DMC×SAO 俺の転生物語   作:ユーグクーロ

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お待たせしました!!いよいよFB編突入です!!

前作同様短めのエピローグになりますがどうぞお楽しみください。


それでは第1話!!どうぞ!!


ファントムバレット編
1 プロローグ 悪魔との遭遇


私はいつものように遠くからスコープを覗き込み、獲物を一発必中で仕留めるだけだった。今日もダインが率いる対人スコードロンと共に行動して荒廃都市の片隅にある砂漠地帯で待ち構えていると仲間の一人がモンスター狩特化スコードロンを視認する。

 

「来たぞ」

 

ダイン「漸くお出ましか......」

 

こちらも愛銃[ヘカート2]で相手を視認する。相手は7人、光学系武装が5人に実弾銃ミニミを武装しているのが一人、そして後ろに全身を覆い隠している大男が一人いた。銀狼がその男が最近の噂になっているデスガンではないのかと疑っていたが正直信じられなかった。そんな不確かなものよりも私は今の現状がとても歯痒かった。私が求めている強さ........あの時を克服できる.....過去に打ち勝つ力が欲しいのにこうして今はただただ作業の様に引き金を引くことしか出来なかった。

 

意識を切り替えて第1狙撃目標をマントの男にしたかったがダインの指摘で唯一対人能力があるミニミを装備しているのにするよう言われ、仕方なく第1をミニミ、第2をマントの男に設定した。どうしても今日は何か嫌な予感がする。あの男から?それとももっと別の?.........とても拭い切れない焦燥感が体中を駆け巡っていた。

 

ダイン「よし、行くぞ!!」

 

私以外は全員塔の上から降りて各自は作戦通りの位置で身を隠し始めた。

 

ダイン「位置に着いた。」

 

シノン「了解。敵はコース、速度共に変化なし。そちらとの距離400、こちらからは1500。」

 

ダイン「まだ遠いな......いけるか?」

 

シノン「問題ない。」

 

ダイン「よし、狙撃開始。頼むぜシノン。」

 

シノン「了解。」

 

通信を終えると同時に引き金に指を掛けてスコープ内にバレットサークルが発現する。作戦通りにミニミを装備しているプレイヤーに照準を絞っていく。こんなプレッシャー、こんな恐怖、距離1500?

そんなもの、丸めた紙をゴミ箱に放り投げるようなものだ。そう.......あの時に比べれば.......

 

引き金を引こうとしたその時だった。銃声が鳴り響いた。だけど私の指は引き金を引いていなかった。にも関わらずミニミを持ったプレイヤーが横に倒れてしまったのだ。さらにズームするとこめかみに一発........ヘッドショットだ。

 

シノン「!?」

 

「何だ!?」

 

銀狼「俺達以外にも狙っている奴がいるのか!?」

 

ダイン「各自持ち場でそのまま身を隠せ!!シノン!!発砲した奴の姿が見えるか?」

 

急いでスコープを右にスライドさせるとそこには........たった一人、赤いローブの男が歩いていた。両手には白と黒のハンドガン二丁を手にしていたがその結果があまりのにも異常だったのだ。奴はスコードロンから100mは離れた距離からアサルトライフルでは.......なく、ましてやスナイパーライフルでもなく.........ハンドガンでヘッドショットしたのだ。

 

相手のスコードロンはすぐに戦闘体制に移り、後ろにいた大男は直にマントを剥がした。そこには屈強な体格とそれに見合うように背中にはミニガンを背負っていた。

 

シノン「な!?」

 

ダイン「ミニガン!?」

 

銀狼「マジかよ......今頃俺たちが襲い掛かっていた頃には.......」

 

今頃は本来であれば奇襲を仕掛けていたのはこちらだった。遮蔽物がそこまで多くないこの砂漠地帯であのミニガンを使用されていたらきっと大きな被害が出ていただろう。

 

「だ、だけどよう........あの赤い奴一人だぜ?自殺志願者か?」

 

確かに、赤いローブの男はたった一人、それも装備だってハンドガン二丁のみのようだ。とてもあの戦力を相手するには無謀という言葉以外見つからなかった。周囲を見渡しても仲間と思われるプレイヤーは見当たらない。どうやら一人のようだ。

 

ダイン「おいシノン!!他にプレイヤーは!?」

 

シノン「いないみたい.......どうやら本当一人のようだわ。」

 

銀狼「ホントかよ......どうする?」

 

ダイン「決まってる。こっちは漁夫の利を狙うだけだ。シノン、あの赤いのが死んだらミニガンの奴を狙撃しろ。」

 

シノン「え、ええ......わかった。」

 

ダインの指示を聞いたがあの男からスコープを外すことが出来なかった。すると次の瞬間、男は笑みを浮かびながら銃をクロスさせるように構えた。

 

シノン「ッ!!?」

 

すると敵のスコードロンが配置について一斉射撃をしたがまるで踊るように回避していく。ステータスを極振りにして機動力をブーストさせているのだろうか.....だとしてもあれだけの動き、並大抵の人間じゃ出来ない芸当だ。

 

一気に距離を詰め、ミニガンの男にジャンプすると同時に膝蹴りをしてそのままミニガンの男に向けて十数発もの弾丸をマシンガンと同じ連射速度で発砲した。すると大男がミニガンを盾にして防御するが動作不良にされたのか慌てている様子だった。その間に光学武器のプレイヤーの隙間を駆け巡っていく。混乱に陥ったプレイヤーが乱射しているのに対しまるで縮地のように相手の目の前に現れ、右手を左手で掴み、今度はどこから取り出したのかソードオフショットガンを手にして至近距離で撃った。そして次の獲物を見定めて先程のハンドガンに持ち替えて仕留める。更にそのまま三人の間に瞬間移動して今度はショットガンをヌンチャクのように振り回しながら乱射した。時間差でプレイヤー達が倒れて赤いポリゴンとなって消え去っていく。

 

漸くミニガンの男が自身の得物を治すことが出来たのか再び構え、弾丸の雨を赤い男に叩き込もうとするが男はジャンプしながら上下反転したままスピンしてハンドガン二丁を連射して相殺しながら大男の後ろに着地する。流石にミニガンを装備しているだけあって重量ペナルティーの所為で直には振り向けず。大男の眉間に一発の弾丸が貫通したエフェクトが浮かび上がる。そして轟音と共に倒れ砕け散った。

 

赤い男はまるで西部劇のガンマンのように自身の得物から吐き出される硝煙を吹き、ガンプレイして腰に納めた。

 

銀狼「嘘だろ......」

 

ダイン「たった数分であの7人を.......」

 

シノン「..........強い。」

 

無線から聞こえてくる仲間の反応と同時に私はあの男に魅了されているように釘付けになってしまった。すると男はゆっくりとこちらに振り向き、視線が合うと同時に右手で銃の形を作り、BAN!!とジェスチャーしてきた。

 

シノン「な!?こっちの姿が見えるの!?」

 

本来、狙撃手が初弾を放つことがなければバレットサークルを視認出来ず位置を把握されることはないはずなのにまるであらかじめ知っていたかのようにこっちに振り向いたのだ。

 

シノン(あの男.......強い。戦場で笑えるどころかもっと......根本的な強さが.......力を持っている。)

 

あの男と戦いたい。勝てばきっと答えが見つかるはず。そう直感し居ても立ってもいられず、直に引き金を引こうとした。だが風が吹き荒れ辺りには砂埃が巻き上がる。

 

シノン(チッ!?こんな時に!!)

 

数秒間経過して視界がクリアになると先程居た所に男の姿が見えなかった。

 

銀狼「な!?あの野郎どこに行った!!」

 

ダイン「落ち着け!!周囲を警戒しながら撤退するぞ!!あんな化け物。戦ってもこっちが負けるだけだ。」

 

仲間が急いで撤退する中、もう既に男は別の所に向かったのだと確信した私はゆっくりと立ち上がり、強く歯を噛み締めた。

 

シノン「........絶対に見つけ出して.........今度こそ仕留める。」

 

そう愛銃[ヘカート2]に誓いを立てるように見つめ、私はその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後

 

近くの荒廃都市の中で赤いロングコートを着た男、ダンテは歩いていた。

 

ダンテ「ふぅ、思ったより面白い所だな。このガンゲイルオンラインって所は。SAOとALOじゃこいつを使うのに結構迷ったがこの世界なら問題はないな......だとしたら今度はこっちの問題か.....」

 

少し興奮気味になったダンテはエボニー&アイボリーを見た後に背中にある包帯で姿を隠された長い棒のようなものに視線を変える。

 

ダンテ「........ま、誤魔化せばどうにかなるだろ。それに.........」

 

先程の戦闘の後に近くの塔で構えていたシノンの姿を思い返す。

 

ダンテ「あれがシノンか.........実際会ってみると殺気がすごいな、出来るだけ大会まで会わない様に気をつけるとするか。」

 

発言とは裏腹に楽しそうにガンプレイをしながらダンテは都市内を歩いていった。

 

 

 

 

 

 




さて、GGO編の冒頭を短めにしましたがいかがだったでしょうか。

この時系列からするとキリトはまだ菊岡から事件の事を聞いたばかりの頃のはず、先に銃の世界に入り込んだダンテ、どのようにプレイヤー達を驚かせていくのかご期待ください!!


それでは皆様、またお会いしましょう!!
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