「
「......返す言葉も無い」
「
「......すいません。体調はもう大丈夫です」
「......なぜ隠していたのかは聞かないでおくわ」
俺と一色は仁王立ちをしている
まぁ、そこは一色は必死に説明してそれ以上の追撃は免れたので良しとする。いろはすマジ天使!
「じゃあ一色さんはもう大丈夫そうだし、泊まる必要は無くなったわね」
「え!?帰っちゃうんですか!?」
「泊まる必要が無くなったのだから当たり前でしょう?」
「で、でも先輩は泊まっていきますよね!」
「泊まらなくて良いならそれに越したことはない」
「ゆ、
「お、お泊まり会!?う、し、したい....ゆきのんとヒッキーも一緒だと良いなぁ....」
「ですよねですよね!」
お泊まり会という(由比ヶ浜にとっては)魅力的な提案を持ちかけられ、由比ヶ浜は容易に陥落した。チョロい由比ヶ浜、略してチョロガハマさんですねこれは......。
「ゆきのん......ダメ?」
「......ゆ、由比ヶ浜さんが言うなら仕方ないわね」
「......先輩は約束がありますよね?」
由比ヶ浜のうるうるとしたおねだりにたいして雪ノ下も撃沈する。これはチョロノ下さんですね......。あと一色、俺にだけ聞こえるように約束持ち出すのは止めろ。折角逃げれそうだったのに......。
「決定ですね!じゃあ私は布団とか諸々持ってきますね♪」
「お願いするわ」
そう言って一色は嬉しそうに部屋を出ていった。
「あ、そうだ!ヒッキー、湿布貼ってあげるね!」
「おう。頼む」
「比企谷くん、そのままで良いのだけれど、ほ、本当に一色さんには特別な感情...とかは無い、のよね?」
「あ、あぁ、別にそんな物は無いぞ」
「そう、なら良かったわ...」
「なんでお前が安心してんだよ」
「い、一色さんが無事だったことに対してに決まっているでしょう!」
「ヒッキーってホント鈍感だよね~」
「ゆ、由比ヶ浜さん!」
「なんのことかさっぱり分からん」
「分からなくて良いのよ!」
あれ、俺また何かやっちゃいました?つくづくこいつらの考えていることがわからん。
そんなこんなしているうちに一色が布団を引きずって戻ってきた。
「お待たせしました~。何の話してたんですか?」
「な、なんでもないわよ、ね?由比ヶ浜さん」
「う、うん!ただヒッキーに湿布貼ってあげてただけだもん!」
「怪しいですねぇ.....まぁそれは後で詳しく聞くとして、先輩って一人でお風呂入れますか?」
「当たり前だろ。俺は小学生じゃねぇぞ」
「そういうことじゃなくて、その足でってことです」
「あ、そうだった。じゃあ今日は風呂入ら――」
「じゃあ私が先輩のお背中を流して差し上げます!」
「いろはちゃん!?そ、そんな大胆な....」
「一色さん?あなた自分が何を言っているか分かってるのかしら?」
「一色?お前まだ体調悪いんじゃないか?無理せず休めって」
「自分で言ってることくらい理解してます!あと体調はホントに大丈夫ですって!」
布団を持ってきたと思ったら、代わりに思考能力を置いてきてしまったらしい。
「一色さん、まさか比企谷くんに脅されてるんじゃないでしょうね?」
「だから俺は何もしてねぇって!一色、俺は一人で入れるから大丈夫だ」
「じゃあお風呂場まで肩貸しますよ!」
「それくらいなら私も出来るし!ヒッキー、ど、どうぞ!」
「お、おう。ありがとな」
「じゃあ私は右側支えますね~」
「ち、ちょっと――」
そのまま俺は由比ヶ浜と一色に部屋から連れ出された。何か後ろから声がした気がするが気のせいだろう。
てか左右からめっちゃいい匂いするんですけど。しかも由比ヶ浜さん、なんか当たってません?理性の化物(笑)の俺じゃなきゃ勘違いするどころかその場で襲っちゃうまであるよ?もうちょっと危機感持ったほうが良いわよ?
そんな葛藤をしている間に風呂場に着いたようだ。
「着替えは私のパパの物をここに置いておくので使ってください。バスタオル使った後はこのかごにお願いします!」
「おう。ありがとな、一色、由比ヶ浜」
「なんかあったら遠慮無く呼んでくださいね。お背中流しますので♪」
「わ、私も言われたら何でもするし!」
「変なこと言うなよ....」
とりあえず一色と由比ヶ浜が出ていったのを確認して風呂に入らせてもらうことにした。
まだ足が結構痛むので見てみると、赤く腫れ上がっている。
「折れてないよな....」
「痛々しいですね~」
「あぁ、そうだ――え?」
後ろから今日一日で何回も聞いた声が聞こえた。ついに耳もおかしくなったか?幻聴が聞こえる....いや、まさかな。
念のため後ろを振り替えると、そこにはやはり一色が立っていた。
タオル一枚で。もう一度言おう、タオル一枚でだ。
いやさすがにヤバイだろ!俺の八幡がありったけ八幡さんになっちゃうって!こんなところでありったけは使うべきじゃないだろ俺!念のため腰にタオル巻いといてよかった!
まず一色を追い出さねば――
「おい!馬鹿なことしてないでさっさと戻――」
「あんまり大声出さないで下さい。お二人にバレますよ?いいんですか?」
一色は俺の口に手を被せ、そう言ってきた。あいつらには秘密で来たらしい。リスクを負ってまで来るなよ....
「....何のつもりだ」
「先輩のお手伝いに来たに決まってるじゃないですか~」
「俺はイケメンじゃ無ければ
「........なんでこういうとこ鈍いんですかね」
「なんて?」
「とにかく!背中流しますので、背中向けて下さい!」
「お前なぁ――」
「む・け・て・く・だ・さ・い!」
「はぁ.....はいはい」
俺は渋々一色に背中を向けた。が、一向に背中には何も来ない。すると、いきなり人一人分の重さがのし掛かってきた。って一色さん!?何してるんですか!?
「おい、一色!?」
「すいません、先輩....大声出したせいで限界来ちゃいました....」
「やっぱお前無理してたんじゃねぇか....」
やはり一色はかなり無理をしていたらしい。タオル越しでも体温が高く、汗をかいているのが分かる。
「すいません、今退きますね――」
「無理して立つな、肩貸すから出るぞ」
「....ありがとうございます」
とりあえずリトル八幡が暴走しかねないので触れあう面積を最小限に減らし、一色を脱衣場に運ぶ。持ってくれ、俺の
さて、一色を運んだは良いものの、ここからどうするのが正解か。俺と一色はほぼ裸だし、あいつら呼んだら次はどうなるか分からん。足もかなり痛みが激しくなってきた。
「....詰みじゃね?」
更新頻度下がってきたゾ~