-矢胴丸 リサside-
リサは現地へ向かう最中焦っていた。虚の反応が多すぎるのだ。感じる霊圧なら4~5体くらいまで円乗寺でもなんとかできるだろう。ただ圧倒的に数が多いのだ、下手をすればやられてしまいかねない。
だが実際は次々に虚の霊圧が消えていく。それも尋常ではないスピードで。おまけに知らない死神の霊圧を感じる、相当強者の。
「他隊のうちが知らん隊長格でもヘルプに来てくれたんか?」などと考えていた。
そして日も沈み切ったころようやく最初の戦闘があった場所へ到着した。
「流石に戦闘終わってからだいぶ経つし円乗寺もどっか移動しとるか。まぁみたところ一方的に倒してるみたいやから怪我とは大丈夫か。」
すると少し離れたところからかなり強めの虚の霊圧と少しして先ほどの知らない死神の霊圧を感じた。
リサは慌てて駆けつけると少年が虚に切りかかられるところだった。割って入り虚を切り飛ばし辺りを確認する。倒れている自隊の円乗寺を見つけた。
「円乗寺!大丈夫か!?気ぃーしっかりしとるか?」慌てて駆け寄るが気を失っているだけのようで一安心する。
ここでようやくリサは冷静に周りを確認する。おそらく全滅であろう村人の大量の死体。同じ姿形をした大量の虚の死骸。メラメラと燃えている怪しげな真っ黒い炎。刀を持って倒れている謎の少年。見当たらない先ほどの霊圧のあるじ。
全く状況がつかめないまま、ただただリサは二人が目を覚ますのを待つしかなかった。
-翌朝-
目を覚ました円乗寺から話を聞いたリサは驚きを隠せなかった。
「せやったらこないなガキンチョがあの霊圧を出してたんか」
「はい副隊長。しかも彼は始解をしておりました。」
「死神でもないのにどういうことやねん。てことは昨日黒々と燃え滾ってた炎はコイツの能力やいうことか」
「吾輩が見たのは骸骨の化身を出す能力まででしたので何とも言えませんが、おそらくそうではないかと。」
「…本人に聞くしかあれへんいうことやな」
それから数刻経ちようやくサスケも目を覚ます。
寝ぼけた頭で昨日何があったか思い出し「そうかおっちゃんは。。」と呟く。
「お悔やみのところ申し訳ないねんけどいくつか気かさしてもろてもええか」
「…どうぞ」
「アンタなにモンや?そんであの黒い炎は何や?」
「うちは サスケ。。。としか言いようがない、大変恐縮ですが。黒い炎は俺の斬魄刀の能力です。」
「副隊長!彼はこの家の子供で森で斬魄刀を拾い修行をしていたそうです。決して怪しいものでは…」と円乗寺がフォローへ入ろうとすると。
リサが食い気味に「わかっとるわ!別に怪しいモンやともおもぉてもない。サスケいうたな。アンタ死神になり。あんたの力で多くの人を助けられる。アンタにはその才能がある。ウチが面倒見たる」
「吾輩も面倒を見ます。彼の保護者に約束をしましたもので。」
「…もともと死神になるつもりでした。喜んでお受けします。どうか宜しくお願いします」そういうとサスケは二人に頭を下げた。
その後村人たちを埋葬し簡単なお墓を作った。荷物を纏め、村をでて瀞霊廷へと3人は向かった。