彼らは一体どうなってしまうのでしょうか。
それではご覧ください。
ヘリアン「ではザク隊長とエクスキューショナーはこっちのヘリに。」
ザク隊長「分かった。」
エクスキューショナー「ヘイヘイ。」
ザク隊長とエクスキューショナーはヘリの乗組員の誘導に従い、ヘリに向かって歩き始める。
M1911「指揮官様!」
M1911がザク隊長に向かって走りだす。彼女の声を聞いたザク隊長は彼女の方を向いてじっと待っていた。
M1911「指揮官様、無事をお祈りいたします。」
なんとかザク隊長に追いついたM1911は肩で息をしながらこの言葉を伝える。
ザク隊長「ありがとう、M1911。また会おう。」
そういうとザク隊長はエクスキューショナーと共にヘリに乗り込む。ヘリアンも乗ろうとしたがふと何か思い出したのか足を止める。
ヘリアン「あ、そうだ。」
ヘリアン「カリーナ、ジャンシアーヌ指揮官に伝えて欲しい事がある。」
カリーナ「何でしょうか。」
ヘリアン「ザク隊長の指揮下にあった戦術人形5体とM4A1をジャンシアーヌ指揮官に一時的に預ける。大事にするように伝えておいてくれ。」
カリーナ「了解です!」
ヘリアン「それでは、また。」
そう言うとヘリアンはヘリに乗り込む。そして、ヘリアン達を乗せたヘリはゆっくり上昇し、夜空に消えていった
カリーナ「ザク隊長、、、。お元気で。」
ジャンシアーヌ「随分と心配そうにしてるわね。カリーナ。」
カリーナ「まぁ、その、特別な指揮官だったし。積極的に事務仕事してくれたし、、、。」
ジャンシアーヌ「そうなんだ。結構マジメなのね。」
カリーナ「まぁ、かなりマジメな方なのは本当ですね。」
ジャンシアーヌ「で、彼の指揮下にあった人形達はどうすればいいのよ。」
カリーナ「ヘリアンさんからの伝言なのですが、大事に保護しておいて欲しいとのことです。」
M1911「すいません、、、。暫しの間お世話になります。」
ジャンシアーヌ「いいわよ、このくらい。」
M4A1「ありがとうございます。」
WA2000「感謝するわ。」
ダイナゲート「わう。」
ジャンシアーヌ「だからいいって。私としても一時的に戦力が増えるからwin-winの関係だし.....ってダイナゲート⁉」
ダイナゲート「わふぅ。」ペタン
ジャンシアーヌ「あれ?妙に人懐っこいわね。おまけに武装も付いてない。」
M1911「ああ、この子ですか?この子はダイナちゃんって言うんですよ。」
ジャンシアーヌ「だ、ダイナちゃん?」
ダイナゲート「ワンワンワン ウーワン!ワオーンワンワン!」
スコーピオン「えーっとね。エクスキューショナー様が居なくなっちゃったから暫くの間お世話になります、役立たずの身ですがよろしくお願いします。だって。」
ジャンシアーヌ「そ、そうなんだ。」
G36「ご主人様、混乱するのもわかりますが、、、。その子本当にそう喋っています。」
ジャンシアーヌ「えっウソ!?なんで分かるの?」
M14「えーっとね。この子の鳴き声の中に特殊な波長の電波があって、その電波を解読すると理解することができるって感じ。結構賢い子だねー。」
ダイナゲート「ワオーン、ワンワン。」
M14「何々?僕は偵察型だから武装は付いてないけど、思考能力ではほかのダイナゲート以上なんだよ!だって。」
ジャンシアーヌ「へぇー、成程ねぇ。」
ジャンシアーヌ「ま まあ兎に角、作戦はこれで終了。みんな基地に帰るわよ!」
戦術人形s「オーッ!」
ヘリコプター内部
ザク隊長「ねぇ、エクスキューショナー。」
エクスキューショナー「なんだ。」
ザク隊長「ボク達一体どうなっちゃうんだろう。」
ザク隊長は不安そうにエクスキューショナーに尋ねる。
エクスキューショナー「まぁ、一番考えられるのは尋問され挙句の果てにバラバラにされてネジ一本まで解析されて標本ルートだろうな。」
ザク隊長「うへぇ、ヤだなぁ。」
エクスキューショナー「俺はともかく、ザク隊長、アンタは一番気を付けた方がいいぜ。異世界で未来の技術なんてどこの勢力でも垂涎モノだからな。」
ザク隊長「だよなぁ。怖いなぁ、バラバラにされるのは。」
エクスキューショナー「安心しろ、バラバラにされるときは一緒にバラバラになってやる。」
ザク隊長「そういう事が言いたかったワケじゃないんだけど...まぁ、ありがとうエクスキューショナー。」
エクスキューショナー「ヘヘッ、そりゃどうも。」
ヘリアン「意外と仲が良いんだな。二人とも。」
ヘリアンが興味深そうに呟く
エクスキューショナー「まぁ、お互い助け合った仲だし。」
ザク隊長「なんとなく引っ付いてるカンジです。」
ヘリアン「なるほど。」
ヘリアン「……今晩はもう遅い、今日はゆっくりと寝て明日に備えた方がいいぞ。」
ザク隊長「あ、ご親切にどうも。」
エクスキューショナー「ふぁ、確かに今日は疲れた。ゆっくり休ませてもらうぜ、お休み。」
ザク隊長「ボクも休むよ、お休み。」
ヘリアン「あぁ、良い夢を。」
……
…………
……………
ヘリアン「おい、二人とも起きろ。」
ザク隊長「んあ?」
エクスキューショナー「なんだよ。せっかく気持ちよく寝てたのによぉ、、、。」
ヘリアン「寝ぼけている場合ではないぞ、もう目的地に着いたのだからな。」
ザク隊長「も、目的地?」
ヘリアン「ああ、ここはI.O.P.本社。ここでお前らの取り調べを行う。」
エクスキューショナー「ほーん。ここがI.O.P.本社ねぇ。」
ザク隊長「あれ、知っているのかい?エクスキューショナー。」
エクスキューショナー「あぁ、かつて俺達鉄血工造が企業として成り立っていた頃、ライバル企業として名を冠していた会社。そして現状最大の人形生産を担っている企業。それが、、、」
???「I.O.P.社ってワケさ。」
エクスキューショナー「誰だ!」
ペルシカ「私?私はペルシカリア。気軽にペルシカ博士と呼んで頂戴。」
エクスキューショナー「ペルシカ、、、ペルシカリアだと、、、!?」
ヘリアン「ペルシカ!何で来たの、研究室に待機しててって言ったじゃない。」
ペルシカ「いやーごめんごめん。無傷のハイエンドモデルが鹵獲できた上に異世界から謎のロボットが来てるって聞いたら居ても立っても居られなくってねぇ。」
ヘリアン「ああもう、今は奥に引っ込んでいてくれ!」ズルズル(襟首を掴んで引きずる音
ペルシカ「うえぇぇ。首がしまるー。」
ザク隊長「……行っちゃった。」
エクスキューショナー「あぁ、そうだな。」
ザク隊長「そういえばさぁ、エクスキューショナー。」
エクスキューショナー「なんだ?」
ザク隊長「さっきさ、あの博士っぽい人、、、。ペルシカ博士って言ってたじゃん。」
エクスキューショナー「ああ、言ってたな。」
ザク隊長「その時にエクスキューショナーがめっちゃ動揺してたんだけどさ、あの人そんなに凄い人なの?」
エクスキューショナー「そりゃそうだろ。あの人間はグリフィンの戦術人形の親であり、俺達鉄血工造の父リコリス博士の友。それがあのペルシカ博士なんだからな。」
ザク隊長「へぇ~結構凄い人なんだねぇ。」
エクスキューショナー「まぁ、かなりの大物なのには違いないな。」
ザク隊長「なーるほーどねぇ。」
こんな感じに、ザク隊長とエクスキューショナーが穏やかに会話をしていると
ヘリアン「ふぅ、なんとか押し込む事ができた。」
エクスキューショナー「おーっす、お疲れ。」
ザク隊長「随分と立て込んでいたようだけど、大丈夫ですか?」
ヘリアン「ああ、いや、問題ない。」
ヘリアン「それはともかくだ。これからお前らを尋問室に移送させる、付いてこい。」
...
......
.........
ヘリアン「着いたぞ、ここが尋問室だ。」
ザク隊長「なんか如何にもって感じだねぇ。」
エクスキューショナー「飾りっ気の一つもねぇな。」
ヘリアン「やかましいぞ、さっさと入れ。」
エクスキューショナー「ヘイヘイ。」
ザク隊長「失礼しまーす。」
ヘリアン「いいか、そこでジッと座って待機していろよ。」
エクスキューショナー「茶は出ねぇのか?」
ヘリアン「出る訳がないだろうが。兎に角、じっとしていろ。いいな!」
そういうとヘリアンはせかせかと出て行ってしまった。
エクスキューショナー「行っちまったなぁ。」
ザク隊長「とりあえず静かにしておこうか。」
そして二人は律儀にじっとしているのであった
数十分後
コンコン
ザク隊長「あっだれか来たみたい。」
エクスキューショナー「そうみたいだな。」
ガチャ
クルーガー「失礼するぞ。」
ヘリアン「お前らちゃんと大人しくしていたか?」
エクスキューショナー「おーう、大人しくしてたぜ。」
ザク隊長「えぇ。それなりに。」
クルーガー「君が例のロボットか、、、。初めまして、私の名前はベレゾヴィッチ・クルーガー。クルーガーと呼んでくれ。」
ザク隊長「あ、ご丁寧にありがとうございます。自分、ジオン公国軍所属ソロモン基地所属のザク大隊長です。ザク隊長とお呼び下さい。」
クルーガー「丁寧な挨拶感謝する。」
ザク隊長「いえいえ。」
クルーガー「そしてその隣に居るのがエクスキューショナーだな。」
エクスキューショナー「そうだ、俺が鉄血工造のエクスキューショナーだ。」
クルーガー「フム、何度か私も鉄血のハイエンドモデルの残骸を目にしてきたが、こう無傷な状態でみると逞しく洗練されていて惚れ惚れするな。」
エクスキューショナー「そりゃあ…どうも。」
クルーガー「さて、挨拶はこれぐらいにしておいて…。ヘリアン。」
ヘリアン「了解しました、クルーガーさん。それでは、尋問を始めるぞ。」
ザク隊長「了解です。」
エクスキューショナー「言っておくが、話せねぇ情報は意地でも喋らねぇからな。」
ヘリアン「安心しろ、喋らないなら無いなりにこちらにも手段がある。」
そういうとヘリアンはペキペキと指を鳴らし、エクスキューショナーを威嚇する
エクスキューショナー「ひゃー怖い怖い。」
しかし、エクスキューショナーにはちっとも通用しなかった
ヘリアン(イライラ
ザク隊長「スイマセン」(小声
ヘリアン「いや、別に怒ってはいない。あまり萎縮しないでくれ。」
ザク隊長「そうですか…。」
クルーガー「……そろそろ始めても良いか?」
ザク隊長「あっ、どうぞ。」
エクスキューショナー「何時でも良いぜ。」
クルーガー「そうか、では先ずエクスキューショナー。」
エクスキューショナー「おう、なんだ。」
クルーガー「君は何故AR小隊を追っていたのだ?」
エクスキューショナー「あぁ、それはだな。エージェントからの任務として、AR小隊のM4A1の所持している情報の奪取とM4A1本人の拿捕が言い渡されたからだ。」
クルーガー「成る程…。ではもう一つ、その奪取するよう言われた情報の内容を君は知っているか?」
エクスキューショナー「知ってるぜ。リコリス博士の研究データだろ?」
クルーガー「そうだ。そしてもう一つ、何故鉄血はそのデータを欲しがっているのだ?」
エクスキューショナー「あぁ…いや…その…分からねぇんだ……。」
クルーガー「何?」
エクスキューショナー「いや、そのデータが大事なのは分かるんだ。俺たちの父であるリコリス博士の数少ない現存するデータだからな。だが、何故そのデータを今更欲しがっているのかが分からねぇ、それもM4A1のオマケ付きでだ。」
エクスキューショナー「多分エージェントやドリーマーは知っているだろうが、ハンターやウロボロス、デストロイヤーなんかは知らないと思う。当然俺も。」
クルーガー「むぅ…。そうか、ありがとう。」
エクスキューショナー「良いってことよ。」
クルーガー「では次にザク隊長。」
ザク隊長「何でしょうか。」
クルーガー「君は一体何者だ?」
ザク隊長「何って、、、。ザクですけど。」
クルーガー「ちょっと言い方が悪かったな。ザク隊長君はどこから来たのだ?」
ザク隊長「えぇ?どこから来たって言われても、、、。別の世界軸からとか?」
クルーガー「別の世界軸、、、つまり異世界の住人と言うことか。」
ザク隊長「はい、そうなりますね。」
クルーガー「どうやってこの世界に来たんだ?」
ザク隊長「フェネクスって神様みたいなMSに拉致されてやってきました。」
クルーガー「?どう言うことだ。」
ザク隊長「いやぁあのですね。信じ難いとは思うんですけど、ボク実はこの星に来るはずでは無かったんですよ。実際はボクの世界軸の小惑星に行くハズだったんですけど、そのフェネクスってMSにカノウセイとやらの収集の為に無理矢理こっちに来る事になったんです。」
クルーガー「うーむ。正直あまり信用は出来ない話だな。が、そうとしか説明が出来ないか。」
ザク隊長「まァ、普通は信用しませんわなこんなお話。」
クルーガー「普通は、な。だが、普通ではない出来事が起きてる以上それを信用するしかない。」
ザク隊長(うーん、どうしよう。雰囲気的に全然信用してもらえてなさそうだな。けど、こうとしか言いようが無いしなぁ、、、。)
そうザク隊長が頑張って真面目に思案していると、突然クルーガーの携帯端末が鳴り始めた
ヘリアン「クルーガーさんお電話のようですが。」
クルーガー「ありがとうヘリアン。ん?匿秘回線?誰からなんだ。」
クルーガー「もしもし。」
フェネクス「もしもし?貴方がクルーガー社長ね。」
クルーガー「ああ、そうだが。君は一体誰だ?」
フェネクス「ああいけない!自己紹介を忘れていたわ!」
フェネクス「コホン。初めましてクルーガー社長。私の名前はフェネクス、ユニコーンガンダム三号機のフェネクスっていうの!宜しくね。」
クルーガー「そうか、君がこのザク隊長をこの世界に連れてきた張本人。フェネクスか。」
フェネクス「ええそうよ。私がザク隊長を連れてきたの。」
クルーガー「何故連れてきたのだ。」
フェネクス「何故って?それは、この世界を救うための可能性を集めるためよ。」
クルーガー「可能性を集めるだと?」
ヘリアン「…質問宜しいか?」
フェネクス「なあに。」
ヘリアン「貴女が言う、この世界を救う可能性とは一体なんだ?何故それを集める必要がある?」
フェネクス「出来る限り分かりやすく例えると。可能性ってのは、、、こうなんというか、、、パズルで例えるとパズル絵という結果に辿り着くためのピースが可能性という感じかしら。私は生れながら可能性を集めるって任務を神様達から与えられてるから仕事の為に集めてるって感じなのよね。」
ヘリアン「成る程仕事の為に集めているのか。」
フェネクス「まぁ、ほぼ趣味の域に入っちゃってるんだけどね。」
ヘリアン「そ そうか。」
クルーガー「うむ、それで我々はザク隊長に対してどう接すればいいのかな。フェネクス。」
フェネクス「そうね、出来る限り指揮官として彼を使って欲しいわね。」
クルーガー「指揮官としてだと?」
フェネクス「そうよ。現に彼は指揮官として上出来な戦果を上げたわ。具体的に言うとM4A1の救助にスケアクロウの撃退、そしてエクスキューショナーの捕獲。十分どころか十二分な成績を納めているわ。こんな素敵な人材を捨ててしまうなんて、G&K社にとっても勿体ないコトだと思うの。」
クルーガー「フム、、、。」
フェネクス「どうかしら、彼を正式な指揮官にするのは。」
クルーガー「……。」
ヘリアン「クルーガーさん…。」
クルーガー「わかった。ザク隊長を指揮官に任命させよう。」
フェネクス「よっし!」
クルーガー「だが条件がある。」
フェネクス「む。」
クルーガー「先ず一つにザク隊長を解析させて欲しい。」
フェネクス「解析ですって?」
クルーガー「ああ。ザク隊長、と言うよりMSの解析データが欲しいのだ。彼の事を良く知るためにも、異世界の住人のデータを収集するためにもな。」
フェネクス「ウーム。」
ザク隊長「別にボクは構いませんよ。」
フェネクス「えっ!?いいの?」
ザク隊長「うん。」
フェネクス「…ザク隊長が良いと言うなら、まぁ、私もこの条件を飲むわ。」
クルーガー「すまないな、二人とも」
クルーガー「そして二つ目なのだが、ザク隊長を指揮官に任命させる為に一回G&K社の指揮官用の試験を受けてもらう。これは強制ではないが、これからの事を考えると飲んで貰えると助かる。」
フェネクス「フムフム、まぁこれは私も推薦するわ。ザク隊長、貴方は正式な手順を踏んで指揮官になっていないし、G&Kのルールとか全く知らない状態だもの。」
ザク隊長「そうだね。よし、ボクG&K社の指揮官試験を受けるよ。」
クルーガー「よし、これで尋問は終わりだ。」
ザク隊長「あれ、意外と短時間ですね。」
クルーガー「ああ、細かい所はペルシカ博士に任せる予定だからな。これからが長いぞ。」
ザク隊長「えっ。」
頑張りました(白髪)
12話ではザク隊長とエクスキューショナーがペルシカ博士によって解析されるお話です。彼らの命運は如何に