DMC×SAO 俺の転生物語   作:ユーグクーロ

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皆さん、お待たせしました。いよいよ最終回です。

先月の下旬から初めて現在のUAが5000突破しました。

まさかの予想の10倍になりもう驚きを通り越して悟りの域に達しそうです。

それでは最終回!どうぞ!!


13  ラストパーティー

俺は第75層ボス攻略前日、血盟騎士団本部のとある部屋に足を運んでいた。

部屋に入るとこの世界の元凶が窓から街の景色を眺めながらそのまま声を掛けて来た。

 

ヒースクリフ「よく来たねダンテ君。それでは答えを聞こうか?」

 

そういいながらいつもの笑みを浮かべた顔が窓の反射で見えてくる。

 

ダンテ「..........原作ではボスを倒した後、キリトがお前に奇襲を仕掛けてくる。そうすればあいつはその行動で周囲の信頼を失い、攻略に参加しなくなるだろう。」

 

ヒースクリフ「その言葉を信じても良いのかね?」

 

ダンテ「それはお前次第だ。」

 

ヒースクリフ「フッ.....いいだろう。」

 

そんな短い会話をして俺は部屋を出る。

 

ダンテ(さて...これでいいんだ.....これでな。)

 

そう思いながら俺は明日のボス戦に英気を養う為、宿屋に向かった。余談だが、当然ミックスベリーパフェをたらふく食べた。

 

そして第75層攻略当日がやってきた。俺が集団のほうに歩くと周囲のプレイヤーがこちらに気付いたのか道を開けていく、そんな光景を他所にヒースクリフが横目でこちらを一瞥しながら剣を地面に突き立てている。

するとすれ違い様に向こうから声を掛けて来る。

 

ヒースクリフ「それでは[今回の戦い]、よろしく頼むよ?ダンテ君?」

 

ダンテ「......別に、こっちはやりたいようにやるだけさ。」

 

そう言いながら歩いていくと別方向からも声が聞こえてくる。

 

キリト「ダンテ!!」

 

ダンテ「なんだキリトか、そんな大声出すなよ。」

 

そう言いながらキリトとアスナ、さらにはクラインとエギルが近寄ってくる。

 

キリト「いや、昨日メッセージを出したんだが返事がなくて不安に思ってな。」

 

アスナ「あれから何かあったんですか?」

 

不安そうにこちらを見てくる4人、そういえばヒースクリフと話をしていた時、なにかメッセージが届いたような気がしたのだが確認するのを忘れてしまった。

 

ダンテ「そいつは悪かったな。なにせこっちはミックスベリーパフェを大量に食べていたものでな、すっかり忘れていたぜ。」

 

そういいながら腕を組み、誤魔化すと全員そろって唖然としていた。

 

キリト「あ、相変わらずだな。ダンテ。」

 

アスナ「ア、アハハハハハハ......」

 

クライン「き、緊張感の欠片もねぇ。」

 

エギル「ま、それがダンテらしいがな。」

 

そんな雑談をしていると扉の前でヒースクリフが演説を始める。

 

ヒースクリフ「.........それでは諸君の健闘を祈る。」

 

そうして扉に振り向くヒースクリフを見て俺はキリトに小声で話しかける。

 

ダンテ「キリト.....」

 

キリト「ん?なんだダンテ?」

 

ダンテ「.........最後まで諦めるなよ。」

 

キリト「??お、おう?」

 

ヒースクリフ「総員!突撃!!」

 

ヒースクリフの号令で全プレイヤーが突撃するが、部屋には誰も居ない事に困惑するプレイヤー達。

 

ダンテ「上だ!!全員逃げろ!!」

 

そう言いながらカリーナ=アンで天井に潜んでいたボス[スカルリーパー]に向かって撃つ。

激しい爆発と爆風でボスが崩れ落ちてくる。幸いにも被害は最小限で抑えられる事が出来、周囲のプレイヤー達は体制を立て直す。

 

ダンテ「キリト!アスナ!援護頼むぜ!!」

 

キリト「任せろ!」

 

アスナ「わかった!」

 

俺はボスの両手の鎌の斬撃をエアハイクを使ったジャンプで真上に逃げながら[レインストーム]を繰り出し、後ろに回り、[ヘルムブレイカー][スティンガー]を叩き込む。

ボスがこちらに振り返ろうとするが横からキリトとアスナ、そして他のプレイヤーが攻撃を始めた。

今度はキリト達にヘイト値が高くなったのか再び振り返ろうとするが俺はスパイラルとカリーナ=アンを頭部に向けて撃つ。

 

ダンテ「おいおい、無視するなよ。もっと楽しもうぜ?」

 

両手を広げながら挑発すると怒り狂ったようにこちらに突進してくる[スカルリーパー]。

それに対しこちらはトリックスターのトリプルダッシュとスカイスター、ロイヤルガードで防ぎながら追いかけっこを続ける。

 

ダンテ「団長さんも手伝ってもらおうか?その盾はお飾りじゃないんだろう?」

 

ヒースクリフ「そうさせて貰おう。君ほど万能ではないがね。」

 

ヒースクリフに囮を交代して、こちらも再び攻撃に移る。

エアハイクで上空からエボニー&アイボリーの[レインストーム]を撃ち、ベオウルフの[キラービー]、ケルベロスで[リボルバー]、[クリスタル]を繰り出し、そのままリベリオンの[ミリオンスタップ]を叩き込む。

 

俺とヒースクリフが交互に入れ替わり、ボスの注意を引いていきながら攻撃をしていく。当然他のプレイヤーはボスからノーマークだったため自然とボスの死角に回りこみ袋叩きにしていく。

 

しばらくそんな作戦を続けていると段々ボスのHPが減っていく。そして大きな断末魔のような叫びをあげポリゴンとなって砕け散った。

 

 

 

ボス戦が終わり、幸い死亡者は出なかったもの皆激戦で疲れて座り込んだ。

 

エギル「これで75層か.....」

 

クライン「嘘だろ......これから先.....これよりもキツイのがあと24回も待ってるのかよ。」

 

そんな意気消沈してる中、キリトだけがヒースクリフを睨んでいた。

 

アスナ「キリト君?」

 

キリト「......はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

キリトはいきなりダッシュし、ヒースクリフに向かって一撃を当てようとしたがあらかじめ知っていたかのように盾で防がれた。

 

キリト「な!!.......」

 

ヒースクリフ「これはどういうことかな?キリト君。」

 

アスナ「キリト君!?いきなり何をするの!?」

 

アスナを含めてエギル、クライン、その場にいたプレイヤー全員も動揺した。

その時だった。

 

一発の銃声が鳴り、ヒースクリフに破壊不能オブジェクトのエフェクトが出てくる。

 

ダンテ「こういうことだよ。アスナ。」

 

キリト「ダ、ダンテ?」

 

アスナ「ダンテ....さん?....それに団長?そのエフェクトは......」

 

ヒースクリフ「.........一体なんのつもりなのかね?ダンテ君。」

 

ダンテ「どうもこうも俺は取引に応じた覚えは無いぜ?.......茅場晶彦。」

 

エボニー&アイボリーをクロスしながら構えていた。

 

ヒースクリフ「まさか、君に一杯食わされるとはね......」

 

そんなやり取りに全てのプレイヤーがその名前に再び戦慄する。

 

「か、茅場晶彦ってあの......」

 

「嘘だろ.....団長が.......」

 

キリト「やっぱり、茅場晶彦....なのか?」

 

そんな中、ヒースクリフが目を瞑り、小さい溜息は吐きながら声を出した。

 

ヒースクリフ「.....そうだ.....私が茅場晶彦だ。尤も90層を越えた辺りで私自身が正体を明かす予定だったのだがまさか見破られるとは思わなかった。それも二人にね.....」

 

「お、俺達を騙していたってのか?ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!」

 

血盟騎士団の一人が絶望から憤怒の表情になって斬りかかろうとしたがヒースクリフがすばやくコマンドを設定して俺とキリト以外のプレイヤーが麻痺状態になり、その場に伏せてしまう。

 

キリト「どういうつもりだ。このまま全員口封じするつもりか?」

 

ヒースクリフ「まさか、そこまで理不尽な事はしないよ。せめてチャンスを出そうと思ってね。」

 

キリト「チャンス?」

 

ヒースクリフ「私を見抜いた報酬としてここでデュエルする権利が君達にある。そうすればゲームクリア、晴れて君たちは現実世界に帰還することが出来る。どうするかね?」

 

ヒースクリフはそう言い、キリトはアスナの顔をみて再び、ヒースクリフを見る。

 

キリト「わかった、ならまず俺がっ!!?.......」

 

キリトが先にデュエルをしようとした時だった。キリトは急に糸が切れた人形のように倒れた。

 

アスナ「キ、キリト君!?.....これって麻痺?」

 

キリトの肩にはナイフが刺さっており、麻痺のデバフが起こっていた。以前、犯罪ギルド討伐時に[ラフコフ]の一人からこっそり盗んでおいた

 

ダンテ「悪いなキリト、一番手は俺だ。安心しろ、少しすればまた動ける。」

 

キリト「ダ.....ダン.....テ....何....を?」

 

ヒースクリフ「どういうことかな?ダンテ君?」

 

ダンテ「別に、お前とは戦って見たかったからな?」

 

ヒースクリフ「.......勝っても負けても君の終わりを告げることに変わらないとしてもかい?」

 

ダンテ(っ!!?こいつめ。)

 

ヒースクリフの発言にキリトを含めてアスナ達が疑問を浮かんだ表情になる。

 

キリト「どういうことだ?ヒースクリフ。」

 

ヒースクリフ「どうもこうも......キリト君、彼はこのSAOので本来存在しないプレイヤーなのだよ。」

 

キリト「何!?」

 

ヒースクリフ「このアインクラッドのプレイヤー人口は一万人丁度だった、にもかかわらず彼自身、どういう経緯があったのかわからないが此処に迷い込んだのだよ。そんなイレギュラーの彼が今此処でゲームクリアしたらどうなるのかわからないのだよ。もしかしたら、消滅してしまうのかも知れない。彼はそんな状況なのだよ。」

 

アスナ「そ、そんな.....」

 

キリト「嘘...だろ?ダンテ?」

 

ダンテ「.............」

 

しばらく沈黙し、俺はクラインとエギルに顔を向ける。

 

ダンテ「エギル、クライン、お前達と会えて色々と楽しかったぜ。もし次会えたら一杯やろうぜ。」

 

クライン「やめろよダンの字....そんな事言うんじゃねえ!!」

 

エギル「ダンテ!やめろ!!」

 

俺はそのまま振り返り、キリトとアスナに目線を送る。

 

ダンテ「.........じゃあな二人共、幸せになれよ?」

 

キリト「ダンテ........よせ!?」

 

アスナ「やめて....やめてください!!ダンテさん!!」

 

その言葉を聞き流しながらヒースクリフの前まで歩む。

 

ヒースクリフ「もういいのかね?」

 

ダンテ「あぁ......さっさと始めようぜ?」

 

そうしてヒースクリフから完全決着デュエルの申請が来た。俺はそれに同意し、お互いに剣を構える。

そしてカウントが0になると同時に俺は走り、鍔迫り合いをする。

 

 

ダンテ「それじゃあ.......ラストパーティーといこうか!!!」

 

 

ヒースクリフは盾を、こちらはロイヤルガードで防ぎつつ牽制していく。

 

ヒースクリフ「君のそのスキル、厄介だな。」

 

ダンテ「褒め言葉としておくが、お前が言えた事か?」

 

ヒースクリフ「確かにな。」

 

一旦距離を取り、横に歩きながらエボニー&アイボリーで連射、そしてスパイラルを撃つが盾で防がれてしまう。このままじゃ不利になると思ったのか向こうから間合いを詰めて来る。

 

ダンテ(流石にこれじゃ無理があるな.......)

 

トリックスターのダッシュで逃げてカリーナ=アンを撃つもこれも防がれていく。

 

ダンテ「これもかよ.......」

 

爆発の煙の中から走ってくるが今度は剣ではなく盾で突いてきた。

 

ダンテ「何っ!!?」

 

俺はヒースクリフのフェイントでダメージを受けて地面に転がる。

 

ヒースクリフ「流石にその銃火器は危険なんでね。あまり使わせないようにさせてもらうよ?」

 

再び剣で鍔迫り合いをするが..............

 

ダンテ「これならどうだ?はぁぁぁぁ!!!!」

 

俺は笑みを浮かべ、DTを発動し、ヒースクリフを吹き飛ばす。

 

ヒースクリフ「!?これはなんだ.......」

 

俺の姿が魔人の姿になり、ヒースクリフは狼狽たえる。他にもキリト以外は全員目を見開いた。

 

アスナ「何...あれ、ダンテさんが....モンスターに?」

 

クライン「な、何なんだよぉ...あれは。」

 

エギル「わからねぇ、エクストラスキル....じゃねぇよな?」

 

キリト(あれは.........)

 

ヒースクリフ「それは一体なんだね?そんなもの.....このゲームに組み込んだ覚えが無いのだが.....」

 

ダンテ「ようやくいつもの余裕が崩れたな?」

 

俺は笑みを浮かべてそう言うとヒースクリフは怒りが混じった表情でこちらに走ってくるが余裕をもって攻撃を防ぎながらリベリオンのコンボ、ベオウルフの[ハイパーフィスト]を叩き込む。

最後にロイヤルガードで溜めたゲージを使い、[ジャストリリース]を放つ、流石に連続攻撃を受けたのか、僅かに盾に亀裂が走る。

 

ダンテ「ご自慢の盾が壊れそうだぜ?覚悟はいいか?」

 

このまま一気に止めを刺そうとしたが体中にノイズが走り、まるで水中にいるように体が重くなった。

すると胴体に衝撃が走った。向こうは勝利を確信した笑みで神聖剣を胸に突き刺さし、こちらのHPが一気に無くなっていく。

 

ヒースクリフ「そちらにも予想外の出来事が起こったようだが勝負は勝負。さらばだ、ダンテ君!」

 

そのまま剣を抜かれ、俺は大の字になって体が砕け散っていくのが実感した。その際リベリオンを落としてしまい、地面に突き刺さる。

 

キリト「ダ.....ダンテェェェェェェ!!!」

 

僅かにキリトの叫びが聞こえてきたような気がしたがまるで睡魔に襲われたように意識が沈んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして俺は暗闇の中にいた。

 

飛鳥「俺は.......そうか、死んでしまったのか。死ぬってこんな感じだったのか。」

 

しばらく浮遊している感覚をただただ感じていると声が聞こえてくる。

 

???「おいおい、何してんだよ。」

 

声が聞こえた方向に視線を向けるが暗闇の所為か足元しか見えない。だがどこか聞き覚えがある声だった。

 

飛鳥(何だ?どこか聞いた事があるような?)

 

???「最後の最後にみっともねぇ結末を迎えちまって、お前さんは満足か?」

 

飛鳥「.....仕方無いだろ、俺はダンテじゃない......ゲームのように....あんな風に強くないんだよ。それにあれはダンテの力であって俺の物じゃない、あくまで借り物の力だ。」

 

???「...........」

 

飛鳥「結局俺自身は何も出来ないんだよ。惨めで弱いまま......あの時から何も変わってない。」

 

???「だからなんだ。」

 

飛鳥「え?.......」

 

???「見てみろよ。」

 

そうすると暗闇の一部が明るくなり、先程いた光景が浮かび、そこにはキリトがヒースクリフと戦っていた。

 

???「お前さんのダチはまだ諦めていないようだぜ?」

 

飛鳥「キリト........けど俺は死んだんだ。今更何を.......」

 

???「ハァ....いいから行って来い。まだやる事が残ってるんだろう?」

 

飛鳥「けど、どうやって?」

 

???「こいつを使いな。」

 

そうすると声の主がこちらにある物を渡してきた。まるで純金でできた様な黄金色で菱形の形をしている。

それが胸の中に解けていくように入り込んできた。すると体が光を放ちながら徐々に消えてく。

 

???「いいか?[俺の力]を使ってんだから、がんばってみろよ。じゃあな。」

 

飛鳥「俺の?ちょっと待て、あんたは......」

 

すこしずつ姿が見えてくる。銀色の髪に真っ赤なロングコート、背中には頭から腰まで届くような髑髏が彫られた剣。

ようやく確信に代わり目の前に居る人物に声を掛ける前に消えてしまった。

 

???「さて、これからはお前次第だぜ、坊主?」

 

その場に残った男は笑みを浮かべながら呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所が変わり、75層のボス部屋で二人の剣士が戦っていた。

 

キリト「はぁぁぁぁぁ!!」

 

キリトは二刀流で攻撃していくが殆ど盾により防がれてしまい一向に決定打となるダメージが入る様子が無いまま反撃を受けてしまう。

 

キリト(クソ!?)

 

SS[スターバーストストリーム]を繰り出すが盾は壊れる気配が無い。

 

アスナ(このままじゃ......キリト君。)

 

アスナが最悪の展開を予想し、何とか動こうとした時、近くにあったリベリオンが一人でに震えだした。

 

アスナ「あれって、ダンテさんの......」

 

ダンテ{そう心配すんなよ、アスナ。}

 

アスナ「え?」

 

後ろから赤い半透明の誰かが歩いて来るように見えるとリベリオンが急に地面から飛び出し、それを掴む。

そしてそのまま何者かがキリト達の方に歩いていく。アスナは見覚えのあるその後姿をただ傍観していた。

 

アスナ「ダンテ......さん?」

 

それと同時にSSの最後の一撃を繰り出すと同時にダークリパルサーが折れ、その光景を見たヒースクリフが笑みを浮かびながら剣を振りかざし止めを刺そうとする。

 

キリト「っ!!?」

 

ヒースクリフ「これで終わりだ。キリト君。」

 

そう言いながらヒースクリフが止めを刺そうと剣を振り下ろそうとしたがそこにリベリオンが回転しながら斬撃を弾く。

 

ヒースクリフ「!!?」

 

キリト「な、一体何が.....」

 

 

 

ダンテ「最後まで諦めるなって言ったろ?まったくお前はいつも世話が焼けるな。キリト?」

 

 

 

キリトのとなりに眩い光が放ち、しばらくして収まるとそこには赤いロングコートを身につけたプレイヤーがブーメランのように戻ってきたリベリオン掴み取り、そこに立っていた。

アスナを含めたプレイヤー達は皆驚いていた。

 

キリト「ダ...ンテ?」

 

目の前で起きた現象に理解が追い付かないのか呆けた顔になるキリト。ヒースクリフもまた驚いたまま硬直していた。

 

ヒースクリフ「どういうことかな、蘇生アイテムは存在するが今のはそれらの類ではないだろう?ダンテ君?」

 

ダンテ「さぁな?あの世に行ったら予約名簿に書いてないって門前払いされたんだよ。こっちが聞きたいくらいだ。」

 

俺はわざとらしく両手を広げながらジョークを言うが隣にいるキリトは片膝を立てた状態でこちらを見ていた。

 

キリト「ダンテ....お前死んだんじゃ.....」

 

ダンテ「しっかりしろ、今此処でお前が死んだらアスナはどうする?ここでこいつを倒してお前たちを現実世界に戻す。意地でもな........」

 

キリト「.....お前って奴は.....」

 

そう言いながらキリトを立たせて俺は[フォースエッジ]を渡す。

 

キリト「ダンテ.....これってバージルの....いいのか?」

 

ダンテ「今回は特別サービスだ。」

 

キリト「.......ありがとう。使わせてもらうぜ。」

 

ダンテ「そういうことだヒースクリフ、悪いがここからは2対1でいかせてもらうぜ?」

 

ヒースクリフ「......いいだろう。私は構わないよ。」

 

そう言いながら俺達は再び剣を構え、お互いに睨む。

 

ダンテ「最終ラウンドだ。行くぜ!!」

 

その言葉を最後に俺達はヒースクリフに走り、斬撃の嵐を繰り出していく。

キリトが[ジ・イクリプス]を放ち、こちらは攻撃のタイミングに合わせてリベリオンのコンボを繰り出す。

 

ヒースクリフも反撃をするがロイヤルガードで防ぎ、タイミングを見計らってベオウルフの[ハイパーフィスト]を叩き込み、キリトは続けて[バーチカル・スクエア]を発動する。

二人の猛攻により盾の亀裂が広がっていく。

 

ダンテ「キリト、こういう時にピッタリの{合言葉}があるんだぜ?」

 

キリト「合言葉?」

 

俺はリベリオンの[ソードピアス]でヒースクリフの盾に投げ飛ばしてそのまま突き刺すと同時にダッシュで勢いをつけたままリベリオンを釘を打つ様に蹴りつける。

すると盾が鈍い金属音を鳴らしながらガラスのように砕け散った。

 

そして空中でバク宙して着地すると同時にガンプレイしながらエボニー&アイボリーをクロスするように構え、笑みを浮かべる。

 

 

 

 

ダンテ「Jackpod」

 

 

 

 

渾身のチャージショットで撃つ。するとヒースクリフは笑みを浮かべながら攻撃を受け、ポリゴンとなって激しく散った。

するとアナウンスのような機会を通した声がフロア全体に響く。

 

 

「11月7日14時55分 ゲームはクリアされました。ゲームはクリアされました。」

 

 

ダンテ(これで....終わったんだな。)

 

 

 

すると視界が光に包まれていく。しばらくして霧のようなものが晴れていくと夕焼けでオレンジ色に染まる空の上に立っていた。

 

ダンテ「ここは.....キリト達がゲームクリア後に居た場所か.......」

 

ふと目線を横に向けると遠くでキリトとアスナがキスをしていた。

 

ダンテ「相変わらずお熱いことで.....」

 

せめて最後くらいは二人だけにしておこうと思い、離れるように歩きながら浮遊城[アインクラッド]が崩れていく光景を眺めていた。

 

???「会いに行かなくていいのかな?ダンテ君。」

 

ダンテ「......あんなミックスベリーパフェより甘い状況にどうやって突っ込めばいいんだよ。茅場晶彦。」

 

声がした方向を向くと白衣を着た男性、茅場明彦がポケットに両手を入れたままこちらに近寄ってくる。

 

茅場晶彦「確かにな。」

 

そう苦笑いしながら俺の横に止まる。

 

茅場晶彦「君は.......物語で私があの鋼鉄の城にどんな思いを込めていたのかわかっているのだろう?」

 

ダンテ「............」

 

茅場晶彦「君はどう思う?プレイヤーとしてではなく、第三者としての君の答えが聞きたい。」

 

茅場はいたって冷静な表情をしていたが真剣な眼差しでこちらを見ていた。

あの世界で目が覚め、キリト達と出会い、戦い、色んな日常を送ってきた思い出を振り返る。

 

ダンテ「.......あの光景は良くも悪くも色んな人の思いが募り、彩られた世界だった。少なくとも俺は確かに存在したものだと、信じるに値すべき世界だったと思うぜ?」

 

茅場晶彦「......そうか。」

 

まるで満足したような声を最後に視線を向けるとそこに茅場は居なかった。すると.....

 

キリト「...ンテ?.........おい、ダン.....!!」

 

向こうからキリトの声が微かに聞こえてきた。どうやらこちらの存在に気付いたのだろう。大声で名前を呼んでくるが返事を返す事も無く背を向けたまま手を振り、二年間共に戦ってきた友人に別れを告げる。

そしてまた世界が光に包まれていき、俺は意識が失われていくのを心地よく感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

その後

 

飛鳥(これで本当に何もかも終わってしまったんだな.....)

 

俺は暗闇の中、これから行き着く先は天国か地獄かそれとも別のどこかと考えているとふと、妙な匂いが感じた。アルコールなどの薬品が混じった尖ったようなものが鼻を襲った。

 

飛鳥(何だ?あの世ってこんな匂いがするのか?まるで病院みたいな........)

 

次第に耳にも音が聞こえてくる。一定のリズムで機械音がなっている。まるで心電図のようだ。

そして次には視界が開けていった。真っ白い天井に機械で作られたベット、腕には点滴が刺さっており、まるで入院しているかのような光景だった

すると扉の開く音が聞こえて来て看護師が綺麗な花が生けられた花瓶を持って近くのテーブルに置いた。

 

飛鳥(なぁ?アンタ。ここは何処だ?俺は一体どうしたんだ?)

 

「はい、飛鳥君。ちょっと失礼しますね?」

 

声が出せないのか向こうは気付きもせずこちらの上半身を起こし、服を脱がしてくる。そしてぬるま湯で暖めたタオルで体を拭いていく。

 

飛鳥(聞こえないのか?......声がうまく出せない....何とか体だけでも.....)

 

まるで鉛を着けられたように重いがどうやら腕は動かせるようだ。どうにかして看護婦の肩に手を乗せる。

 

「え?」

 

やっとこちらの視線が合い、コンタクトを取ろうとしたが看護婦がタオルを床に落として青ざめながら両手を口に当てたまま。2、3歩下がる。

 

「せ、先生!先生!!飛鳥君が....飛鳥君が!!」

 

そう叫びながら走って部屋を出て行く看護婦、その状況に俺はいまだにわからず混乱したまま窓を眺める。

 

飛鳥(なんだよ、まるで死人が甦った様に怖がって.......流石にちょっと傷つくぜ。)

 

その背中には黒い稲妻のような火傷の跡があった。

 

 

 

 

まるで悪魔の羽のように。

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さん、SAO×DMC アインクラッド編いかがだったでしょうか?
 
こんな駄作を見てくださって本当に感謝の気持ちしかありません。
これからもこのシリーズを続けていくので最後まで見てくれたら嬉しいと思います。

明日は短めですがALO編のプロローグを投稿する予定です。

ちなみに明日は私の誕生日という事もあってこれを期により一層、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

それでは改めてアインクラッド編、ご愛読ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!!

評価してくださったハル haruさん、メリケンさん。

そして感想をくれたでっひーーさん、Phylliusさん。

本当にありがとうございます!!




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