さぁ、このスラスターを付けてLet's三次元機動☆
=翌日 キタジマ模型店=
「おはようございます。やってますか?」
「勿論やってるよー。って、ユーリちゃんじゃないか!いらっしゃい。今日は何が欲しいんだい?」
「コアスケルトンとアキレス以外のナイトフレームのアーマーフレームを一つ。後、スモークグレネードをお願いします。」
「それだとかなり値が張るけど大丈夫かい?」
「えぇ、これでもお金はある方なので。」
「・・・・・・・・分かった。少しまけとくよ。毎度あり。今とってくるから少し待ってな。」
そう言って沙希さんは店の奥に行ってしまった。っと、どうも皆さん。ユーリです。今日はアキレスが郷田ニキ・・・・・・・・もとい、郷田ハンゾウに持ち去られる日です。
といってもまだ私は学校に行けないんですけどね。まだもろもろの手続きが終わってないのでそれが済んだらって形になってます。まぁそのおかげで趣味に没頭できるから御の字ですけどね。
意外とこの子凄いのよ。だってハッキング能力持ちだし、能力的にオタクロスとタメ張れそうな気がするし、しかもそのオタクロス達とネット上でやり取りできる関係になってるし!
何この人脈すさまじいなおい。あれか?リアルで知り合い誰もいないからネッ友がたくさんいるのか!?・・・・・・・・まぁ私も高校生の頃はそんな感じだったけどね。
というかこの子の境遇を考えると仕方ないと思う。病弱で、唯一の楽しみがゲームだったんだもんね。LBXもろくにやれずに・・・・・・・・ごめんよ。
「はいこれ、ご注文の品だよ。スモークグレネードを各種50個、ナイトフレーム用のコアスケルトンに、アーマーフレーム ”LBXウォーリアー”。ごめんね、ナイトフレーム用の機体でアキレス以外に今在庫があるのはこれしかないんだ。」
「いえ、こんな朝早くに、注文したものを的確に取り揃えてくれたので文句ないですよ。」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか。じゃあこれ、おまけだ。」
そう言って沙希さんが渡してきたのは片手銃:カービンM4だった。これ確か裏ランバトで沙希さんから入手できる奴だよね?なんちゅうもんくれたんだこの人。
「あの、沙希さん。流石にこれは・・・・・・・・」
「なぁに、私が昔使ってた奴さ。今はもう使わなくなったからあげるよ。元々、そういうのが向いてそうだったからねあんた。それにあんたはお得意様だしねぇ。」
「ありがとうございます。大切にします。」
「そうしてくれ。んじゃ、会計をお願いするよ。」
「はい、カードでお願いします。」
「・・・・・・・・、おっけー。終わったよ。毎度あり。」
いやー、いい買い物ができたよ。元々、近接攻撃(アサシン的な奴)極振りのこのスタイルを何とかしたかったから、カービンM4もらえたことは嬉しい誤算だった。
ん?入口の方に見覚えあるひと影が・・・・・・・・。
「邪魔するぜ。」
入って来たのは予想どうり郷田君達だった。やはりアキレス盗みに来たんすかねぇ。
「まだこの模型店は開店準備中ですので申し訳ありませんがお帰り下さい。」
「「「「あっ、すいませんでしたー。」」」」
ノリが良くてスコですよこの人たち。
「って、何でだい!」
「あのぉ、後ろの三人ほんとに帰っちゃったよ?」
紗季さんがちょっと言いにくそうに言った。本当だ、リコさんしかいない。ノリ良すぎでしょほんと。
「ちょっとリーダー!?」
「皆さんノリがいいですね。それで、どうしたんですか?ハンゾウさん」
「おぉ、ユーリじゃないか。まぁちょっと用事があってな。元気してたか?」
「えぇ、おかげさまで。」
「知り合いなのかい?」
郷田ハンゾウ、この子の命の恩人でもあり、今私が作ってるPSDS・・・・・・・・、もといパースリンクシステム(名前は読みやすいように変えた)を作るにあたっての協力者でもある私の親友です。
LBXの師匠的な人でもあり、私に喧嘩殺法を教えてくれた人でもあります。まぁ、最初は教えるの渋ってましたが・・・・・・・・
「それにしても珍しいですね。ハンゾウさんがここに来るなんて。半蔵さんはこういうところにあまりきたがらないと思ってましたが」
「新しいLBXが入ったって聞いてな」
「新しいLBX?あぁアキレスの事ですか?」
「おう」
「あ、そうなの?今出してくるね」
「・・・・・・・・ハンゾウさん。手持ちは今持ってらっしゃるんですか?まさか持ってないとか・・・・・・・・」
「・・・・・・・・ちゃんと持ってる。当たり前だろ。」
お、奥から沙希さんが出て来た。
「これでいいかい?」
「あぁ、間違いねぇ。支払いはこれで頼む。」
「あいよ。毎度あり―」
と言ってハンゾウさんはカードで支払った。念を押して釘を刺しておいたけどこれだったら必要なかったかな。偽造通貨なんて中学生でも十分有罪だしね。
「それにしても、ナイトフレームですか。ブロウラ―フレームに飽きでも来ましたか?」
「いや、そんなんじゃねぇよ。頼まれもんだ。」
「頼まれ物ですか・・・・・・・・あなたに頼み事できる人って一体・・・・・・・・」
はいはいラスボスラスボス。
「んじゃおれは行くぜ。お前も早く復帰してこいよ。」
「はい。なるはやで何とかします。」
=放課後 病院=
先ほど電話がかかってきた。どうやらアキレスのことでいろいろ始まったようで、郷田ハンゾウのことについて知ってるやつに心当たりがないか?と聞いてきたのでミカが知っていることと
ゲーセンにいることを教えた。大丈夫だとは思う。仮に被害があるとすればリュウのブルドとカズのウォーリアーが壊れるだけだしね(暗黒微笑)
それはそうと今私は病院に来ています。どうやらオプティマの点検だそうで、試作品だからまだ体に馴染んでいない可能性があるとか。まぁまず成長することがないので今更だと思うんだがね。
あっ、生殖器官と機能はあるっぽいですよ?・・・・・・・・何の話をしてるんだろう。まぁ病院であれば好都合。改良したスラスターを付けたウォーリアーとPSDSを改良したパースリンクシステムの試運転にはちょうどいいしね。
ちなみにこのパースリンクシステム。ちゃんとお医者様監修のもとで作ったシステムなので当然使用時には監視がつきます(今のところは)。なので、今日病院に来たのもそのためだったりする。勿論名目上はオプティマの点検のため
ちゃんとチェックも忘れない。・・・・・・・・どうせなら怒られるの承知でスラムまで行きますか。
「それでは、行ってきます。モニタリングはよろしくお願いしますね。」
「了解だ。気を付けるんだよ。」
「パースリンクシステム、
体の感覚が一時的に消失する。そして戻るとそれは自分の視界ではなく。HUDのような表示の視界となっていた。問題なく起動したようだ。
「それでえーっと、試験メニューはスラム走り込み?・・・・・・・・スラム走り込み!?」
さーて行きますか!私は改良したスラスターを吹かして窓から飛び去る。このままいけば10分程度でつくね。
「あ、待って!・・・・・・・・行っちゃった」
「あの子アグレッシブすぎるでしょ・・・・・・・・、まぁモニターできるしいいデータ取りができそうだからいっか。」
リコさん達との戦いには間に合わなくても郷田君の戦いには間に合うはず。まぁちょこっとちょっかいだすだけでいいかな。
=ミソラ二中 スラムエリア=
スラムエリアは入り組んでいるし郷田君のアジトまではもってのほか。まぁでも三次元機動できるこの子には関係ないない。
入ってすぐに例の扉のところまで来る。このスラスターがもう少し改良できたら飛べるんだけどなぁ。まぁ小型ノズルでバッテリー消費が少なくて
なおかつ短時間飛行、三次元機動ができるだけでも破格だと思うのよね。さーて、入れそうなスキマ探しますかね。
おー、あったあった。やっと隙間を探り当てた。そして入るとカズ君のウォーリアーが破壊される寸前だった。急げ急げ
「砕けちれェェェェ!」
「ウォーリアー!」
破我刃がカズのウォーリアーを砕く直前にカービンM4を胴体に
青い火花が散り弾ける。ブレイクオーバーだ。
「このウォーリアーは!」
「何もんだ!?俺のバトルに水差す奴は!」
あ、しまった。私だってこと知らせずに来ちゃった。・・・・・・・・まぁいいかこのまま郷田君の耐久値削って適当にバンに決めさせよ。
今回はここまで!