた。

 「関西武偵校中等部SSR所属の奴だな、成績は申し分なくて2学期から

ここに入学する予定となっているが・・・何かあるのだろうな。」

 最後らへんに那月はそう呟いてその手帳と財布を置くとこう言った。

 「取りあえずは私が預けておく、今日はお前は帰れ。戦鬼隊の仕事をおろそかにするなよ。」

 「は~~い。」

 そう言って優一郎が立ち去って行くのをふむと優一郎を見て机に向き直した。




 次回は再開します。
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