ダンボール戦機 紫天の盟主    作:狩村 花蓮

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今回も作者の息抜きの面が強い分となってます。とても短いですがどうかご覧ください



第七話 震撼!Vモード

「ふぅ・・・とりあえず完成ー」

 

あっどうも、ユーリでございます。私は今家にいて、ウォーリアーSCをカスタムしていました。その名も、ウォーリアーSC・Ⅱ。ソニックカスタムの内部バッテリーとモーターを一新して、頭部に大型バイザーを増設し、スレイプニールのものと同じ超高精度照準システムを搭載し、またそれに合わせて膝部分に姿勢固定のための装甲を増設、背部にマウント用のハードポイントを増設し、オプションでレドームユニットや大型射撃武器を搭載出来るようにしました。現在の武装はカービンM4、大型シールド、シールド内にマウントされている射出式2連グレネード、背部にマウントされている大型狙撃用ライフルと、近接用にブロードソードをカスタムした、ブロードナイフを2本腰部にマウントしています。さらにオプションとして、左腕部にユニット化しているワイヤーアンカーを内蔵していて、万が一の機体固定用や、敵機にぶつけるなどのことが出来ます。...えっ?どこかで見たことある?何か主人公機よりも性能が高い量産機とか、透明になれるレールバズーカを装備した黒騎士とかを思い出す?…はい、モチーフはまんまジム・スナイパーIIとブラックライダーですはい。ウォーリアーを見ていたら、ジムくんに見えてきたんですユルシテ....ユルシテ...あ、そんなことを言っていたら、バン君から電話ですね。

 

「はい、ユーリです」

 

『あっ、でた。ユーリ、今暇?』

 

「暇ですが、どうしました?」

 

『カズのLBXを探してるんだ。カズが今のLBXじゃだめだって言っててさ。だからみんなでキタジマで新しいのを探してるから一緒に探してくれないか?』

 

「いいですよ。キタジマ模型店ですね?すぐ行きます」

 

『ありがとうユーリ!じゃあキタジマで!』

 

キタジマに集合・・・どうやら、エジプト戦のフラグが立ったみたいですね。では早速行きましょう。私は外に止めてある自転車を漕いで、模型店へと向かいました。

 


 

キタジマ模型店へとつくとバン君のほかにアミさん、リュウ君、そしてミカさんと件のカズ君が店の商品コーナーでカタログを開いてうなっていました。うん?あれ?そう言えばさっきの電話よく聞いてなかったけどLBXを探してるって言ってませんでしたか?あれ?これってエジプト戦後の話では?・・・・あそっか、ウォーリアーが破壊されなかったから、LBXを失ってはいない、けれど私がスラムで使ったLBX(カズ達は気づいていない)を見て、このままではいけないと思ったカズ君がバンに早めに相談して、バン君が皆をよんじゃったのか!えぇっと、どうしよう。このままだとエジプト戦がなかったことになってVモード発覚が遅れて詰むんじゃ・・・・えぇ・・・(困惑)。っとと、向こうも話が進んでいるようですね。

 

「ウォーリアーはナイトフレームだったから、気分を変えてストライダーフレームにしてみるのは?」

 

「うーん・・・・・・・・」

 

「ブルドを使おうぜ、ブルド!二足歩行じゃないなんでも踏みつぶして突き進むあの感じ、重火器を難なく振り回せるパンツァーフレームのパワー!一度使うと絶対はまるって!なぁカズ!ブルド使おうぜ!」

 

「うーん・・・・・・・・」

 

「郷田さんみたいなブロウラーフレームも・・・好き」

 

「うーん・・・・・・・・」

 

みんなの提案を聞いてもカズ君は決めあぐねているご様子。どうしよう?うーん・・・・・このままフラグが崩れるのは怖いなぁ。では私も一つ提案してみますか。

 

「皆さんどうですか?かなり難航しているようですが」

 

「あっ、ユーリ!いまみんなでどんなフレームにするか話してたんだ」

 

「なるほど、ではカズ君。私がチューンしたウォーリアーを使ってみませんか?」

 

「えっ?お前がカスタムしたやつをか?」

 

「はい。先程完了したばかりのものですが、やってみませんか?」

 

「いいのか?」

 

「私も実際に稼働データが欲しいですから。誰かにお相手を頼もうと思ってましたけどちょうどいい機会ですので、敵としてのデータを先に取りたいなと」

 

「・・・いいぜ、俺でよければ付き合うよ」

 

「ありがとうございます。ではCCMに機体のデータと制御同期のプログラムを送信しますね」

 

「おうよ。って、すげーなこれ。普通のウォーリアーの何倍も性能が高いぜ」

 

「えぇ、長距離狙撃用として開発した装備を、全ての距離で発揮できるようにチューンした代物です。スナイパーライフル、使ってみますか?」

 

「あぁ!そういわれると使ってみたくなるぜ!」

 

「フフッ、了解しました。では私はこちらを」

 

このままフラグが崩れてしまうのを阻止するために、敢えて高性能な機体を渡して、普通のLBXじゃ満足できないようにします!・・・・ごめんなさい!キタジマさん!後でまたLBXとかグリスとか武器とか買いますので!・・・さて、流石にあれ相手だと不利なので、私はこれを使いましょう。使わないと決めていましたが。

 

「あー!それ、スレイプニールじゃん!まだ使わないって言ってたのにどうしてだよ?」

 

「あまりにスペックをあげすぎましたし、今回は狙撃性能を確かめる意味合いもあるので装甲がそれなりにあるこちらを採用しました。ジョーカーの方は高機動運用なので装甲を限界まで切り詰めてますし、ね」

 

そういいながら、私はジオラマの方へと向かいます。向かい側にはカズ君が立ちます

 

「今回はデータ取りと、自分の操作技術向上のためにパースリンクは使いません。CCMで動かしますね」

 

「分かったぜ」

 

「では、行きましょう。スレイプニール、起動!」

 

「GO!ウォーリアーSC・Ⅱ!」

 

ースタンダードレギュレーションー

 

ーMAP 草原ー

 

バトル スタート

 

「行きますよ、スレイプニール!」

 

私は早速、スレイプニールの主武装のマシンガンを撃ちます。

 

「おっと、そいつは甘いぜ!」

 

しかしカズ君はウォーリアーをバックブーストさせこれを回避します。

 

「もうそこまで動かせるんですね、さすがはカズ君です」

 

「このLBX、郷田とやり合ったときに援護してくれた奴だろ?あの動きを見てやってみてるだけだ!」

 

まさか機体を見ただけでそこまで気づくとは。カラーリングや細部の違いで、あまり気づかれないかなと思ったのですが・・・

 

「流石の観察眼ですね。御見それしました」

 

「へっ、なら少しぐらい手を抜いてくれてもいいんじゃねぇーの?」

 

「それはできない相談ですね!」

 

遮蔽の壁に隠れながら、引き撃ちを徹底します。しかし、こちらに狙撃で結構当ててくる。元が長距離狙撃用だとしても、ここまで的確に当ててくるとは。しかもカズ君はこの機体で狙撃するのが今日初めて・・・流石にとんでもスペックですね。ジョーカーだったら今頃やられてますねこれ。すでに私のLPは50%、向こうにも何度か当てていますが雀の涙でしょうね。ならば、丘自体を遮蔽にするまで!さぁ、どう出るカズ君!

 

「それなら、こうするだけだぜ!必殺ファンクション!」

 

ーアタックファンクションー

 

ービームショットー

 

ウォーリアーのライフルから、高密度のレーザーが発射されます。その威力はジオラマの障害物を貫徹するほどです。私はすぐに脚部のスラスターを点火し、その場を離れようとしましたが、それでも避け切れず、左肩に被弾してしまいました。やはり一撃が重い。これでLPの残りは20%ほど、もう後がありません。

 

「流石ですね、でもこれなら!」

 

私が投げたのはスモークグレネード。それはちょうど私とカズ君のLBXの中間辺りで炸裂し、その視界の一切を遮ります。

 

「くっそ!何も見えねぇ!」

 

相手はこちらの動きを視れていない。しかしこちらにはサーモカメラがついている!私はスラスターを吹かし、一気に肉薄します。その手に持つのはコンバットナイフ、これなら行ける!

 

「ここ!必殺ファンクション!」

 

ーアタックファンクションー

 

ーギロチンカッターー

 

しかし、カズ君も諦めていませんでした。その手に持っていたのはライフルではなく、ブロードダガー。つまり撃ってくるのは!

 

「俺だって!必殺ファンクション!」

 

ーアタックファンクションー

 

ーパワーナックルー

 

互いの必殺ファンクション同士がぶつかり、ジオラマ内は閃光に包まれる。光が収まった後に残っていたのは、ブレイクオーバーした両者の機体でした。

 

「こんなところですかね。ありがとうございました、いいバトルでしたね」

 

「そうだな。今回は引き分けだったけど、次は負けないぜ!」

 

・・・それにしてもやはりあの射撃精度、本当に初めてにしては当てて来た。いくら射撃に関する補助装備を付けていたとしても、初見であの武装をそこまで使いこなせるとは。やはりこれは天性の才能。私の腕では追いつけなくなりつつあるかな・・・であれば早急にあの三機をロールアウトさせねばなりませんかねぇ。まぁそれはそれとして。

 

「店長、メンテナンスブースお借りしますね」

 

メンテは忘れないようにしないと

 


 

ユーリは河川敷へと来ていた。正確に言うなら河川敷を見渡せる橋のそばでキタジマ模型店で使用していたLBXを操作し、とある一点を見つめていた。そこで行われていたのは先ほどバトルをしたカズヤとリュウのバトルであった。カズヤの使う機体は見慣れない黄色い機体であり、リュウの扱うブルドを軽くあしらい、着々とダメージを与えている。

 

(あれはエジプト?ということはイベントフラグは回収できたみたいですね。この世界、一回でもフラグが折れるとあの人の計画が止められなくなるからなぁ。発生したみたいでよかった)

 

そんな間にもリュウのブルドはカズのエジプトに翻弄されている

 

(援護してあげたい気もしますが、ここで破壊されないとバン君たちが来てくれませんし、あとでブルドの改造機でも作りますか・・・)

 

そんなことをユーリが思っていると、リュウのブルドがブレイクオーバーで破壊されていた。リュウは泣きながらブルドの破片を回収し、河川敷から逃げていく。そのままユーリが待機していると、バンとアミがやってきた。なにやらカズヤと話し込んでいる。するとカズヤがLBXを取り出した。どうやらバンに対しバトルを挑んだようだ。そしてそのバトルを見守るようにフードをかぶったサングラスをかけた男がバトルを見守っている。

 

(ついにバトルが始まりますね・・・)

 

バンのアキレスは最初、砂漠の地形に足を取られて、カズヤのLBXに防戦一方だった。その巨大なシールドで攻撃をガードしていたが、だんだんとシールドにひびが入っていき、ついに割られる。一時は持ち直すも、やはり砂に足を取られて動きが重く、剣と槍でははやり槍の方が取り回しに難があり、再び防戦一方に。槍を弾き飛ばされ、馬乗りになったエジプトが、アキレスの胴体を目掛けてその剣を振り下ろす。段々アキレスの装甲にひびが入っていく。

 

(さて、もう少しですかね・・・)

 

突如として、アキレスの体が光に包まれる。砂埃が舞い、それが晴れると、アキレスは金色に包まれ、赤い瞳でカズのエジプトを見ている。バンのCCMも変化し、仮想モニターなどが表示され、情報を得やすくなっている。そこからのアキレスはすさまじかった。先ほどまで砂に足を取られていたとは思えぬ動きで、エジプトに近づくと右手に持つ武器を弾き落とし、返す手で首元に手刀を入れ、頭部のセンサーユニットにダメージを入れ、動きが鈍くなったところを胴体に蹴りを入れ後方へ蹴り飛ばす。そしてエジプトが起き上がらぬ内に、胴体上部と頭部の間の隙間辺りを掴み、エジプトが持っていた片手剣を使い、エジプトの右正面装甲に何度も攻撃を加え損傷させ、とどめにアキレスランスを突き立ててブレイクオーバー、エジプトは爆散したのだった。

 

(さすがデストロイファンクションによるオートコントロール。ただ目標を破壊することにのみ集中するそれは、まるで殺戮兵器を思わせますね・・・)

 

エジプトが破壊されるとカズはその場に倒れ込んで気絶してしまう。バンたちはカズを抱えると、急いで病院などに電話をかけ始めた。

 




後書き
とあるチャットスペース

オタXがファイルを送信しました

オタX「とりあえず調べがついたデヨ。内容はこのファイルにまとめてあるデヨ」既読

YOURI「感謝します」既読

オタX「何やらきな臭いことに巻き込まれておるのぅ」既読

YOURI「ですね。いろいろと大変です」既読

オタX「とにかく気を付けるのじゃぞ」既読

YOURI「ありがとうございます。では」既読
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