それと、謝るのが遅れました。
双龍の枠奪ってごめんなさい三ツ谷。
「よぉ見舞にきたぜぇ、ケン」
抗争から1週間が経ち、俺はケンが入院している病室に来ていた。
病室は全体的に白を貴重とした部屋で、違う色といえば丸い椅子の座る部分とついていないテレビの画面くらいだ。
「んだ、来たのか。
珍しいなこんな日中に外に出るなんて」
「おいおい唯一の肉親が入院してんだ見舞ぐらいするだろ」
「そりゃそうか」
ケンとそんなやり取りをしているとふと、見覚えのあるものが眼に写った。
「なぁそれってマイキーの特攻服か?」
「あぁ、マイキーがさっきやって来てこれ置いて行ったんだ。タケミっちに持っていて欲しいってな」
「へぇ…いいじゃん」
マイキーらしいな、と言いながら2人で笑いあった。そのあとも見舞品で持ってきた漫画やゲームを牛乳を飲みながら2人で読んだり遊んでいた。
すると病室のドアをノックする音が聞こえて、めちゃめちゃ調子に乗ったタケミチが入ってきた。
「ドラケン君、お見舞いに来たっスよ!!」
ピキ
「「何調子こいてんだよテメー?」」
「ぇ、どこがです…か?」
「鏡見たことねぇのか?バカヤロウー」「全身でうかれてんじゃねーか。ちょっとチヤホヤされただけでつけ上がりやがって バカヤロー」
「「ダセぇぞ?」」
「うぐ……!2回もバカヤロウって…そんな2人して言わなくてもいいじゃないっスか……2人にはどうせわかんねぇっスよ日陰者の気持ちなんて…」
「「ん?キモい」」
俺たちにからかわれまくったタケミチはより深く落ち込む。ズーン、という擬音が目に見えてくる。
「あっそうだ、コレ」
「なんスか……」
「マイキーから、オマエにだ」
袋からだしたマイキーの特攻服をタケミチに手渡す。
「東卍立ち上げた時にマイキーが着てた特攻服だ。東卍にとっては命みてぇなモンだ」
「どうしめそんな物をオレに?」
「〝着るか着ねぇかはオマエしだい、でもオマエに持ってて欲しい〟だとよ」
「タケミっち、オマエは東卍の恩人だ、みんな認めてる。
オレも…コイツもな」
ケンはそう言って塞がったばかりでまだ痛いであろう傷を無視してオレの隣に立ち並ぶ。
「あぁだからオレたちからも改めて礼を言う
「ありがとう」」
「
ケンはオレと一緒に頭を下げながら懇願のように呟いた。
「マイキーのかぁ…オレには重いなぁ。
いつかコレが似合う男になれますかね?」
「会ってけよ、多分屋上で昼寝でもしてっから」
頭を上げたケンは窓の方を見ながら顎で屋上を指した。
卍卍卍卍卍卍卍卍
「これで参番隊隊長任命式を終わる!」
どうする?!
どうしたらいい??!稀咲が目の前にいるのに!!
「それからもう一つある!
東卍結成当初からすべての集会をサボり、長らく各隊長と副隊長しか存在を知らなかったやつがいる!」
え、それってまさか…?!
「だが!ようやく集会に顔を出した!いい機会だからオマエらに紹介しておく、来い!」
マイキー君が叫ぶとオレが予想していた通りの人物が神社の奥から歩いてきた。
ドラケン君と全く同じ特攻服、顔しているその人はドラケン君とマイキー君の間に立つ。
「あ〝~オレが紹介に預かったモンだ。隣のコイツと同じ顔で驚いてるかもしんねぇがパパっと自己紹介を終わらせる。
俺はドラケンの双子の兄弟、龍宮寺剛。ドラゴンって呼んでくれ。
立場としてはドラケンと同じ副総長だ。
これからはちゃんと集会に顔出すようにすっから、ヨロシク~」
いきなり現れドラケン君と同じ顔で双子だと言い、副総長と名乗ったドラゴン君。
周りの反応は驚愕一色だった。稀咲を除く隊長や副隊長たちも来ていることを知らなかったようで驚いた顔をしていた。
「クハハハハハ、驚いてんなぁ。そんなにオレが外に出んのが珍しいかよ」
「「「あたりめェだ!!」」」
「失礼なヤツらだなぁ、オレだってたまに外に出るんだよ」
ドラゴン君と隊長達たちのやり取りは旧知の仲だと直ぐにわかるほどにフランクなものだった。
「テメェ稀咲って言ったか?気に入らねぇ目してるぜ」
「……」
目が気に入らないと突然、稀咲に絡んでいったドラゴン君。
まさか…このまま喧嘩に発展するんじゃ……!
どうなるんだよ一体?!
感想書いて貰うとありがたいです。