「あれ?アスナ、今日はここに居るなんて珍しいな。」
「う、うん......」
「作者はどうしたんだ?いつもならあいつがここに居るはずだけど?」
「それがよく分からなくていきなり私の部屋に来て代理をお願いされてきたの。」
「体調でも崩したのか?」
「ううん、なんかね____」
『コナカッタ......ダレヒトリコナカッタ.......』
「って俯いたまま自分の部屋に戻っていったの。」
「集まらなかった?何のことだ?」
「さぁ?」
ダイ11ワ......ドウゾ........
会場は終始お祭り騒ぎで未だに熱が冷める事を知らず、どこに行っても叫びに近い声達が響き渡る。
アスナ達と別れ、選手用の控え室で次の試合に集中すために目を閉じて深呼吸をしていた。仮想世界のはずなのに心臓の音が鼓膜に直接響いてくる。手の震えが止まらない。
「大丈夫.......大丈夫..........」
自己暗示を掛けるかのように何度も繰り返し繰り返し言葉にして少しでも冷静になろうと足掻くも、やはり相手が相手なだけにより一層激しさくなっていくばかりだ。
アインクラッドで出会ってから頑張って自分と向き合って、辛い事や苦しい事も耐え抜いて、ALOでダンテを見つけて、喧嘩して.............ダンテは何度もボクの目に見える景色を変えていった。
「人生は楽しまなきゃ損だよね?ダンテ?」
ここまで来るのに本当に長い道のりだった........最初はあの人に感謝の気持ちを伝えればそれだけで良いと考えていたけど、まさか自分がここまで欲深いとは思いもしなかった。
時間的にはそんなに経っていないはずなのにとても濃厚な数日だった。
「..........良し!!勝つぞ!!」
そう自分に言い聞かせながら時間が刻一刻と過ぎていく感覚を覚えてしばらく、ボクは鉛となってしまった腰を上げて光が刺してくる入り口へと足を動かした。
『さぁ!!大会もいよいよ大詰めとなってきた!!終始行われてきた熱いバトルの末、トロフィーをその手にする者がついに決まる決勝戦が今始まる!!』
始まってから大分時間が経っているのだろう、日は落ちて空は星空が浮かぶ幻想的なものとなっている。こんな馬鹿騒ぎなんか参加していなければ気持ち良い惰眠を貪れただろう。少しばかり惜しいことをしてしまった。
最早司会者もこのイレギュラーな出来事の詰め合わせのような大会に嫌気が差したのか、はたまた野次馬.......もとい観客達の熱に当てられたのか声帯が潰れそうな位に大声で叫びまくっている。
『一体、トロフィーはどちらの手に渡るのでしょうか!!?まずはこの選手から!!数々の剣士達を屠ってきた史上最悪最強の悪魔!!ダンテ選手だ!!!!』
「ダンテー!!勝ったら承知しねぇぞーー!!」
「負けろーー!!負けちまえーーー!!!」
会場に入って来るや否や耳に入ってきたのは歓声とは程遠いブーイングの嵐だ。流石にここまでくれば見せしめのソレにしか聞こえてこない。そこまで嫌われるような事はしてきた覚えはないのだが、流石にここまでば悪役としては有名人の仲間入りは違いないだろう。
『対するは我等に残された唯一の希望であり、絶剣の二つ名を持つ少女!!ユウキちゃんだぁ!!!!』
周囲の反応に何度目かわからなくなった溜息を吐いていると反対側の入り口からは紫色の小さな体躯が姿を現し、そのままゆっくりと歩み寄ってくる。
「ユウキちゃん!!悪魔なんかに負けるなーー!頑張れーー!!」
「俺たちの天使ならあんな奴に負けるはずがない!!」
今までもそうだったが、もうここまでの温度差は笑えてきそうになってしまう。まぁこの対戦内容であればどちらを応援したくなるかは一目瞭然なのだが..........
『さぁついに始まる天使と悪魔の一騎打ち!!この勝負を見ずにしてALOプレイヤーは名乗れないぞ!?さぁどうなるだろうか!!!』
「よぉ、なんだか見たことがある光景だな。」
「うん、そうだね。ついこの間戦ったのにね。ボクも驚いているよ。でも.......」
「......なんだ?」
「なんとなくだけど。こうなるって分かっていたような気がするんだ。」
ユウキから向けられるその眼差しからは以前感じられた迷いは一切無くなっている。どうやらこの間の戦いように一縄ではいかないだろう。
「その様子だと、今回は期待しても良さそうだな。」
「そんなの試してみればわかると思うよ?」
減らず口を叩く所をみるとどうやら余計な心配は無さそうだ。
ネロの時と同様に話し込んでいると頭上にカウントダウンが始まっていた。秒読みに入るのを確認されると野次馬共も静かにその瞬間に唾を飲み込む。
お互いの切っ先を向け合い、カウントが0に達した瞬間に一気にに詰め寄って鍔迫り合いを始める。
「ヤアアアアアアアアアア!!!」
気合の怒号と共に体格的にも筋力的にも劣るはずのユウキが押し退けてきた。その覇気にほんの一瞬気圧されてしまいそうになるが弾かれたリべリオンを右下から切り上げてまず一撃を与えようとするも簡単にあしらわれてしまう。
「ハァ!!」
後ろに軽くジャンプしたと思ったら着地と同時に踏み込んで突きを放ってくる。
それを左から薙ぎ払いで弾き飛ばし、体全体で一回転して逆袈裟を仕掛ける。だがこれも紙一重で回避されてしまう。流石にこのままでは泥試合になると感じたのか一旦間合いを取ることにする。
「ほぉ?流石に絶剣の二つ名は伊達じゃないらしいな?」
「まぁね。」
『は、早くも言葉に出来ない程のデッドヒートが繰り広げられている!!!ネロ選手の時もそうだが、この試合!!!どっちが勝つのかまったく予想がつかないぞ!!?』
再びガソリンに火が付いたのか、周囲には怒号の嵐が渦巻く。それをエボニーを取り出して一発、空砲代わりに発砲する。
「ダ、ダンテ?」
こちらの行動を不可解に思ったのか素っ頓狂な声を上げてこちらを伺ってくるユウキを他所にエボニーを仕舞う。
「さぁご来場の皆様。これから始まるのは天使と悪魔の一騎打ち!!こんな幸運!!そうそうに無いぜ..........こっから始まるのはフィナーレの中でも一番良いところなんだ。映画は静かに見るのがマナーだろ?」
どよめく野次馬.....もとい観客達はどよめく様を背に再び目の前にいる一人の剣士に向き直す。
「待たせたな。さぁ、続きといこうか?」
「..........プッ!!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
少女は面白おかしくなったのか腹を押さえて大笑いしだした。
「ごめんごめん!!なんかダンテらしくて!!ハハハハハハハハ!でも安心した!!」
「何がだ?」
「なーんにも変わっていない!!あの頃のボクの大好きなダンテだ!!だからこそ...........」
ゆっくりと切っ先をこちらに向けてギラギラとした眼光を共にこちらを定めてくる。
「勝ちたい.........超えたいんだ!!!」
「そうこなくっちゃな。なら、これからはお遊びは無しだ。さぁ...........パーティーの時間だ!!!!派手にいくぜ!!!」
BGM 《d.m.c(Bandver) fromDMCアニメ 》
その掛け声と共に再びお互いの剣が届く距離まで走り詰める。左手でアイボリーを取り出し、走りながら発砲するも左右にステップして回避されてしまう。
互いの手が届きそうになる距離まで近づき、先に仕掛けてきたのはユウキからだった。
右からの薙ぎ払いを受け止め、火花を散らす。
そのまま上に撥ね退け、上段から一気に振り下ろす。
「っ!?」
今度はユウキが剣を真横に構えて受け止めるがやはり筋力はこちらが上なのか徐々に押していく。
背中が仰け反っていくのに耐えられなくなったのか。斜めにして矛先を地面に変えられてしまう。凄まじい砂埃を発生し、こちらの視界が一部遮られてしまう。
「もらったよ!!」
片手剣ソードスキル、バーチカルスクエアのエフェクトが輝きを帯びてこちらの胴体に目掛けて襲いにかかろうとするが、初撃が空振りに終わってしまう。
「あれ!?」
完全に捉えたと確信していたのだろう。何が起こったのか理解できず呆けた表情をしている。
「惜しかったな?」
今の攻撃なら普通のプレイヤー......ましてやキリトなら大ダメージを受けていただろう。だが、こちらは既にユウキの背後に回っていた。流石に3年間もの間、仮想世界で鍛えられた第6感とでも言えばいいのだろうか、気配でこちらの存在を感じたのかすぐさま振り返って構え直す。
「ついて来れるか?」
トリックスターのダッシュの連続で四方八方に飛び回り、向こうのペースを乱すつもりだったが慌てふためくユウキも次第に落ち着いた表情に変わっていく。
「..........そこだ!!」
今度は単発のソードスキル、ソニックリープを偏差打ちをしてくる。その狙いは見事に的中し、こちらの胴体に触れる紙一重でエアトリックで頭上に瞬間移動をする。
「え!?また!!?」
今度は同じ手を食らわんとすぐに周囲を見渡しているが右往左往している始末だ。だが、太陽からの光が映し出すこちらの影が重なり、見上げるも太陽からの逆光の所為で目を細めてしまう。
少しばかり卑怯だと感じてしまうがこれはあくまで勝負だ。躊躇なく兜割りで振り下ろすもこれもまた剣で防がれてしまう。
だが今回ばかりは勢いを殺せなかったのか大きく後ろに下がってしまっている。
そのまま着地と同時にスティンガーで仕留めようと地面がめり込む程に地面を蹴ってユウキに再度詰め寄る。
しかし、これもまた向こうはサイドロールで回避する。
戦闘範囲が狭い所為かお互いの間には土埃が巻き上がる。普段通りに呼吸をすれば咽返ってしまうほどの濃度だ。
一瞬の隙すら許されない相手に咳き込むことさえ許されない状況でそんな失態は許されない。どう仕掛けようと考えたその時だった。
「おっと.........」
一瞬の隙も許されないと考えていた矢先、とんだ失態を犯してしまった。目の前に居た筈のユウキの姿が消えている。
周囲を見渡すも視界に入ってくるのは宙に舞う砂の景色のみ、時間ももう残り僅かに迫りつつある。どうやら向こうはここで一気に勝負を決めるようだ。
「さて、どうくる?」
聴覚に集中すると僅かにだが地面を蹴る音が聞こえるが右から聞こえたと思ったら今度は左、振り返ったら逆方向からまた聞こえてくる。
こちらを撹乱させて一気に勝負を仕掛けるつもりだろう。
だが、この状況はこちらとしても
もう一度耳に集中しているとこちらを中心に円を描くように回り込んで左側に到達した辺りからワンテンポ遅れて大きな踏み込んだ足音が聞こえてくる。
「もらったぁぁぁぁ!!!!」
ソードスキルによる眩いエフェクトが濃い紫色の剣に宿り、最後の攻撃に転じてきた。
「仕方ねぇ........ちょっと本気で遊んでやるか。」
完全に捉えたと思った。
ここで一発逆転を狙えると........そう確信していた筈なのに........なんで........
なんでボクは地面に倒れ込んでいるんだろう?
『な、何が起こったのでしょう?砂が巻き上がってしまった所為で両選手のやり取りがよく分からなかったが視界が晴れたと思ったらユウキ選手が地面に座っており、その喉元にはダンテ選手の剣が寸止めされている!!?』
司会者は勿論、観客席に居る人達からの何度目かさえ分からなくなってしまったどよめきが会場全体を渦巻いている。
もう一度今起きた出来事、最後にダンテに仕掛けた瞬間を振り返ってみる。
あの時、ダンテから見て左側から、つまりは死角から懐に入り込んだ。そこまでは記憶している。
問題はその先からだ。
刃が触れるその瞬間、ダンテの体から赤い光と稲妻が走りだし、ほんの一瞬だが姿が変わったようにも見えた。
渾身の必殺技、マザーズロザリオの11連撃、あのアスナさえ防ぐ事が出来なかった大技なのにも関わらず全て空振り。
それどころか向こうは防ぎきった後に見たこともない連続の突き技が目にも留まらない速さでこちらの四肢を狙って襲い掛かってきたのだ。
この間の出来事がたった数秒.........たった数秒の内に起こり、今現在に至る。
「惜しかったなユウキ?だが...........」
次に聞こえてきたのは終わりを告げるブザーの音だった。
「あ..........」
「これで終わりだ。」
ブザーが鳴り終わると同時にダンテは剣を仕舞い、手を差し伸べてきた。
「ま、中々悪くはなかったんじゃねぇか?少しは楽しめたしな。」
見上げるとそこには悪戯が成功したと言わんばかりに笑みを浮かべるダンテが居た。ちょっと......いや、かなり悔しい思いがこみ上げてくる。
「やっと勝てると思ったのに.........でも良いや!!楽しめたし!!」
今回は真正面から正々堂々と戦っても勝てなかった。だけどそれと引き換えにまた目標も出来た。
ダンテに勝つっていう目標がまた新しくボクの思い出の中で刻まれたのだ。これからもっと楽しくなりそうな予感がボクを駆り立てる。
ダンテの手を掴んで立ち上がり、体中についてしまった砂を叩き落としてもう一度向き直る。
「ねぇねぇダンテ!!さっきのって何!?新しいユニークスキルか何かなの!?」
「悪いが企業秘密だ。」
「えー?そんなぁ.........あ、そうだダンテ!!!」
このままダンテに小馬鹿されたままではちょっと我慢できないとどうにか意趣返しも兼ねてあることを思いつく。
「まだ何かあるのか?」
「うん!!ちょっと屈んでくれる?渡したいものがあるんだ!!」
「何でそんなこと____」
「お願い!!」
拒否してこようとする彼の言葉を遮って懇願すると数秒間無言だった口から溜息が吐かれ、漸くその腰を曲げてくれた。
「これで良いの____」
ボクはダンテの頬にキスをした。
ユウキとの戦いを終え、会場も悔しがる者も居れば、純粋に戦いに対して賛美の拍手を送ってくる者も居る。
そんな中、ユウキから渡したいものがあると言われ言われた通りに姿勢を屈めるたと思ったら、何故かその本人から頬に唇を当てられたのだ。
所謂欧米諸国で見られる挨拶のようなソレをした後、少女は悪戯をしたような笑みを浮かべている。
「お前なぁ......」
「へへへ♪あのねダンテ、もしボクの病気が治ったら_____」
「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!??」
そんなやり取りをしていると周囲から阿鼻叫喚に相応しい叫びが木霊する。まさかこの闘技場で耳を押さえることになるとは思わなかった。今日は次から次へと予想外なことばかりが起こるな。
「お、俺たちの天使が........」
「悪魔に......誑かされた!?」
「クソ!!ユウキちゃんは俺達の.......あの悪魔めぇ!!!」
先程の野次馬共の目からは血涙が出るのではないかと血走っており、その光景はとても妖精の国の住人とは思えないほどに豹変していた。
「え!?何!?何!!?」
隣に居る絶剣様は何故こういう状況になっているのか理解出来ず慌てている。こちらとしても何が原因であそこまで狂気を孕んでいる顔をしているのかは分からないが.......これまた好都合だ。
「わわわ!!?どうしようダンテ!?なんか会場にいる皆の様子が変だよ!?」
「さぁ、なんでだろうな?だが丁度良い........こっちはまだ不完全燃焼だったところだ。」
「え?」
「よぉお前等!!」
観客席に向かって大声で呼びかけるとすぐさま全員こちらに視線の矛先を向けてくる。
「見てるだけじゃまだ物足りねぇか?だったら降りて来いよ。もう少しだけ遊んでやる。」
すると観客にいるプレイヤー達は暫く沈黙を置いて..............
「お前らがぶら下げているソレはお飾りじゃないんだろう?」
「「「「「あの悪魔殺せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」」」」
「聖戦じゃあああああ!!!!」
「覚悟しやがれ!!!今度という今度は仕留めてやる!!!!」
己の得物を手にして観客席から次々へと降り立ってくる。その光景はさながら悪魔があの世から溢れ出たような醜いものだった。これではどちらが悪魔なのだろうか..........
「ダ、ダンテ!?どうするの!?皆怒ってこっちに来るよ!!?」
「言ったろ?こういうのは楽しむもんだ。それじゃ、第2ラウンドといくか!!」
コートを靡かせ、両手にエボニー&アイボリーを手にし、これから始まるイカれたパーティーに興じるとしよう。
「楽しすぎて狂っちまいそうだ!!!」
BGM《Devils Never Cry》
「ハァ~........結局、こうなっちゃうんですから.........」
一人の挑発により最早収集が着かない観客席にて栗色の
「今更何言ってるの。こうなることは大体予想していたでしょ?」
その後ろで腕を組みながら目の前で起きている大乱闘を呆れた表情で見つめる水色の
「わかっていますけど.......まぁ、ダンテさんらしいと言えばらしいんですけどね。」
「そうね。でも..............」
弓矢を構え、眼光をより鋭くしながら狙撃手としての呼吸を整える。
「ソレとコレとは話は別よね。」
「はイ♪ベツですネ♪」
いつの間に鞘から引き抜いたのだろうか、その右手にはやや長めの短刀が握られており、光が消えた瞳はただ眼前の獲物を捉え始める。
そして同時に塀を乗り越え、この騒動の原因の元へと走り出した。
その後
「キ、キリト君.......どうしよう。」
「あんの馬鹿........」
アインクラッドからの長い付き合いがあるとはいえ、何かしらの不祥事は起こるだろうと覚悟はしていたが.........その予想は悪い意味で大きく裏切られた。
隣にいる最愛の人は片手を額に当て、大きく項垂れている。
「...........取り敢えずはあそこにいるユウキをどうにか救い出してここからずらかるぞアスナ。」
「ダ、ダンテさんはいいの?」
「良いんだよ。あいつが始めたことだし、それにこんなことで殺られるような奴じゃない。」
「えぇ.............」
「伊達に2年以上も一緒に戦っていない。それより早く行く.........」
そう即決し、いざ行動に移そうとするも何を思ったのか再び落胆の様子が伺える。
「こ、今度はどうしたの?」
そう聞き直すも返事は返ってこない。その代わりに違う観客席に向けて指を刺した。
「???」
なぜあの場所を指しているのだろうか?再び問いただそうとしたその瞬間にある答えが浮かんできた。あそこに居たのは...........
「キリト君、あそこって............」
「あぁ、シリカ達がいた場所だ。」
「.........で、でも二人だったらまだ____」
「あとクラインの奴も見ていない。」
「...............」
私達はなんとも形容しがたい雰囲気のままゆっくりと会場の中心に起きている嵐を傍観することしか出来なかった。
”Rock on!! You killed over 100 fairies”
さぁ、ちょっと企画の方ではまさかの結果になってしまいましたが........
今後は慎重に事を運ぶことにします。
いよいよマザーズロザリオ編も最終回まで残り僅か、次回もお楽しみください。
ご通読ありがとうございました。