乱菊とサスケの飲み会から数日後、先日の件を肴に酒を飲もうと七緒と乱菊、勇音の女子会が開催された。
勇音「先日の戦いはお二人とも凄かったですね。間違いなく副隊長や三席の実力ではないですよ。それとも私が弱いだけで副隊長ってみんなあんなに強いんでしょうか。」自分の認識がずれているのではないかと勇音は不安げな顔になる。
乱菊「いやいやあんな副隊長や三席がそうそう居たんじゃこっちがたまんないわよ。あっちが異常なだけ。卍解使えるようなやつらと一緒にしちゃダメよ。」
勇音「それを聞いてちょっとホッとしました。にしてもうちは副隊長凄かったですね。あれだけの実力があれば枠が空けばすぐにでも隊長昇格されるでしょうね。今までそういうお話とかなかったんでしょうかね??」
七緒「私の知る限りはないですね。…でも、そうですよね。。じきに他隊の隊長へ昇格される可能性もありますよね。。」少し落ち込みながら呟く。
勇音「??どうかされたんですか?」
七緒「尊敬する先輩ですからもし昇格されるなら嬉しいんですけど、今までずっと一緒にいた方なのでちょっと寂しい気持ちもあって。。。」
勇音「あの。。もしかして七緒さんうちは副隊長のこと好きなんですか?」
いきなりの直球な発言に七緒と乱菊は二人して酒を吹き出す。
七緒「ち、違います!尊敬しているだけです!…それに私なんかでは釣り合うような方ではないですよ。」七緒は強がりながらも全く表情は隠せていなかった。
勇音「七緒さん隠しきれてないですよ。。大丈夫です!七緒さん綺麗だし自信持ちましょう!ちなみに、うちは副隊長彼女さんとかいらっしゃらないんですか?」
七緒「そういうお話は聞いたことないですね。ちょこちょこうちの隊の子や他隊の子に告白されてるみたいですが、全てお断りされてるみたいですし。」
勇音「もしかしたら七緒さんが好きで全部断ってるのかもしれませんよ?前向きに考えましょう!私も応援しますから!」
乱菊(私がけしかける前に勇音に先に行かれたけど、なるほどね、七緒も全然脈ありじゃない。これなら時間の問題ね。なら…)
乱菊「七緒アンタ変に気を使いすぎなのよ。普通に距離詰めてけばいいのよ。最近サスケも言ってたけどアンタと距離感じてて悩んでたわよ。」
七緒「この間の一件で私あの人のこと全然知らなかったなと痛感しまして、近しく感じてた方が、なんだか急に遠く感じまして。」
勇音「でもそういう風に悩んでたってことはやっぱり七緒さんのことうちは副隊長も意識してるんですよ!」
七緒「あの方後輩の面倒見がものすごくいいですから心配して下さってるだけじゃないでしょうか??」
乱菊「まぁ相手の心の内は分からないけど、一先ずはいつも通り話してみたら?距離感感じたままだと上手くいくものもいかないわよ。」
七緒「そうですよね。。分かりました。いつも通り話すよう心がけます。」
といった具合に女子会はいかにも女子らしい恋愛トークで盛り上がり、夜深くまで飲み会は続いたのであった。