DMC×SAO 俺の転生物語   作:ユーグクーロ

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さぁ、始まりました第4話!!
これからキリトも前面に出していきますので今まで通り温かい目で見守ってください。

キリト「なぁ作者。」

作者「?」

キリト「いい加減にダンテにいじられるのやめさせてくれないか?」

作者「まぁ確かにそれもそうか、そろそろキリトも明るくなってきたし...」

キリト「!!それじゃあ!?」

作者「だが断る。」

キリト「おい!!」

それじゃあ改めて第四話!!どうぞ!!


4 赤と黒とビーストテイマー

ダンテ「今日のノルマもクリアしたし、そろそろ帰るか....」

 

ステータス画面と睨めっこしながらそう呟いた。

 

ダンテ

 

 

 

トリックスター LV3

 

 

 

ソードマスター LV3

 

 

 

ガンスリンガー LV2

 

 

 

ロイヤルガード LV2

 

 

 

??????

 

 

 

??????

 

 

武器

 

 

 

リベリオン、ケルベロス、アグニ&ルドラ、ネヴァン、ベオウルフ

 

 

 

エボニー&アイボリー、ショットガン、スパイラル、アルテミス、カリーナ=アン 

 

 

ダンテ(いつの間にかスタイルの項目が増えてる?....もしかして....)

 

「きゃああああああああ!!!」

 

俺はある目的のため、第35層の[迷いの森]でレベリングを終え、町への帰路を辿ってる最中だったが突然悲鳴に似た叫び声が聞こえた。

 

ダンテ「!!今のは...あっちからか!!」

 

すぐさま声がした方向に駆け出していった。

 

???「ピナ!?ピナ!?しっかりして!?」

 

そこにはテイマーと思われる一人の少女が小さいドラゴンの様なテイムモンスターにピナと呼びかけていたが、数秒後に光となって砕け散った。

そんな事を他所にこの辺りに生息しているドランクエイプの三体の内の一体が少女に棍棒を振りかざそうとした。

 

俺はすかさずモンスターに向かってリベリオンの技[ドライブ]を三連撃放ち一体を倒す。

 

ダンテ「おいおい、ここら辺で散歩するのはお勧めしないぜ。お嬢さん」

 

???「ふぇ??」

 

少女は涙目になりながらこちらに振り返った。とりあえず、話は残りのモンスターを片付けてからにしようとしていたがどうやら先を越されたらしい。

 

ダンテ「よぉ、また会ったな。キリト。」

 

キリト「っ!?ダンテ、お前だったのか。」

 

キリトはこちらを見ると気まずくなったのか、目線を逸らした。月夜の黒猫団の件か、サチのメッセージの件なのかはわからないが気にしすぎだと思うがな。

 

???「あの....」

 

キリト「!?...ああ、すまない、大丈夫か?。」

 

???「あ、はい。でも...ピナが....」

 

キリト「すまない、君の友達を助けることができなかった。」

 

少女は大事に手の平にある羽のような物[ピナの心]を持っていた。

 

キリトはそれを見て少女に問いかけた。

 

キリト「ひょっとしたら、君の友達を生き返らせる事ができるかもしれない。」

 

???「ほ、本当ですか!!」

 

キリト「47層の南に『思い出の丘』っていうフィールドダンジョンがある、そこに蘇生アイテムがあるんだ。」

 

あまり関係ない事だと忘れかけていたが、俺も以前、アルゴからその手の情報を聞いたのを思い出した。

 

???「本当ですか!?...あ、でも....47層...今の私じゃあ...」

 

再び少女は俯いてしまった。最前線ではないが35層でやられそうになっていた彼女の実力を考えてもここよりも12層上のフィールドなんてとても手が出ないだろう。

 

ダンテ「確か、ビーストテイマー自身が行かなければ咲かないんだったか。」

 

キリト「ああ、それも期限は三日までだったはず....」

 

???「そ、そんな。」

 

蘇生アイテムの条件を聞いて少女はさっきよりも落胆してしまった。

 

キリト「なぁダンテ何か良いアイテムや防具ってあるか?」

 

ダンテ「ん?ああ、こういうのはどうだ?」

 

そう言い、防具と武器を出す。 

 

キリト「えーっと、これとこれを組み合わせれば良いな。」

 

俺とキリトは少女に複数のアイテムを送った。

 

???「あの、これって...」

 

キリト「俺達の装備品を合わせれば、10レベル近く底上げされるだろう。それに俺も行けば突破は難しくないだろう。」

 

???「あ、あの。どうしてそこまでしてくれるのですか?」

 

キリト「....笑わないでくれるかな?」

 

キリトは少し悩んだ表情をして言った。

 

キリト「君が...妹に似ているから...かな」

 

少女はそれを聞いたとたん笑い出した。

 

シリカ「自己紹介が遅れました。私はシリカって言います。」

 

キリト「俺はキリト、こっちはダンテ。」

 

キリトが俺を含めてシリカに自己紹介をした。

 

ダンテ「なら、俺も同行させてもらうぜ。」

 

キリト「ダンテ、良いのか?」

 

ダンテ「まぁここ最近、レベリングの毎日でマンネリ化していたところだったからな。それに.....」

 

キリト「それに?」

 

ダンテ「いたいけな少女が誑かされないように監視していないとな。」

 

シリカ「ふ、ふぇえええええ!!!//////」

 

キリト「お前は俺をなんだと思ってるんだーーー!!!」

 

俺はキリトのキックを高笑いしながら回避した。

 

キリトはシリカにどうしてあそこにいたのか経緯を聞いた。

 

少し前までパーティーにいたが報酬分配のいざこざで単独行動することになり、先程のモンスターと遭遇したというのが事の顛末だという。

 

シリカ「それで、私の所為でピナが.....元は竜使いなんてもてはやされて天狗になっていたんです。」

 

ダンテ「なるほどな、確かにそれはシリカの所為だな。」

 

シリカ「っ!?」

 

キリト「ダンテ!!」

 

ダンテ「だが、自分の過ちを気づけた奴は少なくとも愚か者じゃない。

ま、ピナを取り戻したらそのミスは全て帳消しなんだ、気楽に考えようぜ。」

 

シリカ「ダンテさん.....はい!!」

 

自分を責めていたシリカが少しだけ明るくなり。キリトも心なしか笑みを浮かべた。

 

ダンテ「あ、後キリトに変なことされたらすぐに言えよ、知り合いに情報屋がいるから紹介してやるよ。」

 

キリト「.......お前は俺に何か恨みがあるのか?」

 

ダンテ「さぁ?どうだろうなぁ。」

 

キリト「この野郎!!」

 

シリカを中心に俺はキリトの攻撃をアクロバティックに動き避ける。

 

シリカ(お二人共、賑やかだなぁ。)

 

男二人が三次元鬼ごっこをする中にいる少女は苦笑いするしかなかった。

 

しばらく歩いてようやく町に辿りついた。

 

???「あ~ら、シリカじゃない。無事に帰ってこれたのね。」

 

ふと声がする方向に顔を向けると赤髪のサイドロールアップの女性プレイヤーが声を掛けてきた。

 

シリカ「ロ、ロザリアさん....」

 

ロザリアと呼ばれたプレイヤーが嫌な笑みを浮かべた。

 

ロザリア「あのトカゲはどうしたの?.....あぁもしかして.....」

 

シリカ「ピナは死にました。.......ですが必ず生き返らせます。」

 

ロザリア「へぇ~、それじゃあ[思い出の丘]に行くんだ。あんた程度のレベルで攻略できんの?」

 

ロザリアの嫌な言い回しを聞き、内心うんざりしていた。

 

ダンテ(モーニングスターヘッド以来だな、この感情は....)

 

ロザリア「ひょっとして...あんたたち、この子に誑し込まれた?やめといた方が良いわよ?そこに居るの、パーティーを組んでも大して意味無いどころか役立たずだからね。」

 

シリカ「っ!?......」

 

シリカがまた俯き、キリトは軽く睨みつけた。そんな中、ロザリアはこっちに近寄ってきた。

 

ロザリア「黒い坊やはまだしも、あなたは結構男前ね。どう?今からでも私たちの所にくる?」

 

ダンテ「悪いが、阿婆擦れに興味はないね。それにこっちはこれから可愛い娘ちゃんとデートの打ち合わせがあるんでね。」

 

ロザリア「な!!!!!」

 

シリカ「//////////」

 

ダンテ「行こうぜ、二人とも。」

 

そんなやり取りを最後に俺達は宿探しの為に歩いた。

 

しばらくして丁度良い所を見つけてそこで夕食をとった。

 

シリカ「どうして、あんな意地悪なことを言うのかな……」

 

キリト「……どんなオンラインゲームでも性格が変わる人は多いんだ。その中には、進んで悪役を演じる人だっている。俺たちのカーソルはグリーンだろう?」

 

キリト「これが犯罪行為を行った場合、カーソルがオレンジに変わるんだ。中には、殺人をする奴らだっている……」

 

シリカ「っ……さ、殺人って……」

 

キリトの話をしてシリカは畏怖し、黙った。

 

キリト「従来のゲームなら悪人を気取って楽しめるが……ソードアート・オンラインは違う……これはデスゲーム、遊びじゃないんだ」

 

ダンテ(本当にここは[死]という概念は現実のそれと一緒なんだな。)

 

この世界は剣を使うかモンスターを擦り付ける方法で相手の命を奪う方法しかないが、現実は銃や毒、それこそ大量破壊兵器をボタンを指一本で押せば多くの人の命を奪う事が出来る。

そういった先入観があるからこそ、この世界は一際命の存在が、人間関係が目立つ。

だから、あの{ギルド}なんかが生まれたんだ。そして....

ふと、家族の内の一人を思い出す....

 

そんなことを考えてると声が聞こえてきた。

 

シリカ「....さん?...ンテさん?....ダンテさん!?」

 

ダンテ「!?」

 

どうやら周りの事が聞こえないくらい考え込んでしまっていたらしい。

 

キリト「大丈夫か?気分が悪いのか?」

 

ダンテ「....なんでもない、あの女と取り巻き達が気になっただけだ。...続けてくれ。」

 

キリト「??そうか。なら良いんだが.....」

 

そんなやり取りをしてシリカお勧めのチーズケーキを食べ、各々部屋に入った。

その後、キリトから明日行く[思い出の丘]についてミーティングをしたいとのことからシリカの部屋に集合することになった。

 

俺はシリカの部屋の前に辿り着きキリトと合流した。部屋をノックして事情を説明し中に入れてもらおうとしたが激しい物音が聞こえた様な気がした。

 

少しして頬を赤らめたシリカが扉を開けた。何があったのだろうか?

 

それからミーティングをしている最中に違和感を覚えた、どうやらキリトも感じ取ったようだ。

 

思いっきり扉を開け周囲を見回すが遠くで走る足音が聞こえただけだった。

 

シリカ「どうしました?」

 

キリト「盗み聞きされていたらしい。」

 

ダンテ「みたいだな....」

 

シリカ「え!!で、でも、扉を閉めたら中の音なんて聞こえないんじゃ!!」

 

キリト「[聞き耳]スキルを上げれば部屋の中の音を聞き取る事が出来るんだ。尤もそんなスキル上げる奴なんて大抵碌でもない奴なんだがな。」

 

ダンテ「キリト....これから先は俺が見張りをするからさっさと終わらせてくれ。」

 

キリト「わかった。シリカ、続きを話そう。」

 

シリカ「は、はい。」

 

その後、特に変化は無くキリトが部屋から出てきた。

 

キリト「あれからどうだった?」

 

そう言われて俺は肩を竦める。

 

キリト「そうか....」

 

ダンテ「キリト....なんか隠してるな。」

 

キリト「ああ.....実は.....」

 

最前線に居るはずのキリトがどうしてここにいるのかはわかっていたが、一応怪しまれないように聞いた。

 

ダンテ「...........なるほどね。」

 

キリト「ダンテもどうしてこんなとこに居たんだ?お前だって.....」

 

ダンテ「俺は最前線にそれも同じ所に篭ってることに飽きてな。気分転換でね。」

 

キリト「そうか。」

 

ダンテ「それからもうひとつ大事なことがあってな。」

 

キリト「な、なんだ?」

 

俺はさっきよりも表情が険しくなり、キリトもそんな俺を見て、再び真剣な表情になった。

 

ダンテ「......あそこら辺の階層にベリー系のデザートを出す店が無かったからだ。」

 

キリト「...............は?」

 

どこからか風が吹いた様な音が聞こえた気がした後、キリトが間の抜けた声を出した。

.....何だよ。生きる上で休息の一時は大事なんだぞ。

 

そんなやり取りをした後、俺たちは各自の部屋に戻り寝床に就いた。

 

ダンテ(さて......どうしたものかな。)

 

実はここ最近、最前線を離れていたのは別の理由があった。ボス戦攻略会議を終えたすぐ後のこと。

アスナが俺に血盟騎士団へ入るよう言ってきた。恐らくあの男が手を回したのだろう。

正直、あの男に接触する機会があるのは嬉しいが手駒になるつもりは無い。

何度も断ったのにも関わらず余りにもしつこく、思わず口が滑ってしまった。

 

ダンテ「あの男は胡散臭い。」

 

するとアスナの逆鱗にふれてしまったのかいきなりデュエルをしろだなんて言う始末。

おかげで俺は血盟騎士団のブラックリストに載ってしまった。

元はゲームクリアをするための大義名分もあるため下手な宗教よりも性質が悪い。

そんな人間関係に内心、辟易していた。

 

ダンテ(おかげで最近のレベリングは非効率で不完全燃焼になったし、奴に近づけなくなった。)

(.....このスキルも、銃も...どういう事なんだ、茅場晶彦?)

 

俺達は朝を迎え第47層に転送した。

 

辺り一面、様々な花が咲き乱れており、まるで童話の様な場所に着き、シリカは目を見開いた。

 

シリカ「ここが[フローリア]ですか?」

 

キリト「ああ、別名[フラワーガーデン]って呼ばれている。」

 

ダンテ「こいつは絶景だな。まさしくデートスポットって訳だ。」

 

周囲を見渡すとカップルがあちこちで楽しそうにしていて、シリカの顔が赤く染まった。

 

ダンテ「さて、それじゃあ行きますか。」

 

再び歩き出した。

 

キリト「シリカ、これを持っていてくれないか?」

 

シリカ「これって転移結晶?」

 

キリト「もし何かあったら俺たちの合図で町まで戻るんだ。」

 

シリカ「で、でも。」

 

ダンテ「一応もらっておけよ。人生何があるかわからないからな。」

 

シリカ「ダンテさん、わかりました。」

 

シリカはポーチに転移結晶をしまい俺達はダンジョンに歩き出した。

 

シリカ「そういえばここのモンスターってどんなのがいるんですか?」

 

キリト「そうだな....主に植物系のモンスターだな。時には不意打ちすることだってある。」

 

シリカ「こんな綺麗な場所なのに。」

 

ダンテ「ま、気を付ければどうってことは......」

 

シリカ「きゃああああああ!!!!」

 

ダンテ「言った傍でこれかよ.....」

 

モンスターの触手に足を捕まれたシリカは宙吊りにされ、左手でスカートを押さえながらただ短剣を振り回していた。

 

シリカ「いやあああ!!?み、見ないでぇぇl!見ないで助けてください!?」

 

キリト「み、見てないしそれはちょっと.....」

 

俺は頭を抱え、リベリオンを手にして[スティンガー]を放った。

 

ダンテ「言ってる場合か、ムッツリスケベ。」

 

モンスターは体勢を崩しシリカを放す。

 

シリカ「こ、この!!!」

 

シリカは短剣SS[ラビットバイト]を放ち、モンスターを倒す。

その後は気不味い顔でスカートを押さえながらこちらを見る。

 

シリカ「み....見ました?」

 

キリト「み、見ていない。」

 

ダンテ「.............(ジト目)」

 

キリト「......ごめんなさい。」

 

シリカ「//////.....あ、あのダンテさんは?.....」

 

ダンテ「さぁ?見えたっていったらどうする?」

 

シリカ「//////////////////」

 

そんなやりとりをしながらダンジョンを進むとシリカがキリトに問いかけた。

 

シリカ「そういえばキリトさん、妹さんがいらっしゃるって」

 

キリト「あ、ああ、そうだな。正確には従妹なんだけどな。」

「生まれた時から、一緒でさ。向こうはそのこと、知らないはずだけど……そのせいかな、俺の方から距離を取っちゃってさ」

 

キリト曰く、祖父から厳しく剣道を教えてもらったがやめようとして酷く怒られたこと、そしてその妹が代わりに結果を出すということで許しを得たようだ。

 

キリト「けど、本当はずっと引き目を感じてな....他にもっとやりたいことがあるんじゃないかなって、俺のことを恨んでいるかなと思ってな。」

 

キリトは沈み込んでしまった。

 

ダンテ「(家族か....)きっとそんな事は無いと思うぜ、兄思いの良い妹じゃないか。」

 

キリト「ダンテ.....」

 

ダンテ「.......ウチの兄貴に比べたらな.....」

 

キリト「??なんか言ったか?」

 

ダンテ「いいや、何も。それより目的の花ってあそこで間違いないんじゃないのか?」

 

シリカが花[プネウマの花]を手に取った。

 

シリカ「これで、ピナを蘇らせる事が出来る....」

 

涙目になりながらシリカが喜ぶ。

 

その後、特に戦闘はなく、無事に町まで戻れると思ったがそうもいかない。

 

シリカ「♪~♪♪~」

 

ダンテ「........キリト。」

 

キリト「ああ。シリカ、ちょっと待ってくれ。」

 

シリカ「はい?」

 

キリト「そこにいるのは分かってる!!いい加減、出てこいよ。」

 

俺達はシリカの前に立ち、身構える。

すると前方から複数のプレイヤーが出てきたその中に見覚えがあるプレイヤーがいた。

 

シリカ「ロ、ロザリアさん。どうしてこんな所に.....」

 

ロザリア「あたしの隠蔽スキルを見破るなんて……なかなか高い索敵スキルね、剣士さんたち。やっぱり、その装備のレア度から少しは腕が立つかと思っていたけど……」

 

俺の記憶が正しければ.....

 

ロザリア「その様子だと、どうやら花は手に入れたようね。おめでとう、シリカちゃん! じゃ、さっそくだけど、その花を渡してちょうだい」

 

シリカ「な、なにを、言ってるんですか……?」

 

狼狽えるシリカとロザリアの間にキリトが割って入った。

 

キリト「そうはいかないな、ロザリアさん。いや、オレンジギルド『タイタンズハンド』のリーダー、とでも言った方がいいのかな?」

 

ロザリア「あら、知ってたんだ?」

 

シリカ「で、でもロザリアさんはグリーンじゃ......」

 

キリト「オレンジギルドって言っても、全員がオレンジってわけじゃないんだ。獲物を見つけるためにグリーンのメンバーがパーティの中に紛れ込んで、仲間のいるところに誘導……そして、獲物を狩る。昨夜、俺たちの会話を聞いていたのも、あなたのお仲間ですよね?」

 

シリカ「そ、それじゃ……この2週間、一緒のパーティにいたのは……」

 

ロザリアは不敵に笑った。

 

ロザリア「そうよ。戦力を確認して、お金を貯めてたの。まぁ、今回のあたしたちの狙いはあんた。あんたが途中で抜けた時には正直困ったけど……レアアイテムの蘇生アイテムを取りに行くなんて聞いたからね……そんなお得な儲け話、逃すわけにはいかないからねぇ。それにしても、そこまで分かっていながら、この子に付き合うなんて、あんたら馬鹿なの?」

 

キリト「俺もあんた達に用があったんだ。」

 

ロザリア「どういうことかしら?」

 

キリト「あんた、10日前に『シルバーフラグス』って言うギルドを襲ったな? メンバー4人が殺され、リーダーだけが生き残った」

 

ロザリア「……ああ、あの貧乏ギルドね。それがどうしたの?」

 

キリト「リーダーだった男はな、朝から晩まで最前線の転移門の前で泣きながら、仇討ちをしてくれる奴らを探してたんだ。そいつはあんたらを殺さずに、牢獄へと送ってくれと、毎日毎日、必死にプレイヤーに頼んでいたんだ。あんたらにその人の気持ちが分かるか……?」

 

ロザリア「……はぁ、そんなくだらないこと聞かされてもね」

 

キリト「くだらないだと?」

 

ロザリア「くだらないわよ!何よ、マジになって……ここはゲームの世界なのよ。ここで人を殺したって、本当に死ぬなんて証拠はないんだし、現実世界で罪に問われるわけでもない。まったく、本当に人が死ぬなんて信じてるなんて。」

 

ダンテ「そうだぜキリト。いちいちくだらない会話しても意味無いぜ。」

 

キリト「ダンテ!!おまえ!?」

 

ロザリィ「あら、そっちの男前は話がわかるじゃない。」

 

キリトがこちらを見つめ、ロザリアはまた不敵に笑う。

 

ダンテ「いちいちこんな能無しの阿婆擦れに何言っても意味はないぜ。」

 

ロザリア「っ!!!!一度ならず二度までも!!?」

 

ダンテ「こういう奴には体で分からせないとな?そうだろ?」

 

キリトはその意味を理解し、笑みを浮かべる。

 

ロザリア「お前たち!!出てきなさい!!」

 

ロザリアの掛け声で20人近くのプレイヤーが出てきた。

 

ロザリア「この人数でもまだそんな減らず口が叩けるのかい!!!」

 

シリカ「キリトさん!ダンテさん!無理です!?こんな人数相手に、ここは脱出しないと....」

 

ダンテ「まぁそんなに慌てんなよ。臨場感満載の映画鑑賞している気分でそこにいな。おい!キリト!!今回の美味しい所は譲ってやるよ!!」

 

キリト「そりゃどうも、それじゃあ。」

 

「キリト?キリトってあの.....」

 

「じゃ、じゃああの銀髪の奴は......」

 

「ロザリアさん!?あいつら、最前線の...攻略組です!!」

 

ロザリア「っ!!?こんなところに攻略組がいるわけがない!!やっちまいな!!」

 

ダンテ(キリトの方は問題無いな....さて....)

 

俺は包囲してきたプレイヤーの方に目線を移した。

 

「死ねぇぇぇ!!!」

 

シリカ「ダンテさん!!」

 

一斉に全プレイヤーが切りかかってくる。そんな俺はある構えを取った。

ロイヤルガードの構えを取り、何回も切りかかってくるプレイヤーの斬撃をガードしていく。

 

ダンテ(ここら辺で!!)

 

ロイヤルガードで溜めたゲージLV2を思いっきり解き放つ[ジャストリリース]。目の前にいるプレイヤーに叩き込む。

 

他のプレイヤーが戸惑う隙を見逃さず更に腰にあるヌンチャク[ケルベロス]を取り出す。

 

シリカ「ヌンチャク?」

 

こっちの動きに感じたのかすかさず攻撃を始めようとしたがおれは[アイスエイジ]を繰り出し周囲の奴らを吹き飛ばす。

 

ダンテ「おいおい、もうちょっと仕事してくれよ。」(こっちも使うか.....)

 

「こ、この野郎!!」

 

一人がもう一度体制を取り直そうとしたその時、エボニー&アイボリーで足元を撃つ。

 

「ひ、じゅ...銃!?それじゃあやっぱり....本物!?」

 

ダンテ「そろそろ大人しくしてもらおうか、あっちも終わったみたいだからな.....」

 

キリトもロザリアの首に寸止めで剣を止めていた。

 

ダンテ「さて、行くぞ。シリカ。」

 

シリカ「え、あ、はい。」

 

恐怖で怯えきったプレイヤーを横目に二人でキリトの所に歩いていった。

 

ダンテ「終わったか?」

 

キリト「ああ。それじゃあ行こうか。」

 

ロザリア「くそ、シリカ覚えていなさい、いつか必ず....」

 

ダァン

 

ロザリアの顔の横を銃弾が通った。

 

ロザリア「ひ!!!....」

 

ダンテ「黙ってた方がまだ美人だぜ?」

 

そしてキリトが用意した結晶でロザリアたちを監獄送りにした。

 

その後、昨日の宿でシリカがピナを蘇生し始めていた。

 

キリト「ダンテ、いろいろすまないな、いつも助けてもらってばかりだ。」

 

ダンテ「どうした?らしくないぜ?」

 

キリト「自分でもそう思うけどさ、サチ達の事もお前が居なかったらみんな.....」

 

ダンテ「気にすんな、こっちも通りがかっただけだしな。」(本当は違うが....)

「それに....」

 

キリト「それに?」

 

ダンテ「誰かさんが倫理コードに引っかかる様な事をしないように気をつけないといけないしな。」

 

キリト「.......お前なぁ。」

 

そんなやり取りをしてお互い笑い出す、穏やかな表情になったキリトを見て俺も少し安堵した、するとシリカが声を掛けてきた。

 

シリカ「キリトさん、ダンテさん。お待たせしました。......ってどうかされました?」

 

キリト「いや、何でもないよ。それよりうまくいった?」

 

シリカ「はい!!ピナ、キリトさんとダンテさんだよ。」

 

ピナ「ピィ~」

 

ピナと呼ばれたテイマーモンスターが俺たちの肩にそれぞれ乗り、頭を頬に擦り付けた。

 

シリカ「ふふ。ピナもお礼を言ってるみたいです」

 

俺達はピナを愛でながら雑談をした。

 

しばらくしてシリカから思い出した様に俺の装備の事を聞かれた。

秘密にすることを引き換えに俺は教えたが、途中からシリカが頭をフリーズさせていたのは記憶に新しい。

 

そして俺達はシリカと別れ、宿を後にした。

 

シリカSIDE

 

この二日間は驚きの数々だった。ピナを失い絶望していた時、黒い剣士と赤い剣士が助けてくれて、そしてピナを救う手助けをしてくれた。

感謝の言葉しか頭に思いつかない出来事だった。少し破廉恥なトラブルもあったけど、今度会ったらちゃんとお礼を伝えよう。

 

そう考えてるとふとダンテの後姿を想像した。

 

シリカ「/////////!?な、何でダンテさんのことを思い浮かべるの!?///////」

 

ふと我に返ると急に頭が熱くなった。そんな様子をピナが訝しげにこちらを見る。

 

ピナ「キュァ?」

 

シリカ「ピナ.....あたし、なんかおかしくなっちゃたよぉ。」

 

私はピナを抱きかかえベットに倒れこみ蹲った。

 

 

 

 

 

 

その後

 

 

ダンテ「ハクション!!」

 

キリト「風邪か?ダンテ?」

 

ダンテ「あるいは誰か噂しているのかもな。」

 

キリト「まぁ、俺も人の事は言えないがお前は目立つからな。」

 

ダンテ「否定はしないがな、さてと、この後はアルゴに会いにいかないとな。」

 

キリト「??....どうしてだ?[プネウマの花]ならもうすでに情報化されてるはずだが....」

 

ダンテ「いや、新しく仕入れた情報でな...[ロリコンビーター]の情報を、な.......」

 

キリト「..........」

 

ダンテ「..........」

 

しばらく沈黙した後、土煙を上げ、悪魔の様な大笑いをしている赤のプレイヤーとこの世の終わりを止める勇者の様な顔をした黒のプレイヤーが鬼ごっこをして47層のプレイヤー全員を唖然とさせた出来事は少しの間、有名になった。

 

 

 

 

 

そんな中、暗闇の部屋の中で自身の周りを青い炎で照らしている巨大な馬が高らかに雄叫びを上げていた。

 

 

 

 

 

 




皆さん、翌朝に投稿するはずがこんな時間になってしまい大変申し訳ありません!!

まさか一万文字を超えるとは.......

しかし、自分の見た限りでは千人近くの人がこの作品を見てもらって大変驚きました。
この喜びを糧にどんどん書いていきたい所存です!!

さて、本題に入りますが3話を書いてる最中で頭に電撃が走り、シリカを巻き込む形にしました。シリカファンの皆さん、申し訳ありません。
本筋を逸らさない為にユウキルートは絶っっっ対です。
そして最後の文章でDMCファンならすぐにわかったはずです。よって次回はオリジナルストーリーになります。

それではみなさん、次回も自称神の社長並のテンションで書いていきます。
ご通読ありがとうございます。
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