おじさんのもとでお世話になり数日、ここの生活にも慣れてきた。
数日過ごして気づいたことがある。年齢にしてはやけに身体能力が高く、体の内に前世では感じたことのない力を感じる。多分これが霊力ってやつだろう。
雑な転生だったが、ある程度高スペックの肉体ではあるようだ。
ひとまず何ができるのか確認しよう。
目に意識を向けると視界がより鮮明に見え、野鳥の動きもより細かに見える。
川に映る自分を見ると目が写輪眼になっていた。試しに忍術もいくつか使ってみることにした。全巻丸覚えしてるので印はパーフェクトだ。色々試してみたが火遁と雷遁は発動した。印はいらなかったっぽい、かっこつけて出した分ちょっと恥ずかしい。ちなみに影分身とか潜影多蛇手などはダメだった。
どうにもこっちの世界観に合うものしかダメっぽい。
「現状はこんなもんか。スタートとしてはステータスは悪くない…と思う。」
「ただ、虚と戦えるかと問われれば怪しいな。。原作とかち合うことになるのかも分らんけどもしボスキャラとか来たら即死コースだよな。」
「よし!まずはひたすら鍛錬と始解の習得!それと写輪眼の強化をしながら死神がくるのを待つ。まずはこれに尽きる。」
それからの習得は早かった。半年が経ち、成長チートか?と思うほど霊力が上がっている。やはり肉体的なスペックは高いようだ。写輪眼も三つ巴になり順調に進んでいる。
ただ始解の方には苦戦している。斬魄刀の名前や解号は教えてもらえずじまい。始解の能力のみ聞き出すことができた。永遠の万華鏡写輪眼と輪廻眼まんまらしい。俄然やる気がでる。
そこからさらに半年が経ったが霊力のみ馬鹿みたいに上がるが始解は一向にする気配がない。若干の焦りも感じつつも日々の修練の充実とおじさんとのゆったりとした生活に満足な日々を過ごしていた。
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そのころ瀞霊廷では八番隊隊長の京楽が頭を悩ませていた。
「どないしたん胸毛?」と横から副隊長の矢胴丸リサから声がかかる。
「ちょっとちょっとぉ~リサちゃん胸毛扱いは酷くない?」
「あんたがさっきからあーでもないこーでもないとずっと煩いのが悪いねん。扱いも雑になるわ。で、どないしたん?」
「いやそれがさぁ、ちょっと西流魂街の外れの方で虚の反応がちょこちょこあるんでね、うちの7席向かわせてるんだけど、虚の反応が複数に増えちゃったのよ、これまた強めの反応のやつが。応援を出そうかと思ってるんだけどねぇ。。」
「そんなん3席4席あたり出したらええやん。」
「それがさぁ、二人とも他隊との合同任務でいなくてさぁ。かといってリサちゃんに行かせるほどでもないのかなぁとか思ったりもね。」
「ええで、行ったるわ。事務処理もめん…隊士の安全が一番やし」
「全く本音が隠せてないね」
「すぐ帰ってくるわ。それまでに書類頼んだで。」
リサは足早に隊舎を出て、反応のあった場所まで向かった。