レッドが地上に戻るようです   作:naonakki

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第六話

 ……う~ん、そろそろだと思うんだけど。

 

 シンオウ地方を旅立って数日が経った。

 いい加減空を飛んでの移動にも飽き飽きしていた頃、地平線の先にぽつぽつと建物が見えてきた。

 

 「あっ、見えたぁ! ん~、やったぁ……って、うわぁっ!?……ふぅ。」

 

 嬉しさのあまり、トゲキッスの背中ではしゃいでいると危うく落下してしまいそうになってしまう。

 冷や汗をかきながらも、どんどんと近づいてくるカントーの街並を前にし、期待感に胸がいっぱいになっていく。

 

 ……あそこにレッドさんがいるんだよね。

 

 シンオウチャンピオンのシロナに匹敵するかもしれない存在。

 そんな人が存在するなんて信じられなかった。

 それが実際にシロナさんと戦った私の純粋な感想だった。

 しかし、そんな私の考えはあっさりと否定された。

 

 テレビで見たレッド対グリーンの戦い。

 強くなるための何かヒントになればと思い放送を見ていたが、私はがっかりしてしまった。

 かつてカントーのポケモンリーグを制覇した者同士の対決という事で、どれほどハイレベルなものかと思ったが、はっきりと言って大したレベルではなかったからだ。これならば私でも勝てるというのが正直な感想だった。

 しかし、テレビを切ろうとした時、突然レッドさんが倒れた。

 どうしたんだろうとテレビを見続けていたが、すぐにレッドさんは倒れる寸前という最悪のコンディションで戦っていたことが分かった。

 それを聞いた時、全身に電撃が走った。

 

 その放送を見た時、私はシロナさんに負けて間もない時だった。

 当時の私は、ジムリーダー戦を難なく制し、四天王戦も順調に勝ち進めていき、この調子であっさりチャンピオンになれるものだと思っていた。

 しかし、シロナさんの強さだけは別次元のものだった。同じ人間なのか疑いたくなるようなレベルだった。

 すべてを見透かされ、何をしても手の平の上で転がされているだけのような感覚は今でも覚えている。

 結局私は、シロナさんに手も足も出ないままに負けてしまった。

 最初は、あまりの実力差に現実を受け入れることができず呆然としていた。

 しかし、だんだんと自分が負けたのだと自覚していくと、私の中で悔しいという感情が生まれてきた。

 何としてでもシロナさんに勝ちたいと思った。そして、あの余裕に満ちた表情を崩してやりたいと思った。

 しかし、具体的にどうすれば勝てるのか全く見当がつかなかった。

 とにかく手当たり次第に強くなる方法を模索している時にレッドさんの存在を知ったのだ。

 この人についていけば強くなれるヒントがもらえるに違いない。そう確信した。

 また、レッドという人がどれほど強いのか実際にこの目で見てみたいという純粋な関心が、私をこの地に連れてきた。

 

 

 

 

 

 へー、ここがカントー地方かー。

 異なる土地に興味深々な私は、きょろきょろと周りに視線を向けながらレッドさんが修行しているというポケモンリーグまで向かっていく。

 そして目的地まで後数百メートルまでというところで、突如、辺りが真っ白に光った。そして間髪入れず、鼓膜が破れるのではないかというほどの轟音が鳴り響く。ビリビリと伝わってくるその衝撃は凄まじく、地面が揺れているようである。思わず「きゃあ!?」と悲鳴を上げ、その場にしゃがんでしまった。

 

 今のは雷……?

 でも変だわ。今は晴れているのに。

 

 カントーの方では晴れていても雷が落ちるのだろうかというチンプンカンプンな思考を巡らせていると、ようやく目的地まで到着した。

 事前にこちらの現チャンピオンであるワタルさんに訪問する旨を伝え許可は取っていたので、すんなりと施設内に案内してくれた。

 そしてついに私はレッドさんの姿をその目で直接見ることができた。

 

 ……なに……これ……?

 

 ポケモンスタジアムの全体を見ることができる観客席からそのスタジアム内の光景をその瞳に収めるも、何が起きているのかは理解することができなかった。

 レッドさんがポケモンバトルをしているのは分かる。しかしレッドさん一人に対し、相手は三人なのだ。

 その三人がそれなりの実力を持っているトレーナーだという事はすぐに分かった。さしずめジムリーダー、四天王クラスといったところだろう。

 一見すれば一人のトレーナーに対し、ジムリーダー、四天王クラスのトレーナーが複数人で襲い掛かるというあり得ないことが起きていた。

 レッドさんと対峙する三人は、それぞれが自らのポケモンに指示を与えレッドさんのポケモンに襲い掛からせる。さらにレッドさんの視界から外れさせるためなのか、三体のポケモンは互いに上下左右に大きく広がりながらの連携攻撃だ。

 レッドさんはそんな状況に焦ることなく、まるですべてが見えているかのように自らの三体のポケモンそれぞれに短く最低限の的確な指示を飛ばし、敵の攻撃を確実に捌き、反撃していく。

 目と脳がいくつもあるのではないかと錯覚させられるようであった。開いた口が塞がらないとはこのことだろう。

 まさに神業と呼ぶに相応しかった。

 

 そのままバトルは進んでいき、多少の苦戦は強いられつつも最後にはレッドさんが見事に勝利を収めた。

 レッドさんが万全の状態ならどこまで強いのかと思っていたが、私の想像を遥かに上回る強さだった。

 とはいえ、シロナさんとどっちが強いのかは正直分からない。

 単純なポケモンのレベルだけを見れば、レッドさんに分があるように思える。しかし私はシロナさんの底を見たわけではない。どこまで強さを隠し持っているのかは、完全な未知数だ。

 シロナさんが今のレッドさんと同じことをしていたとしても別に驚きはしないし、シロナさんがレッドさんに勝ったとしても不思議には思わない。

 

 「……凄いですね、レッドさん。訓練初日はこのトリプルバトル方式に対してたどたどしさがありましたが、どんどん自分のものにしてきていますね。凄い成長速度です。」

 「ああ、全くだ。今日で勝率も八割を超えてきたんじゃないか?」

 「……でも少し飛ばし過ぎじゃないかしら? この一週間も訓練に没頭しているし、今日もほとんど休憩も取らずにここまできているわ……。」

 「まあ、それだけ強くなることに貪欲なんだろう。しかし確かに根を詰めすぎには見えるな。」  

 

 そんな時、横合いからそんな会話が聞こえてくる。

 視線を向けると、多くのトレーナー達がいるのが見えた。

 恐らく、レッドさんの訓練相手のトレーナー達だろう。そしてその中にワタルさんがいるのが見えた。今日ここに招いてくれた本人なので、挨拶するべく近づいていく。

 

 「あの~、こんにちは! ワタルさんですよね? 私シンオウ地方から来ましたヒカリと言います。今日は、ここに来る許可を頂きありがとうございます!」

 

 そんな私の挨拶にそこにいたトレーナー達の視線が集まる。ワタルさんもこちらの姿を確認すると、すぐに立ち上がって笑顔を浮かべ、歩み寄ってくる。

 

 「やあ、待っていたよ。初めまして、ヒカリさん。改めて私がワタルだ、よろしく。君を歓迎するよ。」

 

 ワタルさんと軽く握手を交わすと他のトレーナーから声がかかる。

 

 「……もしかして最近、シンオウのポケモンリーグに挑戦していたヒカリさん?」

 「はい、そうです! ……まあ、あっさり負けちゃいましたけど、あはは。」

 「いやいや、君の強さが本物であることは分かっているさ。ポケモンリーグ内でもうわさになっていたからね。また才能ある子が出てきたとね。」

 

 ワタルさんはそんなことを言ってくれる。随分私のことを買ってくれているようだ。そういえば私がここに来たいとワタルさんに依頼した時に、むしろ来てほしいと逆にお願いされたことを思いだす。

 それにしても、またとはどういうことだろう?

 

 ……ううん、今はそんなことはどうでもいいわ。それよりも……。 

 

 「あの~、いきなりこんなことを頼むのは失礼だとは思うんですけど、レッドさんと戦ってみたいな~なんて。」

 「……ふむ、そうだね。ちょうど一対一のバトル訓練の頃合いだ。分かった。レッドも新しく強いトレーナーと戦った方がより良い訓練になるだろう。それに何より、君はあのシロナと戦ったトレーナーだ。是非、レッドとシロナの両方と戦った感想を聞かせて貰いたい。グリーンにブルー、それにコトネもそれでいいだろう?」

 「俺は構わないぜ。」

 「そうね。寧ろこっちからお願いしたくらいだわ。」

 「……はい、私も構いません。……また別の女? これじゃまた……。こうなったら……。

 

 と、ワタルさんから声がかけられた三人のトレーナーからの了承も得る。

 そのうちの一人グリーンさんは、レッドさんと戦っていたトレーナであることを思いだす。他の二人もポケモンリーグ制覇者なのだろうか?皆、私とほぼ同い年のように見える。

 何はともあれ快く皆から了承も得たところで念願のレッドさんと戦うことになった。

  

 

 

 スタジアム内に入り、レッドさんの目の前に立つ。

 レッドさんは初めて見る私を瞳に収めると、じっとこちらを見つめてくる。

 その表情は、連戦を繰り返していた為か疲労の色が見え隠れしている。

 まあ私も長旅の直後だし同じ条件みたいなものよね?

 私がレッドさんの様子を窺っていると、向こうからモンスターボールを構えてくる。

 こちらも負けじとモンスターボールを構え、勢いよく投げる。

 

 展開は一方的だった。こちらは防戦一方を強いられ、反撃の糸口を見つけることができない。

 かつてのシロナさんの時と同じ……いや、それ以上の高い壁を感じる。

 何をどうすれば勝てるのか全くイメージができない。

 結局私は何もできないままあっさり敗北してしまう。

 

 ……凄い。

 負けて悔しいと感じる一方で、私と近い年でここまで強くなれたレッドさんを認める私がいた。

 ……間違いない、レッドさんについていけばきっとシロナさんに勝つためのヒントを得ることができる。

 

 「お疲れ様、レッド大丈夫? 少し休憩しといたほうが良さそうね。だいぶ疲れているようだし。」

 

 確かブルーと呼ばれた少女がレッドさんに歩み寄るとタオルとドリンクを差し出している。しかし、レッドさんは受け取ったドリンクを飲み干すと、休憩は必要ないと断っている。すぐに次の対戦相手を要求している。

 これだけの実力を持っていながらまだ強くなる姿勢を崩さないその姿に私は少し惹かれてしまった。

 

 「そうだぜレッド、ブルーの言う通りだ。お前は十分頑張ってる。いや、頑張りすぎなくらいだ。トリプルバトル方式でのバトルを始めてたったの一週間でここまでものにしたんだ。ここで少しペースを落としてもいいんじゃないか?」

 「そうよ。それに先日の放送であんたの訓練の様子を全国に放送してから、シロナからのアクションはないわ。きっと向こうも怖気づいたのよ。……まあ、実際今のあんたは信じられないくらい強くなっていると思うし。」

 

 ……ちょっと待って。トリプルバトル方式のバトルというのは、ここに来て最初に見たバトルの事よね。あれを始めてたったの一週間……?

 信じられない。

 レッドさんはどこまで可能性を秘めいているのだろうか?

 一週間であれということは、まだまだ強くなれるのではないだろうか?

 

 それにしてもこの訓練の様子を放送したというのは知らなかった。

 最低限の休憩を除いてずっと空を飛んでいたから無理もないけど。

 しかしシロナさんから反応がないというのは気になる。

 けど怖気づいたわけでないことは確実だ。あの人が諦めたりする人でないことは直接会ってバトルをした私には分かる。

 きっと何か考えがあってのことに違いない。

 

 「ヒカリさん、お疲れ様。やはり噂通りかなりの実力の持ち主のようだ。今のレッドを相手にあれだけ持ちこたえることができるだけでも凄いものだ。もしかしたらコトネよりも強いかもしれないね。……それでどうだったかな、シロナとレッドの両方と戦ってみた感想は?」

 

 ワタルさんからそんな言葉が投げかけられる。この質問には、他のトレーナーやレッドさん本人もこちらに注目してくる。

 

 恐らくレッドさんの方が強いというのが正直な感想だ。戦う前は分からなかったが、戦った今ならそう言える。勿論、正確にどちらが強いかは分からないのであくまで感覚での話になるが。

 ……でもここで私が、レッドさんの方が強いとそのまま言ってしまえばレッドさんの強くなるという意欲を削いでしまうのではないだろうか。

 それは勿体ない気がするし、何よりレッドさんがこれ以上どう強くなっていくのか見てみたい。

 それにシロナさんが百パーセント負けると思っていないのも事実だ。あの人が何もしないまま負けていく姿は想像できない。

 

 「……そうですね。正直二人とも格上のトレーナーであり、確実にその実力を推し測ることはできません。……ですが、私の感覚ではシロナさんが勝つのではないかと思っています。それにシロナさんから反応がないのも、何か考えあってのことだと思います。まず間違いなく怖気づいたわけではありません。」

 

 結局私は真実と嘘を混ぜるようなふんわりとした回答を選択をした。

 嘘を混ぜたことに対する罪悪感もあったものの、どうしてもレッドさんの可能性を確かめてみたいという欲求には勝てなかった。

 

 「……嘘だろ。」

 「これだけ強くなってもシロナはまだ上を行くのか……。」

 「まさか向こうからアクションがないのは、一々反応するのも面倒になったからとか?」

 「おい、ということはシロナはそもそもレッドなんて眼中にすらないということか?」

 「……何者なんだ、シロナは?」

 

 私の回答にザワザワと一気に騒がしくなる。

 しかしその中で、ブルーさんが血相を変えてこちらに駆け寄ってくる。

 

 「ちょ、ちょっと!? ヒカリだっけ? あんたそれ本当なんでしょうね? 適当なこと言っているんじゃないわよね?」

 「……勿論です。」

 

 ブルーさんの顔からサーッと血の気が引いていき、心配そうな表情を浮かべレッドさんの方を振り返る。

 そのレッドさんは、再び次の対戦者を要求する。

 今度はそれに反対する者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シロガネ山。

 そこに住まうバンギラスとマニューラが互いに血走った目で牽制しあっていた。そしてマニューラが先に襲い掛かる。その速さは凄まじく、常人では肉眼でとらえることが不可能に近いものだった。

 しかし、それをバンギラスはしっかり目でとらえ、攻撃を受け止め、反撃していく。

 その攻防は凄まじく、トレーナー同士のバトルでもこれほどのものを見ることはそうそうできないだろう。

 やがてバンギラスが勝利を収める形で幕は閉じる。

 

 ……ミタサレナイ。

 

 しかしバンギラスは、勝利の余韻に浸ることはできなかった。逆に自身の中に広がる虚しさをより実感してしまう結果となる。

 マニューラも痛んだ体を労わりつつも体を起こすと、こちらを見つめた後どこか物足りないといった表情を浮かべている。

 やはりだめだったと、互いに愚痴をこぼし合いながら、満たされぬ闘争心をどうしたものかとまた意見を言い合うのだった。

 

 これは三年前にはあり得ない光景だった。

 そもそも、シロガネ山のポケモン達は群れることはなく、それぞれが生きていくために周りの全てが敵という完全なる弱肉強食の世界だった。

 それが当たり前のことであり、おかしいと思ったことはない。

 

 だが、ある日突然フラリと赤い帽子を被った一人の人間が来てから一気にシロガネ山の環境は変わることになった。

 

 人間を見たポケモン達の最初の感想は恰好の獲物が来たというくらいだった。

 しかし、その人間が繰り出すポケモン達は異次元の強さを誇っており、自身の強さに絶対の自信を持っていたシロガネ山のポケモン達は敗北を重ねていった。

 何度も何度も勝負を仕掛けてもその結果は変わらない。それどころか人間は、こちらが決死の覚悟で挑んでいる戦いを心の底から楽しんでいるように見えた。

 プライドを捨て、他のポケモン達と協力して挑んだこともあるが、即席の連携ではその人間には通じず、返り討ちにあった。

 いつしか、シロガネ山内でその人間のことは赤い悪魔と呼ばれるようになっていった。

 そして、それまで群れることを知らなかったポケモン達の心境に変化が訪れる。

 赤い悪魔という強大な共通の敵ができたことで、徐々にポケモン達が協力する体制が生まれてきたのだ。その流れはどんどん加速していき、これまで敵だったポケモン達は互いを仲間と認識していった。

 そして二年以上が経った頃だろうか、一度赤い悪魔に挑むのは中断し、強くなるための修行を行うことで意見が一致した。

 それからはただひたすらに強くなるためにそれぞれのポケモン達が協力し合い研鑽をしていった。中には、強くなることに楽しみを覚え、益々訓練に没頭していくポケモンも出てくるほどだった。ほとんどのポケモン達はその過程で最終進化に到達していった。

 シロガネ山のポケモン達が勝負を挑まなくなったことに対して赤い悪魔は、自分に敵わないと悟り挑んでこなくなったと思っているようだった。

 早く強くなって、赤い悪魔に一泡ふかせてやりたいとどのポケモンも強く感じていた。

 たまに先走って挑みにいくポケモン達もいたが、例外なく返り討ちに遭っていた。その姿を見て、益々強くなる意欲を燃え上がらせていった。

 

 そしてようやく赤い悪魔に挑む時が来た時、なんと赤い悪魔は姿を忽然と消していた。シロガネ山内のポケモン総動員で探したが見つからなかった。

 結果として、ポケモン達の中には、行き場を失った闘争心だけが残ることとなった。

 そんな欲求不満を抱えたポケモン達が蔓延るシロガネ山内にまた変化が訪れる。

 またも一人の人間がやって来たのだ。

 

 最初は赤い悪魔が戻って来たのかと期待した。

 だが違った。別の人間だった。金色の髪を靡かせるその姿はどう見ても赤い悪魔ではなかった。

 これにはすべてのポケモンが愕然としてしまう。

 期待させやがってとでも言いたげな、一体のクロバットがその人間に襲い掛かる。

 

 しかし

 

 あっという間だった。

 その人間が繰り出したポケモンによって、クロバットはあえなく返り討ちに遭う。

 見たこともないポケモンだったが、それがとてつもなく強く、鍛え上げられたポケモンであることは一目瞭然だった。

 それこそあの赤い悪魔のポケモン達と近い実力を持っていると。

 そしてその人間も、敵意ある目をこちらに向けてくる。

 ポケモン達の中の燻りかけた闘争心が一気に爆発した。

 

 ようやく見つけたのだ。

 強くなった自分たちの全力をぶつけることのできる相手が。

 




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