親友と異世界転生したら俺は体力無限に、親友は相手の体力を残り1にできるイケメンになりました 作:みそすうぷ
「ひぃぃぃぃぃぃ」
「ひぃぃぃぃぃぃ」
俺と直虎は女神に言われた近くの街までひたすら長い道のりを歩いていた
「いや、異世界暑すぎんだろ!!もぅ、もうぅぅむり、帰りたいぃ。ひいいぃぃぃん」
「宗介、大丈夫か?僕の顔見る?」
「みねぇよ!いや、今見たけど!このやりとり何回させんだ!それにしてもお前イケメンだな!おい!」
「ぅぅ、僕ももうきついぃ、ぅっ、うう、水が!水さえあれば!」
「完全に同意だっ、っはあ、みっ、水が飲みたい。あの女神、何の装備も渡さずに消えやがって」
「待てよ。宗介。お前HP減らないんだよね!なら、宗介の血は飲み放題じゃん!」
「いやいやいやいや。倫理的にだめだろ。てか単純に俺がやだわ」
「いいじゃん!死なないんだから!飲ませろよお!僕はイケメンだぞぉぉお!!!」
「ちょ!つかみかかんなって!ふざっけんな!お前ちょっと顔が良くなったからって調子のんなよ!ところでイケメンだな!」
「血をよこせえぇぇぇぇぇ」
(ガサッガサッ)
「はっ!」
「はっ!」
「いまっ、そこの奥の茂みで!まっ、まさかモンスター??」
「落ち着いて!僕は相手の体力を1にできるし宗介は無敵だ。俺がモンスターの体力を減らした瞬間に宗介が突っ込めば。そうだ!それしかない!」
「いや、そうだけど。それしかないかもだけど、絶対痛いじゃん。あ!待ってそうじゃん!痛みはあんのか!ちっくしょ!騙された!」
「いい?僕が合図したら、一気に行くよ!」
「くっ!やるしかないか。わかった!やってやるよ!」
「いくよ!せーのっせーd」
「うおおおお!!!!え!?」
「え!!??」
「うわああああああああ!」
「きゃあああああああ!!!!」
「へ?」
「え?」
「え?」
「え?」
「女の子?」
「あんた!いきなりなんなのよ!なんで山菜取ってたらいきなり大声で驚かされなきゃいけないのよ!きもっ!きもすぎ!変態よ!変態!わかった!そういうことね!私がかわいいから、びっくりさせてその怯えた顔を覗き込もうっていう性癖ね!変態だわ!最低!」
こっ、こいつ!言いたい放題いいやがって!後ろを振り向くと直虎がこっちに向かって歩いてきていた。
「いや、違うって。モンスターかと思って」
「は?モンスター?このかわいい私をモンスターだって言うの?最低!ブサイク!死ね!」
そう言って彼女は俺に山菜を投げつけた。
「ね、ねぇ大丈夫?」
「直虎。説明してくれよ」
「きぃやあああああああ!!!!!!えっ!!!やばい!超イケメン!!!!やばいやばいやばいやばい!!!まじでイケメン!!!え!私どうしよ!あの、私!エレナです!あの!あなた、名前は??」
ここで直虎のスイッチが入った。
「ん?ははっ。イケメンって僕のことかな?僕は直虎って言うよ?君、かわいいね。ふふっ。まるでそう、茂みの中に唯一咲く可憐な一輪の薔薇のようだ。こんにちは。エレナ」
「あ、あのそうです。私エレナって言うんです。あはっ。あははははは」
おいおい。俺とは打って変わって真逆の反応じゃねーか。
「もしもーし」
「なに?もう驚かないわよ。変態」
ひっどっい。ひっどっすっぎっる。この女ぁぁぁぁ。
「あの、私近くの街に向かってるところだったんですけど、足をくじいて動けなくて。あの、よかったら一緒に街まで行ってくれませんか?」
「なにを言っているんだい。レディーをこんなところに置いていけるわけがないじゃないか。さあ僕の背中に乗って」
「すみません。。。」
明らかにしおらしくなっている。むかつく。
「宗介。行こう」
俺は舌打ちをして歩き出した。
〜〜〜
エレナから水をもらってすっかり回復した俺たちは再び街に向かっていた。今度は見習い女騎士だというエレナも一緒だ。直虎の背中の上で。
「ていうかなんでさっき合図の途中で突っ込んだの?」
「いや、合図って言ったらせーのっだろ?」
「いや、せーのっせーでっだろ?」
「うざ」
「あんた性格悪いわね」
エレナが直虎の背中から悪態を吐いた。
「俺、お前嫌い」
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