ザク隊長のドルフロ戦記     作:零戦之介

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鉄血工造のアーキテクト達がザク隊長の基地に潜入するようです。
それではご覧ください。
大幅に遅れて本当に申し訳ございませんでした!!!!!!!!次は遅れないように頑張ります!!!
<(_"_)>



26話~アーキテクト達の基地潜入大作戦!!~前編

鉄血工造本拠地、会議室にて

 

エージェント「それでは鉄血工造定例会議を始めます。」

 

エージェント「今日の議題はG&Kの新たなる新戦力ジオン公国と地球連邦軍への対処です。」

 

鉄血ボスの間に緊張が走る。

 

エージェント「ドリーマー、現在の戦線の状況報告を。」

 

エージェントがドリーマーに視線を向け、会話をふる。

 

ドリーマー「えー、話を振られたドリーマーです。ぶっちゃけ現在の戦線の状況はクソ最悪です。」

 

ドリーマーがスッと立ち、真面目な表情で話し始めた。

 

ドリーマー「なにせビーム兵器持ったのや大型実弾兵器持ってるのがゴロゴロいる上にエース部隊もいるので絶賛押され気味、ただでさえ不安定な前線がより不安定になっています。」

 

ドリーマー「どの部隊も戦績はズタズタですが特にひっでえのが装甲部隊です。」

 

ドリーマー「圧倒的な装甲の分厚さや重火力でカス人形を圧倒し、絶対的な戦場を構築する重要部隊・・・のはずが足が遅いせいでビームにぶち抜かれるわランチャーに粉砕されるわ、挙句の果てには真正面から大剣でぶった切られる始末。正味もう大赤字です。」

 

ドリーマー「このままじゃ改良型を出したとしても速攻でボコボコにされてあっという間にまた不利になってしまうでしょう。」

 

ドリーマーは話し終えると静かに席に座った。

 

アーキテクト「何とかしなきゃだよね。」

 

アーキテクトが真面目そうな声で呟く。

 

イントゥルーダー「そうですわね、特にジオングは気を付けなければなりませんわ。」

 

イントゥルーダーはアーキテクトに共感するようにしゃべり始める。

 

ハンター「お前が遭遇したという足のないMSか、どんな感じだったんだ?」

 

イントゥルーダー「はっきりとはわかりませんが腕を外したと思ったらビームの雨あられが私の部隊に降り注ぎ、あっという間に大打撃を与えてきました。正直ゾッとしましたわ。」

 

ハンター「私の基地に攻め込んできたMSも十分なほどに強かったが、あれ以上か・・・。」

 

ハンターはそういうと表情を曇らせる。

 

ウロボロス「フン、怖気づいたなハンター、イントゥルーダー。それでは勝てる戦も勝てんぞ?」

 

ウロボロスは不敵な笑みを浮かべ二人を嘲る、二人の怒りを煽ろうとしたがハンターは冷静に反撃する。

 

ハンター「フン、一回も生の戦争を体験していないおこちゃまには分かるまいが奴らMSは正規軍並みの・・・いやそれ以上の脅威度だ。」

 

ハンター「奴らは異世界の人間だ、人形とは違い指示がなくとも自分の意思で動き、成すべきことを成す。」

 

ハンター「これだけでも厄介だがさらに厄介なことにあいつらは並大抵の銃火器より強力な兵装を自前で有している。この前会敵した小山のようなMSゾックなぞは桁違いなパワーを有していて、たった一機でイージス五機とマンティコア二機を無傷で溶鉄に変えてしまった。」

 

ハンター「あの時は本当に恐ろしかった、私もただ逃げるしかなかった。」

 

ハンターの発言にみな頭を垂れ、暗い雰囲気が場を覆いつくす。

 

スケアクロウ「・・・そも前提として私の部隊を薙ぎ払い、エクスキューショナーを単独で拿捕したMSザク隊長。彼を生かしておくべきではありませんでした、本来ならばなんとしてもあの場で討つべき存在でした。だけど、私はデータを優先したばっかりにこのような打撃を鉄血に与えてしまった、私の落ち度です。申し訳ございません、エージェント。」

 

スケアクロウが悲しそうな声でエージェントに謝罪をする。

 

デストロイヤー「しょうがないよスケアクロウ、あの時はAR小隊のデータを優先するように指示されてたんでしょ?よくわからない強いヤツに挑んでやられてデータがパアになるよりは逃げ延びてデータを持って帰ることが最適解だったんだよ。」

 

デストロイヤーがスケアクロウを哀れみ、一生懸命弁護する

 

エージェント「デストロイヤーの言う通りですスケアクロウ。もしあなたがデータを取り損ね、大破して帰ってこようものなら見切るつもりでした。データを送信し、情報を漏らさずに自爆して散った。MSザク隊長の足止めに失敗した点は減点ですが、ちゃんと仕事はこなせたことは褒めましょう。」

 

スケアクロウ「ありがとうございます、エージェントそしてデストロイヤー。必ずや汚名返上をしてみせます。」

 

スケアクロウも少し元気を取り戻し、場の空気が少し明るくなる。

 

ゲーガー「で、どうするか。」

 

ジャッジ「ウム、話は結局のところ進んでいないからな。MSの対策は。」

 

デストロイヤー「でもどうしようもないじゃん、捕獲もできないしさ。誰かが潜入できれば話は別なんだけど・・・。」

 

デストロイヤーの発言にデストロイヤー以外の眼がギラギラ光り始める。

 

ハンター「デストロイヤー、たまにはいいことを言うじゃないか。」

 

デストロイヤー「えっ、何?どういうこと??」

 

アルケミスト「いや、お前はなかなかいい案を出してくれたからな。みんな喜んでいるのさ。」

 

デストロイヤー「そ、そうなんだ。嬉しいなぁ。」

 

デストロイヤーが顔を赤らめ、もじもじし始める。

 

ゲーガー「まぁ、デストロイヤーはメンバーに加えるのは確定として残りのメンバーはどうするか。」

 

デストロイヤー「・・・えっ。」

 

ジャッジ「流石にデストロイヤー一人では不安だからな、誰かもう一人欲しい所だな。」

 

アーキテクト「うーん、私興味あるし私も同行するよ。」

 

ゲーガー「アーキテクトとデストロイヤーか、いくらなんでもちょっと不安だな。私も行こう。」

 

ドリーマー「いやいや、流石にボス3人を持っていくのはいくらなんでも大げさすぎない?」

 

アルケミスト「だがなぁ、アーキテクトとデストロイヤーだろ?正直不安だな。」

 

デストロイヤー「ちょっと待って?なんで私も行くってことになってるの?」

 

イントゥルーダー「では私が二人を補佐いたしますわ。私も正直とても気になっているので是非とも同行を願いたいですわ。」

 

ドリーマー「デスにアーキにインか、まぁいけるな。」

 

デストロイヤー「いや待って、私の話を聞いて。ねえってば。」

 

デストロイヤーが必死になって話を止めようとしたが、エージェントたちはガン無視をする。

 

エージェント「そうですね、この三人なら偵察も余裕で行けるでしょう。宜しいでしょうか、エリザ様。」

 

エージェントが会議机の奥に座っているエルダーブレインに声をかける、エルダーブレインはじっと報告書を眺め皆を見据え淡々と返答する

 

エリザ「うん、大丈夫。良い報告を待っている。」

 

イントゥルーダー「ハッ。」

 

アーキテクト「承知しました。」

 

デストロイヤー「りょ、了解!!」

 

エージェント「それでは会議を終わりにします。解散!」

 

エージェントの凛とした一声により、会議はお開きとなった。

 

~デストロイヤーの自室~

 

デストロイヤー「うがあああああ、どうしよう。余計な事を言っちゃったばっかりにヤバイ任務に就くことになっちゃった・・・。」

 

デストロイヤー「私としてはこんな高難易度な任務やりたくないけどエリザ様の前でやると決めた以上はやらないといけないしどうしよう。」

 

アーキテクト「おーいデストロイヤー。」

 

イントゥルーダー「そろそろ出発の時間ですよ。」

 

アーキテクトとイントゥルーダーが部屋のドアをノックし、デストロイヤーを呼ぶ。

 

デストロイヤー「あーいわかったよお。」

 

デストロイヤーは渋々部屋の外に出ていき、危険な任務へと赴いていった。

 

~鉄血ボス移動中~

 

ザク隊長の基地の前の小山

 

デストロイヤー「よっこいしょ、あれが噂の基地か・・。」

 

デストロイヤーが大きい岩の上から顔をのぞかせる。

 

アーキテクト「すごいねこりゃ、でっかい軍艦が堂々と居座ってて迫力満点だ。」

 

イントゥルーダー「MSや人形も沢山いますね・・・この中に入るのは流石の私でも尻込みしてしまいますね。」

 

アーキテクト「さて、どう入るか・・。」

 

アーキテクトが岩の裏で考え込む。

 

イントゥルーダー「・・・あそこを見てください二人とも。」

 

アーキテクトとデストロイヤーはイントゥルーダーの指さす方向を見る。そこにはイントゥルーダーとアーキテクトに若干似ている先輩記者と新人カメラガールの姿がいた。

 

デストロイヤー「あいつらがどうしたのさ。」

 

イントゥルーダー「なんとなく私たちに似ている気がしませんか?」

 

アーキテクト「あー、まぁ、なんとなくって感じで似ているわね。」

 

デストロイヤー「で、何するつもり?」

 

イントゥルーダー「彼女たちに化けて基地に侵入しましょう。」

 

デストロイヤー「お、じゃあ殺す?」

 

デストロイヤーが砲身を記者に向ける。

 

アーキテクト「あのねえ、そんな事やったらバレたときのリカバリー大変でしょうが。それにあなたの火力じゃ周りに気づかれちゃうし絶対ダメ。」

 

アーキテクト「イントゥルーダーと一緒にあの子たちとっつかまえるからデストロイヤーはじっとしててね。」

 

そう言うとアーキテクトとイントゥルーダーはステルスモードで記者たちに向かっていった。

 

・・・

・・・・・・

 

ローラ・テャティ(カメラガール)「うー、緊張するなあ。」

 

カーラ・マッケンシー(記者)「あら、ローラったらまだ緊張しているの?」

 

ローラ「それはそうですよお、今回取材するのは未知の場所でありMSという謎の生命達が多く住んでいるシークレットオブシークレット基地の取材をするんですから!!」

 

カーラ「気持ちはわかるわ、実は私も楽しみで夜もあんまり眠れなくてね・・・お肌が荒れてないか心配で・・・。」

 

イントゥルーダー「お肌の具合は問題ありませんわ。むしろ上質なぐらいですよ。」

 

カーラ「ありがとう、ローラお世辞が上手になったわね。」

 

ローラ「へ?私何も言ってませんよ??」

 

カーラ「え?じゃあいったい誰が・・・。」

 

イントゥルーダー「私ですわ、奇麗な記者さん♪」

 

カーラとローラが恐る恐る目線を向けるとそこにはニコニコ笑顔のイントゥルーダーが立っていた。

 

カーラ「しまった!鉄血工造!!」

 

ローラ「ひえっ、だ 誰か!」

 

ローラが腰を抜かしながらも助けを求めようとするが・・・

 

アーキテクト「ざーんねん、私もいるんだなーこれが。」

 

アーキテクトも木陰から出てきて陽気に小さく手を振り、行く手を阻む。

 

ローラ「あわわ・・・もうダメ。」

 

ローラは目を回し、ばたりと倒れてしまう。

 

カーラ「ローラ!」

 

イントゥルーダー「ちょっと失礼いたします。」ガッ

 

イントゥルーダーが強めのチョップをカーラの後頭部に打ち込む。

 

カーラ「・・・」ドサッ

 

カーラは何も言えぬまま倒れ、失神してしまった。

 

・・・

・・・・・・

 

カーラ「うう・・・ここは?」

 

デストロイヤー「おん?ようやくお目覚めみたいね。」

 

カーラはゆっくりと目を開ける、そこには古びた椅子に偉そうに座っているデストロイヤーがいた。

 

カーラ「鉄血工造、あなた達は何をするつもりなのです。私たちの服や所持品を奪って・・・。」

 

カーラはキッとデストロイヤーを睨みつけ、厳しい口調で問い始める。

 

デストロイヤー「ふふん、アンタには関係ない話よ。」

 

カーラ「なんですって?」

 

デストロイヤー「それよりもアンタは自分の命のことを気にしたらどうかしら?ちょっとでも騒いだら可愛い後輩ごとボカンよ。」

 

デストロイヤーがカーラの隣を指さす、そこには自分同様下着一丁にされ失神させられたローラの姿があった。

 

カーラ「ローラ・・・。」

 

デストロイヤー「ま、自分の立場がわかったなら静かにしていることね。」

 

そういうとデストロイヤーはゲームボーイを起動させ、そっぽを向いてピコピコし始めるのだった。

 

・・・

・・・・・・

 

場面変わってザク隊長の基地の検問、二人は記者たちの服と所持品を借りてこっそりと検問に並んでいた。

 

アーキテクト「イントゥルーダー、ようやくここまで来ることができたね。」(小声)

 

イントゥルーダー「そうですね・・・後はバレなければいいのですが。」(小声)

 

検問職員ゲルググ「はい、次のお二方。」

 

アーキテクト「はっはい!」

 

名前を呼ばれたアーキテクトがあわあわと走って検問の前に立つ

 

検問職員ゲルググ「お名前と所属を教えてください。」

 

アーキテクト「週刊誌ローズのカメラガールのローラ・テャティです!」

 

イントゥルーダー「同じく週刊誌ローズの記者カーラ・マッケンシーです。」

 

2人はビシッと整列し敬礼をする。

 

検問職員ゲルググ「ああ、今日来るっていう週刊誌の記者ってのはアンタたちなのか。」

 

アーキテクト「はい!そうです!」

 

検問職員ゲルググ「ふふ、二人ともかわいいね。向日葵みたいだ。」

 

アーキテクト「えへへ、褒めてくれてありがとうお兄さん。あなたもステキな人だよ!」

 

検問職員ゲルググ「そうかい?」テレテレ

 

アーキテクト「そうだよ!ほらほら、写真撮るからポーズとって!!」

 

検問職員ゲルググ「えぇぇ~?こんなの撮ったってしょうがないって~。」

 

アーキテクト「いいって、いいって!はい、チーズ。」パシャ

 

検問職員ゲルググ「どう?いい感じに撮れたかい?」

 

アーキテクト「大丈夫!イケメンに撮れてるよ!」

 

検問職員ゲルググ「本当かい?」

 

イントゥルーダー「本当ですわ。おっと、そろそろ時間なので行きますわね。」

 

検問職員ゲルググ「いけないいけない、じゃ気をつけてな。」

 

アーキテクト「はーい、いってきまーす!」

 

こうして、アーキテクトとイントゥルーダーは基地の中にまんまと上手く忍び込んだのであった。

 

~基地の片隅の自販機の影にて~

 

アーキテクト「ふぃー、なんとか侵入できたね。」

 

イントゥルーダー「ええ、ひとまず安心ですわね。」

 

アーキテクト「は~緊張したら喉が渇いちゃった。ジュース買おっと。」

 

アーキテクトたちがくつろいでいると後ろから影が近づいてくる。

 

イントゥルーダー「!誰か来ましたわ。」

 

アーキテクト「誰?」

 

イントゥルーダーとアーキテクトは緊張しながら視察をする。

 

イントゥルーダー「グリフィンの戦術人形が二人と・・・彼女は!」

 

アーキテクト「エクスキューショナー!」

 

まさかの人物に二人は驚く。

 

アーキテクト「良かった、どうやら無事みたい・・・。」

 

アーキテクトはㇹッと胸をなでおろす。

 

イントゥルーダー「ですが、信号反応はグリフィンの物になっています。油断は禁物ですよ。」

 

アーキテクト「それもそうだね、今はじっとしておこうか・・・。」

 

二人は物陰に入り、じっと隠れる。

 

・・・

・・・・・・

 

エクスキューショナー「はー、今日も教導訓練疲れたぜ。」

 

M1911「お疲れ、エクスキューショナー。」

 

WA2000「だらしないわね、もうちょっとシャキッとしなさいな。」

 

エクスキューショナー「うるせえなあ、こっちゃ刀をぶん回して戦う都合エネルギーの消費がバカになんねえんだよ。お前みたいにべったーっと地べたに寝っ転がって的撃ちしてればエネルギー消耗も少なくてすむだろうよ。そうやってるからおめえは胸ばっかブクブク肥えるんだバーカ。」

 

WA2000「ハァ!?これは脂肪じゃなくて防弾ジェルとシリコンよ!第一私達狙撃人形だって結構シャキシャキ動くんだから!あまり私をコケにすると後悔するわよ!!」

 

M1911「はいはい、喧嘩はそこまで!今日は雑誌の記者さんが来るんだからいいとこ見せないと!!」

 

WA2000「そういえばそうだったわね、一回お風呂入ってこようかしら。」

 

エクスキューショナー「化粧直しぐらいはやってもいいかもな。」

 

・・・

・・・・・・

 

イントゥルーダー「結構仲が良さそうですわね。」

 

アーキテクト「いつも通りでなんか逆に怖いけどね・・・。」

 

イントゥルーダーとアーキテクトは自販機の陰に隠れながら様子を伺っていた。

 

アーキテクト「うーん、どう接触するべきか・・・。」

 

イントゥルーダー「とにかく今は姿を隠しておきましょう。今はこの予定表に書いてある通りにザク隊長のところへ行きましょう。」

 

アーキテクト「そうだね、じゃいこっか。」

 

二人はこっそりと指揮官室に行こうとした、がその様子をエクスキューショナーに見られてしまう。

 

エクスキューショナー「おーい、そこの二人組。なにしてんだー?」

 

アーキテクト(やばっ、気づかれた!)

 

エクスキューショナー「ん?お前らは・・・!」

 

エクスキューショナーが目を丸くし、小さく驚きの声を上げる。

 

M1911「どったの?」

 

エクスキューショナー「ん、いや、なんでもないぜ・・・。」アセアセ

 

M1911「ふーん?」

 

M1911が眉をきゅっとしかめる

 

アーキテクト(バレた!?)

 

M1911「あ!もしかしてあなた達が今日来る雑誌の記者さんですね!」

 

イントゥルーダー「ええ、そうですわ。」

 

イントゥルーダー「私は週刊誌ローズの記者カーラ・マッケンシーと申します。」

 

アーキテクト「私は週刊誌ローズのカメラガールのローラ・テャティだよ!よろしくね!」

 

M1911「ああ、やっぱり!私は戦術人形M1911です、よろしくお願いします!」

 

WA2000「そうだったの、私はWA2000よ宜しくお願いするわね。」

 

イントゥルーダー&アーキテクト(バレなくて良かった・・・。)

 

アーキテクト「いやー、実はここの指揮官の執務室に向かおうとしたんだけど、迷子になっちゃって。」

 

アーキテクト「もし良ければ執務室まで案内してくれたら嬉しいんだけど・・・。」

 

M1911「ああ、それで自販機の周りで休憩していたんですね。」

 

イントゥルーダー「その通りですわ。」

 

M1911「じゃあ、私が案内しましょうか?」

 

エクスキューショナー「おう、俺が代わりに行ってやるよ。」

 

WA2000「アンタが!?珍しいわね、めんどくさがりなのに。」オドロキ

 

エクスキューショナー「別にそこまでめんどくさがりじゃねぇよ。俺だって働くときは働くし、なによりこういう細やかな仕事だって立派な小遣い稼ぎになるしな。」ニッ

 

M1911「ああ、そゆこと。」

 

WA2000「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうわね。案内は任せるけど、あまり記者を困らせないようにね?」

 

エクスキューショナー「お前は母親か。」

 

WA2000「監視役よ。さ、そこの記者の道案内頼んだわ。」

 

M1911「じゃ、よろしく~。」

 

そういうと二人は呑気に基地の銭湯に向かっていったのであった。

 

エクスキューショナー「チェッ、どっちが自由人だよ。」

 

エクスキューショナーは二人を見送りながら唇を尖らせて愚痴を言う。そして二人が見えなくなり、エクスキューショナーはいつものクールな顔に戻り、記者たちに話し始めた。

 

エクスキューショナー「・・・久しぶりだな、イントゥルーダーにアーキテクト。」

 

アーキテクト「やっぱバレてたか。」

 

アーキテクトは頭をポリポリ掻きながら小さくため息をつく。

 

カーラ(イントゥルーダー)「ハイエンドモデルとしての力量は衰えてないようで安心しましたわ。」

 

イントゥルーダーはエクスキューショナーがいつも通りな事に安堵し、ほほ笑んだ。

 

エクスキューショナー「それにしてもなんでこんな急にリスキーな事やってんだよ。捕まったらどんな目に合うか分からねぇんだぞ?」

 

エクスキューショナーは顔を少し青くしてひそひそと話し始める

 

カーラ(イントゥルーダー)「ふふっ、ご心配なく。そう簡単にやられる我々ではありません。」

 

カーラ(イントゥルーダー)「それに、もし捕まったとしても別にその時はその時、大人しく我が運命を受け入れましょう。」

 

ローラ(アーキテクト)「ま、あなたの様子を見れば待遇は悪くなさそうだからね。」ニヨニヨ

 

エクスキューショナー「いや、まぁ、そりゃそこまでひどい目には合ってないけどさぁ。」ポリポリ

 

エクスキューショナー「まぁいいや、詳しいことは歩きながら話そう。二人ともついてきてくれ。」

 

こうして鉄血三人組は指揮官室に進み始めるのだった。

 

・・・

・・・・・・

 

アーキテクト「ねえねえ、エクスキューショナー。」

 

アーキテクトはエクスキューショナーの顔を覗き込み静かに話し始める。

 

エクスキューショナー「なんだ、アーキテクト。」

 

エクスキューショナーもアーキテクトに目線を合わせ、同じように話し始める。

 

アーキテクト「エクスキューショナーはなんで捕まっちゃったの?」

 

エクスキューショナー「えあっ?」

 

エクスキューショナーは目を丸くして珍妙な声を上げた。アーキテクトはさらに続ける。

 

アーキテクト「いやさ、ずーっと疑問に思ってたんだけどなんでザク隊長と戦った時逃げなかったのかなって。逃げようと思えば逃げれただろうし脱走だってあなたの技量を見れば割とらくちんだろうし・・・。」

 

アーキテクトは当然の疑問を問いかける。それを聞いたエクスキューショナーは視線を下に向けぼそぼそ話始める。

 

エクスキューショナー「買い被りだぜ、アーキテクト。ここは以前とは違って守りがかなり強化されている上に強豪なMSが大勢いる。それに俺は捕まってIOPで解析されたときに、人間に対して不都合なことはできないようにあれこれリミッターをかけられちまった。もう俺は逃げられない。」

 

アーキテクト&イントゥルーダー「「・・・。」」シュン

 

エクスキューショナー「それに、惚れた男とその信頼を捨ててまで鉄血に戻りたいワケじゃねえしな。」

 

エクスキューショナーは頬を赤らめ爆弾発言をさらりと投下した。

 

イントゥルーダー「・・・今なんと?」

 

エクスキューショナー「ん?いやもう鉄血には戻らないって。」

 

アーキテクト「違う、その前。今惚れたとかんなんとかって言ってたけど・・・。」

 

エクスキューショナー「あ、それはその・・・。」

 

エクスキューショナー「惚れちゃったんだよ・・・ザク隊長に・・・心から。」

 

エクスキューショナーは顔を真っ赤にし、もじもじしながら答えた。

 

イントゥルーダー「なんとまぁ・・・。」

 

アーキテクト「これはまた身勝手な・・・。」

 

エクスキューショナー「ごめんさい。」ペコリ

 

アーキテクト「ふふっ、大丈夫だよエクスキューショナー。ちょっとあきれたけど貴女が自分の意志で鉄血を抜けたのはすごい嬉しい。」

 

イントゥルーダー「同じくですわ、人形が自らの意志で呪縛を振りほどき自らの居場所を見つける事ができた。これは今までにない出来事、大変興味深いことですわ。」

 

エクスキューショナー「そんな大層なもんかね?」

 

アーキテクト「フッ、これだから無自覚の天才ってやつは。」

 

イントゥルーダー「やれやれですわね。」

 

エクスキューショナー「ったく、ほらいくぞ!早くしねえと隊長が拗ねちまう。」

 

そういうとエクスキューショナーは照れ隠しでせかせかと指揮官室に向かっていった。後を追うようにイントゥルーダーとアーキテクトは嬉しそうに追いかける。

 

アーキテクト「はいはーい♪」

 

イントゥルーダー「了解ですわ♡」

 

イントゥルーダー(エクスキューショナーをここまで軟化させ、懐かせるまでに至ったザク隊長。とても気になりますわね。)

 

アーキテクト(もしかしたら彼がこの戦争を終わらせる鍵になるかもしれない・・・。何としても彼に合わって真相を確かめなきゃ。)

 

イントゥルーダー&アーキテクト((ザク隊長、あなたは何者なのですか?))

 

~つづく~




お待たせしました!これは前編後編に分けて投稿する予定です。

もしよければまたのご視聴よろしくお願いいたします!!!!

遅れて申し訳ありません!!
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