これがロストチルド編??終回となっております???
??初????話程度で済ませるつもり??った??ですが予想以上に長くなってしま????直????かした感が半端な????すが無事書ききれて良かったです???
それでは??終回????ど???????
「アハハ!!ユイちゃん!!こっちこっち!!」
「あんまり動かないで下さい!!」
店の中で少女二人が追いかけっこする傍ら、ボクは二人にルナとの出会いとその経緯を話していた。
「...........っとそうなっちゃって、今はこの店の新しいメンバーになったんだ。」
ここまでできる限り簡潔に二人に説明したもの、何といえば良いのかわからないといった表情なのだろうか、終始唖然としていた
「ど、どうかした?」
「え?あ、ううん!!?ちょっと既視感があるというかその.......ねぇキリト?」
「な!?そこで俺に振るのか!?」
対面に座っている二人は視線だけで会話するかのようにいくつも表情を変えている。此方と違い、二人は両思い、ましてやアインクラッドの時から交際しているのだ。
言葉で言わなくても互いの考えが理解できる程の関係なのだろう。
「ママ。」
不意に横から入り込んできたのは二人の愛娘のユイの姿だった。
システム的な意味でルナの正体を調査してもらおうとしていたのだが、案の定、機関車娘との追いかけっこに酷く疲弊したユイはは母親であるアスナの膝下に帰還し、束の間の休息をえようとしていた。
「ユイちゃん。どうだった?」
「はいママ、どうやらあの子は私と同型........同じメンタルヘルスカウンセリングを目的としたAIのようですね。」
「ということはあのルナって子は俺達があのアインクラッドに閉じ込められていた頃から存在していたって事か?」
「はいパパ。私とは別にもう一つの試作2号機のAIとして作られていたようでしたが完成間近にSAOが開始されてプランは中断、事実上凍結されてしまったようです。尤も彼女の場合は私と運用方法が異なるようでしたが.............」
その言葉に首を傾げているとユイが再び言葉を繋げ始めた。
「根本的には同じですが彼女の愛らしい言動がプレイヤーの庇護欲を刺激し、癒しという形で精神面を補助するといった目的で干渉する予定だったようです。」
AIということ自体は薄々予想していたのだが、淡々と述べられるユイの言葉を聞き、ルナの幼いあの言動に納得が出来てしまった。
確かにあの子の天真爛漫な部分がソレを指しているのだろう。実際に一緒に行動していて楽しいと思えた節も多々ある。
その話の中心となっている少女は惰眠を楽しんでいるダンテに跨って面白がっている。きっとそんな話を問いただしても当の本人は知らぬ存ぜぬとしか言わないだろう。
「それにしても............こんな依頼をしてきた人って誰なの?ユウキ。」
「えっと、ボクも実際に会ったことがないというか.........モリソンからしか内容を聞いていなくて。確か依頼人の名前がKって書いていたみたい。」
「K?」
言葉通り、洞窟に訪れたのもモリソンから経由して知った依頼であるが別にそのことに対しては其処まで珍しいことではないのだ。
ダンテの面倒くさがりでこの手の依頼を拒否することも少なからずあった為、今回もそうなってしまうと思いきやその依頼人と思われる頭文字を聞いた途端、なんとも不思議なことにその重い腰を上げたのだ。
「Kって.........キリト君。」
一体何を考えているのか急に二人の顔が曇り始めたのだ。
よく分からないのだが、ダンテもそのことがあったから今回の依頼を引き受けたのだろうか?
そんな事を思い耽りながら、ダンテと娘であるルナ、その二人をただただ眺めることしか出来なかった。
ルナをデビルメイクライに迎え入れてからはや数日が経とうとしていた。
あれからというもの、毎日ログインしては挨拶と共に腹部に強烈なタックルと共にしがみついてくるのを引き剥がす日々を送っている。
『____パ?』
最初はどうなるものかと一時期は悩んだものの、今ではデビルメイクライのマスコットキャラの立ち位置に定着しつつある、最近ではルナを愛でることを目的に様々なプレイヤーが適当に依頼を寄せてくるのが現状だ。
『__パ!___ってば!!』
最初の頃に比べ、デビルメイクライもそれなりに大所帯になり、今や静かな方が珍しいくらいになっている。
この世界に迷い込んでからというもの、奇妙な出来事の連続だった。
『狸__ないで、起き___!!』
ソードアート・オンライン、アルヴへイ厶・オンライン、ガンゲイル・オンライン、どの世界に足を踏み入れ、初めは魔具を始めて見た者は皆同じように驚愕し、あれこれと質問攻めしてきたものだが、今では当たり前のように感じているらしい。
やはり現実と仮想、どちらにいようがいずれは慣れてしまう。
人の環境適応能力にはいつも戦慄を感じてしまうのは俺だけなのだろうか?
『パパってば!!いい加減起きてよ!!』
____うるさいぞルナ、今何時だと思ってるんだ。
『またルナ姉と間違えてる........というよりもう8時過ぎているんだって!!』
ゆっくりと微睡みの中を泳ぎながら重くなってしまった瞼をどうにか持ち上げると見覚えのない少女が此方を覗き込んでくる。
『もぉ..........如月先輩と桐ケ谷先輩のお父さん達と遊びに行ったら結局こうなるんだから..........ほら!!ママももう準備出来てるんだからいい加減起きて!!』
_____どういうことだ?
『まだ寝ぼけてる...........忘れたの?今度の夏休み前のテストで全教科90点台突破したらキャンプに連れて行くって約束したでしょ!!今更忘れたーなんて誤魔化しは効かないからね?』
呆れた表情で部屋の扉を開け、そのまま何処かへと去ってしまった。
俺を父親と呼ぶのはルナだけだったはず、しかし今確認出来た人物は見た限り中学生.......いや、高校生ぐらいだろうか?
____駄目だ、思考が纏まらない。というより......ここは何処だ?
周囲を見渡すが家具も含め、何もかも見覚えのないものばかりだ。
それどころかこの部屋そのものすら自分が使っていた寮の部屋ではない。
『パパー!!いい加減に降りてきてよー!!』
再び此方をパパと呼ぶ見知らぬ少女の怒号が響いてきた。このまま憶測っを重ねても意味はないだろう。取り敢えずは体を起こして状況を把握しなければならない。
数時間休ませ固くなってしまった筋肉に鞭を打ちながら上体を起こすも気怠さの他に酷い頭痛が襲いかかってくる。
思わず左手で抑え込むもふと違和感がまた襲いかかってきた。
頭を抑えた左手の薬指に奇妙な感覚があるのだ。今もなお襲いかかってくる頭の痛みを何処かに押しのけ視線を向けるとそこには銀色の指輪が着けられていた。
手の甲を表にしてみるとその指輪には小さいながらもダイヤモンドが埋め込まれており、窓から差し込む光から自分の存在を訴えるように複雑な反射を繰り返している。
ますます困惑の渦に引き込まれてしまった。
薬指に指輪.............それは結婚している者の証として日本に限らず、世界共通の認識として存在するモノだ。
流石にこればかりは動揺を隠すことが出来ない。何せ昨日まで独身の身だったのだ。一体どうすれば一晩にして異性の相手と結ばれ、その間に10代後半の娘が存在するというのだ。
『パパーーー!!』
3度目の怒号が耳に入り込んでくる。まずは色々と確かめるには下に降り、娘と名乗る者とその母親...........この指輪と一対になるモノを身につける相手を確認せねばならない。
先程少女がでた扉を開け、下に続くであろう階段が目に入る。
そこをゆっくりと降りていくと怒号の主である少女の楽しそうな会話が耳に入ってくる。
その音源を頼りに近くの部屋の扉へと手を伸ばし、開けると少し広めの部屋があった。
中央には大きなテーブルに4つの椅子が囲んでおり、部屋の端いは大型のテレビが設置されており、その画面からはニュース番組が流れているのだろうか、、アナウンサーの流れるような朗読が聞こえてくる。そしてそのテーブルの向こうにはそれなりの広さがあるキッチンが存在していた。
見た限り何処にでもあるような見た目をしているのだがどうにも使い慣れたというべきなのだろうか新築の違和感のようなソレは一切感じられない。
『あ!!ママ、やっと寝坊助さんが降りてきた。ママからもなにか言ってよ。』
先程から怒号を発していたのだから大体予想はしていたのだが彼女の定位置と思われる椅子に座り込み、ニュース番組から視線をずらし、此方を確認したと思ったら如何にも呆れたと言わんばかりの表情で反対側のキッチンにいるであろう人物に報告する。
其処にいたのは最早幼さが消え去り、大人の女性らしさを備え、___が此方に微笑んでいた。
「___きて。パ___。」
____お前は.............
「パパ!おきて___おきてってば!!」
_____起きてるだろ?そんなに耳元で叫ぶな。
「パーパ!!」
再び鼓膜を突き破ってきそうな大声が響くもそれはどこか幼く、最近聴いたことがある声に引っ張られるように周囲が眩しくなっていく。
次に瞼を開ければ其処はいつもの自身が経営するデビルメイクライの自分の定位置の机に足を置き、椅子に背を預けていた。
どうやらキリト達を待っている間に夢の世界に迷い込んでしまったらしい。
「パパ?なにかあったの?」
「..........何がだ。」
「なんかすごくうれしそう。」
面白いものを見たと言わんばかりの生意気な笑顔に少しばかり苛立ちを覚え、額に軽くデコピンをお見舞いする。
「フギャ!?うぅ、ママァ.........」
許容範囲外の痛みだったのか奇声を発した後、涙目でユウキの元へと逃げていった。
気が付けば二人は既に訪れていたようでキリトに関しては顎を手に載せながら呆れた表情で此方を見ている。
アスナに関してはユイを抱えながら苦笑いしか出てこないのか乾いた笑い声しか出ていない。
そしてこの店の新たなトラブルメーカーはユウキに泣きついてしまい、それに対してママと呼ばれている当人はどうして良いのか分からずあたふたしている。
そんな光景を目にし、いつになったら静かに眠れる日が訪れるのだろうかと溜息が吐いてしまう。
初めはアインクラッドにてキリト達と出会い、それを起点に様々な人物に、出来事巡り合い、翻弄される日々を送ってしまったのだが結果的には悲劇は回避され、ALOでの須郷の一件以降は比較的に穏やかな平穏が訪れつつある。
「パパ!!ねこさん!!ねこのおきゃくさんさんがきたよ!!」
後は菊岡に接触してうまく
「パパ?おきゃくさんだよ?パパってばぁ。」
まぁそれを解決するのはまだ少し先の話になる。せめて
「あれ?ママどうしたの?おかおがあおいよ?どこかきもちわるいの?」
今だけはこの平穏を噛みしめるようにしよう。
はい!!これにてロストチルド編完結となりました!!如何だったでしょうか?
さて、この次はお待ちかねのアリシゼーション編に突入…………といきたいのですが、そのことに関しては後日に活動報告にてお知らせしますのでそちらの方も確認して頂けるとありがたいです。
ではまたお会いしましょう。
ご愛読ありがとうございました!!