親友と異世界転生したら俺は体力無限に、親友は相手の体力を残り1にできるイケメンになりました   作:みそすうぷ

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第1話

【親友と異世界転生したら俺は体力無限に、親友は相手の体力を残り1にできるイケメンになりました。】

 

俺の名前は二宮にのみや 宗介そうすけ。今どき無数にいるただのきもいオタクだ。隣で一緒に歩いているのは自他ともに認めるブサイクでキザな男、工藤くどう 直虎なおとら。同じ高校に通う幼なじみで親友だ。今日は直虎と駅前に遊びに来ている。楽しい1日になりそうだ。

 

ドゴオォォォォォォ

 

(え?)

 

俺たちはトラックにひかれて死んだ。

 

気づくと一面真っ白な花畑にいた。目の前には女神っぽい女の人が立っている。

 

「あの、俺たちって」

 

「あ、死んだよ〜。ここ天国ね。んで、天国人多すぎるのであんたたちには異世界に行ってもらいま〜す」

 

なっ、なんだこいつっっっ。

直虎はまだ倒れている。というか寝てる。

 

「くっ、えっ、あの、じゃあ赤ちゃんから生まれ変わるってことですか?」

 

「いや、もうそういうのいいから、記憶残したまま今の状態で異世界に行ってもらいますぅ」

 

「え!じゃあそれってまさか!いっ、異世界てんs」

 

「あ〜、うん。異世界転生だよ〜」

 

こっ、こいつっ。この野郎っ。

 

「じゃあ何か異世界に行くにあたって欲しい能力言ってくださ〜い」

 

だめだ。イライラしてる場合じゃない。ここはちゃんと会話をして良い能力を選ばなきゃ。さもなきゃあとで酷い目にあうやつだ。

 

「えっ、えっとぉ。どっ、どうしよう。えっとお」

 

「10,9,8,7」

 

「へぇ?!」

 

こっこの女神!人が一生を左右する能力選んでるってのに、カウントダウンしやがる!かといって口答えすれば、「じゃあなしで〜」なんて言いかねない!くそっ!

 

「じゃ、じゃあ!無限の体力をください!」

 

「おけ〜」

 

まっ、まあ焦らされた割には良い能力だろう。くそっ!ちゃんと選びたかった!ちくしょう!

 

「君は〜?」

 

女神が直虎に聞くが直虎はまだ起きない。このままじゃ直虎が能力なしになってしまう。

 

「あっ、あの。能力は選ばせてあげてくださいっ。今起こしますんでっ!おっ、おい!起きろよ!」

 

起きない。

 

「いや、能力なしとかできないんで。私が怒られちゃうんで」

 

まじか。もっとゆっくり選べば良かった。カウントダウンとかするなよ!まじで!くそが!

 

女神が直虎の横にきた。そして突然横腹をだいぶ強めに蹴った。

 

「ブッフ!」

 

「おっ!おい!直虎かくかくしかじかで!」

 

俺が説明すると直虎は即座に落ち着き、神妙な顔つきで考え、そして答えた。

 

「誰が見てもイケメンな顔を!」

 

えっ?今なんて?

 

「了解了解、じゃあ二人に能力授けまーす。ほい!」

 

女神がそう言うと、俺たちの全身が白く輝やいた!

 

「あれ?何も変わってない気が」

 

「まあ体力だからそりゃそうっしょ、だんだん実感してくるよ。てかえ!ちょっ!まって!まじでイケメンじゃん!」

 

横を向くと超イケメンになった直虎がいた。いつも通りボケ〜っとした表情ではあるがものすごくイケメンだった。

 

「え、やばぁい!超タイプなんだけど〜!ちょ、鏡見てみなって!やばいよ!」

 

女神が直虎に鏡を見せると、直虎は言った。

 

「ンフッ」

 

いやもっとなんか言えよ。

 

「やばいなあこれは。ほんとにどストレートだわ。もうあれだわ!もう一個能力あげる!」

 

は?なんだこの女神。平等のかけらもないのか?

 

突っ込む隙も与えぬかのように直虎は答えた。

 

 

「相手の体力をゼロにする能力を!」

 

なっ!なに!こいつ!できる!!!

 

「いや〜、ゼロはダメっしょさすがに」

 

いやあんな聞き方でだめなやつとかあんのかーい!てか最初に言えよ!

 

「ん〜、まあ1ね!1!相手の体力を1にできる能力贈呈〜」

 

え、普通に強い。体力無限とかなんだよ。まじで。俺だってゆっくり考える時間さえあればもっといい能力思いついたのに。隣で鏡を眺める直虎がもうほんとに、それはそれは腹が立つ。

 

「ちょっと!不公平じゃないですか!俺にもなんかもう一つ能力くださいよ!」

 

俺はもう涙目だった。

 

「え〜w泣いてるしwプフッwまあいいけどぉ」

 

いや、そんな簡単にくれるのかよ!俺の涙返せ!

 

何にするか迷っていたが、俺は気がついてしまった。俺の能力には直虎の能力が明らかに致命傷だということが!他に欲しい能力は山ほどあるのに!

 

「うっ、うう。じゃあ体力が常に無限に回復する能力で。うう。」

 

「はいおけ〜。じゃあ、そゆことで〜」

 

「え!あの!こういう時ってなんかテレポートとかで、はじまりの村的なところまでいけるんじゃ?」

 

「え?wいやアニメ見過ぎっしょwwwこっから山三つ越えるとそれなりに大きい街があるからそこ行くといいよ。いろいろあるから。最初は行った方がいいと思うよ。普通に。遠いけどwwww」

 

こいつ!最後までなめやがって!

 

「じゃ〜ね〜、また会おうね!イケメンくん!」

 

そういうと女神は一瞬で消えていった。くそっ。絶対あれテレポートだ。

 

 

こうして俺たちの異世界生活がはじまった!!

 




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