ようやく話の大筋をまとめることができたのでとりあえずプロローグを投稿します。
リメイク前と同じ失敗をしないように慎重に書き進めていこうと考えているので投稿頻度はタグにある通り不定期になってしまうと思いますが、さすがに半年単位で開けるつもりはございません。
まぁ、何か問題が発生したらそうなってしまうかもしれませんけど……
それと登場はまだ先になるのですが照人くんのバリアジャケットについてアンケートを取るかもしれません。もしもそうなった場合はご協力のほどお願い致します。
何はともあれ、「魔法少女リリカルなのはLOST FORCE」始まります
「ハァハァ……早く逃げないと……ッツ!!」
フードを被った女性が一人の赤ん坊を抱えながら海鳴市の港を走っている。
「どこに逃げると言うんだ?」
男特有の低い声が聞こえると同時に女性の足が赤黒い弾丸によって撃ち抜かれ、女性は体制を崩し倒れてしまう。
すると、黒いコートに身を包んだ男が女性の前に現れる。
「ようやく見つけたぞ……実験体No.873」
「彼は……ジェームズはどうしたのよ!?」
「あの
男はそう言うと紫色の宝石がついた拳銃を女性に向けると、銃口からエネルギー弾が放たれる。
「ッツ!!」
女性は立ち上がって逃げようとするが、放たれたエネルギー弾が腹部へと当たり、その衝撃で海に落ちてしまう。
「海に落ちたか……まあいい、あの傷では遠くには逃げられまい。探せ、最悪"死体"でも構わん」
男は女性の血で赤く染まった海を見てそう言うと、どこかに消えた。
――――――――――
ある日の夕方、壮年の男性―高町士郎はボディーガードの仕事が終わり、数日ぶりの我が家への帰路についていた。
家の近くまでくると家の前に一人の女性が倒れているのを発見する。
「君!?大丈夫かい!?」
士郎は女性に近づき、両手で女性の体を起こすと女性の腹部と足に何かが貫いたような傷があることに気付く。
「この傷は……」
「お願い。この子を助けて……」
女性はそう言い、自らが抱いていた赤ん坊を士郎に渡したのを最後に意識を失ってしまう。
「おい!!おい!!」
士郎は女性の肩を揺するが応答がない。
「あなた?帰ったの?」
士郎の叫ぶ声が聞こえたのか士郎の妻―桃子が玄関から出てくる。
玄関から出てきた桃子は士郎が抱えてる女性と赤ん坊を見て驚く。
「母さん!!救急車に連絡を!!」
「えぇ、分かったわ!!」
そう言った桃子は急いで家の中に戻り、救急車を呼ぶ。
数十分して到着した救急車によって女性と赤ん坊は最寄りの病院に運ばれた。
次の日、高町家に一本の電話が掛かってきた。
「はい、高町です」
『もしもし、海鳴大学病院です。高町士郎さんはいらっしゃいますか?』
「私が高町士郎です」
『今回、お電話したのはですね……』
電話の内容は、先日に士郎たちが発見した女性と赤ん坊についてであった。
「分かりました。妻と一緒に向かいます」
士郎はそう言うと電話を切り、桃子に事情を話し海鳴大学病院へ向かった。
「先生…それであの女性と赤ん坊は?」
士郎の質問に医者は首を横に振る。
「女性は残念ながら……」
「そうですか……」
「しかし、赤ちゃんの方は健康な状態で特に異常はなかったです。現在、乳児院と言う施設に預ける手続きを行っています」
医者の言葉に士郎は聞き返してしまう。
士郎は医者の言葉に女性が最後に言っていた言葉を思い出す。
―『お願い。この子を助けて……』
士郎が隣にいる桃子に視線を送ると、士郎の考えを察したのか桃子は無言で頷く。
桃子の反応を見た士郎は医者にある提案をする。
「自分達が引き取ります」
「……本当によろしいのですか?」
医者は士郎と桃子の顔を見てもう一度聞く。
「「はい」」
「分かりました。手続きに必要な書類は後でお渡しします」
こうして赤ん坊は高町家に引き取られることとなった。
士郎は赤ん坊を抱き上げて、喋りかける。
「今日から君の名前は
照人と名付けられた赤ん坊は士郎の言葉に笑顔で返答した。
それから5年後、高町家に新たな家族が増える。
照人は兄姉である恭也、美由紀と一緒に士郎に連れられて海鳴大学病院に来ていた。
「皆さん、こちらです」
看護師は病室の中に入って行くと、士郎たちはその後に続く。
病室のベッドには赤ん坊を抱える桃子の姿があり、士郎たちに気付くと笑顔で迎える。
「あなた。それに恭也たちも」
「やあ、桃子。具合はどうだい?」
「うん、大分良いわ」
「そうか、それはよかった……」
桃子の無事な姿に士郎が安堵の表情を浮かべていると、照人は物珍しそうに赤ん坊の顔を覗き込んでいる。
「照人の妹のなのはよ。あなたはお兄ちゃんになったのよ」
「いもうと……」
照人はなのはと名付けられた赤ん坊の顔を見つめる。
「なのは、お兄ちゃん達ですよー」
桃子はそうなのはに呼びかけると、なのははそれに答えるようにキャッキャッと笑う。
それを見た士郎は照人に笑いながら話しかける。
「そうだぞ。照人はお兄ちゃんになったんだから、なのはのことを守ってやるんだぞ」
「うん!なのははぼくがまもる!」
「はは、照人。剣術で俺から一本も取れないのに守れるのか?」
元気な声で答えた照人を見ながら笑う恭也。
「うっ……」
「お兄ちゃん!いじわる言わないの!」
「ははは、悪い悪い」
言い返せない照人に美由紀が助け船を出した。
「「ふふっ」」
士郎と桃子は子供たちの様子を見て、微笑んでいた。
普通の生活を送っていた照人となのは
ある日、二人は一匹のフェレットと出会う
その出会いは二人の日常を大きく変化させていく
次回「始まりの出会い」
人の想いを利用して踏みにじったことを後悔しろ!!