「あ、これ死んだわ。」
これが男の最後の言葉だった。
なんのことはない。俺は普通の会社員でいつも通り起床し、いつも通り朝食を食べ、いつも通りタイムカードギリギリで出社できる時間に家を出る。いつもの横断歩道で小学生たちの集団登校を小走りで追い抜いて会社へゴールをするはずだった。
ただ普段と違ったのは横断歩道を4tトラックがまぁまぁのスピードで突っ込んできたことだ。
見晴らしのよい交差点だったので男は横断歩道のだいぶ手前で気が付いていた。
異変に気付き男は横断歩道を渡っている子供たちに慌てて声をかける。
「おいっ!逃げろ!」
その声に驚いて子供たちは慌てて逃げるが、一人驚いて固まってしまっている子がいた。
男は思わず走り出した。
「くっそ、間に合え!」
ギリギリでその子を押し飛ばし、間に合ったことに安堵しふとトラックの方をみると目前まで迫ってきていた。
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「すまんかった(笑)」
気づいたら真っ白の空間で知らないオッサンにすげー軽めの謝罪をされていた。
聞けばトラックの運転手は極悪人で天罰を下す予定だったとのことだが日付を1日間違えて運転中に殺してしまったと。
「いや~おぬしが動いてくれなんだらあと子供三人巻き込んで因果律がごちゃごちゃになるところじゃったわ。感謝しとる」
神様とやらのテンションの軽さに若干イラっとしながらも
「よくわからんが俺が死んだら結局因果律は変わるんじゃないのか??」
「それがじゃな。おぬしはもともと心臓麻痺で今日の夕方死ぬ運命じゃったのよ。なので全体としては大きくは変わらんので安心せよ。いや~死んだ奴がたまたま今日死ぬやつでラッキーじゃったわい」
「しかし、一日とはいえ寿命を縮めてしまった負い目もあるし、ここはお主に大サービスをしてやろう」
「お主を好きな漫画の世界に転生させてやろう。特典も助けた子供の人数分くれてやろう。ほれ言うてみい。」
「そうだな。。ナルトに出てくる、うちはサスケの能力が欲しい。あとは…今回みたいな理不尽な死に方したくないし、理不尽な事柄から守ってくれさえすればいい。あと一つはなんでもいい。」
「えらく即決じゃの」
「子供のころに散々妄想したからな」
「まぁええわい。それじゃ飛ばすぞい。後一個は向こうで選べるようにしておいてやるわい。能力はそれっぽいのをつけといてやるわい。」
そう言い終わった瞬間意識俺は意識を失った。
「あ、間違えてブリーチの世界飛ばしてもうた。同じジャンプの世界じゃし似たようなもんじゃろ。」