リアルで仕事と親戚の手伝いなどで心身共に死に掛けております。
今後投稿ペースが少しばかり落ちてしまいますがどうかご容赦ください。
今回もメインヒロインの視点となります。
マザーズロザリオ編がスタートしてからというものUA及びお気に入り、感想欄の数が半端ありません。
最後に投稿した次の日の3日だけで
2083UA
お気に入り41人
感想8件。
..........パないです。
永瀬ケイさん
葉山 八絃さん
ブルース・アッシュビー大将さん
パパイの実さん
ナマコブライアンさん
煉獄騎士さん
寝不足Awaysさん
ぼるてすさん
キーゼルさん
評価ありがとうございます!!!
後書きの方で皆様にお伝えしたいことがあるので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
色んな読者.......特に一部の愛読してくださっている方々へ.........
うちのSコンビが本当にご迷惑をお掛けしております。
本当にすみません........
それでは第2話!!どうぞ!!!
OP{courage}[戸松 遥]
12月28日
今日も今日とてクリスマスで彼を見失ってからはとにかく病院でのやることを終えたらみんなより早めにALOにログインして街中を探索したり聞き込みをした。
「ダンテ?ああ、知ってるよ。この世界であいつの事を知らない奴のほうが珍しいくらいさ。」
「知ってるよ。
どうやら彼はこの世界ではかなりの有名人みたい。さらに聞き込みを続けると......
「ああ、
「でびる....めい.....くらい?」
聞いた話によるといつの間にかそこに建っており、基本的になんでも屋みたいな店でクエストがクリア困難になってしまったプレイヤー達が其処にいってダンテやその仲間に依頼し、護衛やら共闘やらで手助けしてくれるらしい。
おかげで高難易度のクエストで悪戦苦闘してもダンテが来れば嘘の様に片付いてしまい、今では知る人ぞ知る隠れた人気店らしい。
この妖精の世界で悪魔の名前を使うなんてなんて言えばいいんだろう.....皮肉って言えばいいのかな?
「お前さんも何かクエストのアシスト依頼か何かか?」
「う、うん。そんなところ。その場所ってどこにあるの?」
「ああ、この先の街道があるだろ?その途中で脇道にそれる路地があるから行ってみな?」
そう答えてくれた人はスッと指差すと其処はクリスマスでダンテを見失ったあの街道だった。おそらくあの時、その路地に曲がった所為で彼とすれ違ったんだと思う。
「それじゃあな。頑張れよ。」
「うん!!ありがと!!」
心優しいプレイヤーと別れ、いざ向かおうとしたその時だった。
「おーいユウキーー!!」
ふと振り返ると声の主は同じスリーピング・ナイツのメンバーである
「どうしたんだよユウキ?集合時間になっても来ないでこんな所で一人でさ、なにか買出しで足りないものがあったか?」
「ううん.......ちょっと........」
チラッと時計を見るともう既に約束の時刻を過ぎていた。あまりにも聞き込みに集中し過ぎてしまったらしい。あまりの申し訳なさに歯切れの悪い返事しか出来なかった。
「もしかして.......この間言ってたお兄さんの話?」
「お兄さん?」
シウネーの言葉にノリと他のメンバーが目を合わせる。
「それって以前話していた赤い服装をしたプレイヤーのことですか?」
タルケンの問いにぎこちなく頷く。
「う、うん。実はその人の店がすぐ其処にあるって聞いたからちょっと.........」
「へぇ、ユウキがずっと自慢してた凄腕プレイヤーか!!なら会ってみようぜ!!」
「........いいの?」
おずおずと皆に視線を合わせると笑顔で答えてくれた。
「まぁね?あのユウキが毎日毎日話しに出てくる人物がどんな奴なのか前から気になってたからねぇ?」
「そうねぇ、クリスマスにあんなに取り乱すユウキは始めてみたかも.......」
「ちょ、ちょっと!!/////////」
「ハハハ!!まぁ行ってみりゃ分かることだろ?早速行こうぜ
ジュンの言葉に皆が頷き、承諾してくれた。
「そんなぁ.........」
やっと会える。そう思っていたのに.........
{臨時休業}
たった四文字が書かれた札がドアノブに掛けられており、中には誰の気配も感じられない。
「あちゃー、まさかとは思ってたけど、お休みだったなんてな........」
「ツイてないわね.......」
「ユウキ............」
後ろにいる仲間達から落胆の声が聞こえてくる。すると.........
「なんだお前達、依頼人か?」
ふとボクの知らない声が聞こえて振り返ると其処には紺色のコートを着た銀髪の男の人が立っていた。
見た目はダンテとどこなく似ているような気がするけど.......やっぱり違う。
「おい、返事くらい出来るだろ。」
「あ、えっと.......その......」
いきなりの問いかけに応じられず皆でオドオドしていると後ろから水色の女性が早歩きで銀髪の人に近づいてくる。
「ネ~ロ~?初対面の人に、それもこんな小さな子達に威圧的な態度を取ってどうするの?」
「イデデデデ!!!?」
どうやら眉間に皺を寄せている水色の女性は銀色の男の人と知り合いなのか銀髪の人の耳たぶを捻っており、抓られた方はあまりの痛みに耐えられずに跪く形となっている。
「ち、違うって!?店の前で棒立ちしてるから声をかけただけだろうが!?」
「それは分かるけどもう少し優しく話しかけるとか出来るでしょ!!それでこの間、依頼しようと来てた人が怖がっちゃって帰っていったの忘れたの!!」
「わ、悪かったって........」
「あ、あの.........」
二人の.......もとい、説教されてる所に勇気を振り絞って声を変えるとさっきとは打って変わり、すぐに優しそうな顔でこちらに向けてくる。
「あ、ごめんなさいね?うちのネロが怖がらせちゃって、見た目と言動は厳ついけど根は優しいから安心して。」
「俺は犬か?それよりセラ、いいから....放してくれ......冗談抜きで痛い。」
セラと呼ばれた女性はその言葉に半ば呆れたように溜息を吐き、ネロと呼ばれた紺色のローブのお兄さんを解放した
「ここで立ち話もあれですし、良かったら店の中で話を聞きますよ?」
「え?良いんですか?その......臨時休業って書いてますけど.....」
そう言いながらドアノブにぶら下げられている看板を指差すもセラさんは何食わぬ顔でドアを開ける。
「良いの良いの♪どうせ依頼人が来なきゃいつもぐうたらしてばかりだから、それに当の本人も[悪いがこの店は週休6日制なんでな。]って言って碌に動こうとしないんだから。さ、入って入って。」
「う、うん.....お邪魔します。」
セラさんに手招きされ恐る恐る中に入ると内装は外と比べてちょっと異質だった。学校の教室2個分のスペースで床や壁、天井はチョコレートみたいに濃い木材で貼られていて中央に赤を基調とした抽象的な花の文様が映し出されている絨毯が敷かれている。
入り口から見て左手には現実世界のちょっとレトロな皮製の大きなソファーと大の大人が横になれるぐらいの大きなテーブルが置かれており、その隣にはジュークボックスに近い形をしたALOの音楽プレイヤーが佇んでいる。反対側には長方形のテーブルで内側が緑色に窪んでおり、数字が書かれたボールがあちこちに散らばっている。これはネットの画像で見たことがある........確か.....ビリヤードって名前だったはず。流石にルールまでは知らないけど、その形や大人たちが夢中になっている映像が今でも強く印象的に残っている。
そして一番奥の中央に大きな木製のデスクと椅子がここが主の定位置だと主張しているかのように置かれいる。
「す、すごいですね.......ALOでもやり方次第でこんな内装が出来るものなんですね。」
タルケンがそう言いながら眼鏡をクイっと直しながら感嘆の声を出す。確かにこのALOでのどこの店や建物に入っても明るい太陽のような印象があるけど、この店だけはその真反対でまるで月光のような静かだけど光に照らされていない部分からはまるで底なしの闇を抱えた雰囲気を醸し出している。
「それじゃ改めて!!デビルメイクライへようこそ♪」
そう言いながらセラさんは陽気に両手を広げて僕達を歓迎してくれた。
「.....って言ってもダンテがいなきゃ依頼を引き受ける事は出来ないんだけどね......ハハハ。」
先程の勢いはどこに行ったのか、気まずそうに頬を掻きながらそう付け加えて苦笑いしている。
「う、ううん。今日は依頼にそういうので来たわけじゃなくて、それよりセラ.....さんとネロさんは______」
「さん付けは要らないよ。普通にセラとネロって呼び捨てで構わないから。」
「俺もセットかよ。」
セラは笑顔でそう答え、後ろで壁にもたれ掛かっているネロはどこか苦笑いに近い表情をしていた。
「えっとじゃあ、セラとネロってダンテとはどういう関係なの?」
「ん~っと、リアルの話になっちゃうけど、まぁいいっか。私とダンテは小さい頃からお互い近所で所謂幼馴染ってやつで、でネロは学生時代の頃は一つ下の後輩って所だよ。」
「へー、じゃあ皆は仮想世界だけじゃなくてリアルでも会ったりするんだ。」
「そ。あとそれから_______」
それからというもの、色んな話を聞いた。
ダンテの無茶振りや知り合いの恋愛事情を冷かし......もとい、茶化したりするらしい。その所為でその被害者Kさん、Aさんとの街中で起きる凄まじいとしか言いようの無い鬼ごっこが偶に起こり、今ではALOの隠れ名物ともされているらしい。
その他にも数十名の大部隊パーティーがやっとの思いでクリアするようなハイレベルのクエストに出向いたと思ったら数時間足らずで口笛を吹きながら帰ってきて、いざこれから挑戦しようとしていたパーティーが情報交換の為に聞こうとしたら.......
「ああ、あれか?なかなか楽しいアトラクションだったな。」
っと言いながらクエスト報酬と思われるレアアイテムを頭上にトスしながら歩いて帰っていく後姿を見送り、その場にいた全員、しばらくの間は開いた口を閉じる事が出来なくなったらしい。
「わぁ.....そんな事があったんだ。」
「そう、それで何かあればここ周辺のベテランプレイヤー達は小言で揃えてこういうの.......[あぁ、ダンテがまた何かやらかしたな。]って.......」
「プっ....アハハハハハハハハハハハ!!!」
あまりにも可笑しくって思わず今まで押さえ込んでた笑いが口から滝のように溢れてしまった。
その後、セラとは意気投合してしまったのか話しに夢中になっちゃって気がついたら随分と時間が経っていた。そろそろ帰ろうと思ったがその前に最後にどうしても聞きたい事があった。
「ねぇセラ、ダンテはいつALOに戻ってくるのかな?」
その言葉にセラはどこか言葉が詰まった様子でネロに視線を移すが向こうはゆっくりと首を左右に振った。
「ごめんなさいユウキちゃん。ダンテがいつデビルメイクライに戻ってくるのかはちょっとわからないの.........」
「え?」
ダンテの知り合いだから彼女達を通して彼に会うことが出来ると思っていたのに返ってきたのは思いもよらない返事だった。
「私達もよくわからないんだけど、今回は休業というより出張って言った方が正しいのかな......知り合いの依頼で出向いたんだけど本人はしばらくは休むことになるって言って出て行って.....だからいつここに戻るかはわからないの。私達もこれからリアルでちょっと用事があるからここしばらくはALOに戻れないし、そこは本人次第かな......」
「そ、そうなんだ........」
こればっかりはどうしようもないことだ。誰だっていつまでもVRMMOに入り浸ってる訳じゃないんだ。僕達と違って、それぞれの生活があって、その上でこの世界で生きてるんだ。
この人達もダンテも皆リアルでやらなきゃいけない事がたくさんあるって事はわかるけど......わかるけど.......
「え、えっと.....でもリアルでもダンテとは連絡が取れるし、ユウキちゃんの事はちゃんと伝えておくから安心して、ね?」
きっといまボクの顔が残念そうな表情をしているのだろう。向こうは慌てて取り繕うように付け足した。
「.........うん。」
それから二人とは別れてフィールドに出て皆と一緒に戦闘での立ち回り、軍資金集めも兼ねてモンスターを狩っていたけどいまいちこの時の事は覚えておらず、終始上の空のまま終わってしまった。
あれから数日が経ち、今日は気分転換も兼ね中庭や廊下を散歩していた。だけど...........
(いつになったら、会えるのかな........?)
頭の中はいまだに変わらないままだった。
あれからというもの、皆と合流する前に店の前まで来てもいつも臨時休業の文字で門前払いされる結末だった。
(いつになったらダンテはALOに戻ってくるんだろう........ひょっとして、このまま会えないままで終わっちゃうのかな?)
本当に今日はどうしちゃったんだろう.......頭から出る言葉はいつも俯くような言葉ばかり.........
(ッ!?駄目だ駄目だ!!こんなんじゃあの時と同じだ!!よーし!!これからはいつも通り笑顔で元気良く頑張っていくぞ!!おーー!!!)
そう自身に鼓舞し、時計を見るともう昼食が配膳される時間帯になっていた。
(わわ!?もうこんな時間だ!!急いで戻らないと)
若干小走りで自身の病棟に戻っていくとその先からは微かに香ばしい匂いが鼻腔をくすぐる。どうやらもう食事が運び込まれている様子だ。入り口に厨房の人と看護婦がご飯を載せた受け渡しをしている。
「わぁ!!良い匂いだ!!ねぇねぇ!!今日は何?」
すると看護婦がこちらに気付き笑顔で答えてくれた。
「あ、木綿季ちゃん。今日はビーフシチューよ。」
「やったぁ♪ボクそれ大好き!!」
そう喜んでいると厨房の人がこちらを驚いた表情で見つめていた。
「え、えっとぉ.....どうしたの?」
「........いや、何も...」
恐る恐る聞いてみるも相手は厨房特有の帽子を深く被りながら視線を逸らした。すると看護婦さんがクスクスと笑っていた。
「木綿季ちゃんが元気良く後ろから大きな声を出すからお兄さんも驚いちゃったのよ。」
「あぁ......お兄さん、ごめんなさい。」
「.......大丈夫だ。それではこれで......」
そう言いながらお兄さんは戻っていく。それにしてもあの後ろ姿........どこかで見たことがあるような........ううん、気の所為....だよね?
「ねぇ、あのお兄さん、見たこと無いけど、ひょっとしてここ最近来た感じなの?」
「そう、つい数日前にここで働き始めたの。名前は確か.........クサナギさんだったかしら?」
「ふーん、クサナギさんかぁ.....よし!!今度あった時は驚かせないように注意しとこ!!」
そして配膳台を引っ張っていく看護婦さんと一緒に病室に戻ることにした。
(ダンテに会うまで絶対諦めないからね!!)
その後
知り合いの紹介でこの病院に勤めることになったものまさか今度はこちら側の立場で病院の世話になることになって少しばかり複雑な気分になる。
始めは正直な所其処まで難しい業務ではないだろうと考えていたがいざやってみるとこれが思いのほか難しい。
ごく一般的な食事である常食の他にもそぼろ状のペースト、完全なペースト状の食事、アレルギーや患者要望の特定の禁止食などが分類される。
その上、さすが都市部の大規模な病院の為か利用している入院患者は少なくても約300人以上、簡単なメニューでも作る量が半端ではなく、時間指定の為に追われる毎日だ。
「今戻りました。」
厨房に戻り、料理長に手短に報告をする。自分が最後だった為、既に全員が厨房で後片付けを行っていた。
「あぁ、お疲れ。確か今日は朝番だったね?それじゃあ今日はお昼でお終いだね。」
「ええ、お疲れ様です。」
この病院にも限らず他の公共施設の飲食関係は朝、昼、場所によっては夜など様々な時間帯で働くことがあり今日は朝番ということがあって午前4時から勤務に努めている。
そのためなのか自然と欠伸が零れてしまった。
「おや?流石に疲れたかな?それとも夜更かしして寝不足か?」
歳が近い仲間からそう声をかけられる。
「その両方。」
「おっと、それはまたどうして?」
「どうしても何も、ここ最近、ネコ2匹に振り回されるわ、兄弟喧嘩することになるわ、散々な目に遭うばかりなんでね。」
「ありゃま、それはお気の毒に........」
「そういうこと。それじゃあ。」
「ああ、しっかり休めよ。」
振り返らずに手の平を上げて返事代わりに答え、着替え部屋に向かう。
(それにしても.........)
先程ばかりは流石に驚きを隠すことが出来なかった。あの時......あのアインクラッドで出会った紫の少女が突然後ろに現れ、まさかその少女が[絶剣]だったとは........
(この世界で生きることになったときも動揺したが......人生、いろんなことがあるもんだな。だが.........)
そう感慨深く考え込むもどうにも腑に落ちない事が頭の中から離れなくなっている。
(どういうことだ?彼女はこの頃は既に病弱で寝込んでいる毎日だった筈、なのにあんな活気溢れるような状態は........一体何が起こってるんだ?)
自分が介入することで改竄された事実はいくつもあるがこんな本来あるべき形から逸脱した状況は初めてだ。今後彼女に接触する機会は必ず起こるのは間違いないだろう。
今後は慎重に事を運ぶように立ち回らなくては..........
皆様、前書きで書かれてた件ですが前回、行うことが出来なかったオフラインを正月元旦に実行したいと考えており、今回は感想欄に
[オフライン質問]
っと書いてから質問を書いていただけたら嬉しいです。それを確認次第返事をしますので本当にお願いします誰か書いてください。(土下座)
もしこれで何も来なければオフラインの方は打ち切りとういう形で進めさせていただきますのでご了承ください。
それでは皆様、また次回お会いしましょう。
ご通読ありがとうございました!!