DMC×SAO 俺の転生物語   作:ユーグクーロ

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「..........あれ?アスナ、作者は何処に行ったんだ?いつもならここで挨拶しているなんだが。」

「あ、キリト君。実はさっきまで一緒に居たんだけど........その........ここ最近忙しかったみたいでかなりストレスが溜まっていたみたいで急に発狂してスタジオを抜け出しちゃったの。」

「抜け出したって......何処に?」

「よく分かんないんだけど...........」

『ちょっとミデアにカミカゼアタックしてくる。』

「って喋ってどっか行っちゃったみたい。」

「え、何?ミデア?カミカゼ?一体何の話だ??」

「さぁ?」

「えっと..........取り敢えず第6話、どうぞ...........」

白銀刀さん!!評価してくださりありがとうございます!!!


6 嵐の前触れ

二人の我儘猫の相手も無事..........とは言い切れないが事なきを得て、漸く自宅に戻り、今や唯一のオアシスとも呼べるベットにダイブして瞼をゆっくりと漕ぎ始めたその時だった。

 

枕の隣に放り投げたスマホがまた此方の脳を揺さぶり始めたのだ。

夢と現実の狭間に立ち往生している此方には苦痛でしかないそれを直様蓋をし、有耶無耶にしようとしたのだがまたもや夢の世界の扉の前で仁王立ちする。

 

眉間に皺を寄せながらその正体を確かめ、億劫な気持ちを溜息で表しながらスマホを耳に当てた。

 

「なんだお前か、悪いが今手が離せないんだ。後にしな..........ったく.............分かった。行きゃ良いんだろ?」

 

まったく、どいつもこいつも自分の都合ばかり考えるもんだ。

もう少し相手の気持ちを察して欲しいと常々思う。

この前日に休日出勤を言い渡されたこの絶望感をどうしてくれる?

 

やっとあの二人から開放されたのかという平穏が訪れたという期待を大きく裏切られ、肉体のデモ活動をどうにか抑え込み、アミュスフィアを被った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボク達は再び街に戻り、再びデビルメイクライへと足を進めていた。

 

「ねぇママ?かえったらパパいるかな?」

 

 

いつもなら軽い足取りで歩いている筈なのに今は鉛の鉄球が取り付けられたかの様に酷く重い。

 

「ママ?きいてる?」

 

「えっと...........ルナちゃん?」

 

「なに?」

 

「どうしてボクをママって言うのかな?」

 

そう問いかけるも手を繋いでる銀色の少女は首を傾げてキョトンとしている。

 

「だってパパのことだいすきなんでしょ?」

 

「た、確かに言ったけど..........それとこれはちょっと違うような..........その...........」

 

「...........ちがうの??」

 

此方の言い淀むと母親ではないと言われると予想したのか今にも泣き出そうな震えた声で逆に問い詰められてしまった。

 

 

「ちょ、ちょっと待って!?違うんだよ!?」

 

もしここでたった一言でも言い間違えて、この子の疑問に間違った選択をすれば大粒の涙が零れてしまうだろう。

どうにかしてこの場は収めてもらわないと唯でさえ周囲の視線が集まってきているというのに更にこの場で泣き叫ばれたら野次馬の格好の的にされてしまう。それだけはなんとしても避けなくてはならない。

 

「えと...........ほ、ほら!?泣かないで!?ママじゃないとかそんな事じゃないから!!ね!?」

 

「グスッ...........ほんとう?」

 

「う、うん!!ほら!ママの所においで!」

 

あともう少しで崩壊しかけた堤防はどうにか破壊は免れたようだ。

梅干しのようにグシャグシャになった顔でヨチヨチと両手を前に出しながら此方に歩み寄り、裾に掴んで顔を埋めてきた。

いつもの活発な元気は何処にいったのだろうか?

 

「そ、それじゃあお店に戻ろうか?」

 

「ヒグッ.............わかった。」

 

その問い掛けに対して鼻水を垂らしながら此方を見上げてくる。

こうして接しているとやはり見た目相応に愛らしさがどうにも庇護欲が掻き立てられてしまい、断ることが出来ずのまま流されているこの現状に現を抜かしてしまっている。

 

「お?なんだ、誰かと思えばユウキじゃないか。」

 

最早呼吸をすることのように当たり前に溜息が吐いてしまっていると後ろから褐色肌の大柄なプレイヤーの影がこちらの体を覆い隠した。

 

「あ、モリソン。」

 

「よ、こうして会うのは退院以来だな。おや?そっちの子供は?迷子か?」

 

「え?あ、うーんと..........この子は_____」

 

モリソンがルナを不思議そうに見ている。そう言えばまだこの子が出会った事を誰にも相談していなかったのだ。不思議に思うのも無理はない。

出来ることなら初めはアスナ達に連絡を取り、この子についてユイちゃんに調査して貰いたかったのだがここ数日、お転婆娘の暴走で手一杯に陥り、後回しになってしまった。

どうしてもっと早く対処出来なかったのだろうかと思うが過ぎ去ってしまった時は戻すことが出来ないのだ。

頭の中で激しい後悔の念とこの状況を打破しなければならないという焦りが頭の中で渦巻いてしまう。

 

不味い。どうにか今だけは誤魔化しておきたいのだが果たしてどう説明したら良いのだろうか必死に頭の中でパズルのように組み立てていると...........

 

「ママ、このおじさんだれ?」

 

たった一言で此方の僅かな希望を小さな女の子に潰されてしまった。

どうしよう........おじさんと呼ばれた大柄なプレイヤーは両目を見開いて此方とルナを何度もその瞳が往復している。

 

「ちょ........ちょっと待て。ママ?おいユウキ、こいつは........」

 

「その........実はね..........」

 

 

 

 

 

 

 

「なんだそういう事か。ハハハ!!」

 

こっちは未だに現状解決出来う四苦八苦しているというのにモリソンはご自慢の帽子を抑えながら天を仰いで大笑いしている。

病気が完治してから色々とお世話になってしまっている人物なのだが今回ばかりは悪態を突きたくなる気持ちが大いに勝っている。

 

「にしてもあいつが父親ねぇ?こいつは傑作だ。」

 

笑いが止まってもなお面白い玩具を見つけたと代弁している笑顔のままだった。恐らく今度ダンテに会ったらこの事で冷やかしてやろうと考えているのだろうかとてもじゃないがあまり良い印象とは言えないソレだ。

 

「そ、そういうモリソンはどうしてこんな所に居るの?また依頼の収集?」

 

流石にこれ以上ルナの事でおちょくられるのは息が詰まりそうだ。尤もらしい話題で話を逸らしてこれ以上精神的なダメージは避けなくては身が持たない。

 

「ん?あ、俺か?いや、別にそう言うんじゃなくてなちょっとダンテに用があってな、そいつが済んだんで帰る最中だったのさ。」

 

「パパきてるの!!?」

 

父親の話になった途端に目の輝きがより一層増してモリソンに問い詰めるも肝心の褐色肌の初老は何処か歯切れが悪そうに目を逸らした。

 

「あー..........まぁなんだ...........大好きなパパに会いたいお嬢ちゃんには悪いんんだが.............ダンテの奴は話が終わってすぐにログアウトしちまったんだ。」

 

その言葉で瞬く間に萎れてしまい、此方の裾に顔を隠してしまった。

 

「なんだユウキ、お前ダンテとは連絡が取れていないのか?」

 

「うん、こっちでも現実世界でもメッゼージを送っても返事が返ってこないんだ。多分気付かずに放ったらかしにしていると思う。」

 

「ったくあいつもまた.............」

 

そう、ダンテとは此方から連絡する手段がまったくないということはないのだ。今はダンテのご両親と共に実家にて過ごしているものの、時折電話もするし、なんならダンテが住んでいる寮にも何回か遊びにも行ったことがあるくらいだ。

 

勿論ルナがダンテに花を届けたいとメッセージを送ってはいるが一向に返信が来る気配が微塵も感じられない。

何せ玄関のポストボックスに広告のチラシが溜まっているのを常にしている人物なのだ、この事に関しては吐息一つで納得してしまうのは記憶に新しい。

 

「いつになったらパパにあえるの............?」

 

隣から聞こえてくる拙い声で我に戻り、声の主を見るとその萎れた顔がチラリと確認できた。

腰を落とし、頭を撫でて落ち着かせるも肝心の本人がいなければ唯の時間稼ぎでしか無い。

この子だってきっと我慢の限界がきっと訪れるだろう。もしそうなってしまったら対処出来ない未来しか思い浮かばない。

 

「おっと、よっぽどダンテの奴に会いたいんだな。そいつは悪かったな、折角の楽しみを台無しにして。」

 

なんとも気不味い雰囲気にしてしまったモリソンは謝罪するが一体どうしてくれるのだ。一旦泣きじゃくったら後が大変だというのに..............

 

「お詫びと言っちゃあなんだが、明日またダンテの奴と店で会うことになってんだ。それでどうだい?」

 

「..........ほんとう?」

 

「あぁ本当さ。」

 

鼻水をすすりながら潤んだ目でその事実を確かめようとする幼い少女からの精神攻撃を避けるように目線を逸して肯定している。

 

「お嬢ちゃん、名前は?」

 

「ルナ?ルナはルナだよ?」

 

ルナから自己紹介を耳にしてモリソンは何故か少しばかり両目を広げ、驚いている様子だった。

 

「ルナ?」

 

「うん!!ママからもらったの!!」

 

その言葉にモリソンは不思議そうに此方を見てきた。

ルナという名前自体はそこまでおかしくは無いと思うのだが、その表情からは驚いているとしか感じられない。

 

「どうかしたの?」

 

「ん?あ、いや、何でも無いんだ。それじゃあお二人さん、ダンテの奴と会ったら連絡するから適当にしていてくれ。」

 

「ありがとう。モリソン。」

 

そう感謝の意を伝えるとその返礼として帽子を軽く浮かせて足を進めていった。

 

「おじさんバイバーイ!!」

 

ルナからおじさん呼ばわりされ、若干苦笑いの横顔が見えてしまい、申し訳無さに手を振りながら此方も苦笑いしてしまう。

本人もそう呼ばれてもおかしくはない歳であるという自覚はあるはずなのだが、やはり女性に限らず男性陣でも一定の年齢層に到達したら気にしてしまうものなのだろうか?

 

などと先程まで深刻な状況下に置かれていたにも関わらずそのような些細なことにさえ笑みが溢れてしまう。

 

やはりダンテの悪癖が感染ってしまったのか、それともただ単に自分の中で余裕が持てるようになったのか、それを確かめる術は今は持ち合わせてない。

 

「ママ?」

 

ルナに袖を引っ張られ、どうしたら良いのか困っている様子だ。

それもそうだ、本来会うはずだったダンテも暫くは店に戻ってくることも無いだろう。

こちらもその後の事はまったく考えていないが少なくもずっとこの場所で立ち往生しているわけにも行かない。

今現実世界では夕方になっているのだろうか、ALOの世界の空も気が付けばオレンジ色に染まっていた。

そしてその傍らには欠伸を掻きながら涙目を手で擦りながらウトウトしているルナが必死に睡魔と戦っている。

もう今日の所はここら辺で終わりにするとしよう。

 

「取り敢えずは帰ろっか?」

 

「うん!!」

 

あまり意識していなかったが、気が付けばルナの小さな手を繋いだまま歩いていた。

最初の頃はあまり自分とより小さな子供と触れ合うことが無かった為、中々馴染む事が出来なくて悪戦苦闘していたが、今ではこれがお決まりにさえ感じてしまいそうになっている。

 

「ねぇママ。」

 

「ん?何かな?」

 

「パパよろこんでくれるかなぁ?」

 

「そうだね...........うん!!きっと喜んでくれるよ。」

 

ルナはその言葉を聞いて安心したのかはにかんだ笑顔を見せてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ALOからログアウトし、自宅にて休息を取る..........とはいかず、今は自身が立ち上げた法律事務所のオフィスにいる。ふと視線を壁に貼り付けてあるデジタル時計に向けると時刻どころか日付が変わっていることが確認出来た。

窓から見える景色は既に星々が夜の空を彩っており、月の明かりが僅かに地上の景色を照らしている。

今の時間帯は当然の如く既に従業員達は退勤しており、普段は固定電話のコール音やFAXの起動音、ボールペンのなぞる音が聞こえるが今はそんな雑音を奏でる演奏者は誰も居らず静けさだけが漂っている。

そんな職場にたった一人、パソコンとにらめっこしている。

 

部屋は外と同様に暗闇に包まれており、デスクトップに設置されている照明器具の明かりだけを頼りにキーボードをタイピングしていく。

だがやはり長時間座り込んでこの作業をしていると腰に蓄積されていく痛みは当然、瞼を抑え込み、炎症しているのではないのかと錯覚する疲労感に耐えながら肺の中で押し殺した空気を一気に排出し、一区切り付いた仕事に達成感を覚える。

 

「ダンテの奴が父親か............」

 

そう呟きながら机の片隅に置かれているマグカップを手に取り、最初は淹れたての温かったであろうが長時間放置され、完全に冷めきってしまったコーヒーで喉を少しだけ潤す。

 

仕事の都合上、飛鳥ことダンテ、そしてダンテと一緒に戦ってきた彼らとはあまり仮想世界で接する機会はそう多くはない。

依頼の為とはいえ、久し振りにログインし退院した後のユウキの姿が確認できたかと思えばその隣には見慣れない銀髪の女の子が立っていた。

 

アスナ達の娘であるユイというナビゲーションピクシーが二人をパパママと呼ばれていた時は驚いた。

もう流石にアレ以上の出来事には遭遇することはないだろうと思っていたのだが............まさか同じ出来事に遭遇するとは誰が想像出来ただろうか?

 

「にしてもルナ..........ねぇ?」

 

仮想世界ではデビルメイクライの依頼募集し、ダンテ本人に紹介する形となっているが今回行っている仕事はちょっと訳ありの内容となっている。

 

再び眠気を覚ますだけのものとなってしまったマグカップの中身を流し込んでいるととスマホから着信音が鳴り始めた。

 

「はい、大塚です...........何だお前かよ飛鳥。」

 

電話に対応するために耳を当て、画面からは聞き慣れた声が鼓膜に響いてくる。

 

「珍しいな、お前さんから連絡を寄こしてくるなんて...........」

 

普段は此方からコールしても出てくれないことだって度々ある。普通であれば折返して掛ける筈なのだがこの男に関してはそんなものを期待してはいけない。なんなら気付いていない時すらあるのだ。

そんな奴から連絡してくることに両目が見開いてしまうのは無理もないだろう。

 

「そういやさっきALOで前にお前さんが言っていた子供に会ったぞ?中々可愛らしいじゃないか。」

 

片手に持っているマグカップを呷りながらつい先程の出来事を肴に電話相手の狼狽える声が聞けるのではと淡い期待を抱いたのだが返ってきたのは無言と僅かに聞こえる溜息のみだった。

 

「ハハハ!!ここ最近愚痴をこぼしていると思ったらあの子のことだったか!!」

 

飛鳥と今の依頼を引き受ける前の頃だった。普段は退屈そうにしていた筈のあいつがどうにも落ち着かない様子で何事かと思い、理由を聞いてみれば厄介なモノを拾っちまっただけだとその一言だけだった。

 

 

「ったく。あんな可愛らしいお嬢さんに懐かれて何が不満なんだ?ん?...............あぁ、悪かった悪かった!俺が悪かったから切らないでくれ。」

 

つい調子に乗ってしまって危うく肝心の話をする前に終えてしまうところだった。

 

 

「それじゃあお待ちかねの本題に入ろうか?................あぁ、この間の話だが.....................そうだ.............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの子を貰ってくれる人物から連絡が取れたぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さん今回は如何だったでしょうか?
次回はもっと早く作れるようにしたいのですが何かと休日に予定を入れられてストレスしか残りません…………

まぁそんな時バトオペをご存知の方々……そして私と一緒にプレイしてる方なら前書きで察しているでしょう…………では御一緒に。








バンザアアアァァァァァァァァァイ!!!(精神崩壊)










次回はもっと早めに制作します(土下座)


ご通読ありがとうございました。
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