今回は前回に比べると早めに投稿出来たことにちょっと安心感を感じた作者です笑
最近PCがご臨終してしまったのでスマホで書いてますが運良くBluetoothのキーボードを見つけて衝動買いしてしまったものこれがまた作業が捗ってしまい、ここ2、3日で8割近くも仕上げる事が出来ました笑
さて、今回は仮想世界のお話は一旦置いといて箸休めの変わりに現実世界でのお話を書かせて頂きました!!
皆さんのご期待に添えることが出来たら嬉しい限りです!!
それでは第4話!どうぞ!!
ユウキとの依頼達成の為、とある洞窟にて調査をしてその過程で小さな少女をデビルメイクライにて一時的に預かることにしてから一日が経とうとしていた。
昼には仕事を終え、愛用しているバイクにて街中を駆け巡って一人だけの束の間の休息を楽しもうと_______
「で?これから何処に向かうつもり?」
するつもりだった.............単車特有の風を掻き分ける疾走感とは別に背中から伸ばされている両手が此方を離さないようにしっかりとホールドされ、後ろから僅かながら温もりが感じる。
「何でお前まで一緒に来るんだ詩乃。」
「あら?私が一緒に来ちゃ駄目な訳?」
ミラー越しにはスペアのメットを装着した眼鏡の少女がやや不満げそうな目つきでこちらを除き返してくる。文句を言いたいのは此方の方だというのに...........
「まさか優等生様が昼間から学校から抜け出す程のワルだっとはな。」
「お生憎様、こっちは今試験中だから午前中で終わり。」
普段こちらが揶揄っている意趣返しのつもりだったのだろうかその顔は何処かご満悦に見える。
「ねぇ、行き先がないなら先ずはお昼ごはんにしない?」
「自分の家で済ませばいいだろうが。」
「自炊も良いけど今日くらいは自分にご褒美したい気分なの。最近オープンした店が気になってたから其処にしようかしら。」
此方の都合などお構いなしに勝手にスケジュールを決めつけようとしてくる。此方に賛否を聞く素振りすら見せない。普段からこんな調子じゃ友達も少ないのも納得だ。
「.............今、何か失礼な事を考えていなかった?」
「気の所為だろ。」
「言っとくけど、こう見えても友達とは仲が良い方よ?今は皆と仲良くカフェで話をしたり、お互いの意見だって尊重しているわよ。」
もしそれが本当であれば少しはこちらにもその優しさというものを分けてくれると有り難いのだが............
だが今回は譲るわけにはいかない。何せ今回の依頼の所為で今店の方じゃややこしい事態になっているのは明白...........せめてこの時間だけは心に癒しを与えなくてはならない。
「悪いが、こっちは今忙しいんだ。一人で_____」
「そういえばさっき言ったお店って確かストロベリーパフェも有名だって聞いたんだけど?」
「................ 」
「其処の交差点を右ね?」
完全にこちらの欲望という弱点を突いてくるとは...........
GGOでの事件の頃の弱々しさは何処に行ったのだろかまさかこうも強かに成長するとは思いしなかった。
詩乃の道案内に身を委ねられ、辿り着いた先はこれはまた小洒落たみためをしており、店内にいるのは流行りに敏感な学生達が席に座っている。
よく見ればどこの席も男女のカップル達がお互い惚気あっている。
流石にこの状況になっているのは予想外だったのだろうか顔が赤くなり戸惑いの表情が顕になっている。流石にこの状況予測出来なかったのだろう、何度もスマホの画面を何度も見返して確認している様子だが間違い無いようだ。
「いらっしゃいませ。お二人で宜しいでしょうか?」
「いや、えっと………」
店員が此方に気付いて案内しようと声を掛けてくるも店を紹介してきた当の本人は狼狽える一方だ。
紹介した方が何故あたふたしているのだろうか。
若干挙動不審になりつつ店員に案内されるがままに氷の狙撃手は視線を床に定めて歩いていく。
「おいおい、随分と震えているが大丈夫か?」
「っ!?..........これくらい大丈夫よ。舐めないでくれる?」
明らかに大丈夫には聞こえない声色なのだが大丈夫なのだろうか?
そこまで気丈に振る舞えことが出来るならこちらの裾を掴みながら後を追いかけるのはやめてほしいものだが、幼少期から他人と関わる事を極力避けていた彼女にとっては大きな進歩だろう。
店員に勧められるまま席に座り、メニューを渡される。
流石に洒落た見た目と相まって内容も値段も素晴らしいものになっている。とてもじゃないが学生が来るにはそれなりの勇気が必要だ。確かにこれなら此方を強引に連れてこようとしたのも納得出来る。
流石にここまでくれば他人の目もそこまで気にならなくなったのか対面に座っているスナイパーは徐々に落ち着きが戻りつつある様子だ。紹介したはずの向こうがあのままオドオドしているのならどうしたものかと心配したが漸くこれで此方も肩を休める事が出来るというものだ。
互いにウェイターに注文お済ませた後、料理が届くまで雑談でもすべきなのだろが、女学生と会話をするための話なんて持ち合わせていない。向こうも同様なのか口が開く様子は一切感じられない。
誘われた方が何故こんなにも気不味い雰囲気にさらされているのだろうか理解し難いものだがやはり初めての経験というものは緊張感が付き纏うか眼の前で氷水が淹れられてるグラスを傾けるが僅かな震えが隠しきれていないところを見るにこの店を出るまでの間、詩乃は周囲からの有りもしない視線に戸惑うことになるのが目に見えた。
小洒落た喫茶店に女学生と社会人、傍から見れば危うい関係に見えているのか時折店員や他の客人が此方をチラチラと覗いてきている視線が感じられる。
心なしか詩乃もそれに応じて更に視線が下へと落ちていく。
「お待たせしました。」
周囲の雑談の声を掻き分け、ウェイターが注文した料理を両手に乗せて現れた。もうそれほど時間が経過したのかと思いつつ目の前に出された料理に目が移ってしまう。
普段目にすることのない料理が眼前に現れれたのか無表情............というより冷静沈着の表情を見せているものの何処か驚いているようにも見える。
詩乃に振り回されたて忘れていたのだが此方は夜明け前から仕事をしていて心身共に疲労感が募っている上に空腹が脳に訴えけけているのだ、自然と両手が左右に置かれたナイフとフォークに伸びる。
彩られた見た目にあまり表情が出ない彼女も目が輝きを帯びている。彼女も同様にナイフとフォークを手に取り、一口サイズに切り分けて口に運ぶとその目は大きく開き、より一層が輝きが増す。どうやら味の方も確かなようだ。
そろそろ此方も舌と腹部に満足感を満たすことに専念しよう。
互いに黙々と食べ終え、食後のデザートとドリンクが目の前に出され、一息ついたその直後だった。
「何かあったの?」
固く閉ざされていた詩野の口が沈黙を破った。一番楽しみにしていたストロベリーサンデーの一口目っを掬い上げ口に運ぼうとしていた手を止められてしまった。
「何がだ?」
「何かあったような顔をしていたから。
こういうのを女の勘というのだろうかその目は何処か確信を持っているようにも見えてしまう。
別に邪な事は考えてはいないのだがああも見つめられてしまってはそれに応じるように目を逸してしまいたくなってしまうものだ。
「問題ならいつもお前とシリカが引き起こしているだろうが。」
「そんなもの貴方が原因でしょ?そういうことじゃないの。」
どうにかして話題を変えようとしたもの、いつも頭痛が起きそうになってしまう事案をそんなものと一蹴されてしまい、更に頭痛が激しくなってしまうがこの女王様に関しては最早些細な出来事と認定しているらしい。
「あの時と同じ顔をしているのよ。デスガンの時の...........」
かつての出来事を思い出していたのか徐々に表情が険しくなっていく、今は自身のトラウマにも向かいつつ明るい顔を見せる事が多くなったもの、やはり命を狙われるほどの事件に巻き込まれた恐怖は拭いきれていない様子だ。
確かに問題といえば問題でもあるが今回起きた出来事はあの頃とは違い命に関わる事でもない。
だがあの少女の正体がハッキリしないことには何とも言えないのは事実。だが悪意は全く感じられないという点でどう解決したものか考えあぐねている状態でもある。
「.........別に何もねぇよ。」
「ホント?」
余程信用が無いのか疑惑の表情が解けることはない。
こう見えてもデスガン事件からそれなりに信用は得たと思っていたのだが全然納得していないと言わんばかりの表情がそれを物語っている。
「随分と信用が無いもんだな。」
「えぇそうね、どっかの誰かさんは自分一人で抱え込もうとしている悪癖があるものね。」
「.............」
「...........まぁ、無理して問い質すつもりはないけど、偶には頼りなさいよ。こっちには色々と借りがあるんだから。」
「その時が来たらな。」
「約束よ?」
少しばかり長話してしまった所為かグラスの上に乗っかている半分溶けてしまったアイスを掬い口に運んだ。
食事を済ませて店を後にし、再び二人で街中をバイクで走っていた。
「さて、次は何しようかしら。」
後ろに居る我儘女王はまだ欲望を満たしていないらしい。自宅まで送ろうとしたら物凄い不満そうな顔で訴えてきた。
もし無視してしまったら最後、ALOで暫くの間不貞腐れてしまってかなり面倒なことになってしまう。
そうなってしまうと思えばあと2、3時間程悪魔の店に居座っている女王様のご機嫌が良い状態のまま帰宅してもらった方が遥かに良い。
「ん?あれは..........何かしら?」
何かを見つけたのか疑問の声が耳に入ってきた。
その視線の先を見ると大きくも小さくもない通りでいくつもの屋台が設営されている。
「ねぇ、ちょっと見てみない?」
女王様の好奇心が燃えただろう催促するように要求してきた。今度こそその欲望が満たされることを切に願いながら再びその声に答えるようにハンドルを傾けてその場所に向かうことにした。
近づくにつれ、その場に居る群衆の声が耳に聞こえてくる。目と鼻の先まで近づいてみると様々な装飾品が売られているのが確認出来た。
「これは.........ミリタリー系?」
どこの店も迷彩柄の服や帽子、銃の形をしたアクセサリーをしたものが豊富に並べられている。見た所売れ残ってしまった品物を大安売りして消費しようとしているのだろう。どの商品の値段もお小遣い程度で買える物ばかりだ。
この光景を見て隣りにいる詩乃は非常に興味が湧いたのか人混みを掻き分けて商品棚の前に立ち止まり、じっくりと鑑定し始めた。
荒れた荒で鉄の塊とと硝煙の匂いがする世界で戦ってきた彼女にとってはお洒落なブティック同等以上に楽しめる場所らしい。初めは単なる好奇心で立ち寄ったはずの足取りがどんどん早くなり、次から次へと物色していく。
此方としても全く興味が無いかといえば否定出来ない部分もある。やはり仮想世界でも銃火器を扱っている身としては視線が移ってしまう。
「其処のお兄さん、何かお目当てのものはあるかい?」
長い間商品を見てしまっていたのだろう。店の主が此方に気付いて声を掛けてきた。
「いや、別に____」
「これなんかどうです?見た目がいいお兄さんみたいな人ならこういうアクセサリーなんかあるとかなり似合うと思いますがねぇ?」
人の話を聞かないのはここ最近の流行りなのだろうか?それとも此方の声が聞こえないくらい鼓膜が破れているのだろうか?
「悪いが買うつもりは.......ん?」
もう日も落ち始め、空の一部がオレンジ色に染まりかけていた。場所は詩乃が住んでいるマンションの前に着いていた。
「今日はありがと、楽しめたわ。」
「そいつは何よりだ。」
どうにか女王様は満足してくれたようだ。これで暫くの間は矢が飛んでくることは無いだろう。
「それからこいつも渡しておく。」
懐からある物を詩乃に渡し、本人は素っ頓狂な顔のまま両手で受け取った。
「何?これ?」
茶色い包み紙を解き、中身を確認した。
「ストロベリーサンデーの礼だ。」
「銀の.........弾丸?」
中身はライフル弾の形を模したアクセサリー。違う点とすれば本来の大きさより一回り小さくなっており、鉛の色ではなく鈍く、白い金属がオレンジ色の光を反射していた。
前に木綿季にアクセサリーを渡した事を知った時はとても酷いものだった。まさか出会い頭に弓矢を構えて危うく全身氷漬けにされてしまうとは誰が予想出来ただろうか。
何故あそこまで怒っていたのかは今でも分からない。かといっても今更本人から聞こうとしたらまた矢が飛んできそうな未来しか想像出来ないので止めておくとしよう。
アクセサリーを渡された本人は予想外の出来事だったのか両目広げながら固まっていた。
「ふぅん.........」
渡した本人の性格は理解していたものだが何とも乾いた反応だ。あまりこういうのは好みではなかったのだろうか?
数秒見つめた後、弾丸を模したアクセサリーを首に掛けた。
「どう?似合う?」
「さぁな。」
他の服装ならまだしも、学生服のままでそのアクセサリーでは反応しづらい。脛を蹴ってくる点を除けばそれなりにご満悦の様子だ。
流石に仕事での疲れが大きくなってきたのか眠気が強くなってくる。今日はもう帰ることにしよう。
「じゃあな。」
「えぇ、さよなら。」
互いに乾いた別れの挨拶を済ませ、帰路へと辿り着いた。
後日、シリカが笑顔のまま詰め寄った時は僅かに悪寒を感じた。
如何だったでしょうか?
まぁ、その..........何というか..........そろそろ出演してあげないと色々と身の危険を感じたもので...........はい.............
そして次のお話は.........言わなくてもわかりますよね。
何かと読者の方々にはネタにされていたのもも、まともに出ていたのはGGOの時以来ですかね............
そして暫くの間は今まで7〜8000文字で書いてましたが、5000文字程度で書いていこうと思います。
理由としては主に投稿頻度の問題ですね前にアンケートで答えてくれた方々には申し訳ないのですが当面はこれで様子を見ていこうと思います。
それではまた次回お会いしましょう!!
ご通読ありがとうございました!!