唯我独尊じゃじゃ馬娘   作:コンスタンチノープル

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第11球

初の対外試合を終えた春李、ヨミ、珠姫の3人は芳乃と息吹に招かれ、2人の家で反省会を行う運びとなった。

 

「おじゃましま~す」

 

「邪魔するわ」

 

「川口家!近くていいなぁ」

 

「同感、私の家東京だから遠いのよ」

 

「飲み物取ってくるね。私の部屋、散らかってるから反省会は息吹ちゃんの部屋ね」

 

「私の分は持参してるからお構いなく」

 

「春李ちゃんその水筒、何入ってるの?」

 

「プロテインは飲まないようにしてるんだったよね。ジュースか何か?」

 

「これ?これ豆乳よ」

 

「と、豆乳!?」

 

ヨミと珠姫が同時に驚く。

 

「豆乳ってあまり美味しくないイメージが・・・」

 

2人が意外な飲み物に驚いていると息吹が補足を始めた。

 

「そうでもないわ、私も芳乃に勧められてたまに飲むけど最近のは結構美味しいわよ」

 

「そう、作る技術が上がってるの。それにヨミは『ジュースか何か?』って聞いたけど、ジュースだったら果汁100%のものを優先しないとね」

 

「それにしても意外ね、春李ってそういうの気にしなさそうなイメージだったわ。こっちよ」

 

「しっつれいしちゃうわね。全国の高校生の中で私が誰よりも飲食のこと気にしてるわよ」

 

「この前、芳乃と希と一緒にファストフードで練習メニュー考えた時にアメリカンサイズのハンバーガーを3つも食べておいてよく言うわ」

 

春李と息吹がやり取りしていると、ヨミが芳乃の部屋を発見する。

 

「あっちは芳乃ちゃんの部屋か」

 

「ちょっと、ヨミちゃん!」

 

「ちょっとだけ・・・」

 

「あ、私も気になる」

 

「春李ちゃんまで・・・」

 

珠姫が止めるも2人は芳乃の部屋へ。

 

「これはこれは・・・」

 

「すごい・・・ん?」

 

「どしたの?」

 

「あれ・・・まさか私じゃないよね」

 

「もしかしなくてもヨm・・・あれ?」

 

春李も『あるもの』を発見するが・・・

 

「人の部屋勝手に見ちゃダメだよぉ」

 

「ごめんつい・・・」

 

「そんな悪い子にはお仕置きとして・・・」

 

「試合後のマッサージしてあげよっか」

 

「いいの?ご褒美では・・・」

 

「私は嫌よ。専属のマッサージ師やトレーナーとか以外には自分の身体触られたくないわ」

 

「そんなこと言わないで。その春李ちゃんの専属のマッサージ師さんに色々教えてもらってるから」

 

「最近2人で何かやってると思ったらそんなことしてたのね」

 

「だから得意なんだ~。ねっ息吹ちゃん」

 

「そうね・・・」

 

芳乃のマッサージ、確かに最近上手くなってるけど痛いのは変わりないのよね・・・

 

ここまで沈黙を守っていた珠姫が春李に疑問をぶつける。

 

「ねぇ春李ちゃん」

 

「ん?なに?」

 

「前から気になってたんだけど、春李ちゃんてマッサージ師さんとかトレーナーとか、春李ちゃん専属の人って何人いるの?」

 

「私も知りたい!」

 

「えーっと今はね・・・マッサージ師でしょ、トレーナーでしょ、栄養士ってとこかな」

 

「メジャーの一流選手みたい・・・」

 

「私くらいになれば当然よ。あと、掛かりつけのスポーツドクター、整体師、鍼灸師もいるわ」

 

「本当、至れり尽くせりなのね」

 

「でもそれにコミットした成績も残さないとね。まぁ私ならわけないわ。あ、そうだ」

 

「何?」

 

「今度掛かりつけのスポーツドクター、整体師、鍼灸師を紹介してあげようかしら」

 

「本当!?春李ちゃんの掛かりつけなら腕は確かだよ!今度藤井先生と話してみるね」

 

「3人とも出張もやってるから新越谷(ウチ)に来てもらってってのも出来るわよ」

 

「私、ハリはちょっと・・・」

 

珠姫が申し訳なさそうに切り出す。

 

「タマちゃん?」

 

「だって・・・なんだか痛そう」

 

「ふふっ、珠姫って意外と子供なトコあんのね。安心しなさいそんなぶっといの打つわけないじゃない」

 

「それでもちょっと勇気いるよ」

 

「そうよね・・・身体に良いって言われても、身体にハリ刺すのよね・・・」

 

「珠姫も息吹もちょっと構え過ぎよ。確かに若い人だけど、とても腕のいい先生よ」

 

「それはそうだけど・・・」

 

「あっでも」

 

息吹があることが懸念されることに気付いた。

 

「どしたの?」

 

「・・・あっ」

 

芳乃もその懸念事項に気付く。

 

「学校が認めるかどうかよ。ほら、新越谷(ウチ)は不祥事から明けたばかりじゃない」

 

「そうだね・・・いきなりそんな贅沢は許されないかも」

 

「えー、楽しみにしてたんだけどなー」

 

「そのことなら私が話を通しておいてあげる。私の掛かりつけなんだし、最低でもスポーツドクターは認めさせるわ」

 

「スポーツドクターは多分大丈夫だと思うよ。生徒の健康に関わるから認めてくれると思う」

 

「珠姫のいた美南も掛かりつけのスポーツドクターぐらいいたでしょ?」

 

「うん、特にキャッチャーは怪我や故障の絶えないポジションだからその時の先生には物凄くお世話になった」

 

「はい、じゃあスポーツドクター、整体師、鍼灸師を紹介する!決定!」

 

「よし、じゃあ先にお風呂入ろうか!」

 

「うん」

 

「みんなで入りましょう」

 

「春李ちゃん・・・」

 

「そんなに大きくないわよ」

 

「ごめん、自分ちの基準で言っちゃった」

 

「流石鱒川家、春李ちゃんちにもいってみたいなぁ」

 

「タオルとかシャツとかここに置いとくね」

 

「ありがと~」

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