ザク隊長のドルフロ戦記     作:零戦之介

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今回のお話は隊長のザクさんワールドが中心のお話です。

どうやらファイヤパターンゲルググがザク隊長をなんとか助けようとしているようです…



13話 ソロモン基地の仲間の絆(前編)

ファイヤパターンゲルググ「いいか、我々はザク隊長に良質な物資や強力な援軍を送らなければならない。ザク隊長は俺たちに色々な事を教えてくれた上に連邦軍がソロモンに侵攻してきた際にはガンダムを敗北に追い込み、ソロモン攻略を阻止させ多くのジオン兵を救った。この恩は必ず返さねばならない物だ。今回の作戦は彼への恩返しの一つなのだ。絶対に成功させねばならない。」

 

会議室に集まったMSたちは大きく皆頷く。ザク隊長を助けたいと言う思いが共通していたからだ。

 

ファイヤパターンゲルググ「さて、ここで質問だ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「物資や援軍を送る為には何が必要かな?アガ太くん。」

 

アガ太「えぇっと…。ゆ 輸送機でしょうか。」

 

ファイヤパターンゲルググ「残念…もっと大きな物だ。」

 

アガ太「も、もしかして船ですか?」

 

ファイヤパターンゲルググ「正解だ!」

 

ファイヤパターンゲルググが得意げにそう言い放つと会議部屋に集ったMS達が一気にざわめきだした

 

スカルマークリックドム「船…船か…。」

 

リックドムA「宇宙から地球に行ける大型船と言ったら…。」

 

ゲルググA「ザンジバルとか?」

 

ゲルググB「いや…流石にザンジバルは無理だろ。」

 

リックドムB「俺も同感だ。ザンジバルは高価すぎる上に数が少ない、当てがあるはずがないぜ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「…もしあるとしたらどうする?」

 

スカルマークリックドム「は?あるわけねえだろ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「あるんだな、これが。」

 

ファイヤパターンゲルググがニヤリと笑う

 

スカルマークリックドム「マジかよ…。で、それは何処に置いてあるんだ?」

 

スカルマークリックドムが身をのりだす

 

ファイヤパターンゲルググ「まぁそう焦るな焦るな。これから詳しい説明をすっからよ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「おーい、旧ザク爺さん。資料を出してくれ。」

 

旧ザク爺さん「おう、ちょっと待てくれ。」

 

旧ザク爺さん「これを…こうして…こうっと。よーし写ってる写ってる。」

 

ファイヤパターンゲルググ「そんじゃ前の画面に注目してくれ。」

 

会議室に集まったMS達が画面に視線を集める。皆が視線を集めたその画面には、ぼろぼろになったザンジバル級巡洋艦一番艦ザンジバルの写真が写っていた。

 

アガ太「こ、これは!?」

 

スカルマークリックドム「コイツはたまげた…かつてガンダムに攻撃され大破し、廃艦処分されてたはずの一番艦ザンジバルじゃねぇか。」

 

ギャン子「まさかまだ現存してたなんて…。」

 

ファイヤパターンゲルググ「表向きにはガンダムに破壊され廃艦処分になったとされてはいるが…どこの業界でもケチ臭い奴もいてな、こっそり隠して保管されていたんだ。」

 

旧ザク爺さん「そこで俺とファイヤパターンの坊主と一緒に所有者の所に出向いてな。ソイツの頬に札束と金塊を叩きつけて笑顔で引き取らせてもらったのさ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「いやー最初は譲るのを渋ってたオッサンが金の山を見せたら目の色を変えて是非持っていってくれって言ったのは今でも笑えるぜ。」

 

スカルマークリックドム「えげつない事するなぁお前ら。」

 

ファイヤパターンゲルググ「いいじゃねぇか別に。」

 

旧ザク爺さん「あぁ、元値より遥かに安くザンジバルが手に入ったんだからよ。」

 

スカルマークリックドム「おっそうだな。」(適当)

 

スカルマークリックドム「で、このザンジバルどうすんだよ。このままじゃあ使えないぜ?」

 

旧ザク爺さん「安心しろ髑髏印。俺の同僚や後輩のルートで熟練の修理工を連れてきている。抜かりはないぜ。」

 

スカルマークリックドム「やべぇな…。」

 

ファイヤパターンゲルググ「それだけ本気でやらなきゃいけない作戦だからな。俺だって真面目にもなる。」

 

アガ太「とすると…もしかして援軍や物資の件も既に?」

 

ファイヤパターンゲルググ「ああ、同時平行で進めている。」

 

ギャン子「ファイヤパターンゲルググ指令や私の繋がりを利用して強力な援軍や豊富な物資を調達できるよう駆けずり回ってる最中よ。」

 

ゲルググキャノン「指令、質問です。」

 

ファイヤパターンゲルググ「なんだ。」

 

ゲルググキャノン「今のところどんな部隊が動員出来るのでしょうか。」

 

ファイヤパターンゲルググ「現状だとザク隊長と共に行動していた元ジャブロー攻略部隊と重力戦線のマルコシアス隊、ノイジー・フェアリーが来る予定になっている。他にも著名エースも遣ってくるハズだ。」

 

ゲルググB「しえー。えらいぐらいに大事になってんなぁ。」

 

旧ザク爺さん「ま、あの坊主にはこれくらい贅沢にしてやらねぇとな。異世界にたった一人で飛ばされて命がけで戦ってるんだからヨ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「あぁ、その通りだ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「っと、そろそろザンジバルが届く時間だ。総員整備の準備にかかれ。」

 

モブMS「「「了解!」」」

 

ファイヤパターンゲルググ「おっとそうだ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「一応だがザク隊長への援軍はソロモン基地でも募集している。強制はしないぜ。」

 

アガ太「…。」

 

ファイヤパターンゲルググ「そんじゃ、仕事開始だ!」

 

ソロモン基地大型ドック~

 

ゲルググc「オーライ、オーライ、オーライ。よーしストップ!!」

 

ぼろぼろになったザンジバルがドックに到着する。多くのMS達がザンジバルの大きさに驚いていた。

 

スカルマークリックドム「これがモノホンのザンジバルか…。」

 

リックドムc「結構ボロいけど…直せるんですかね。」

 

ファイヤパターンゲルググ「安心しろ、旧ザク爺さんの知り合いもじきに到着する。それに俺も修理の指揮を取る、絶対に直せる。」

 

リックドムc「分かりました、全力を尽くします!」

 

ビービービー

 

オペレーターリックドム1《指令、小型挺がソロモンに接近中です!!》

 

ファイヤパターンゲルググ「おっ、来たみたいだな。お通ししてくれ。」

 

オペレーターリックドム1≪了解です。≫

 

~数分後~

 

ファイヤパターンゲルググ「総員、最大の敬意をもって整列!」

 

ゲルググ&リックドム(((ザッ

 

MS-04ブグ「おう、盛大なお出迎え有難ヨ。」ガッシャガッシャ

 

ザクⅠ後期型「よっこいしょと…ソロモン基地にくんのは久し振りだのお。」

 

ザクⅡ初期型「旧ザク先輩に会うの何十年ぶりかな。久々の大仕事だし精一杯頑張るかね。」

 

プロトタイプグフ「ああ。若いのに負けないように精一杯踏ん張るか!!」

 

リックドムc(見ろよ、戦争博物館の展示品クラスのMSが降りてきたぞ。)コソコソ

 

ゲルググd(皆ヨボヨボじゃねぇか。大丈夫なんか?)コソコソ

 

ブグ「オイ、聞こえてんぞガキ共。」

 

リックドムc&ゲルググd「ヒェッ、すんません!!」

 

ブグ「ったく最近の若いのは年上への敬意てのを知らねえのかよ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「すいません、部下が余計な陰口を叩いてしまって。」

 

ブグ「クカカカ。良いってことよ、今回はチャラにしておいてやる。」

 

ザクⅠ後期型「そんで?俺たちの仕事場ってのはどこにあるんだい。」

 

ファイヤパターンゲルググ「案内致します、此方へどうぞ。」

 

ブグ「おう、ありがとヨ。」

 

MS達移動中……

 

ファイヤパターンゲルググ「こちらです。」

 

ザクⅡ初期型「ほーう。これが俺たちの仕事場とそのネタか。」

 

ブグ「ザンジバル級の修理とはな…こりゃ酷いな、かなり痛んでる。」

 

ザクⅡ初期型「ああ。あちこちに大穴が空いていて滅茶苦茶だ、一回丸ごと分解して組み直した方がいいな。」

 

ザクⅠ後期型「駆動部位が完全にお釈迦になってる臭いな。エンジンなんかはもう新しいのを買ってチューンアップすっか。」

 

プロトタイプグフ「砲塔はもう駄目だ、これも新型の砲搭にすげ替えちまおう。」

 

ブグ「ミサイル発射口はミサイルが剥き出しになってて危険だな。オミットしようぜ。」

 

ザクⅠ後期型「それ賛成。代わりに機銃座増設して対空強化するのとかどうっすか?」

 

ザクⅡ初期型「良いねえ、針ネズミみたいにしようぜ。」

 

スカルマークリックドム「職人トークが早口過ぎてわかんねぇや。」

 

ファイヤパターンゲルググ「俺もだよ。」

 

旧ザク爺さん「オイオイ、この程度の会話でハテナマークが浮かぶようじゃちょっと心配だぜ。」

 

ブグ「よお、久しぶりだなぁ。爺さん。」

 

旧ザク爺さん「爺さんなんてよせよ。アンタのほうがずうっと年上だろうが。」

 

ブグ「そうだったっけ?」

 

旧ザク爺さん「ったくとぼけやがってよォ。」

 

ザクⅡ初期型「ハハハハ、変わってませんなあ。あの頃から全く。」

 

旧ザク爺さん「まァな、そう簡単に人は変わったりはしねえよ。」

 

ザクⅠ後期型「そうだよなぁ。」

 

スカルマークリックドム「…楽しそうだな、旧ザク爺さん。」

 

ファイヤパターンゲルググ「まぁ、久しぶりに旧友に会えたんだし。はしゃぐ気持ちも分らんでもないぜ。」

 

ファイヤパターンゲルググ「そんじゃ、仕事を始めるぞ!総員配置につけ!」

 

ゲルググ&リックドムs「応!」

 

旧ザク爺さん「よっし、そんじゃ始めっか。」

 

ブグ「応よ。腕が鳴るぜ。」

 

 

 

~数日後地球連邦軍艦艇ホワイトベースにて~

 

ガンダム「ソロモン基地に不穏な動きですって?」

 

ボール「えぇ。ソロモン基地に破損したザンジバルが運びこまれて以来、ソロモン基地の物流が活発になっているのです。特に鋼材だの火器だのが特に多く輸入されているようです。たまに嗜好品も流れて来ているようですが。」

 

ガンダム「ほう…つまり?」

 

ボール「ジオン軍の大規模作戦がソロモン基地を軸として始まっている可能性が非常に高いのです。」

 

ガンダム「フム、それはまずいわね。」

 

ガンダム「ボール、ホワイトベースをソロモン基地に向けなさい。」

 

ボール「ハッ。」

 

ガンダム「確かめにいくわよ、真実を。」

 




書き終わりました。(放心)

ザク隊長のドルフロ戦記なのにザク隊長もドルフロも一切出てこないってどないこったいと思った皆さん。あともう一話お待ちください。

ご視聴ありがとうございました。
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