ザク隊長のドルフロ戦記     作:零戦之介

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ザク隊長とジャンシアーヌたちが率いる連合部隊の戦いが始まった!!

攻撃重視のザク隊長と守り重視のジャンシアーヌ連合、勝利と100万ルーブルを掴むのはどちらなのか!!

一大決戦が幕を開ける!!

※サイコミュ・システム試験用ザク(AR)は以降ビショップ(AR)とします。書くのがたるいのじゃ。


32話 大決戦!ザク隊長vs指揮官連合部隊~力が交差す激戦区~

戦闘配置についてから五分後、基地が見える丘の上にM4達はいた。

 

ザク隊長の基地に少しでも着けるよう駆け足で進んでいたのだが、突然M4が足を止め基地のほうへ視線を向ける。

 

M4A1「・・・。」チラ

 

AR-15「M4、気になるかもしれないけど早く行くわよ。」

 

M4A1「うん、分かってる。」

 

M4A1「でも、心配なの。ジャンシアーヌ指揮官達と一緒に勝利をつかめるかどうか。」

 

M16A1「心配するなM4、彼女ならやれる。信じろ!!」

 

M4A1「はい!姉さん!!」

 

M16A1「それよりも私たちのほうを心配したほうがいいぞM4、道中でMSかはやぶさに見つかってしまったら作戦が崩壊する。気を引き締めていくぞ。」

 

M4A1「了解です!!」

 

M16A1「お前らも急ぐぞ、来い!」

 

PPSh-41「承知です!」

 

M1895「分かってるのじゃ!」

 

SPAS-12「急ぎます!」

 

Kar98k「了解ですわ。」

 

M4A1「それでは、小隊前進!!」

 

こうしてして彼女らは憂いを捨て、ザク隊長の陣地に向けて駆けていくのだった。

 

さらにそこから5分経ったジャンシアーヌ指揮官たちのいる基地の指揮所にて・・・

 

ジャンシアーヌ「・・・M4達が出撃してから10分か、そろそろ相手さんも仕掛けてくる頃合いね。」

 

ジャンシアーヌ「さて、何が一体出てくるか…。」タメイキ

 

ロッシ「ジャンシアーヌちゃん的に一番最初に一番出てきて欲しくないのは誰?」

 

ジャンシアーヌ「確率は低いだろうけどゾックのゾックん。大出力ビーム撃ち込まれて文字通り風穴開けられたら打つ手ナシ。」

 

ロッシ「その次は?」

 

ジャンシアーヌ「紅のゲルググのジョニーライデンか蒼いグフのノリス・パッカードかな。彼らが飛び込んできたら誰かが必ず犠牲になるし、箆棒に強いからもう無理。」

 

ロッシ「ふーん、じゃあ今回って結構クソゲー?」

 

ジャンシアーヌ「クソゲーよ、勝ち筋はあるけど運がらみ。人生すごろくのほうがまだ難易度低くて楽しめる。」

 

ロッシ「やってらんないな。」

 

ジャンシアーヌ「それな。」

 

クラウス「愚痴を言っていても仕方あるまい、我々はわざわざ好き好んで修羅の道を選んだのだ。最後までやり通すぞ。」

 

ブレント「しかし…中々来ませんね敵。あの機動力ならもう来ていい筈なのに。」

 

クラウス「森で引っ掛かっているのではないか?あのスピードでは濃い木々の間を通って進むのは難しかろう。」

 

ブレント「そうかなあ…。」

 

ジャンシアーヌ「・・・。」ポチポチ

 

ブレントの言葉が引っ掛かったジャンシアーヌはザク隊長の編成表を改めて見直し、深く考え、そして導き出した答えに青ざめた。

 

ジャンシアーヌ「ヤバイ…。早く退避させないと…。」

 

ロッシ「どうしたジャンシアーヌ、何をそんなに怯えているんだ。」

 

ジャンシアーヌ「ロッシ!早く人形たちをトーチカに退避させて!」

 

ロッシ「ああ、分かった!カルカノM1891、聞こえる?人形たちを早くトーチカに避難誘導!」

 

カルカノM1891『何故です!せっかく配置につき、陣地を築くことが出来たのに!』

 

ジャンシアーヌ「四の五の言わずに早く行け!!木端微塵にされるぞ!」

 

ロッシ「木っ端微塵!?」

 

ジャンシアーヌ「ええ、このままじゃ人形たちが問答無用で擦りつぶされ…」

 

カラカラカラ…

 

カルカノM1891『この音は一体?』

 

ジャンシアーヌ「間に合わなかった…みんな伏せろ!!!!」

 

ジャンシアーヌの鋭い声に驚いた人形たちは皆一斉に伏せる。

 

そして伏せた瞬間、大きい爆発音と爆炎が上がり基地の一角にあった土嚢で作ってあった陣地を吹き飛ばした。

 

FN49「ひいいいいい、これはミアさんの30cm対艦砲!」

 

SKS「クソッ、あの子の主砲の射程は超長距離だったわね。ザク隊長め、この砲撃で私たちをボコボコにして一気に仕留める気ね!!」

 

IDW「どうするにゃ!このままじゃ皆粗びきミンチにゃ!!」

 

リー・エンフィールド「落ち着け!いくら射程が長く、威力があっても観測手がいなければ正確な射撃は出来ん!恐らく彼女は大まかな座標を元に射撃をしている筈。そう簡単には当たらないし寧ろウロチョロしていると当たる可能性が上がるぞ!!」

 

ブレン「だが、このままじゃやられるぞ。どうするリー・エンフィールド!」

 

リー・エンフィールド「ふっ、簡単だブレン。たった一つだが皆が助かる確実な方法がある。」

 

ブレン「それは一体なんだ?」

 

リー・エンフィールド「トーチカへGO!!」猛ダッシュ

 

ブレン「知 っ て た 。」

 

リー・エンフィールド「それそれ皆急げ急げ、早くしないと死んでしまうぞ?」

 

ブレン「チィ!お前ら、近くのトーチカへダッシュで行け!」

 

ブレンとリー・エンフィールドの号令で戦術人形たちは各々近くのトーチカに弾薬や装備を砲撃をよけながら必死に持っていき、直撃しないことを祈り震えながら雨が止むのをひたすら待っていた。

 

そして暫くして…

 

スペクトラM4「砲撃が…止んだ?」

 

ふと気が付けば辺りは静かになっていた、砲撃が止んだことを理解した人形たちはホッとする。

 

S.A.T.8「助かった…。」

 

IWS 2000「怖かったよお…。」

 

空気が緩みかけたその刹那、カルカノとリーの鋭い声が空気を引き締めさせる。

 

カルカノM1891「皆さん気を抜かないで!まだこれは牽制の砲撃、本当の攻撃はこれからです!」

 

リー・エンフィールド「その通りだ!いくぞ、砲撃の跡で足場は悪いだろうが急いで戦闘配置だ。ダミーも全部起動させて待機しろ!!」

 

Cx4 ストーム「了解!!」

 

タッタッタッタ

 

MP40「うわあ~作った陣地は滅茶苦茶だ。」

 

G43「早く土嚢を積みなおさないと…。」

 

G41「どうやらその時間はなさそうよ。」

 

MP40とG43がボロボロになった陣地跡を見てため息をつく、二人が陣地を直そうとしたがG41に止められてしまう。

 

MP40「なんで?」

 

G41「敵が近づいてる、数は近いのから二機、突っ込んでくる。」

 

G43「ちょっと待って、確認してくるわ。」

 

G43「どれどれ、どこにいるのかしら…。」

 

G43が防壁の上の見張り台に上って双眼鏡であたりを偵察し始める、すると奥から土煙が上がっているのが見えた。

 

G43「あれは!ギーさんのリックドムⅡとアルマさんのティターニア!!」

 

G43「皆さん、敵襲です!!」

 

リー・エンフィールド「敵は誰だ!」

 

G43「リックドムⅡとティターニア!こっちに来ます!!」

 

リー・エンフィールド「分かった!MGとAR人形は防壁の外でダミーを全機展開して弾幕を張り、RFは防壁上で狙撃をする。SMGとHGとSGは中に入ってきた奴らを袋叩きにしろ!」

 

人形s「了解!!」

 

MG3「ようやくやってきたな!どんだけ機動力があろうと弾幕で撃ち落としてやるぜ!!」

 

SL8「へへん、かかってこいMS!オレが一撃でやってやるさ!!」

 

血気盛んな人形たちが張り切って狙いを定める中、控えめな人形たちは其々なんとなく固まってぼそぼそ話していた。

 

G36c「みんなすっごい張り切ってる…。」

 

スペクトラM4「うぅぅ、喉が渇く…。」

 

M3「も、若し良ければお水どうぞ。」

 

スペクトラM4「あ、ありがとう。」

 

スペクトラM4(ゴクゴク

 

G36「報告!もうすぐ敵部隊が我々の有効射程内に入ります!」

 

G36から発せられた情報によって、人形たちは一気に戦闘モードになり空気がピンと張り詰める。

 

リー・エンフィールド「分かった!」

 

リー・エンフィールド「いいか、指揮官が合図をしたら一斉に攻撃を仕掛ける。それまでは皆絶対に仕掛けるな!」

 

リー・エンフィールド「ただし、RFは待機していて欲しい。できるだけ全方位かつ戦場の後方を視認して敵の侵入を阻止せよ。HGとSMG、SGも同じく待機だ。」

 

ジャンシアーヌ『すまないね、リー・エンフィールド。ここまで統率してくれた事感謝する。』

 

リー・エンフィールド「いえ、指揮官の皆が作戦を組み立てていなければこうスムーズな対応はできません。こちらこそ感謝です。」

 

ジャンシアーヌ『それじゃあ、ロッシにブレントにクラウス先輩、私が指示を出すけどいい?』

 

ロッシ『いいわよ。』

 

ブレント『頼んだ。』

 

クラウス『任せたぞ。』

 

ジャンシアーヌ『それじゃあ、もうちょい引き付けてからやるわよ。」

 

ジャンシアーヌ『もうすこし…よぅしこいこい…。』

 

ジャンシアーヌ『よし!ギーがまんまと入ったわ!攻撃開始!!』

 

リー・エンフィールド「攻撃開始!!」

 

ウェルロッドMkII「総員撃て!!」

 

リー・エンフィールドとジャンシアーヌの号令で全人形が一斉に射撃を始める。弾丸が雨あられとなって戦場に降り注ぐ、戦いはまだ始まったばかりであった。

 

~ザク隊長SIDE、砲撃がそろそろ終わる頃~

 

リックドムⅡ(GH)「そろそろミアの砲撃も終わるみたいだな、今度は俺たちの番だ!」

 

ティターニア(AS)「うん!ミアが作ってくれた好機、逃すわけにはいかない!!」

 

射程外からの攻撃により戦意が若干落ち気味な連合軍とは打って変わってザク隊長の部隊は全部隊のMS達は元気いっぱいといった感じでやる気に満ち溢れていた。そんな中、ヴィンセントやアガ太達は作戦の最終確認の真っただ中であった。

 

高機動型ゲルググ(VG)「では、手筈通りにいくぞ。まずはアルマとギーが先行し攪乱、そのあとに第三第四小隊が突撃し前線を崩す、最後に第五部隊がとどめを刺す。これで恐らく勝利はつかめる!!」

 

ザクⅡ改FH(RR)「絶対ではないんだなヴィンセント?」

 

高機動型ゲルググ(VG)「ああ、なんせあっちにはAR小隊がいる。彼女たちは絶対に何かを仕組んでくるはずだ、一筋縄ではいかないだろう。」

 

イフリート・イェーガー(HH)「やれやれ、なんで隊長は手放しちゃったんだか。」

 

ヘレナはザク隊長の失策に静かにため息をつき、木にもたれかかる。

 

ズゴー「しょうがねえよ、こっちは十二分に戦力が揃ってる。これでAR小隊まで掠め取ったら本当に勝ち筋が無くなるからな、隊長なりの情け…だろうな。」

 

ズゴーはしみじみと自分たちの基地の方角を見つめ、感慨深そうにしながら座り込み持論を話す。しかし、アガ太は納得いかなかったようですぐにズゴーは反論を貰ってしまう。

 

アガ太「情けかな~どうなんだろう。それはそうだろうけど別の目的があるんじゃないかな~。」

 

ズゴー「別の目的?」

 

アガ太「例えばさ、M4A1の指揮能力の向上や指揮官としての胆力を鍛えさせるためとかありそうじゃない?」

 

ビショップ(AR)「え?それもどうなんだろう、差別するつもりはないけど…ラーニングしたからって指揮能力はともかく胆力ってあの子たちでも鍛えられるのかなあ。」

 

アガ太の唐突に出てきた奇天烈な発想にローゼは驚き、疑問符を浮かべながらアガ太の発想に異議を唱える。だが、そんな奇天烈な意見にアルマとヘレナは賛同し、頷いた。

 

ティターニア(AS)「行けると思うよM4なら。」

 

イフリート・イェーガー(HH)「うん、あいつなら間違いなくやれる。」

 

ビショップ(AR)「本当ですか?にわかには信じがたいのですが…。」

 

ティターニア(AS)「うん、友達で戦友でライバルだから分かる。あの子は強いよ、本当に。」

 

イフリート・イェーガー(HH)「アルマほど仲がいいわけじゃない、が、アタシも何回か手合わせした事があるんだ。ぐいぐいこっちの技術や知識を吸収していってな、あれは大した奴だよ。」

 

高機動型ゲルググ(VG)「みんな、砲撃が終わった。おしゃべりはこれで終い、攻撃準備だ。」

 

ヴィンセントの静かな号令に空気が張り詰め、緊張状態になる。ギーがMMPマシンガンをアルマが大型ビームマシンガンを握りスラスターをふかし始める。

 

リックドムⅡ(GH)「それじゃあ、行ってくるぜ。」

 

高機動型ゲルググ(VG)「ああ、行ってこい。」

 

イフリート・イェーガー(HH)「生きて帰って来いよ!!」

 

ティターニア(AS)「うん、絶対に戻る!!」

 

リックドムⅡ(GH)「ギー・ヘルムート、行くぜ!!」ギュン

 

ティターニア(AS)「アルマ・シュテルナー、出る!!」バシュン

 

二人は一気にスラスターを吹き、風のような速さで敵陣に突っ込んでいく。

 

高機動型ゲルググ(VG)「俺たちも続くぞ!!」ギュオ

 

それに呼応するように他メンバーもスタスターを飛ばして突き進み始めた。

 

・・・

・・・・・・

 

リックドムⅡ(GH)「にしても、全然撃ってこないな。もしかしてビビッてるのか?」

 

ティターニア(AS)「静かすぎる…なんか嫌な予感が…。」

 

ティターニア(AS)「ギー!引いて!!」

 

ジキジャキジャキン

 

リックドムⅡ(GH)「なっ!?」

 

リー・エンフィールド「撃てェ!!!」

 

リーの号令の下にARとMGが一斉に射撃を始め、真っすぐにギーを貫かんと撃ち込み始めた。

 

リックドムⅡ(GH)「ぐおおお!!」

 

リックドムⅡ(GH)「弾幕が濃すぎる、これじゃあ迂闊に出れねえ!!」

 

リックドムⅡ(GH)「・・・新兵器使って蹴散らしてみるか。」

 

ギーは弾幕を搔い潜りながら腰に装着した柄が長いグレネードを二本手に取る。

 

カルカノM91/38「グレネード?この距離で出してどうするつもり?」

 

リック・ドムⅡ(GH)「グレネードミサイル、発射!」

 

そう言い放ち、グレネードを投擲すると柄の底から噴煙が上がり、MGの陣地に真っすぐ突き進んでいく。

 

Gr MG4「嘘!?グレネードが飛んでくる!」

 

Gr MG5「伏せろ、MG4!」

 

MG5がMG4を庇う様に覆いかぶさる、その瞬間二発のミサイルグレネードが陣地に着弾し、爆炎を上げた。

 

Gr MG5「大丈夫か、MG4。」

 

Gr MG4「だ、大丈夫よ。そっちは?」

 

Gr MG5「こっちは背中が破片で切れてしまったぐらいだ、問題ない。」

 

Gr MG4「ごめんなさい、対処が分からなくて固まってしまって…。」

 

Gr MG5「過ぎたことは気にするな、今は被害確認とその対処だ。どれくらいやられた?」

 

Gr MG4「私たちは無事だけど、私のダミーが二機やられたわ。」

 

MG42「こっちも二機吹っ飛ばしゃれて一機が半壊しちゃった!!」

 

StG44「幸い、ARの陣地には飛んでは来ませんでした。」

 

Gr MG5「ダミーが五機もやられたか。たった一機の、いや一人のMSにやられたのか…。」

 

MG3「ボーっとしてんな、MG5!奥から追加のお客さんだ!弾幕で丁重にお迎えしてやるぞ!!」

 

Gr MG5「分かっている!敵は誰だ。」

 

Gr G36「敵第三小隊と第四小隊、マルコシアスとノイジー・フェアリーです。」

 

OTs-14「まずいわ…RF部隊に要請!後続のMSに集中砲火!」

 

SKS「やってるっての!!でも、スピードが違いすぎて追いつかないの!!」

 

FF FNC「やっぱりあの小隊たちはは強いわ、数々のハイエンドを少数で退却に追い込んだ腕前は伊達ではないね。」

 

IWS 2000「狙撃手も前に出てくるなんて、無茶苦茶です!しかもすっごく強い!!」

 

Gr SL8「あの手が多連装ビーム砲になっているMSをなんとかしてくれ!このままじゃ、掩体が持たないぜ。見ろ、砂が溶けて固まってガラスが出来ちまった!!」

 

L85A1「このままじゃ弾があってもこっちが持ちません!」

 

ブレン「ぐっ、第三第四がこれでは第五が来たら瓦解するぞ、どうするリー!!」

 

リー・エンフィールド「指揮官の指示を待つ以外はない!」

 

ブレン「クソッ!!」

 

~指揮所にて~

 

ブレント「なんて奴らだ、あんなに十字砲火を浴びているのにかすり傷すら負わずに立ち向かってくるなんて。」

 

ロッシ「徐々に敵のMSが集まってきて不利になってきたわね。」

 

クラウス「どうするのかね、ジャンシアーヌ君。」

 

ジャンシアーヌ「・・・。」

 

クラウス「ジャンシアーヌ君?」

 

ジャンシアーヌ(おかしい、何故あのエース二人はこっちに仕掛けてこない?あの二人ならもうとっくに中に入り込んでいる筈。)

 

ジャンシーアーヌ「ねえ、今基地にいる人形たちの配置はどうなってるの?」

 

ブレント「SMG、HG、SG以外は正面に集中している、正直側面が脆弱になっているけど、今は問題ないとは思う。」

 

ロッシ「しかし、何故急に?」

 

ジャンシーアーヌ「ねえ、みんな。紅いゲルググと蒼いグフ、前線に居なくない?」

 

ロッシ「・・・!カルカノ、相手方に紅のゲルググと蒼いグフは居るか!!」

 

カルカノM1891「二人とも居ません!!」

 

ジャンシアーヌ「・・・やられたわ。」

 

ジャンシアーヌが天を仰ぐ。その刹那、MP40の右腕がビームによって一撃で吹き飛ばされた。

 

MP40「ああ!!」

 

Thunder「MP40!」

 

スペクトラM4「どこから!?」

 

高機動型ゲルググ(JR)「ここだぜ、お嬢様方。」

 

戦術人形たちは声の方向に視線を向ける。そこには二機のMSが日の光を背に防壁の上に立っていた。

 

スペクトラM4「ジョニーライデン!!」

 

グフカスタム(NP)「フフフ、私もいるぞ?」

 

M1014「皆さん、後ろに下がって!」

 

S.A.T.8「M9、MP40を!」

 

M9「わかったの!」

 

M9「MP40はこっちに!」

 

MP40「うう、ありがとう。」ズルズル

 

MP-446「なんて奴だ…あの一撃でMP40を仕留めるなんて。」

 

M3「でも、何故腕を?あの人の腕なら頭を打ちぬけたはず…。」

 

Thunder「簡単な理由ですよM3。」

 

M3「どういうことですか?」

 

Thunder「あなたは怪我人を、傷ついた仲間を放置できますか?」

 

M3「できません。」

 

Thunder「それが狙いです、死人にしてしまうと戦力は減りますがそこに転がしておけばいいだけの話、労力を損なわなくて済みます。」

 

Thunder「しかし、怪我人にしてしまえば転がして放置という事を相手はできなくなります。それだけではなく、救助のために人員や医療品、時間を割かせることができるのでより有利に持っていくことが出来ます。要は対人地雷と同じ、殺すのではなく傷つけ、じわじわとダメージを与えることがさっきの目的だったのです。」

 

グフカスタム(NP)「ほほう、よく答えに行きついた。」

 

ノリスはニヤリと笑い、Thunderを見据える。Thunderもノリスを見据え、照準を胸元に合わせる。

 

Thunder「伊達に戦術人形は名乗っていませんので。」

 

グフカスタム(NP)「ハハハ!口も達者のようだな!!」

 

グフカスタム(NP)「しかし…怯えの色が見えるな。」

 

Thunder「これは…アルコールが切れた禁断症状だから。」

 

高機動型ゲルググ(JR)「嘘はよくないぜレディ?冷や汗をかいてる状態で見栄を張ってもバレバレだ。」

 

恐怖心を見抜かれたThunderが震える手を抑え込み、キッと睨み返す。しかし、ジョニーには見抜かれてしまいからかわれてしまう

 

P7「あまりからかわないで頂戴!あなた達は二人、こっちはダミー含めて50人以上!アンタ達なんて一網打尽よ!!」

 

グフカスタム(NP)「なるほど、数はそちらに分があるな」

 

グフカスタム(NP)「銃種もHGにSMGにSGと短距離戦に強い者ばかり。普通ならばこれでチェックメイトといった所だな」

 

グフカスタム(NP)「しかもそれぞれの有利射程に居座ってお互いをカバーしあっている。よく訓練しているな。」

 

P7「だったら!」

 

グフカスタム(NP)「だが、甘い」

 

そういい放つとノリスは思いっきりジャンプをして、近くの建物の屋上に降り立つ

 

P7「!?」

 

グフカスタム(NP)「世の中そううまくは行かない、どんなに完璧な作戦を編み出してもどんなに強力無比な兵器を生み出そうとしても必ずミスはあるしイレギュラーな事態は発生する。」

 

グフカスタム(NP)「だから、だからこそこの世は面白いのだ」

 

グフカスタム(NP)「さてお前たち、戦う用意はできたかな?残弾確認は済ませたか?近接格闘戦の備えはあるか?神への祈りは済ませたか?」

 

CAWS「もう全部済ませたよ。さっさと来なさい、勝つのは私たちよ。」

 

グフカスタム(NP)「ふふふ、強気ないい子だ。」

 

高機動型ゲルググ(JR)「それじゃあ、行こうか!」

 

Gr MP5「皆さん、命を落とさず敵を落とし、絶対に生きて戻りましょう!!」

 

戦術人形s「「「「「おおお!!!」」」」」

 

こうして、戦術人形とMSの二つの死闘が始まったのであった

 

~M4A1SIDE~

 

M4A1「やっと着いたわ、ザク隊長の基地。」

 

M4A1達はザク隊長基地の裏山付近で偵察を行っていた

 

M16A1「基地の様子は…スカスカだ。恐らく戦力の大半をジャンシアーヌ指揮官達に向けているんだ」

 

AR-15「まずいわね、この時間なら今頃血を血で洗う大戦闘中よ。陥落するのも時間の問題、早く行かないと」

 

M4A1「そうね、ここは二人一組で部隊を組みましょ」

 

RO635「え、それじゃあ一人余りません?」

 

M4A1「私のチームは3人でいくことにするからね、これで数は合うはずよ」

 

M4A1「で、チームはこんな感じよ」メモ

 

M4A1チーム

*M4A1

*SOP2

*RO635

 

M16チーム

*M16A1

*AR-15

 

Karチーム

*Kar98k

*SPAS-12

 

PPSh-41チーム

*PPSh-41

*M1895

 

PPSh-41「なるほど、四つに分けるんですね」

 

Kar98k「皆さんはこれでよろしいでしょうか?」

 

SOP2「いいよー」

 

RO635「問題ありません」

 

AR-15「別に?」

 

M16A1「よき!」

 

M4A1「では、これよりザク隊長基地攻略作戦を開始します」

 

M4A1「それでは、GO!!」

 

~つづく~




ここまで読んでいただいてありがとうございます。

次回はザク隊長VSジャンシーアーヌ連合軍の決着話です。

M4はザク隊長基地を落とすことができるのか、ジャンシーアーヌはそれまでに持ちこたえることはできるのか

乞うご期待!!
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