ガンダムトライエイジ another testimony 作:J・イトー
今回はシャドウズ以外の陣営についてご紹介。
最後のゲンブというモビルアーマーについての説明に、重大なネタバレが含まれますので注意してください。
RGM-79N
シルバー・ヘイズ
PILOT:ウイングス・ハウザー
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:ジム・ライフル,ビーム・サーベル,頭部バルカン,シールド,(ビーム・ミツマタ,左腕内臓ガトリング砲)
ジム・カスタムをベースにした機体。目立つ銀色の塗装となっている。後に改良が加わり、武装構成が大きく変化した。
『星の光』に紛れるか
「目立つでしょう。そのジム・カスタム……いや、シルバー・ヘイズは。
ご友人のフェルナンドさんと妹のセリアさんとの三人で出撃なさることが多いのですが、その二方と違いキラキラの銀色に塗れと言われましてね。
本人は星の光に紛れるためだって言い張ってますけれど、敵の注意を引き付けて仲間を守る腹積もりってことは、皆気付いてますよ」
(シュテンドウジのメカニック)
RGM-79GB
ハイブースト・ジム
PILOT:セリア・ハウザー
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:マシン・ピストル,ビーム・サーベル,頭部バルカン
ジムコマンドをベースに、脚部と臀部にブースターユニットを増設し、機動力を向上させた機体。グレーと浅紫色の2トーンで塗装されている。
宇宙を『駆け回る』
「はい。これが私の機体です。ウイングスが銀色に塗ってたから、なら自分はピンクにしてほしいって頼んだこともあるんですけど、結局フェルナンドさんと同じ色に落ち着きました。
持っているピストルにはロングマガジンが差さっていて、フルオート射撃をしても弾切れを起こしづらいので問題なく両手で使用できます。薬莢を排出しなければならないという理由から一発発射するごとにスライドがブローバックするものの、反動が少なくて、スピードを活かして戦うこの機体にはうってつけの武装……ってコハネさんが言ってました」
(セリア・ハウザー)
ウイングス・ハウザー
MS:シルバー・ヘイズ
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:シュテンドウジ
銀色の頭髪が特徴的な、宇宙海賊『シュテンドウジ』の中核を担うパイロット。口調は乱暴だが、仲間思いな性格。
『鬼』の頭領?
「組織名は東洋の御伽話から来てるらしいですよ。
何でも、ある子供が親に捨てられなんやかんやで悪事を働くって話だとか。
自分たちを守ってくれるはずの連邦に捨てられて、今こうして海賊行為をしてる自分たちにピッタリだーってなったんじゃないですか?
まあウイングスさん鬼のように乱暴だから……いや何でもないです」
(シュテンドウジのメカニック)
『縁起』でもない
「もう、また行っちゃった。
面倒臭いからって、モビルスーツに乗る時、ここ最近はいつもノーマルスーツを着てくれないの。
妹のセリアは着てるってのにウイングスが着ないってどういう了見なのかしらね?
宇宙に放り出されでもしたらどうするつもりなのよ……」
(コハネ・アダン)
セリア・ハウザー
MS:ハイブースト・ジム
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:シュテンドウジ
ウイングスの妹で、シュテンドウジのモビルスーツパイロットを務める少女。
『不思議』な力
「自慢の妹さ。
誰にでも……なんつーか、生き物すべてに優しいけれど自己主張の少ない男受けする性格でな。
狙ってやってるんじゃねえんだろうが、たまに予言めいたことを言って、それで俺らが助かったこともしばしばある。
世間じゃああいうのをニュータイプとか呼ぶらしいが……あいつが俺の家族であることは、変わらねえ」
(ウイングス・ハウザー)
フェルナンド・ペレス
MS:量産型ガンキャノン,セイバー・ブースター
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:シュテンドウジ
シュテンドウジのモビルスーツパイロット。南米(メキシコ)系の男性。
欲望は『誰にでも』
「フェルナンドさんは工場出身の方ですから、モビルスーツの操縦だけでなく、整備や開発もお手のものなんですよ。
セリアさんが乗るジムも、彼とコハネさんが主導して作ったものなんです。
飄々とされておりますが、プライベートは……意外と自由奔放ですよ?」
(マリア・シールド社の社員)
ジント・モーグン
MS:ドム・バラッジ
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:シュテンドウジ
シュテンドウジの母艦『プランダー』の艦長。ウイングスにゴリラと称されるほどの巨漢。
『機械』だった男
「艦長は、サイド4に駐屯していた連邦軍の部隊として、数々のコロニーを襲った毒ガス事件の場に居合わせていたんです。
その際にウイングスさんたちを始めとする『ロディニア』に住まう人々を保護して、色々あって今に至ります。
……連邦政府が助けてくれなかったのか、ですか。そうですね。捨てられた、と言っても過言ではないですけれど、恨んではないですよ?
ほら、毒ガスの正体がもし感染力の強いウイルスだったら、他のコロニーに被害を拡大することにもなります。
もっとも、それを皆さんに伝えなければならなかったジントさんの気苦労は、想像を絶するものなのですがね……」
(プランダーの乗員)
RGM-79R
ジムII(フェイス・ハイダー)
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:ジム・マシンガン,ビーム・サーベル,頭部バルカン,シールド
シュテンドウジの一行が立ち上げた民間軍事会社『マリア・シールド社』が運用するモビルスーツ。顔面カバーが特徴的。両肩に『盾に女神の横顔を描いた社章』が刷られている。
女神の『防御者』
「ご覧ください。これが我がマリア・シールド社の運用するモビルスーツ、ジムIIでございます。
思わせ振りな顔面カバーですから期待されていたかもしれませんが、我々民間会社が持てるモビルスーツといえば、このあたりですよ。
いえ、性能不足だなんて微塵も思っていません。この機体で幾度となく依頼を達成してきた訳ですから」
(マリア・シールド社の社員)
MA-04-X-3
ウムガルナ
PILOT:ロギ・リニトラム
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:コンテナ内臓誘導ミサイル,口部レーザー砲,ヒート・ナタ
ザクレロの系列に属する機体。ミサイルを積んだコンテナが成す、大蛇のような風貌をしている。
伝説の『蛇』
「あぁ、すみません。その機体なら、たった今閣下が乗って出撃されましたよ。
実物をお見せできなかったのが残念ではありますが……言うなれば、ザクレロの完成形と言えるでしょうか。
口のレーザー、ナタはそのままに、蛇のように連なった誘導ミサイル付きのコンテナたちを新たに追加しています。
対ビームコーティングとIフィールドも積んでおられますし、かの海賊に負ける要素など、あるはずがありません。勝った後のことは……その時に考えればよいのです」
(ファラクの整備兵)
MS-14B
高機動型ゲルググ(ガルド機)
PILOT:ガルド・クレイズ
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:メガ粒子砲,ビーム・ナギナタ,バイス・クロウ
シュテンドウジとの戦いで喪失したゲルググの右腕をズゴックEのものに変えた機体。白をベースに所々黒と蛇柄で塗装されている。ウイングスはシオマネキと呼称している。
雪辱を晴らす『執念』
「他のゲルググと違う?あぁ、これはガルド中佐の機体ですね。
予想外の敵の狙撃によって喪失した右腕を、使用予定のなかったズゴックのものに取り替えて戦闘力を強化したのです。
なぜ補修にゲルググを選ばなかったのか?まあ射撃、格闘をタイムロスなく切り替え、繰り出すことができるのがこういったズゴックの腕の強みですからね。
もっとも中佐は人より一段ファラクに誇りを持つパイロットですから、きれいに修復して先の敗戦の屈辱を忘れたことにしたくなかったのもあるかもしれません」
(ファラクの整備兵)
EMS-10F
ヅダF
PILOT:ヒック・シャーマン,マゴロイ
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:95mm狙撃ライフル,135mm対艦ライフル(クラッカー,ザク・バズーカ,ジャイアント・バズ,シュツルム・ファウスト,ヒート・ホーク)
ヅダに背部スラスターの増設などの改良を施した強化改良型。ガルドらの機体と異なり、ダークトーンに蛇柄の迷彩が施されている。
『黒蛇』は残党へ
「ヒック少佐の機体は、スラスターの増設やリミッター強化による土星エンジンの制御に成功し、ヅダ本来の機体の機動力を気兼ねなく発揮できるよう改修されたものです。
さらに一般のヅダが用いる135mm対艦ライフルの口径を縮小することで弾速、精度を向上させ、対モビルスーツ用に生まれ変わった狙撃ライフルも持ち合わせているんですよ」
(ファラクの整備兵)
ロギ・リニトラム
MS:ウムガルナ
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:ファラク
ジオン残党部隊『ファラク』のリーダー。体から毛髪をすべて剃り落とした外見をしている。
ロディニアに舞い降りた『毒蛇』
「ロギ様はシュテンドウジなる海賊に関心を持たれているそうです。
一年戦争の開戦当時、コロニーへの毒ガス散布作戦の実行部隊の隊長でした。ですが、その作戦に調査部隊として参加していた面々が毒ガス攻撃のあと行方をくらましたそうで、そのとき赴いていたのがあの『ロディニア』なんです。
もしロギ様のお考え通りなら、海賊の艦の形状に見覚えがあるのも納得いくというものなのですが……おっと、そろそろ着くようですよ」
(ファラクの通信士)
ガルド・クレイズ
MS:高機動型ゲルググ,高機動型ゲルググ(ガルド機)
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:ファラク
頬の刀傷が特徴的な男。ロギを除くファラクで名の知れたパイロットたちの中では最も階級が高い(中佐)。
閣下への『忠誠心』
「閣下への忠誠心がもっとも篤いのは、ガルド中佐ではないでしょうか」
「閣下に成功を労われたとき以上にご機嫌な中佐は見たことないもんな」
「パートナーには自分に無い物を求めるって言うじゃん?坊主の閣下と違って中佐はフサフサだから……」
「シーッ!!」
(ファラクのパイロットたち)
ヒック・シャーマン
MS:ヅダF
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:ファラク
両目を覆う前髪が特徴的な男。ロギに長年仕えている部下。
残虐な『黒蛇』
「絶対出所が自分だって言うなよ?
ヒック少佐は、なんつーかイカれた男だ。前髪で隠れた瞳はロギ様以外の人間がすべて獲物としか捉えてないんじゃないかってくらい、誰に対しても容赦ねえ。
あの人はいつもナイフを玩んでいてな、海賊との会談への行き道で味方のアズ少佐と殺し合いになる寸前まで揉めてたって話もあるくらいだし……
何度も言うが、絶対俺が少佐の陰口を言ってたなんて言うなよ?」
(ファラクのパイロット)
マハガン・レズナー
MS:高機動型ゲルググ
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
所属:ファラク
もとは一年戦争時に兄とともに学徒動員されたパイロットで、アムロのガンダムによってその兄を失った過去を持つ。
『復讐者』は大蛇にも
「少尉のことですか。実戦経験は劣りますが、戦闘力については、ガルド中佐たちにも決して負けていないでしょう。
若いのに白髪なのが気になると?……少尉はア・バオア・クーにて兄を、かのガンダムの手によって奪われたショックでああなってしまったのだそうです。
もしかしたら少尉の強さの源は、そのガンダムへの憎悪から来ているのかもしれませんね」
(ファラクのパイロット)
MS-09F/Br
ドム・バラッジ
PILOT:ジント・モーグン
武装:ガトリング・キャノン,胸部ビーム・ガン,腰部ミサイル・ランチャー,ヒート・サーベル
地球の中東に位置するジオン残党の要塞『ヘルズゲート』が開発した機体。
『本職』だからこそ
「カインさんが乗ってきたHLVにこれが乗ってたんですよ。でもうちではMSに乗れる人はあまりいなくて。そこで急遽志願したのが艦長だったんです。
跳ね上がりの強いガトリングに、普通のドムよりも重装甲という癖の強さに加え、連邦とジオンの機体とでは操縦の勝手が違うというハンデを抱えていたのに、艦長は難なく乗ってみせたんですよ。流石は元本職、ですね」
(シュテンドウジのメカニック)
YMS-23C
グール
出典作品:機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
武装:ラウンド・シールド,シールド内蔵ミサイル,ビーム発生器
ツィマッド社の流れを汲む、ヘルズゲート開発のモビルスーツ。指導者であり生物学者であるカノラ・ゾンクシーによって、パイロットの身には非人道的な改造が施されている。
『喰種』となってしまった男
「聞くかい。あいつの話。
もとはオペレーターの身でな。けど一年前に忍び込んできた連邦のやつらに脅されてHLVを飛ばす手助けをしちまったもんだから、ゾンクシーの野郎に身体中弄くり回されて、今のあいつはモビルスーツを動かすための喋る機械だ。
もし同情する気があるってんなら、あんたの知り合いで一番腕が立つモビルスーツ乗りに、このことを伝えてくれないか」
(ヘルズゲートのパイロット)
以下、深刻なネタバレあり。
Unknown Model Number
ゲンブ
PILOT:ザルフ・ワッケン,リネマ・サント
武装:大型メガ粒子砲,二連装ビーム砲
ヘルズゲートが所有するモビルアーマー。死者を実質的なパイロットにし、戦闘の記憶を引き出すことで戦う。原型機はアッザムとされ、Iフィールドを搭載している。
『悪魔』の所業?
「……ゾンクシー殿が開発したモビルアーマーについて聞き及んだことを話すとすれば……到底人間に成せる所業とは思えないものでした。
かつてここを襲った敵とはいえ、亡骸をパイロットとして戦わせるなんて。
仮に彼らが討ち取られたとしても、人的被害は確かにゼロ、と言えるでしょう。犠牲を出さない兵器といえば聞こえはいいのでしょうが、私には到底理解できそうにない……」
(ヘルズゲートのメカニック)
4人の『チーム6』
「ええ。聞き及んでいますよ。
チーム6の『ルオンズ・ヤージ救出作戦』に現れ、打ち倒されたモビルアーマーの存在は。
ただ、ちょっと引っ掛かることがあって。作戦に赴いたチーム6の人数が、なぜか一人多く記載されているんですよね。後で報告書を書き直すよう伝えなければ……」
(イスマイリアのクルー)
無印戦場の絆が11月末でサービス終了を迎えるそうです。
数々の思い出を、ありがとう。
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