ヒロアカ×ダークザギ  ネタ   作:蜜柑ブタ

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寒くてしんどい。
肩こりがつらいので、近いうちに整体でほぐしてもらいたい。



今回は、麗日の秘密に一部焦点を当てた感じになりました。
蛙吹がやたら関わってるけど、動かしやすかったのでつい……。


原作では、生中継の会見をしてブラフをかけて、すでに見つけていたヴィラン連合のアジトに討ち入りしましたが、このネタではアジトの位置が分かっていなくて誘拐された出久と轟の救助がかなり難航している状況にしています。





それでもOKって方だけどうぞ。





いいですね?


第48話  蛙吹が聞いた麗日お茶子の秘密

 

 

 

 出久は強い眠気とだるさを感じながら重たい瞼を開けた。

 

「あっ! 起きた!」

 

 目に映ったのは口から見える犬歯が少し長いように見える金髪の美少女。だがその笑顔は明るく愛らしくも狂気を感じさせる歪みがあった。

 出久は彼女の顔のドアップに驚くが、あまりの体のだるさえ声さえ出すのも億劫で、体ももちろん動かない。

 感覚はあるが、全身に漬物石でも括りつけたのかと思ってしまうほど重たいだるさに襲われていて指先を動かすのも辛い。

「どうしました? もしかして体、動かない? 大変です! 待ってて!」

 出久の不調に気づいた少女が慌てた様子でどこかへ去っていった。

 その際に重たい扉の開閉音が聞こえたため、どこかに監禁されているというのを眠気が残る頭で出久は認識した。

「…………ザギ?」

 出久は、ザギは無事かどうかを問いかけた。

 ザギからの返答はない。もしかしたらこの体の不調はザギからの影響によるものかもしれない。つまりザギに何か悪いことが起こったからこうなったと。

 林間合宿でザギから体の主導権を貸してからの記憶がない。

 ここが林間合宿とは全く関係ない場所だと分かるがどこなのか分からない。

 あの美少女も。

「おーい、生きてるか~?」

 扉が開閉し、知らない男の声が聞こえた。

 倒れている出久の顔を見下ろすように長身の男が近寄ってきた。

 黒髪で顔や首など見える範囲で確認できるだけでも広い範囲で酷い火傷があり、縫い付けたような皮膚がまるでフランケンシュタインの怪物のようなイメージを彷彿とさせ、顔と耳に様々な無数のピアスがついていて奇抜かつ痛々しい。

 男は、ニヤニヤと嬉しそうだ。

「いつか直接会いたかったんだよ、俺。」

「?」

「お前じゃなくて、ザギにな。」

 出久のすぐ傍に両膝をついてポケットからスマートフォンを出した男は、画像を探して出久に見せた。

 そこには保栖市でザギによって犬神家にされたエンデヴァーの画像。

「ちょー----スカッとした! マジ感謝! 神! 生きててよかったって、こんな感謝する時が来るとは思わなかったから会えて直接感謝したかったんだよな!」

 ゲラゲラと狂ったように笑ってエンデヴァーの醜態の写真を指さす男。

 よっぽどエンデヴァーに恨み辛みがあるのか、その反動による喜び方が狂的で凄まじい。顔の状態も相まってハッキリ言って怖い。

「…んで、ザギは? 生きてんの? なんか知らん間に、急に苦しんで引っ込んだって聞いてんだけど?」

 スンッと笑うのを止めた男がそう聞いてきたが、出久は答える力がなかった。

「声も出せねーほどしんどい? ザギ、無事?」

 出久のことはどうでもよく、ザギのことが心配らしい。

 出久は声を出そうと口を開閉するがあまりのだるさで上手く声にできない。

 その様子に焦れた男が出久の顔に手を伸ばした。

 指先が触れた瞬間。

 青い炎が勝手に発生して、男が驚愕して腕を引っ込めようとしたが腕が離れず、炎が出久の方へ吸収された。

「ぁ……あぁ…⁉」

 何が起こったのか分からないまま、個性から得られるエネルギーを吸われた男が体力まで失って出久の上に倒れこんで意識を失った。

 出久も何が起こったのか認識する間もなく、強烈な眠気で瞼を閉じてしまった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 ある場所で緊迫した空気が満ち満ちていた。

 椅子に座った麗日と蛙吹が机を挟んでプロヒーロー達や警察関係者を前にしている。

 プロヒーローの中には雄英の教職員も加わっており、二人と警察との仲介をしたのは彼らだ。

「…それは事実なのかい?」

 話を聞いた警察の捜査官のひとりが真剣な顔で麗日に問い返した。

 麗日は、強い緊張感で固まる体を押して必死に頷いた。

「君の個性は、『無重力(ゼログラビティ)』。なのにもうひとつ個性があったと?」

「個性…なのかは…。」

「そうよね、かなり限定的だから個性って言うには申請しずらいって思ったのよね。」

 横から蛙吹が緊張している麗日をフォローするように口出しした。

 蛙吹はこのために付き添いできたのだ。

 ズバズバ言いたいことを言える彼女が林間合宿で麗日から聞いた話を伝える。

「私が代わりに説明していいですか?」

「できれば本人の口からの方がいいが…。まあいいでしょう。」

「ありがとうございます。彼女から聞いたことを説明しますね。」

 蛙吹は、肝試し中に麗日から聞いた麗日のある秘密を説明した。

「彼女は、ある日を境に緑谷のことが見えるようになったそうです。」

「見える? 遠くから見るようにか?」

「はい。彼女のご実家はかなり距離が離れていて、どこの誰なのかなんて分からなかったそうですが、ふとするといつも見えるという不思議な状態になったとか。それでいつしか……。」

 蛙吹がチラッと麗日に目くばせする。

 麗日は、俯いて膝の上で手を握った。

 その顔は赤くなっていた。

「…ずっと見える緑谷くんが運命の人で、未来の旦那さんかもって思うようになったみたいです。」

 蛙吹が言い終わると、場の空気が変わった。

 麗日は恥ずかしくて首と耳まで真っ赤になっていた。

 子供を持つ親世代の警察関係者やプロヒーローもなんとも言えない気持ちになる。そんな純粋な気持ちをこの場で知らない他人達に打ち明けるのはしんどいだろう。

 だが優先すべきことがあると気持ちを切り替える。

「ご両親も話を聞いて、そうじゃないかって肯定したそうで、きっとそうなんだって思ってたら雄英校の受験で本人に会ったからすごいびっくりしたそうです。しかも同じクラスだったから…、もうこれは運命で間違いなって確信したみたいですけど、肝心の緑谷くんは彼女のことを何も知らなかったそうです。」

「…一方的に見ていただけなのか。」

「それと名前とかも入学してから知ったそうです。」

「声や音は聞こえず、姿や周囲が見えたと?」

「ある程度範囲は変えられるそうですが、プライベートな詳細や個人情報はほぼ見ていなかったそうです。あえて見てなかったという部分もあったみたいで。」

「見ようと思えば見えたと?」

「下手するとストーカー行為に他なりませんから、難しいことだったと私は思います。」

 蛙吹が補足して警察関係者達は、なるほどと頷いていた。

 確かに一方的にしか見えず、プライベート全部知れる状態だと相手に知れたら、ストーカーのレッテルや訴えに発展しかねない。麗日はそこのところを親から注意もされたり、自分なりに善悪の線引きを考えてそうしていたのだろう。その結果、相手の姿形を知っていても雄英で出会うまでどこに住んでいるのかも、名前も何も知らなかったという状態だったのだ。重度のヒーローオタクであることも含めて。

 林間合宿初日の入浴中に突然鼻血を出したのは、この能力でうっかり隣の男子風呂にいた出久の裸体を見たせいだった。初々しい思春期の女子には同年代の男子の裸体は刺激が強かったようだ。

「説明は以上です。それで…。」

「分かった。君らが雄英を通じて警察に捜査協力を申し出てきた理由は理解した。麗日さんのその一方通行の能力を用いれば……、誘拐された緑谷くんと轟くんの行方を見つけられるかもしれないということだね?」

「はい!」

「……お、お願いします! デクく…、じゃなくて緑谷くんと轟くんを助けたいんです!」

「落ち着きなさい。協力は嬉しいが、実際のところ今の君には見えているかい? 緑谷くんのことが。」

「見えます! ばっちりと!」

 即答する麗日。椅子を蹴とばしそうな勢いで身を乗り出す。

 警察関係者たちとプロヒーロー達が互いに短く話をし、改まった様子で麗日を見る。

 そしてその中で一番の責任者が席から立ち上がって彼女に頭を下げた。

「どうか力を貸して欲しい! ヴィラン達の潜伏先の情報が全くつかめない有様だったのだ! 何かひとつでもヒントとなる物を見つけられば……。」

「は、はい!」

 麗日は、ビシッと背筋を伸ばして返事をした。

 蛙吹は、一番の難関を突破できたと安堵していた。いくら情報を得られる能力があると訴えても受け入れてもらえなければ意味がないからだ。

 逆に言えばそれだけ林間合宿を襲撃してきたヴィランの情報を掴めていないということでもある。

 3人のヴィランを逮捕できたが、うち二人は脱走した死刑囚で、ひとりは未成年の初犯。しかも加入して日が浅いようで口がきける毒ガスの個性を持っていたマスタードという未成年のヴィランは、アジトのことを詳しく知らなかった。

 残りの二人は、重傷であったため口がきける状態じゃない。特にマスキュラーは意識が戻るなり、人の姿を見るだけで騒いで、誰かに向けて謝罪して二度と誰も傷つけないということを叫んでいたらしく、元々シリアルキラーだったこと以上にとてもじゃないがまともに会話ができる精神状態じゃなくなっていた。

 

 

 

 

 その後、場所を変えて麗日の隠された限定的な能力を使い、攫われた出久の周囲の情報をヒントにしてヴィランのアジトの位置を絞るために動き出した。

 本来は取り調べのための警察関係の建物の一室で、できるだけ麗日の集中を妨げないよう、けれど得られた情報や挙動を漏らさないために録音と監視カメラと麗日に指示を出して能力の使用範囲を変えさせる係の人間と麗日が室内にいる状態になる。

 蛙吹は、傍で麗日を安心させるために隣にいた。

 皆が椅子に座り指示を伝える係の人間が外にいる人間達とのやり取りをするための通信装置を耳と頭に装着して、机を挟んで麗日と蛙吹の前に椅子に座る。

「では、始めます。準備はいいですね?」

「はい。」

 麗日は緊張感と焦燥感で少し青ざめた顔色で返答した。

 麗日は、深呼吸をして目をつむる。

 目を閉じた方が細かい部分が見えやすいそうだ。

 自然と眉間にしわが寄り、苦しそうな表情になっていく。

「何が見えますか?」

「…………緑谷くんがベッドで寝かされています。」

「どんな場所か分かりますか?」

「コンクリートがむき出しで……、新しい建物じゃないかも…? ベッドも…、病院の古いのみたいな…。」

「古い建造物…。ベッドは中古品か大型ごみを持ち込んだなら……。それ以外には?」

「……んぅ。」

「お茶子ちゃん。落ち着いて、視界の高さを変えることはできる?」

 横から蛙吹が声をかける。

 本来なら指示を出す側がやるべきことだが、ここは臨機応変に蛙吹に任せる形に切り替えた。すりガラスと監視カメラの向こうの人々も同じことを考えた。

「……うん、いける。天井を……、上に…部屋…、あれ、これって……、なんだっけ? お酒が後ろに並んでるシーンが洋画とかで…。」

「それは棚ですか?」

「棚…、長いテーブルかな? テーブル前に回転する椅子が並んでる…。あと……、頭が黒いモヤモヤ…、あっ! USJで見たヴィランや!」

「なんだって! 酒の棚ってことは…、バーかなにかか? 黒いもやというのは、転送の個性を持つヴィランか? 雄英を襲撃した時と脱出、そして林間合宿でヴィランが脱出するのにも活躍した厄介なヴィランだね。他にヴィランの姿は?」

「……手みたいなのをいっぱいつけてる不気味な男と…、金髪の女の子…、髪が長いサングラスの男の人…、爬虫類の異形型個性の人……、あと…、と、轟くん!」

「轟ちゃんは無事?」

 轟を見つけて体がビクつく麗日を落ち着かせようと背中と肩に触れながら蛙吹が聞いた。

「縛られてる…! なんか拘束具みたいなのもいっぱいついてて身動きが取れなくなってる…! 手だらけの奴から何か言われてるけど、顔が手で隠れてて何言ってるか分からない!」

「脅されているということか? 轟くんの様子は?」

「悔しそうな顔をしてる…。あっ、すごい首を振ってる。嫌だって拒否してる。あっ。」

「どうしたの?」

「轟くん…、顔に触られそうになって、手だらけの奴に頭突きした。」

「あら。」

「えっ! そんなことになったら…。」

 焦る指示を出す係の人が立ち上がりかけた時、その不安は的中したらしく麗日の顔色が悪くなった。

「轟くんが殴られて蹴られたー!」

「落ち着いてお茶子ちゃん!」

「落ち着いてくれ! 今ここで我々ができることはない! 辛いだろうが、場所が特定できなければ助けにもいけないんだ! 今は君だけが頼りなんだ、頼む!」

「うぅ……、あっ、ここって……、なんか街の中?」

 麗日はとにかく場所の情報を得るために見える範囲を変えた。

 今までここまでやったことがなかったため、初めての試みだったが建物の外を上から見ている状態になっていた。

「まち? 周囲の建物が分かるのか?」

「高い建物も、低い建物もあるけど……、どこかに地名が……。」

 轟がヴィランに害されたのを目の当たりにして焦る麗日は両手で頭を抱えて俯いてしまった。

 すると麗日は、その体勢のまま右手を離してテーブルの上に持っていき、指先で何かを書こうと動かした。

「お茶子ちゃん? 何か書きたいの?」

「分かった、これでいいかな?」

 予め用意していたスケッチブックとペンを出して、ペンを持たせて紙の上に誘導すると、麗日のペンを握る手が勝手に動き出す。

 それはまるでネットで見られる衛星から見られる拡大画像のように鮮明な形で描かれる街の絵。

 その様子を伺っていた監視カメラの向こうの人員達が描かれた街の絵を特定するために、PCなどの端末で検索にかかる。

 するとぴったり一致する地区があった。

 

 

 神奈川県横浜市神野区

 

 

 更に麗日が自分で描いた街の絵の中のひとつの建物に丸印をしたため、そこがヴィランのアジトだと考えられた。

 更にペンを持ったままスケッチブックをめくって、新たな紙にそこに潜伏するヴィラン達の顔と、個性のことまで細かく書き出す。

 それとアジトの建物の出入り口などの建物の構造まで事細かに。

 急に麗日が正確な情報をもたらしたことには、その場に関わった人間全員が驚いたが、絵とヴィランの情報を書き終えた麗日は、少しぼんやりした様子で顔を上げて目を開けた。

「お茶子ちゃん?」

 様子がおかしいことに気づいた蛙吹が彼女の肩を掴んで軽くゆすると、眠そうな目をしていた麗日がハッと目を覚ましたように慌てて周りを見回しだした。

「どうしたの? だいじょうぶ?」

「あれ…? ……なにしてたっけ?」

「えっ?」

「えっ?」

 キョトンとして何をしていたのか分からず蛙吹を見て言った言葉に対して、蛙吹が思わず出した声に麗日も声を出した。

 蛙吹はデジャヴを感じた。

 どこかでこれに似た状況を目の当たりにしたことがあるような……。

 記憶を呼び起こそうとした蛙吹はすぐに思い出した。

 

 ヒーロー科の実技授業で、一瞬ザギが出てきて轟を倒したあとの出久と、USJで暴れたザギが引っ込んだ後の出久の様子だ。

 

 あの時も何があったのか出久は覚えていなかった。

 麗日の先ほどの様子はそれに似ているように気がしたのだ。

 しかもあんな正確な上から見た街の絵を描く技術が麗日にあったのかという疑問がある。俯いたまま見もせずに紙に書き出し、ヴィランの情報まで……。

 まるで何かに操られて書いたような……。

「お茶子ちゃん、あなた…。」

 蛙吹は、肝試し中に麗日から聞いた話を思い出す。

 警察関係者とプロヒーロー達にも話していなかった部分があったのだ。

 それは、幼い時の麗日の空想のような話だったため説明に必要はないと考えたため省いてた。

 

 麗日は、4歳ぐらいの頃に、ある日の夜に窓から星空を見ていると自分のところへ星が降りてきたというのだ。

 今思えば隕石のようだったかもと言っているが、それを間近で見て、気が付くと布団で寝ていたため夢だったのかと思っていたそうだが、それ以降から遠くにいる出久だけを見る奇妙な能力に覚醒したという。

 親には、出久のことを見えるようになったことと共にそのことを話したそうだが、きっと夜空のお星様がお茶子に運命の人を教えてくれていると親が子供に話聞かせる物語のような形で言っていたという。

 幼い娘の夢を否定したくはないから親心でそういう形で娘の体験を肯定しつつも、それが現実味がないおとぎ話のようなものだという意味も込めていたのだろう。

 

 先ほどの麗日の様子のことを考えると、麗日が遭遇したいう星空から降りてきた星が関係しているとしか思えなかった。

 まさか、ザギと関係が?

 蛙吹はそんな予感がしたが、確証が持てないためそれ以上は追及できなかった。

 

 

 




もう匂わせどころか、確実だろ?状態ですね。
ネクサスの前日譚にあたるエピソードを知っている方なら分かるかな?
麗日が4歳ごろに遭遇したお星様(?)の正体に。


ヴィラン連合のアジトでは、爆豪じゃなく轟がそのポジションで勧誘されたけど拒否して頭突き、反撃で暴力を振るわれてしまってます。
ザギに感化されてグレーゾーンな状態の轟ですが、ヴィランに堕ちる気はない。ただザギのように手段を選ばないで強くなろうと考えを改めただけ。


さて、ザギの方は序盤でぐったりした出久越しに荼毘から個性の蒼炎を無理やり吸収して、荼毘をぶっ倒れさせる。体力も吸われましたが死んではいないです。
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