ザク隊長のドルフロ戦記     作:零戦之介

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ザク隊長がグリフィンにとうとう捕まってしまうようです。
ザク隊長は何事もなく基地に戻る事ができるのでしょうか。
それではよろしくお願いいたします。


第10話 ザク隊長捕まる

M1918「ふぃー。さっぱりした。」

 

スコーピオン「いやぁ、いいお湯でした!」

 

エクスキューショナー「くはー、ドラム缶風呂ってのも中々趣があって良いもんだ。」

 

WA2000「温まったわ、ありがとうザク隊長。」

 

ザク隊長「どういたしまして。」

 

ザク隊長関連でソロモン基地が騒然としている時、ザク隊長一行は呑気にくつろいでいた。     いい気なもんだまったくbyファイヤパターンゲルググ

 

ザク隊長「この基地に未使用のドラム缶が沢山あって良かった。近所に清水が沸いている池があったのも高ポイントだね。」

 

ザク隊長が体の水滴を拭き取りながらしみじみと語る。

 

M1911「しかし、ザク隊長って本当に手が器用ですねぇ。こんなに綺麗にドラム缶の蓋を切り抜くなんて。」

 

ザク隊長「これぐらいはね。」

 

ザク隊長がニッっと笑う。

 

ザク隊長「しかし、ここはなんて基地なんだろうな。やたらパラボラアンテナ付いてるけど。」

 

エクスキューショナー「ここは確か、、、。鉄血工造の通信基地だったハズだ。今はもう破棄されてるがな。」

 

M1911「え゛鉄血工造の基地だったの、ここ。」

 

WA2000「とすると、鉄血人形がここに来る可能性があるってことか。」

 

エクスキューショナー「かもな。」

 

スコーピオン「うへぇ、さっさと逃げようよ指揮官。……あれ?指揮官、なんで基地の方向に歩いているの?」

 

ザク隊長「……通信を入れたいんだ、ソロモン基地に。」

 

ザク隊長「もう二度と仲間の元に帰れないかもしれない、もう顔を合わせることもないかもしれない。だから、最後にソロモン基地のみんなに別れの挨拶をしたいんだ。」

 

ザク隊長「ボクの我儘を聞いてくれるかい?」

 

エクスキューショナー「いいぜ、手伝ってやるよ。ここは元々鉄血の基地だ、通信室への道案内ぐらいはタダでやってやる。」

 

ザク隊長「ありがとう、エクスキューショナー。」

 

WA2000「ちょ、ちょっと!勝手に決めないで頂戴!」

 

ザク隊長「ゴメン、WA2000。最後に皆に会いたいんだ、繋がるかどうかわからないけどとにかく試したいんだ。お願い!」

 

WA2000「ッ!もう、分かったわよ。アンタの我儘聞いてあげる。ホラ、みんな行くわよ!」

 

M4A1「了解!各員、警戒しつつ前進!」

 

戦術人形達「「「合点!」」」

 

 

 

 

スコーピオン「ここが基地内部かぁ、結構広いねぇ。」

 

エクスキューショナー「まぁな、ここは基地の中でも大型な方だから当然だ。」

 

ザク隊長「それで、通信室はどこにあるんだい?」

 

エクスキューショナー「待て、先ずは発電所を動かさねぇと。通信機を動かしたくても電力が無いと動かないぜ。」

 

ザク隊長「む、そうか。」

 

エクスキューショナー「案ずるな、発電所の場所も知ってるぜ。」

 

ザク隊長「おお、助かるよ。教えてくれるかい?」

 

エクスキューショナー「いいけどよ、なんかよこせ。」

 

エクスキューショナーがザク隊長に向けて機械的な右手をぐぃっと出す。

 

ザク隊長「えぇぇ。なんで急に。」

 

エクスキューショナー「いや、俺言ったじゃん。通信室はタダで連れていってやるって。それ以外は有料だぜ。」

 

ザク隊長「なーる。で、何円欲しいのさ。」

 

ザク隊長がサイフを懐から出そうとするが、エクスキューショナーがそれを止める。

 

エクスキューショナー「現金はいらん、食料がいい。今ちょっとエネルギー不足でな。」

 

ザク隊長「食料?食料だったら、ほらカロリーメイトイチゴ味だ。」

 

エクスキューショナー「まじか!貴重なモンありがとうな。そんじゃ行ってくるぜ。」

 

ザク隊長「行ってらっさい。」

 

エクスキューショナー「おっとっと、もう一つ。ここの発電機は大型でな、最低でも人員は二人必要なんだ。それでな、お前んトコの人形を手助け要員で欲しいんだが。」

 

ザク隊長「おう、えーと。希望者はいるかい?」

 

M1911「いけますよー?」

 

M4A1「その、私も行けます。」

 

ザク隊長「よし、M1911とM4A1。任せたよ。」

 

エクスキューショナー「サンキュ、じゃあこっちだ。ついて来な、発電機はこっちだ。」

 

ザク隊長「ボク達はどうしてればいいかな。」

 

エクスキューショナー「そこらへんでくつろいでいてくれ。じゃ、行ってくるぜ。」タッタッタ

 

 

 

 

数分後エクスキューショナーと2人の戦術人形は発電所のある部屋の前に居た。

 

エクスキューショナー「ここが発電所のある部屋だ、扉開けるからちょっと待ってろ。」ガチャガチャ

 

エクスキューショナー「チッ、錆びついて動かねぇ。だったら、こうだ!」ズガン

 

エクスキューショナーが思いっきり扉を蹴り飛ばす。ひしゃげた扉が遠くに飛んでいった。

 

エクスキューショナー「ヨシ!」

 

M1911「おお……。すっご。」

 

M4A1「やっぱりハイエンドモデルってとんでもないですね。」

 

エクスキューショナー「おら、さっさと行くぞ。」

 

M4A1「あっはい!」

 

M1911「頑張りますよっと。」

 

 

 

発電所内部

 

エクスキューショナー「思った以上に損傷個所が少なくて助かった。これならちょちょっと修理すれば動かせる。」

 

M4A1「よかったぁ、これで通信機が動かせますね!」

 

エクスキューショナー「ああ、アイツ絶対喜ぶぜ。」

 

M1911「……なんか不思議ですね。」

 

エクスキューショナー「どうした、無駄乳HG人形。」

 

M1911「M1911だボケナス。」

 

エクスキューショナー「あ゛?しばくぞバカ乳人形。」

 

M4A1「エクスキューショナー貴方はちょっと黙ってて。M1911、何が話したかったの?」

 

M1911「えっとですね、自分不思議な気分になってたんですよねぇ。」

 

M4A1「不思議な気分?」

 

M1911「ええ、だって有り得ないじゃないですか。よくわかんないロボットの指揮官が私達戦術人形と敵であるはずの鉄血工造を指揮していて、私達もその指揮に従っているなんて。なんかこう、夢を見てるみたいで。」

 

M4A1「確かに不思議ですね。」

 

エクスキューショナー「まぁ、そうだな。普通だったらあんな全身緑色の全金属製ツノ付き一つ目ロボットなんざ信用しないもんな。」

 

M1911「改めて見るとホントヤバイ容姿ですよね。なんというかザ兵器って感じでおっかない。」

 

M4A1「性格は善人なんですけどねぇ。私を何度も気遣ってくれましたし。」

 

エクスキューショナー「殺し合ってた者同士なのに俺を助けてくれたしな。」

 

M1911「ていうか、なんで我々に接触したんですか?エクスキューショナー。」

 

エクスキューショナー「エージェントからそこに居るM4A1捕まえてこいっていうから接触したんだよ。ま、M4A1と出会う前にザク隊長と出会っちまったがな。」

 

M1911「そんでボコられて泣いて投降したと。」

 

エクスキューショナー「殺すぞ。」

 

M1911「すんません。」

 

エクスキューショナー「第一だ、俺はグリフィンには投降しちゃいねぇ。ザク隊長に負けただけだ。」

 

M4A1「じゃあ、なんで私を連れ去らないの?貴方のスペックならいつだって私を抱えて逃げれたのに。」

 

エクスキューショナー「え?あぁ、まぁ、その。」

 

エクスキューショナーが急にもじもじしだす。

 

エクスキューショナー「惚れちゃったんだよ、アイツに。」

 

M1911「アイツ?ああ、指揮官様ですか。」

 

エクスキューショナー「まぁ、うん、そうだ。」

 

M1911「奇遇ですねぇ。私も惚れてるんですよ。」

 

エクスキューショナー「お前もか。まぁ、分からんでもないな。」

 

M1911「普通以上にいい人だもんね。真面目で堅実で良心的。人形差別もしないし、戦闘も強くて上手。肝も据わっててやるときはやるって感じだもん。惚れるしかないよ。」

 

エクスキューショナー「だな。」

 

M4A1「……ねぇ、エクスキューショナー。」

 

エクスキューショナー「なんだ?」

 

M4A1「あなたの顔とっても綺麗。」

 

エクスキューショナー「くは!何を急に言い出す!」

 

エクスキューショナーが大慌てして照れ始める。

 

M4A1「あのね、鉄血工造のボスの写真を見てね。貴方たちの顔ってツンツンしてて怖いなって思ってたの。」

 

M4A1「でも、今のあなたの顔は綺麗。憑き物が落ちたみたいですっとした綺麗な顔になってる。」

 

エクスキューショナー「そうかよ……。ありがとなM4A1、じゃ起動させるぜ。よっこいしょ!」

 

エクスキューショナーが発電機のスイッチを入れる。すると、重々しく発電機が動き出し基地内部が明るくなる。

 

エクスキューショナー「ようし、起動成功。さっさと指揮官の所に急ぐぞ。」

 

M4A1&M1911「了解!」

 

 

 

ブォン

ザク隊長「おっ、電気が点きはじめたぞ。」

 

WA2000「どうやら上手くいったみたいね。」

 

エクスキューショナー「よぉ、指揮官。発電機はなんとか動いたぜ、さっさと通信室に急ぐぞ。仲間が待ってんだろ。」

 

ザク隊長「ああ、急いで行かなくちゃね。」

 

ザク隊長達はエクスキューショナーに誘導されながら通信室まで走って行った。

 

 

オペレーター1「ヘリアンさん、ドローン部隊から報告です。」

 

ヘリアン「何事か。」

 

オペレーター1「S09区の破棄された鉄血工造の通信基地が再稼働をしています。恐らく、鉄血工造の奴らが動かしているやもしれません。」

 

ヘリアン「フム、ここの基地は大型基地だし鉄血も再び手中に収めたいのだろう。ジャンシアーヌ指揮官の戦力では確実に不足するな、私も人形部隊を率いて出撃する。ヘリと戦術人形の準備を急げ。」

 

オペレーター1「ハッ!」

 

794基地

 

カリーナ「指揮官様、ヘリアンさんから通信です。」

 

ジャンシアーヌ「ヘリアンさんから?何かしらこんな夜更けに。」

 

カリーナ「通信を繋げますね。」

 

ジャンシアーヌ「お願い。」

 

カヅッ

 

ヘリアン『ジャンシアーヌ指揮官、夜更けにすまないな。』

 

ジャンシアーヌ「いえ、大丈夫です。それで、ご用件は一体?」

 

ヘリアン『実はな、S09の破棄された通信基地があるんだがその基地が急に再稼働を始めてな。』

 

ジャンシアーヌ「で、その基地の偵察、もし可能なら再攻略をお願いしたいと。」

 

ヘリアン『その通りだ、頼めるか。』

 

ジャンシアーヌ「ご命令とあれば喜んで。」

 

ヘリアン『すまない、宜しくな。』

 

ブツッ

 

ジャンシアーヌ「ふぃー。こりゃ残業確定ね。」

 

カリーナ「お供いたします。ジャンシアーヌ指揮官様。」

 

 

 

S09地区の破棄された通信基地

 

ザク隊長「ここが通信室かぁ。」

 

エクスキューショナー「ああ、そうだ。ここでやり取りが出来る。」

 

ザク隊長「なるほど、入っていいかい?」

 

エクスキューショナー「いいぜ。」

 

ザク隊長「そんじゃ、お邪魔します。」ギィィイ

 

ザク隊長が重い扉を開けて中に入る。

 

ザク隊長「うぉ、モニターや色んな機械がいっぱいあるなぁ。」

 

エクスキューショナー「そりゃ、ここは通信がメインだからな。機械が集中するのは当然だぜ。」

 

ザク隊長「それもそうか。えーと、どれを使おうか。」

 

エクスキューショナー「確かこれが一番性能が良い通信機だ。モニター画面もあって便利だぜ。」

 

ザク隊長「なるほど、えーとこれはどう使えば。」

 

エクスキューショナー「任せな。俺が細かい設定とかやってやる。」

 

エクスキューショナーが椅子にどっかり座り込み、機械を弄り始める。

 

エクスキューショナー「これをこうしてこう、そんでもってこう!よっし、指揮官上手くいったぜ。後はアンタが周波数を調整すればいける。」

 

ザク隊長「ありがとう、エクスキューショナー。」

 

エクスキューショナー「いいってことよ。」

 

ザク隊長「えぇっとたしか周波数が確か、、、、これで合ってるはず。」

 

ザク隊長「こちらザク隊長、こちらザク隊長。ソロモン基地応答を願います。」

 

ザク隊長は何度も呼びかける。しかし不愉快なノイズが響くだけで何も聞こえなかった。

 

ザク隊長「ダメだ、全く聞えない。どうやら届かないみたいだ。」

 

ザク隊長「ダメなのかな、やっぱり。」

 

ザク隊長が落胆し、あきらめかけたその時。

 

ドムオペレーター1「ザク隊長応答せよ!ザク隊長応答せよ!」

 

ザク隊長「!」

 

ザク隊長「こちらザク隊長、応答願います。こちらザク隊長。」

 

ドムオペレーター1「指令!ザク隊長と繋がりました!」

 

ファイヤパターンゲルググ「でかした!オイ、変われ。ザク隊長、聞こえるか?」

 

ザク隊長「ああ、聞こえる!」

 

ファイヤパターンゲルググ「良かった、、、。届いた、、、。」

 

ファイヤパターンゲルググ「一応聞くけど、本物だよな?」

 

ザク隊長「本物だよう。」

 

ファイヤパターンゲルググ「そうか、そうだよな。生きていてくれてよかった、、、。」

 

ザク隊長「フフッ、ボクはそう簡単に死ぬ男じゃないさ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「恰好つけちゃって、、、。」

 

ファイヤパターンゲルググ「おっと、おしゃべりしている場合じゃねぇな。ザク隊長、アンタに話したい事がある。」

 

ザク隊長「なんだい?」

 

ファイヤパターンゲルググ「あのな、今回の任務の件について話したい事があってな。」

 

ザク隊長「ああ、惑星開拓の話かい?いやー驚いたよ、まさかよくわからない惑星に飛ばされて現地で即指揮官に任命されるとは思ってなかった。」

 

ファイヤパターンゲルググ「実はな、アンタに任せた任務なんだが。惑星は惑星でも小惑星の開拓なんだ。」

 

ザク隊長「ん?えーとつまり。この惑星にいるのは事故ってコトかい?」

 

ファイヤパターンゲルググ「意図的に起こされた事故だがな。」

 

ザク隊長「えっ、つまりどうゆう。」

 

ファイヤパターンゲルググ「単刀直入に言うぜ。ザク隊長、アンタはフェネクスってスゴイ奴が可能性を集めるためだけに拉致られてそこにいる。ぶっちゃけた話、この事件の9割はフェネクスが悪い。」

 

ザク隊長「なあにそれ。」(困惑)

 

フェネクス「ちょっと、言い方酷すぎない?」

 

ザク隊長「誰だきみは。」(素)

 

フェネクス「私?私はフェネクス、貴方をこの世界に拉致した張本人よ。」

 

ザク隊長「えぇぇ。はっきりと言うねぇ。」

 

フェネクス「だって隠したってしょうがないでしょ?」

 

ザク隊長「まぁそうだけど、、、。」

 

WA2000「ねぇ、フェネクス。ちょっと質問してもいいかしら。」

 

フェネクス「なぁに?」

 

WA2000「アンタってそこの指令?とやら言ってた可能性って何よ。なんでそれを集めるのよ。」

 

フェネクス「んーとね。なんでかって言うとね、あなた達の世界を少しでも良い方向に向けるためよ。可能性はそのパーツみたいなものよ。」

 

エクスキューショナー「はぁ?なんでそんな遠回りなコトすんだよ。お前スゴイ奴なんだろ、ささっと世界を変えることぐらいできねぇのかよ。」

 

フェネクス「できたら宇宙世紀を救えてるわ。それができんから可能性を集めてなんとかこの世界を良い方向に向けようとしてるんだよ。」

 

エクスキューショナー「はぁ。なるほど。」(よくわからない)

 

フェネクス「分かってないなコイツ。」(小声)

 

エクスキューショナー「なんだよ。」

 

フェネクス「何も?」

 

ザク隊長「えーとつまり。この世界を良くするためのパーツをフェネクスは探していて、そのパーツの一つがボクだったから連れてきたと。」

 

フェネクス「まぁ、つまりはそういう事よ。」

 

ザク隊長「なーんか理不尽。」

 

フェネクス「別にいやだったら帰りたいって言ってもいいわよ?私が直接ソロモン基地まで届けてあげる。」

 

ファイヤパターンゲルググ「だ、そうだ。ザク隊長、アンタも無理矢理連れてこられて迷惑だろ。帰って来てくれるか、、、?」

 

ザク隊長「……申し訳ない。ボクは暫く帰るつもりはないよ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「ハァ!?なんでだよ!なんで帰らないんだよ!」

 

ザク隊長「実はね、、、。」

 

ザク隊長はゆっくりと話はじめた。

 

カリーナと出会った時の事、戦術人形達と出会った事、ステンMKー2を看取った事、スケアクロウと戦った事、M4A1と出会った事、エクスキューショナーと戦い彼女を抱きしめた事。

 

ザク隊長「まぁ、こう言う事がいっぱい重なっちゃってね。このまま責任を放棄して帰るわけにはいかない、ボクはここで暫く頑張るよ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「はぁ、、、まったく。アンタは何処に行っても()()なんだな。」

 

ザク隊長「あぁ、ボクはどこに行っても隊長さ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「変わりませんな、あの頃からずっと。」

 

ザク隊長「まぁね、褒めてくれてありがとう。」

 

ザク隊長が笑顔で返す

 

ファイヤパターンゲルググ「褒めてはいないんだよなぁ。」

 

ファイヤパターンゲルググが苦笑いし、小さなため息をついた

 

フェネクス「話は終わった?」

 

ザク隊長「終わったよ。ボクはここに残って指揮官として、、、いや隊長としてこの世界を戦い抜くよ。」

 

フェネクス「分かったわ。ありがとう、私の我儘に付き合ってくれて。」

 

ザク隊長「いいんだ。ボクもこの世界を助けたいのは同じだし。」

 

フェネクス「そう、、、。無理矢理連れてきたお詫びに、物資の融通とか援軍要請とか請け負うわ。確実に貴方の元に送って上げる。ソロモン指令も協力して下さる?」

 

ファイヤパターンゲルググ「ああ、お安い御用さ。強力な助っ人や上質な物資をたんまり送ってやる。頼んだぜ、フェネクス。」

 

フェネクス「ええ、任せて頂戴!」

 

ザク隊長「……ありがとう指令、フェネクス。ボク頑張るよ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「フフッ期待してますよ。ザク隊長。」

 

ザク隊長「あぁ、期待いておいてくれ。それじゃ、ジークジオン!」

 

ファイヤパターンゲルググ「ジークジオン!」  ブツッ

 

 

 

 

ファイヤパターンゲルググ「よっし、ザク隊長に援軍を送るぞ。急いで人事部に連絡を取れ!俺もコネ使って輸送船の調達などをを行う、総員仕事にかかれ!」

 

ドム&ゲルググ「了解!」

 

旧ザク爺さん「どれ、俺も仕事をするとしよう。俺もそれなりにパイプは太い、期待しておけ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「ああ、頼んだぜ旧ザク爺さん。」

 

ファイヤパターンゲルググ「……ザク隊長、お気を付けて。」

 

 

 

 

ザク隊長「ふぃー。なんとかひと段落ついたよー。」

 

M4A1「お疲れ様です。」

 

WA2000「お疲れ、指揮官。」

 

エクスキューショナー「いやぁ、よかったじゃん。援軍よこしてくれるなんてさ、お前も愛されてるんだな。」

 

ザク隊長「ありがとう、エクスキューショナー。いやー良かった良かった、これで一安心だ。」

 

M1911「さて、用事も終わったし。さっさと基地に戻りましょう。」

 

ザク隊長「そうだねー。早く基地に帰って報告書書かなくちゃ。」

 

ザク隊長達が基地から撤収しようとしていたその時

 

エクスキューショナー「ッ!」

 

ザク隊長「どうした、エクスキューショナー。」

 

エクスキューショナー「やっべぇ。俺達囲まれてるわ。」

 

M1911「え゛ヤバイじゃん!」

 

スコーピオン「どうしようどうしよう。」

 

M4A1「安心してください!この信号はグリフィンの人形のものです!」

 

スコーピオン「なんだぁ、良かったぁ。」

 

M1911「いやぁ、一安心。」

 

ザク隊長「まぁ、ボクとエクスキューショナーは大ピンチなんだけどね。」

 

スコーピオン「あ、ああ、そうだった。」

 

M1918「どうしよう、、、。」

 

エクスキューショナー「オイ、お前ら。」

 

WA2000「な、なによ。」

 

エクスキューショナー「この中で、白パン穿いてるやついるか?」

 

AK-47「、、、なんて?」

 

エクスキューショナー「いや、あのな、白パン穿いてる奴はいるかって。別に白い服でもいいけどよ。」

 

M1911「ナニに使うおつもりで?」

 

エクスキューショナー「ナニって、白旗用にだよ。」

 

スコーピオン「なるほどー。って、イヤイヤイヤ。待てい待てい。なんで自分の下着でやらないのさ!」

 

エクスキューショナー「だって俺の下着、上下揃って黒だからダメなんだよ。」

 

M1911「あぁ、そういう。」

 

エクスキューショナー「因みに鉄血工造のハイエンドモデルは全員黒だぜ。」

 

AKー47「何その反応に困る新事実!」

 

エクスキューショナー「で、いる?」

 

M1911「ええ、まぁ、穿いてますけど。」

 

エクスキューショナー「よーし。おい、ザク隊長。後ろ向いててくれ、今ちょっと破廉恥なコトになるからな。」

 

ザク隊長「お、おう。」(目を閉じて後ろを向く。)

 

数十秒後

 

エクスキューショナー「よぉし、出来たぜ。エクスキューショナー様特製の白旗だ。」

 

M1911「うぅん。めっちゃスースーするー。」

 

ザク隊長「もう目開けていい?」

 

M1911「いいですよ。」

 

ザク隊長「よいしょっと。おぉ、これが白旗かぁ。随分と小さい白い布だけど、どこで見つけたのさこんなの。」

 

M1911「指揮官、あれは私の股座から見つけたモノです。」

 

ザク隊長「えっ、ああ、ナールホード。」

 

M1911「ご理解頂けて幸いです。」

 

M1911「では、私がこの旗を持って前に歩くので皆さんは後ろに付いて来てください。」

 

ザク隊長&戦術人形s「「「うーっす。」」」

 

 

 

 

 

 

通信基地近くの森

 

FNー49「狙撃隊、配置に付きました。」

 

PPSh-41「SMG部隊、配置おkです!」

 

P7「HG部隊、何時でも行けるわ!」

 

FNC「AR部隊、問題ナシ!」

 

MG3「MG部隊、バッチグーだぜ!」

 

ジャンシアーヌ「宜しい、そのまま全員待機。」

 

戦術人形s「了解!」

 

ヘリアン「見事ね、ジャンシアーヌ指揮官。」

 

ジャンシアーヌ「ありがとうございます。ヘリアンさん。」

 

カリーナ「いやーまさかヘリアンさんまで前線にやって来てくれるとは思いませんでしたよ。」

 

ヘリアン「まぁ今回はやむを得ない。この大型基地はかつて、かなりの犠牲者をだして占拠した基地だからな、流石にジャンシアーヌの基地の人形では足りないと思ってな。」

 

ジャンシアーヌ「成程ねぇ。まぁ、お気遣いいただきありがとうございます。」

 

ヘリアン「なに、これぐらいはな。」

 

ヘリアン「そろそろ作戦開始時刻だな。各員攻撃準備。」

 

FNー49「は、はい。了解!」

 

FNー49「ん?あれは、、、。」

 

FNー49「指揮官!指揮官!攻撃中止を要請します!」

 

ジャンシアーヌ「どうしたのFNー49。急に攻撃中止要請なんて、まさか白旗が上がったの?」

 

FNー49「そのまさかです!」

 

ジャンシアーヌ「まじか!旗はだれがあげてるの?」

 

FNー49「えっと、、、。あっ!出てきました!えっと、白旗を持っているのはHG人形のM1911のようです、、、。」

 

ジャンシアーヌ「私も確認したわ。ねぇ、、、あの白い布って、、、。」

 

カリーナ「間違いなく彼女のパンツですね。可哀そうに、、、。」

 

ジャンシアーヌ「おや、人形が次々と出てきたわね。」

 

ジャンシアーヌ「んーと。あれは、、、スコーピオン、AKー47、WA2000、M1918か。結構大所帯ね、ダミーは持ってないみたいだけど。」

 

カリーナ「もしかして、、、。あの部隊は、、、。」

 

MG3「おっ!指揮官、見ろ!M4A1だ!」

 

ヘリアン「よしっ!M4A1は無事守られた、これで任務は達成だ!あの部隊は中々やるな。どこの部隊だ?」

 

カリーナ「……。」

 

PPShー41「!?指揮官!とんでもないモノが出てきました!」

 

ジャンシアーヌ「こちらでも確認したわ。あれが例の指揮官、ザクⅡか。」

 

ⅯPー446「すっごい傷だらけ、、、。」

 

ⅯP40「いかにも武人って感じだね、あんな人形初めて見た。」

 

イングラム「降伏している素振りはしているけど全く油断できないね。スキがない。」

 

M14「ん?もう一人出てきた、、、。ってエクスキューショナーだぁ!」

 

ヘリアン「なんだと!?」

 

ジャンシアーヌ「うわっ、本物のエクスキューショナーだ。」

 

ヘリアン「お互い無傷な所を見ると何か取引をしたのかもしれないな、、、。」

 

ジャンシアーヌ「そうね、、、。ってあれ?カリーナは?」

 

ヘリアン「あれ?さっきまでここに居たハズだが、、、。」

 

ヘリアンとジャンシアーヌが辺りを見回す。するとそこには

 

カリーナ「ザク隊長ォォォ!」ゼンリョクダッシュ

 

ザク隊長達に向かって駆けているカリーナの姿があった

 

ジャンシアーヌ「ちょ!カリーナ!」

 

 

カリーナ「ザク隊長ォォォオ!」ダダダダダ

 

ザク隊長「あ、カリーナ。」

 

カリーナ「お、お久しぶりです。ザク隊長。」ゼエゼエ

 

ザク隊長「いやーお久しぶり。二日ぶりだね。」

 

カリーナ「あ、あの。M4A1の保護ありがとうございます。」

 

ザク隊長「なぁにこれぐらいちょちょいのちょいさ。途中でエクスキューショナーの襲撃もあったけど、なんとかなったよ。」

 

カリーナ「そ、そうですか。……えっ、エクスキューショナー?」

 

エクスキューショナー「よっ。」

 

カリーナ「に゛ゃ゛ん゛?」

 

カリーナ「な、な、なんでここにエクスキューショナーが?」

 

エクスキューショナー「なんでって言われても、、、そりゃあザク隊長にタイマンで負けて投降したからだよ。武器も全部なくしちゃったしよ。」

 

カリーナ「え?タイマンで、、、負けた?」

 

スコーピオン「そうなんだよ、カリーナ!ザク隊長がエクスキューショナーを打ち負かしたんだ!」

 

M1911「いやぁー、カリーナにも見せてあげたかった!指揮官様が勇ましく戦うあの姿!」

 

エクスキューショナー「チッ、このチビ共の言う通りさ。俺はザク隊長との一騎討ちに敗れてな。まぁ、紆余曲折あって今この場に居るってワケさ。」

 

カリーナ「うひゃあ、、、。凄いですね、ザク隊長。」

 

ザク隊長「正直なとこ結構ギリだったけどね。」

 

ヘリアン「成程、お前がM4A1を救助しエクスキューショナーを拿捕した指揮官か。」

 

ザク隊長「ん?すいません、貴女は一体誰ですか。」

 

ヘリアン「ああ、これは失礼。私はヘリアントス、ヘリアンでも構わない。グリフィンの上級代行官だ。」

 

ザク隊長「ご親切にありがとうございます。私はソロモン基地所属で大隊長を努めているザクⅡです。ザク隊長とお呼びください。」

 

ヘリアン「ウム、ではザク隊長。先ずは感謝申し上げる。」

 

ヘリアン「M4A1の救助とエクスキューショナーの捕獲。よく成し遂げてくれた。」

 

ザク隊長「いえ、指揮官として当たり前のことをしただけです。」

 

ヘリアン「そうか。あともう一つ話がある。どちらかというとこっちが本題に近い。」

 

ヘリアン「先に述べた通り多くの戦果を上げた件については感謝している。だがだ、ザク隊長。貴方はG&K社の正式な試験などを受けていないのにも関わらずG&Kの指揮官名簿に貴方の名前及び情報が登録されていた。」

 

ヘリアン「これは明らかに異常事態だ。貴方がやったのか、それとも第三者の介入があったのか、、、。今となっては分かるすべは無いが、これを放っておく訳にはいかない。」

 

ザク隊長「つまり、ボクを確保しに来たと言うワケですか。」

 

ヘリアン「そうだ。我々もあまり過激な手段は取りたくない、大人しくしてくれると大変ありがたいな。」

 

ザク隊長「了解です。あ、でも捕まる前にお願いがあります。」

 

ヘリアン「なんだ?」

 

ザク隊長「ボクの仲間のM1911、スコーピオン、WA2000、AKー47、M1918、エクスキューショナーに酷い事をしないであげて下さい。これだけは絶対に譲れません。」

 

ヘリアン「承知した。彼女たちの身の安全と健全な生活を絶対保証する。」

 

ザク隊長「ならいいや。彼女達が無事ならボクはどうなっても構わない。煮るなり焼くなり好きにしてくれ。」

 

ヘリアン「……分かった。」

 

カリーナ「ザク隊長……。」

 

ヘリアン「確保目標ザクⅡ、22:17に確保。これより目標をI.O.P.本社に護送する。」




2月に投稿しようとしたけどふと気づいたら3月になってました。ユルシテ
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