ヒロアカ×ダークザギ  ネタ   作:蜜柑ブタ

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調子が悪いけど、勢いを少しでも戻して書きたいところまで書きたい!
って気持ちで書いたので短いです。



今回は、原作で出久が死柄木に絡まれるショッピングモールが舞台。
でも原作とは違う展開です。

ザギがウルトラマンタイガでの小さいホログラムの姿でいます。

今更ですがザギのキャラが定まらない……。


あと死柄木の扱いが適当です。







それでもOKって方だけどうぞ。






いいですね?


第39話  ザギの慣れないこと

 

 

 

 夏休みは長い。8月が丸々休みなのだ。

 大学以下、高校までの学校で取り決められた長い子供達の休みの期間だ。

 他にも春休み、冬休みがあり、稀に秋休みというのもあるとか。だが夏の期間に比べれば格段に短い。

 海外だとまた変わってくるだろうが、日本だと夏休みが一番長い学校に行かない期間である。

 だが学級閉鎖などがあると予め決められている学習分を学ばなければならなたいめ、休みが減らされて学級閉鎖の分の学習に回される。

 休みの期間は学校は休校しており、部活動はあっても授業はない。なので給食が出る学校なら給食はない。

 長い休みには当然ながら多めの宿題も用意される。それを休みの終わりに泣きながらまとめてやるというのもあるあるだろう。ついでに飽きっぽい、計画性がまだ未熟な子供の気質を危惧して大人が宿題の一部をやってあげることもあるあるだろう。

 子供達からすれば夏休み期間は楽しみがたくさんあって、夏休みがくるのを待ち遠しくする。夏は夏にしか味わえない楽しいイベントが詰まっている。だから夏休みは欲しい。

 だがしかし、……3年間でプロヒーローになるための専門学科の中でトップクラスの進学校でそれは許されないらしい。

 というか3年間が短すぎるのだ。小学校なら6年だから余計に足りないのだ。詰め込めるだけ詰め込まないといけないのだ。それを承知の上で進学してきたのだろう?というのが雄英側の言い分だろう。雄英側の大人達も心を鬼にして教え子達を立派なヒーローとして卒業させるためにハードな現実を作るしかないのだ。だが子供の時しか体験できない経験をさせたいという子供の時期を越えた大人達の気持ちがないわけではないことは捕捉しておく。

 そんなわけで楽しい夏休み返上でのハードな強化期間として林間合宿が実施されるわけだが、それに参加する条件が期末試験で合格ラインを取ることが絶対条件として出された。

 ところが期末試験終了の後日に合格を逃して追試確定生徒も参加することになっていたことが担任の口から語られ、実はやる気を出させるための口実だったと判明。

 だが林間合宿中に追試を行うことが決まっている。つまり林間合宿中のハードな強化期間+追試というハードスケジュールの上乗せであった。

 参加確定に喜んで気分が上昇したしたところを、急降下させるその事実に追試組の面々の落ち込みようと言ったら酷いものだった。

 

 

 

 

 合宿というのは大なり小なり、各自必要品を持って行かないといけない。それは雄英以外の強豪校と呼ばれる部活動を抱えた学校も同じだ。

 特に十代半ばの女子。早ければ小学校の内に来る大人の階段を昇った証の定期的に来る生理現象のための消耗品は絶対必需品だ。

 もちろん男子だってそれぞれ必需品とする物はある。昨今では個性の都合で他者と違う必需品がある者だっている。

 着替えなどは家から持っていく物の他に合宿用で使い捨てるための物も買い物をしないといけない。合宿の内容がハードな訓練であることから使い捨てることを想定して夏の暑さに備えたTシャツや夏仕様のズボン類、下着類や靴下、靴などが色々と揃える必要がある。

 必要なる物は学校側から配布される林間合宿のための説明事項に載っている。もちろん学校側で必需品が足りなくなることを想定してとりあえずの間に合わせの物だって用意してくれているだろうが、できれば自分に合っている物を使いたいところだ。人によってはデリケートな問題だからだ。

 

 

 

 

 あるショッピングモールにて、待ち合わせしていたA組生徒の面々が集合した。

 予定が合わなかった者もいるが、ショッピングモールで合宿に必要な物の買い出しをしようという提案に乗った面々が集まった。

 普段は大変で厳しい進学校の生徒として励んでいるが、こういう時は高校生の楽しい青春の一コマだろう。

 こういうことがきっかけで交友関係が広がり、お互いをより理解して親交を深めてゆくゆくは親友とか、あわよくば恋人とか……なんて下心もある男子生徒も一部いたりいなかったりしつつ、男女混合のショッピングが始まる。

「さすがに外でザギは出ないんだね?」

「ううん、いるよ。」

「えっ、どこ?」

 葉隠が聞くと、出久は身につけているベストのポケットのひとつを指差した。

 するとポケットからひょこりと小さいサイズのホログラムのザギが顔を出した。

「ひゃー、なにそれ!? リスとかハムスターとかポッケないないしてるやつみたいー!」

「小さくなれんの!? あの大きさ(180センチぐらい)がデフォだと思ってた!」

 念を押すようだが、ザギの本当の大きさは50メートルだ。あえて小さくしているだけだ。

 ベストの胸ポケットに入れるサイズになっているザギに驚き、一部女子がキャーキャー騒ぎ、男子メンバーは小さいザギにただ驚いていた。

 爆豪もそれは知らなかったので驚きで目を見開いていた。

 ザギは、すぐにポケットの中に引っ込んだ。

「あー、隠れちゃった!」

「ま、周り…。」

「あっ。」

 つい声が大きくなってしまっていたため、ショッピングモールに来ているお客さん達の目線が集まっていたことに出久の言葉で気づいたため、慌てて声を潜めた。

「もうそれがデフォか?」

「そうみたい。寝るときも出てきてて。」

「あ?」

 爆豪が素っ頓狂な声を漏らしてしまった。

 まさかと思い出久を見る。

「………一緒に寝とるんか?」

「僕は知らなかったけど、僕が寝てる間に出てて一緒にベッドで横になってたみたい。」

「は~~~!? 気づかんかったのか!?」

「うひぃ!? だ、だって、僕がトイレとかで起きるときは姿を消してたみたいで、ホログラムだから隣にいても感触無いから気づけなかったんだよ~!」

「感触がねーなら気がつくの難しいだろ…。」

「けど、もし息子の部屋入って見知らぬ奴が添い寝してたらびっくりして腰抜かすか気絶しそうじゃん? よく緑谷のとこのお母さん気がつかなかったね? あれ? そういえば緑谷のお母さん知ってるの? ザギのこと。」

「ああ、それは……、体育祭が終わって右腕がああなってたから、帰った直後はひっくり返られちゃって大変だったけど……、別に悪さしないって分かったみたいだし、僕のこと守ってくれてるって知ってから『出久のことをよろしく』って手を握って必死にお願いされて困ってたっぽい。」

「ザギが?」

「うん。」

 ポケットの中にいるザギは、再度顔を出していたが出久が話す内容を聞いて出久の母、引子から右手を握られて頼み込まれたのを思い出してなんとも言えない気持ちになっていた。

 

 

 〔オレがそうしたいからそうたいだけだ……。別に出久の母親のためじゃない〕

 

 

 ザギは頬杖をついてモヤモヤとそう考えていた。

 ただ自分がそうしたいからそうしているだけだと断じているので、出久以外の誰かのためにやっているつもりはない。

 轟のこともそうだが感謝される意味が分からなくてザギは戸惑っているのだ。

 

 

 〔正直意味が分からない。ただオレは……〕

 

 

 結果的にそれが周りの感謝に繋がっていることにザギはなんとなく納得いかない感を覚えていたのだ。

 

 

 〔善行というのは結局のところ、進んでやるか……、意図せず善行になった場合か……、オレの場合は後者か? オレは出久以外はどーでもいいのに感謝されてもな……。なんだこのムズムズは?〕

 

 

 ムズ痒いような奇妙な感覚にザギは戸惑う。

 出久に感謝されて喜ばれるのとは違う感覚。出久からのはつい顔を背けてしまって照れ隠ししてしまう気分になるが、それ以外は?

 誰かから感謝をもらったのは……。

 

 

 〔アイツら(来訪者)の言うとおりに出来たときは、アイツらは喜んでいたな。アイツらの研究の成果が実現できたって…な〕

 

 

 別の宇宙の地球で地球人の肉体と名前と地位という皮を被って行動していた時は、あの時はあの時で周囲を騙すために必要な行動をして感謝されて信頼を得て上手く事を動かすための礎にした。

 その時は感謝されることは、しめしめ…ってぐらいにしか思っておらずその程度で流していた。

 ザギとして誰かから感謝をもらったことが無かったから、慣れない感覚としてムズ痒いと感じているだけなのかもしれない。

 

 

 〔……いつ慣れるんだ?〕

 

 

 このムズ痒さはいつまで続くのかと、ザギはため息を吐いた。

「ザギ? どうしたの?」

『〔別に何も……、っ!〕』

 ザギのため息を感じた出久がポケットの中にいるザギに声を掛けると、ザギが無意識に返答をしたためザギは慌てて口を手で押さえた。

 その声はちょうど近くにいた麗日と常闇ぐらいにしか聞こえていない程度の音量だった。

「ざ、ザギ~! 喋ってくれた!」

「へ~、そういう声なんだ! もういかにも良い声って感じ!」

「想像していた以上に普通に聞き取れる声色だ。」

 

 

 〔気を抜き過ぎだろ、オレーーー!?〕

 

 

 まだ喋る気はないつもりでいたが、うっかり無意識に喋ったことにザギはメチャクチャ焦った。

 

 

「ほ~お? そんな声なんだ?」

 

 

 〔要らない邪魔は去れ!!〕

 

 

「!?」

 出久の背後から出久の肩に顎を乗せるようにして耳元で喋った男がいたが、直後にその姿がその場から消えた。

「えっ!? な、なに? 今後ろに…。」

「消えた…!?」

「まさか…ザギ…?」

 

 

 〔そこにいたのが悪い〕

 

 

 理不尽な理由でテレポートでどこかへ転移されたフードを深く被っていた男。

 その人物が何者なのかを確認する暇も無く男は跡形も無くなってしまっため、確認しようがない。

 出久が焦ってザギに何をしたんだと聞いたが、ザギは念動力で出久のカバンからメモ帳を出し、スラスラとペンで男は無事であることだけを伝えた。

 

 

 そんなこんなで無事に合宿のための買い出しは終わり、解散前にショッピングモールのフードコートでジュースなどの飲み物を飲んで談笑して解散し、それぞれ家に帰宅したのだった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「うわっ、臭っ!!」

「臭過ぎ! 頭からゴミ箱に突っ込んだの!? シャワー浴びて着替えてきなさいよ死柄木!!」

「生ゴミを頭からバケツでぶっかけられた!? えっ違う!? どしたんマジでマジで!?」

 ヴィラン連合のアジトになんとか戻って来れた死柄木は、入って早々ヴィラン連合の参観者達に距離を取られて臭いのことで怒られた。

 テレポートで転移された先で、頭から生ゴミの山に落とされた死柄木。

 ゴミ収集もまともにされていないスラムみたいな路地裏の不法投棄されたゴミ山は、死柄木達の潜伏先と割と近い場所だったためすぐに戻って来れた。

 まさか接触早々にこんな目に遭わされるとは……、ショッピングモールで身を隠して死柄木の回収のタイミングを図っていたが死柄木が消えたため慌てて帰還してきた黒霧が生ゴミまみれの死柄木を風呂に入れて着替えさせてあげたのだが、死柄木はまたもザギに対して手も足も出ずにあっさり負けたことがショックで部屋に引きこもった。

 

 

 




原作では一般人がひしめくショッピングモール内で崩壊という恐ろしい個性持ちの死柄木に絡まれるという緊迫した場面でしたが、ザギが適当にあしらったという流れにしてしまいました。
相手が死柄木だとも認識されていません。ただ出久に引っ付いてきた不届き者!ってだけでテレポートでヴィラン連合アジト近くの生ゴミの山に落とされました。
場所の指定は適当で別にアジト近くだからそこを選んだわけではありません。
生ゴミの山があったから、それだけです。

ザギは、自分に向けられる感謝の言葉や気持ちがムズ痒いと感じてる。
出久からの感謝などは照れ隠しして誤魔化そうとするほど嬉しく感じるけど、出久以外からのは慣れてない。
慣れればだいじょうぶだろうとは思っている。

ついでに出久が寝てる間にホログラムの姿でベッドに添い寝してたことがバレて、爆豪にドン引かれてます。


次回は、いよいよ林間合宿にしようかな?
洸太との絡みはどうしよう?
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