ザク隊長のドルフロ戦記     作:零戦之介

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どうもこんばんは、零戦之介でございます。

今回はザク隊長とⅯ4A1が出会うお話です。

M4A1とザク隊長がどのような交流をするのか、どうぞゆっくりご覧ください。


第6話 初めまして愛らしい貴女~絡み始める運命の糸~

スコーピオン(736)「これが私の知るAR小隊の情報全てです。」

 

ザク隊長「なるほど、ありがとうスコーピオン。情報提供感謝する。」

 

スコーピオン(736)「エヘヘッ、こちらこそありがとね。」

 

WA2000「そんで、どうすんの?」

 

ザク隊長「そうだね……AR小隊の救助は続行する。ただ細かい変更点があるね。」

 

スコーピオン「といいますと。」

 

ザク隊長「AR小隊救助作戦の変更点なんだけど、助けるメンバーの順番という条件が加わったのさ。」

 

M1911「ほうほう。」

 

ザク隊長「まず一番最初...つまり優先度が最も高い人形はM4A1と言う人形だ。」

 

ザク隊長「彼女はかなり重要な情報を所持しているらしく、最優先に保護しなければならないそうだ。」

 

M1918「ふむふむ。先ずは、彼女の保護を優先すべきと。」

 

ザク隊長「イエース、その通り。」

 

WA2000「そう、じゃさっさと行動するわよ。そのM4A1とか言う人形が鉄血に捕まえられる前にね。」

 

Ⅿ1911「了解!指揮官様、我々にご指示ください。」

 

ザク隊長「ああ」(深く頷く)

 

ザク隊長「これより我々はAR小隊の一人であるM4A1の救出に向かう、多くの鉄血兵の妨害を受けるだろう、決して楽な道のりではない。しかし、それがどうした!我々は誇り高きジオンぐ、、、間違えたグリフィンの戦士である!己の闘志を燃やし、鉄血を蹴散らし必ず勝利を掴みとるぞ!ジークグリフィン!」

 

Ⅿ1911「ジークグリフィン!」

 

スコーピオン「ジークグリフィン!」

 

AK-47「ジークグリフィン!」

 

Ⅿ1918「ジークグリフィン!」

 

WA2000「えっ?ええと、ジークグリフィン?」 

 

スコーピオン(736)「じ、ジークグリフィン……。」

 

……

 

………

 

………………

 

カリーナ「ふぃー、ただいま戻りました。」

 

ジャンシアーヌ「お疲れ様、カリーナ。」 

 

カリーナ「どうもー。」

 

カリーナ「あぁぁ、本当に疲れたー。今日は色んな事があって頭がパンクしそう。」

 

ジャンシアーヌ「何があったの?」

 

カリーナ「いやぁ、新しい指揮官が着任したのですが、かなり難ありな方でして。」

 

ジャンシアーヌ「どんな感じに難ありなの?例えば、性格がメチャクチャ悪いとか。」

 

カリーナ「性格は良い方ですね。」

 

ジャンシアーヌ「じゃあ、ナンパ癖があるとか?」

 

カリーナ「いえ、凄い紳士的ですね。」

 

ジャンシアーヌ「うーん、仕事を全くしない。」

 

カリーナ「むしろ積極的にしてくれます。」

 

ジャンシアーヌ「人形に差別的。」

 

カリーナ「逆に差別されてます。」

 

ジャンシアーヌ「……何が難ありなのよ。」

 

カリーナ「えっと、何というか、その、見た目が難ありなんですね、これが。」

 

ジャンシアーヌ「見た目?どんな見た目してるの。」

 

カリーナ「えーとですね。まず全身が金属で出来ていて。」

 

カリーナ「体の色は緑色。」

 

カリーナ「体の各所にパイプが生えていて。」

 

カリーナ「真っ赤な目が一つあって。」

 

カリーナ「額には立派な一本のツノが生えている。」

 

カリーナ「と言った感じですね。」

 

ジャンシアーヌ「マジで何者よ、その指揮官は。」

 

カリーナ「彼曰く、ジオン公国から惑星開拓にやってきた、どこにでもいる量産型MSザクⅡって言ってました。」

 

ジャンシアーヌ「ますますわからないわね、そのザクⅡとやらのデータは無いの?」

 

カリーナ「えぇっと、どうなんだろう確かえっと…あっありました!」

 

ジャンシアーヌ「見せて。」 

 

 

 

型式番号・MS-06F  

            

頭頂高・17,5M

 

本体重量・56,7t

 

ジェネレータ・ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉

 

ジェネレーター出力・976kW

 

スラスター総推力・43,300kg

 

装甲材質・超硬スチール合金

 

 

 

ジャンシアーヌ「これが彼のデータか...。というか彼動力源に熱核反応炉付いてるのね。」

 

カリーナ「えっ、結構やばくないですか?核融合炉付いてるって。」

 

ジャンシアーヌ「カリーナ大丈夫?被曝してない?」

 

カリーナ「さっき検査したけど全然引っかかりませんでした。」

 

ジャンシアーヌ「へぇ...。かなり放射線に対して高い気密性を持ってるのね、この人形は。」

 

カリーナ「そうですね...というよりなんでこんな人形がグリフィンにやって来たのでしょうか。」

 

ジャンシアーヌ「そも、ジオン公国ってなんなのよ。新しいカルト組織かなんか?」

 

カリーナ「私もこの組織にそれなりに長く勤めてますけど、ジオン公国なんて軍組織もカルト組も聞いたことがありません。」

 

ジャンシアーヌ「まったくもって謎ねぇ。」

 

ヘリアン「フム、出自不明の謎の人形か。」

 

カリーナ「わぁ!ヘリアンさん、何時からそこに?」

 

ヘリアン「わぁ!とは御挨拶だなカリーナ。」

 

カリーナ「申し訳ございません……。」

 

ヘリアン「まぁいい、これが新しく着任した指揮官か。」

 

カリーナ「はい、名前はザクⅡ。戦術人形の皆さんからはザク隊長と呼ばれています。」

 

ヘリアン「……。」

 

ヘリアン「コイツの事だったのか。」

 

カリーナ「はえ?」

 

ヘリアン「実はな、つい先ほどスケアクロウと我々のグリフィン人形部隊が交戦し撃破した際に妙な情報を入手したのだ。」

 

ジャンシアーヌ「妙な情報?」

 

ヘリアン「スケアクロウ曰く、戦術人形を複数率いた見たことがない戦術人形がM4A1を探していると。」

 

ヘリアン「そして彼女はこう続けた、その人形は鉄血のハイエンドモデルでも撃破は困難な強さを誇る、敵か味方かはわからないが戦わない方がいい。と語っていた。」

 

ヘリアン「まさかこんなにも早く正体が判明するとはな。」

 

カリーナ「……。」

 

ジャンシアーヌ「どうしたの?カリーナ。」

 

カリーナ「あの、ザク隊長は今どこにいるのですか?」

 

ヘリアン「ん?ああ、今ドローン隊に捜索をさせている所だ。心配するな、相手が変な行動を起こさない限り攻撃はしない。」

 

カリーナ「そう...ですか。」 

 

ヘリアン「さて、ザクⅡお前は本当に味方なのか?それとも、敵なのか?どっちなんだ?」

 

……

 

 

 

………

 

 

 

…………

 

ザク隊長「ゆきーのしんぐんこおりをふんで どーれがかわやらみちさえしれーずーぅ うまーはたおれるすててもおけずっ こーこはいずこぞみーしらぬほしよ。」

 

Ⅿ1911「指揮官様ー、うるさーい。」

 

スコーピオン「地味に替え歌するなー。」 

 

Ⅿ1918「口くさーい。」

 

AK-47「歯を磨けー。」

 

WA2000「お前らも黙れ、このスカタンども。」

 

戦術人形s&ザク隊長「「「「すんません姉御。」」」」

 

ザク隊長「てかさ、Ⅿ1918ちゃんさぁ。」

 

Ⅿ1918「はい?」

 

ザク隊長「前半のはまぁ仕方ないけどさぁ、君からおかしくなってるんだよね。何さ口臭いって。」

 

Ⅿ1918「あははは、ゴメンゴメン。冗談だよう、本気にしないで~。」

 

ザク隊長「まったく、ボクだって匂わないように気を遣ってるんだから冗談でもやめてよねーまったく。」 

 

Ⅿ1911「あの、指揮官様。」

 

ザク隊長「ん?」

 

Ⅿ1911「そろそろ日も暮れるし、どこか仮の野営地を見つけませんと。」

 

ザク隊長「むぅ、確かに。歩きっぱなしだったしそろそろ休みたいね。」

 

ザク隊長「どこか良い場所は...。」キョロキョロ

 

WA2000「あそこに丁度いい廃屋があるわ、あそこにしましょ。」

 

ザク隊長「よぉし、あそこの廃屋まで前進。いくぞー!」 

 

戦術人形s「オーッ。」

 

 

 

……

 

 

 

………

 

 

 

…………

 

 

 

M4A1(AR小隊のみんなと別れてから早数十日、大丈夫だろうか、SOPⅡはAR-15は、Ⅿ16姉さんは。)

 

M4A1(しっかりしなさい!私!隊長である私がへこたれちゃダメなのよ。)

 

M4A1(それにここはS09地区、鉄血の占領地の外れ。)

 

M4A1(運が良ければ、他の戦術人形と接触できるかも。)

 

M4A1(……。誰か来た!)

 

M4A1(あの人形は確か、Ⅿ1911とスコーピオン、AK-47にⅯ1918そしてWA2000。)

 

M4A1(最後に...えっ何アレ。)

 

M4A1(あんな人形グリフィンにも16labの人形カタログに載ってない。鉄血工造の人形のデザインでもない、より無骨に戦闘用に特化したデザイン。)

 

M4A1(あんなの初めて見たわ、と言うより皆さんなんであの人形と一緒にいるのでしょうか。普通ならめっちゃ警戒しますよね?)

 

 

 

ザク隊長「よーし、諸君。今日はこの廃屋をキャンプ地とする、WA2000は周囲の見張りをⅯ1918とAK-47は乾燥した小枝拾いをスコーピオンとⅯ1911はボクと一緒に廃屋の調査を。そんじゃ各員仕事にかかれ!」

 

WA2000「了解。」

 

Ⅿ1918「うへーめんどいなぁ。」

 

AK-47「まぁまぁ、ほらっ行こう行こう。」

 

スコーピオン「ここを調査かぁ、なんか不気味だねー。」

 

Ⅿ1911「オバケとか出そうだねー。」

 

ザク隊長「ぐぇ、やだなぁそれ。」

 

スコーピオン「あれぇ?指揮官っておばけ苦手だったり?」

 

ザク隊長「言うほど苦手な物じゃないけど、出たらいやじゃん。物理攻撃効かないしさぁ。」 

 

Ⅿ1911「それは同意ですねぇ。」

 

ザク隊長「そんじゃ、お邪魔しまーす。」   カチャ

 

M4A1(入ってきた...!) 

 

M4A1(あの部隊が味方かどうか分からないかぎり迂闊に動くべきじゃないわ、ここは息を潜めておきましょう。)

 

 

ザク隊長「一階クリア。」

 

Ⅿ1911「こっちもクリア。」

 

スコーピオン「クリア。」

 

スコーピオン「これ意味ある?」

 

ザク隊長「形式だけでもやっておかないと、いざって時に危ないじゃん。」

 

Ⅿ1911「そうですねぇ。」

 

ザク隊長「ほんじゃ、二階も見に行くか。」

 

ギィッギィッギィッ

 

ザク隊長「……。」ウィィィン カチャ  ウィィィン    カチャ(モノアイを動かす音)

 

ザク隊長「何かいる。」

 

スコ&Ⅿ1911「え゛。」

 

ザク隊長「かなり見つけるのに苦労したけど、サーモとセンサーをフル活させてみたら確かにいる、何かが。」

 

Ⅿ1911「えっと、野生動物、でしょう、か。」

 

ザク隊長「どうなんだろう…。おーい、そこの君。」

 

ザク隊長「体温がかなり低いけど大丈夫かい?怪我とかしてない?」

 

M4A1「……。」

 

ザク隊長「その、お腹減ってない?一応カロリーメイトあるけど食べるかい?」

 

M4A1「……。」

 

ザク隊長「うーん、弱った。」ポリポリ

 

スコーピオン「指揮官の見た目が怖いから来ないんじゃない?」

 

ザク隊長「えぇー。ショックー。」

 

Ⅿ1911「まぁまぁ、ここは私達にお任せください」ポン

 

ザク隊長「任せたよー。」

 

ギチッギチッ

 

Ⅿ1911「さてと。」

 

Ⅿ1911「大丈夫ですか?指揮官様は下に降りましたから、怯えなくてもいいですよ。」

 

スコーピオン「安心して、私達は悪い人形じゃないよ。」

 

ゴソゴソ

 

Ⅿ1911(キタッ)

 

M4A1(ひょこ

 

スコーピオン「あっ、人形だ。こんにちは。」

 

Ⅿ1911「どうもー。私の名前はⅯ1911だよ。」

 

M4A1「あ、あの、こんにちは。私はM4A1です。」

 

Ⅿ1911「にゅッ!M4A1...。もしかして貴女、AR小隊のM4A1さんですね?」

 

M4A1「ええ、そうです。私がAR小隊のM4A1です。」

 

Ⅿ1911「おぉ、これはラッキーです!」

 

スコーピオン「うんうん!ラッキーだね!」

 

M4A1「えっ、あの、ラッキーとは一体...。」

 

Ⅿ1911「私達はですね、AR小隊の救助作戦の為に動いていたんですよ。いやー、まさかここで会うことができるとは、ラッキーですよぉ。」

 

M4A1「そ、そうですか。」

 

スコーピオン(コクコク

 

M4A1「あ、あの。」

 

スコーピオン「何?」

 

M4A1「貴女たちの指揮官ってあの人形なんですか?随分と親しそうですけど。」

 

スコーピオン「うん、そうだよ。ザクⅡ指揮官って言うんだ、とっても良い人なんだよ。」

 

M4A1「そ、そうですか。」

 

M4A1(ザクⅡ指揮官、それがあの人形の名前。一体何処から来たんだろう、不思議。)

 

……

 

………

 

……………

 

……………… 

 

???「よしよし、上手く接触できたみたいね。」

 

???「最初はちょっとしたいざこざもあったけど、今はちゃんと信頼を勝ち取れたみたいね。」

 

???「後はザク隊長がピンチになったら裏で死なないように援助をしつつ、暴走しないよう監視といったところね。」

 

???「……ザク隊長貴方には無限の可能性を秘めている、私はその可能性を見たい。この世界を救うかもしれないあなたの思いを優しさを願いを、私は見つめていたい。」

 

大きな運命が動き始めようとしていた。




頑張りました。(達成感)

次回は人形たちが指揮官になつく二手目みたいなお話です。

お楽しみに~
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