「は~ち~ま~ん~」
「加蓮!誤解だ!何かの間違いないだ!そうだろ?由比ヶ浜」
「え?ヒッキーとかれりんと付き合ってるの?」
かれりんって…。
「まぁ、そうだな」
「そうなんだ…」
すまんな、由比ヶ浜。
「でも、諦めない!」
「え?」
「え?」
「え?」
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
「神谷、それは今言うセリフじゃねぇよ」
「奈緒、怒るよ」
はぁ、仕方ない。本当のことを言うか。
「由比ヶ浜、俺と加蓮は厳密に言うと彼氏彼女じゃない」
「え?別れてるの?」
「それも違う」
「実はな…」
「今、語られる真実とは!!」
「神谷、何だよその煽り」
「なんか格好いいじゃん」
………
……
…
俺は北条家のリビングに居るんだが…。
「まあ、八幡君。リラックスしてくれ」
「そうよ、自分の家だと思って」
加蓮パパとママが正面に。
「そうだよ、八幡」
ご機嫌な加蓮が隣に。
「まぁ、高校生になったばかりの八幡君にこんなことを頼むのもなんだが…」
「ほら、アナタ」
仲が良さそうなパパンとママンだな。
「加蓮と許嫁になってくれないか?」
へ?
「婚約でもかまわん」
「えっと、どうしたんですか?」
「八幡、私と結婚の約束するのはイヤ?」
そんな潤んだ瞳で見ないで!!
「この前、加蓮とも話をしたんだがな。この娘は昔から病弱でね。まぁ、今は健康なんだが…」
「はい、そうですね」
「一時期なんかは、20歳も危ういんじゃないかと思ったくらいなんだ」
「そんなに…」
「それで、加蓮が気に入ってる恋人なら婚約しないかと加蓮に聞いてみたんだ。本当はこんなこと考えたらいけないんだろうが、もし急に体調が悪くなったらと思ってね」
親御さんの気持ちとしてはそうかもな。
「私は、八幡と婚約出来るんだったらしたいって答えたの」
「だが、八幡君に病弱な娘を押し付けるみたいになってしまうんじゃないかと思ってね…」
パパさんが俯いてしまった。
俺としては、これから先に加蓮以上に好きになる人はいないと思ってる。
「帰って両親と相談することにはなりますが、俺は加蓮さんと結婚したいと思ってます」
「八幡!!」
加蓮が抱きついてきた。
「まぁ、加蓮たら」
「ははは」
「か、加蓮、ご両親の前だからね」
なんかニコニコ顔で見られてます。
「八幡の負担にならないように、私もするからね」
「まぁ、アイドルのレッスンで体力はついてるだろうからな」
「では、八幡君。娘をよろしく頼む」
「お願いします」
ご両親に頭を下げられてしまった。
「いえいえ、こちらこそ。娘さんを大事にします」
…
……
………
「じゃ、じゃあ、彼氏彼女じゃなくて…婚約者…」
「そう。私と八幡は、私が高校を卒業したら結婚するの」
「そういうことだ、由比ヶ浜。だから、諦めてくれ」
「そ、そっか…」
すまんな、由比ヶ浜。
「お、お前ら…」
「奈緒、どうしたの?」
「私は聞いてないぞ!!」
「まぁ、言ってないからな」
「こういう事態にならない限りは言うつもりなかったから。ごめんね、奈緒」
これは混沌としてきたな。雪ノ下に目配せをする。
「えっと、その…片付けましょうか」
雪ノ下が片付けを提案してくれたので、なんとか収拾がついた。
「あ、雪ノ下さん。八幡には出来る限り奉仕部に参加させるから」
おい加蓮。何を言っている。
「いいのかしら?」
よくねぇよ。
「そのかわり、悪い虫がつかないように、監視してね」
そっちが目的か…。
「はい!ゆきのん!私も参加する!」
由比ヶ浜もかよ…。
「わかったわ。二人とも歓迎するわ」
「仕方ない、よろしく頼む」
「奈緒も参加ね」
「私もかよ!!」
なんか、賑やかになってきたな。これも加蓮のお陰かな。悪くない高校生活がこれから送れそうだ。
「比企谷君には彼女が居た。そして今は婚約者が居るのだ」
「なんで神谷が締めるんだよ」
「いいじゃん、別に」
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完結です。
自分でも、まとまりがなかったと思います。次はもう少しまともに書けるようにがんばります。
お付き合い、ありがとうございました。