翔鶴と大鳳の「お焚き上げラヂオ」   作:是反

10 / 52
2021/12/12 放送分です
お便りを送ってくださった皆様、ありがとうございます。

<本放送>
https://twitter.com/l_c_z2/status/1469991702299815937


第10回放送(ゲスト:Saratoga)

【第10回 翔鶴と大鳳 with Saratogaのお焚き上げラヂオ】

翔鶴「翔鶴と!」

 

大鳳「大鳳!」

 

サラ「with Saratoga!」

 

「「「お焚き上げラヂオ!!!」」」

 

 

翔鶴「始まりました第10回!ついに10回ですよ10回!」

 

大鳳「そうですね!……ようやく10回という気もしなくもないですが、ここまで続けてこられて良かったです!」

 

翔鶴「これもいつも応援して下さる皆さまのお陰です♪」

 

大鳳「心から感謝します」

 

 

翔鶴「本日は第10回の節目ということで、ゲストの艦娘に来ていただいてます!さぁてどなたかしら♪」

 

サラ「~♪」

 

大鳳「さっき思いっきり一緒に挨拶してましたしマイクチェックまでしてましたけど……」

 

 

翔鶴「では本日のゲスト、サラトガさんです!」

 

サラ「HELLO!航空母艦Saratogaです♪初めてのことですが、頑張りますね♪」

 

大鳳「サラトガさん今日はよろしくお願いします!」

 

 

サラ「このRadioは、皆さんからの悩みを聞いてあげたら良いのかしら?」

 

大鳳「悩みや不運だった出来事を聞いて、最後にはお焚き上げをして幸運を祈る、というラジオですね」

 

サラ「オタキアゲ……?」

 

翔鶴「燃やして天に返すことね」

 

 

サラ「Oh……危険じゃないですか?」

 

大鳳「さすがにスタジオの中ではやりませんよ」

 

翔鶴「燃やして不幸を退散させようというお祈りにしているのよ」

 

大鳳(焼却姉……フフッ)

 

サラ「?大鳳さん?」

 

 

大鳳「い、いえ!何もないです!何も!」

 

翔鶴・サラ「「?」」

 

大鳳「そ、それよりも早速サラトガさんにお便りを読んでもらいませんか?」

 

サラ「OK!少し緊張するけど、頑張りますね!」

 

 

サラ「お焚き上げ希望者:F/A-18 さんからのお手紙です」

 

大鳳(英語部分の発音すごく良い……)

 

サラ『Good evening、いつも楽しく聴いています。

さて、私からの依頼です。私を慕ってる女の子に私をデッサンさせてほしいってお願いをよくされてて、いつもは快諾してるんだけど……』

 

 

サラ『それが次回は私の友人とツーショットのヌードデッサンをさせてほしいって話なの。』

 

翔鶴「Oh...///」

 

大鳳(翔鶴さんに移ってる……)

 

サラ『友人の方は乗り気みたいだけど……別に、ハダカなんてお風呂でお互いに見ているのだけど……描かれるとなると話がちょっと違ってきて……。』

 

 

サラ『受けるにしても断るにしても、悩んでいるの。その子が私を信頼して頼んでいることはわかるから。この迷い、オタキアゲしてくれると嬉しいわ。』

 

大鳳「ヌ、ヌードデッサンモデルですか……」

 

翔鶴「す、凄いですね……」

 

サラ「さすがに戸惑ってしまいますよね……」

 

=====お便り全文=====

お焚き上げ希望者:F/A-18

Good evening、いつも楽しく聴いています。

さて、私からの依頼です。私を慕ってる女の子に私をデッサンさせてほしいってお願いをよくされてて、いつもは快諾してるんだけど……それが次回は私の友人とツーショットのヌードデッサンをさせてほしいって話なの。友人の方は乗り気みたいだけど……別に、ハダカなんてお風呂でお互いに見ているのだけど……描かれるとなると話がちょっと違ってきて……。

受けるにしても断るにしても、悩んでいるの。その子が私を信頼して頼んでいることはわかるから。この迷い、オタキアゲしてくれると嬉しいわ。

====================

 

 

サラ「Hmmm……」

 

翔鶴「サラトガさんならどうですか?」

 

サラ「F/A-18さんは、受けるつもりなのかしら?断るつもりなのかしら?」

 

大鳳「迷いをお焚き上げしてほしい、と書いてあるので、それを決めたいんでしょうね」

 

サラ「ダメよ!そんな曖昧な態度じゃ!」

 

 

大鳳「友人のお願いらしいですから、無下に断りにくいんでしょうけど」

 

サラ「NO!嫌々受けたりしたら、みんな不幸になってしまうわ!F/A-18さんだけじゃなくて、お願いしてきた子も、友人さんもみんなよ!」

 

 

翔鶴「裸を描かれるのはやはり抵抗がありますし……」

 

サラ「だったらF/A-18さんはその子と相談しないとダメよ?嫌なら嫌、恥ずかしいなら恥ずかしい、迷ってるなら迷ってるって伝えなきゃ!オールヌードじゃなくて水着や下着の着用でもOKかもしれないし、その子の願いにこたえたいんでしょう?」

 

 

大鳳「信頼に応えたいという風におっしゃられてますしね」

 

サラ「無理に受けたりしたら、そっちの方が信頼されなくなってしまうわよ?F/A-18さん、きっとあなたとご友人はSketchしたくなるような素敵な女性なんだと思います。だから、もし自信が無くて勇気が出ないなら、そのことを考えてみて?」

 

 

翔鶴「たしかにそんな風に思われるなんて、素敵な方なんでしょうね……」

 

サラ「ええ、きっとHornetのようなキレイな方なんだと思います♪」

 

大鳳「ホーネットさん?」

 

サラ「なぜだか、彼女の顔が浮かんできて……」

 

 

翔鶴「そういえば、ホーネットもよく秋雲さんからモデルになるのをせがまれてたわね」

 

サラ「うーん、そのせいかしら?」

 

大鳳「……お二人だったら、どうですか?」

 

翔鶴「わ、私は……少し、恥ずかしいわね……///」

 

サラ「サ、Saraも……///」

 

 

翔鶴「でも、もし、信頼している人からお願いされたら、応えたくなるかもしれないわね……」

 

大鳳「しょ、翔鶴さん!?」

 

翔鶴「だって、それだけこちらを信頼して魅力的と思ってくれてるということでしょう?」

 

大鳳「そうかもしれませんが……くっ、これが"持つ者"の余裕……」

 

 

サラ「……大鳳さん、大鳳さんのSlenderなカラダ、とっても綺麗で素敵だとサラは思いますよ?」

 

大鳳「…………ふぇ!?///」

 

サラ「自分を卑下してはダメよ大鳳さん、あなたもとっても魅力的な方ですよ♪」

 

大鳳「あぅ、あのその……あ、ありがとうござぃ……ます……///」プシュー

 

 

サラ「F/A-18さん、迷っているなら、ちゃーんとその子と友人さんとも相談して思いを伝えてあげて下さいね?サラからのアドバイスです♪」

 

翔鶴「勇気が出るように、お手紙はきちんとお焚き上げしますね」

 

大鳳「ヌ、ヌード……がんばってください……」プシュー

 

 

サラ「えっと、タ、タイホーは……」

 

翔鶴「す、少しそっとしておいて、次のお便りを読みましょうか……次は私が読むわね」

 

サラ「お願いします♪」

 

翔鶴「ラヂオネーム Diamond4さんからです」

 

 

翔鶴『こんばんは、いつも楽しく拝聴しております。

前回の金曜日のことです。当番だったのでカレーを作っていたのですが、いざルーを入れて仕上げようという段階で鍋を覗き込んだら掛け方が甘かったのか眼鏡が鍋の中に落ちてしまいました。』

 

サラ「Oh my……」

 

 

翔鶴『メガネは調理前に滅菌しておいたし、カレーのストックも念の為よく煮沸したので衛生上は問題なく仕上がったのですが、未だに眼鏡からスパイスの良い香りがしています。』

 

サラ「フフッ」

 

 

翔鶴『このトホホな出来事をお焚き上げいただけると幸いです。皆さんはこういった調理中のハプニング、何かご経験ありますか?』

 

サラ「Diamond4さん、あなたのUnluckyな出来事はきちんと私たちが、オタキアゲ、しますね♪」

 

 

=====お便り全文=====

ラヂオネーム Diamond4

こんばんは、いつも楽しく拝聴しております。

前回の金曜日のことです。当番だったのでカレーを作っていたのですが、いざルーを入れて仕上げようという段階で鍋を覗き込んだら掛け方が甘かったのか眼鏡が鍋の中に落ちてしまいました。

メガネは調理前に滅菌しておいたし、カレーのストックも念の為よく煮沸したので衛生上は問題なく仕上がったのですが、未だに眼鏡からスパイスの良い香りがしています。

このトホホな出来事をお焚き上げいただけると幸いです。皆さんはこういった調理中のハプニング、何かご経験ありますか?

====================

 

 

翔鶴「私は眼鏡をかけないからわからないけれど、気を付ける、しかないかないのかしら」

 

サラ「細いChainが付いたメガネなら落とさないんじゃないかしら?」

 

翔鶴「調理の時だけそういうメガネを付けるのは良いかもしれないわね」

 

 

大鳳「す、すみません取り乱しました……調理というほどのことではないですが、私はこの間カップ焼きそばのソースとお湯を一緒に入れてしまいました……」

 

翔鶴「あぁ……」

 

 

サラ「私は、この前Zaraさんに教えてもらったスパゲッティ料理を作ろうとしたんですけど、麺の茹で時間が短いタイプだったのを気づかなくて茹で過ぎてしまって……せっかく美味しく具材を用意できていたのに……」

 

大鳳「つ、辛い……」

 

 

翔鶴「私は……前にホットケーキを作ったとき、ホットケーキ自体は美味しくできたんだけど、ハチミツが無いことに出来てから気付いて……」

 

サラ「Oh……」

 

 

翔鶴「Diamond4さん、眼鏡をカレーの具にしてしまったのはとても不運だっと思います、そして私たちもみんな、料理で失敗しています。きっと他の人もそうです。だから(?)勇気を出してくださいね?」

 

大鳳「勇気、でるかなあ……」

 

サラ「わかりません……」

 

 

大鳳「サラさんが言うような、もし外れても落ちないようにする、というのは対策として良いかもしれないと思いました、私は」

 

翔鶴「あと、ちゃんとメガネを滅菌されていたのはとても偉いと思います」

 

サラ「はい、とても立派です♪」

 

 

大鳳「それでは、次のお手紙は私が読ませてもらいますね」

 

翔鶴「お願いします大鳳さん」

 

大鳳「ラヂオネーム 陸と海と空 さんからです」

 

サラ「素敵なお名前ですね♪」

 

 

大鳳『こんばんは、いつも楽しく聴かせていただいています。悩みを聞いていただきたくて今回初めてお便りをお送りすることを決意しました。僕は数年前から地元の同人誌即売会に作り手の側として参加しているのですが、会場でよく顔を合わせる少女のような見た目の作家さんがいます。』

 

 

サラ「ソクバイカイ?」

 

翔鶴「なんでも、自作の本を出すイベントらしいですよ?」

 

サラ「Wow!凄いわね!」

 

大鳳『彼女とはSNSで知り合い、会場では必ず同人誌を交換しますし、打ち上げに一緒に行くこともある程度の交友はあるのですが、実は僕は彼女に恋をしています。』

 

 

サラ「Oh!素敵ですね!」

 

大鳳『とても良い絵を描く人ですし、明るくて優しくて、初めて参加した時に右も左もわからず困っていた僕を助けてくれて、その後打ち上げで色々とお話しして……その日に惚れてしまいました。』

 

 

大鳳『今も僕は次の即売会に向けて準備を進めていて、彼女も参加を表明しています。次会った時に想いを打ち明けるべきなのでしょうか、それとも胸に秘めておくべきなのでしょうか、またはもう少し仲を深めてからにした方が良いのでしょうか……。』

 

翔鶴「……」

 

 

大鳳『僕に勇気をください。お願いします。長文失礼しました。』

 

翔鶴「とっても深刻なお悩みだったわね……」

 

大鳳『P.S.僕の本を1部同封しています。車や船や飛行機など機械と少女を描いたイラスト集です。自信作ですので良かったらお読みの上でお焚き上げの火に焚べてください。』

 

 

サラ「だ、ダメよ!せっかくの本を燃やしてしまうなんて!」

 

大鳳「えっと、これですか……ええ、とてもきれいな絵ばかりで、燃やすなんてとても……」

 

翔鶴「それだけ追い詰められているのかしら……」

 

=====お便り全文=====

ラヂオネーム 陸と海と空

こんばんは、いつも楽しく聴かせていただいています。悩みを聞いていただきたくて今回初めてお便りをお送りすることを決意しました。

僕は数年前から地元の同人誌即売会に作り手の側として参加しているのですが、会場でよく顔を合わせる少女のような見た目の作家さんがいます。彼女とはSNSで知り合い、会場では必ず同人誌を交換しますし、打ち上げに一緒に行くこともある程度の交友はあるのですが、実は僕は彼女に恋をしています。

とても良い絵を描く人ですし、明るくて優しくて、初めて参加した時に右も左もわからず困っていた僕を助けてくれて、その後打ち上げで色々とお話しして……その日に惚れてしまいました。

今も僕は次の即売会に向けて準備を進めていて、彼女も参加を表明しています。次会った時に想いを打ち明けるべきなのでしょうか、それとも胸に秘めておくべきなのでしょうか、またはもう少し仲を深めてからにした方が良いのでしょうか……。

僕に勇気をください。お願いします。長文失礼しました。

 

P.S.僕の本を1部同封しています。車や船や飛行機など機械と少女を描いたイラスト集です。自信作ですので良かったらお読みの上でお焚き上げの火に焚べてください。

====================

 

 

翔鶴「『勇気をください』って、どっちの勇気かしら……告白するのか、それとも……」

 

大鳳「諦めるか、ですか」

 

翔鶴「ええ……」

 

サラ「サラには、わかりません、どうしてこの本を燃やしてくれなんて頼むのか……せっかく頑張って作ったはずなのに」

 

 

翔鶴「この本を燃やしてもらうことで、諦めるか、玉砕するつもりなのかもしれないわね」

 

大鳳「ぎょ、玉砕って……」

 

翔鶴「なんとなく、そんな悲壮感が伝わってこないかしら?」

 

大鳳「……」

 

 

翔鶴「陸と海と空さん、私たちは、あなたのことも、お相手のことも何も分からないわ。だからこのお手紙のことだけで考えるしかないのだけど、あなたは、どうしたいのかしら?」

 

大鳳「それは、その作家さんと恋人になりたいのでは」

 

 

サラ「もしかしたら一緒に本を作りたいのかも」

 

大鳳「でも惚れたって……」

 

翔鶴「そうなの、陸と海と空さんがお相手の方とどうなりたいのか、それをもう一度よく、本当にじっくり考えてみてほしいの」

 

 

翔鶴「そのお相手の作家さんに『惚れた』と言っても、これからその方とどんな風に接していきたいのか、どんな関係になりたいのか、自分の心と相手のことを考えてみて?」

 

大鳳「もし恋人になりたいのなら……段階を踏むべきかと私も思います」

 

サラ「でも、思いは言葉にしないと伝わらないわ」

 

 

翔鶴「私は陸と海と空さんは、お相手のことを、お相手の方に陸と海と空さんのことを、お互いのことをもっと知ってからでも遅くないと思うわ」

 

大鳳「難しい問題ですよね……」

 

 

翔鶴「『恋人になる』のが本当にお互いが望んでいる関係とも限らないでしょう?それもお互いのことをもっともっと知り合って考える必要があると、私は思うわ」

 

サラ「私は、関係を変える勇気も必要だと思うわ。じゃないと何も始まらないもの。でも、焦らなくていいというのわかる気がします」

 

 

大鳳「うーん……翔鶴さんの言う通り、陸と海と空さんがどうしたいのかというのがとても大事な気がします……そして、その中でお相手の方の立場からも考えられるべきかなと……独りよがりな告白では、きっとお互い傷ついて終わってしまいますから」

 

 

翔鶴「陸と海と空さん、あなたに勇気が出るように私たちは祈りたいと思います。でもそれは決して告白する勇気ではなくて、決断する勇気、です」

 

大鳳「ご本はお焚き上げせず、大事に保管させてもらいます」

 

サラ「ええ、こんな素敵な本を作られたんですもの、燃やしてしまうなんてとんでもないわ」

 

 

大鳳「かなり真面目な相談になりましたね……」

 

翔鶴「これで力になれていればいいのだけど」

 

サラ「きっと大丈夫ですよ♪」

 

大鳳「ええ、あとはご本人次第ですから」

 

 

翔鶴「じゃあ、次のお便りをサラさんお願いしても?」

 

サラ「はい、サラはここに……お焚き上げネーム:AK-20 さんからね」

 

大鳳「強そうなお名前ですね……」

 

 

 

サラ『先日着任した陸軍の者であります。御三方はトロッコ問題、という5人を救うか1人を救うかというものをご存知でしょうか。』

 

サラ「これ、聞いたことがあります」

 

翔鶴「私も」

 

大鳳「私もです」

 

 

サラ『これが話題になりました所、提督殿は『どうせ人殺しの咎は免れぬからどちらの場合だろうと目撃者になり得る6人を全て消す』と、さも当たり前のようにお答えになり、何人かもその手があったかと得心していました。』

 

大鳳「ひっ」

 

 

サラ『海軍は怖いでありますが、まだ自分も同胞を信じていたく思います。両方を救う術がないとして、皆様はどちらを選ばれますか?』

 

サラ「こ、これは……何をオタキアゲすればいいのでしょう?」

 

大鳳「お焚き上げ希望ではない普通のお便りだと思いますが……」

 

 

翔鶴「か、海軍だからと言ってそんな物騒な方ばかりではない、と思い、ますよ?」

 

大鳳「もう少し自信を持って言い切ってください!」

 

サラ「さ、サラは……難しいですこの問題」

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:AK-20

「先日着任した陸軍の者であります。御三方はトロッコ問題、という5人を救うか1人を救うかというものをご存知でしょうか。これが話題になりました所、提督殿は『どうせ人殺しの咎は免れぬからどちらの場合だろうと目撃者になり得る6人を全て消す』と、さも当たり前のようにお答えになり、何人かもその手があったかと得心していました。海軍は怖いでありますが、まだ自分も同胞を信じていたく思います。両方を救う術がないとして、皆様はどちらを選ばれますか?」

====================

 

 

翔鶴「……切り替えの装置を中間に設定しておいて、トロッコを脱線させるというのはダメかしら?」

 

大鳳「それは……問題の趣旨から外れてしまっているような……」

 

サラ「だったら、私もトロッコをBomberで爆撃します……」

 

大鳳「サラさんまで……」

 

 

翔鶴「どうしても、どうしても選ばないといけないなら……一人の方にトロッコを切り替える、かもしれないわ……」

 

サラ「……私は……やっぱり難しいです……でも、5人の方を選べるかと言われると……」

 

大鳳「命は足し算や引き算できませんが、そうですね……」

 

 

サラ「どんな状況であっても、できるだけ全員助かるような努力を尽くしたい……そう思います」

 

翔鶴「ええ……もちろんです!」

 

大鳳「諦めては救える命も救えなくなってしまいますから……」

 

 

サラ「AK-20さん、その、海軍さんは物騒な方ばかりではない……ハズよ?」

 

大鳳「サラさん……」

 

翔鶴「AK-20さんが感じた恐怖をお焚き上げしておきますから、お互いに頑張りましょう?」

 

大鳳「興味深い話題提供をありがとうございました」

 

 

サラ「お手紙の内容のような究極の選択、しなくて済むようにしたいですね」

 

翔鶴「ええ……」

 

大鳳「本当に……」

 

 

翔鶴「じゃあ、次は私の番かしら」

 

サラ「お願いします♪」

 

翔鶴「はい!……PN:静かに暮らしたい さんからです」

 

大鳳「穏やかな名前のはずなのにとても物騒な気がするのは気のせいでしょうか……」

 

 

翔鶴『もうすぐ年の瀬ですね。今年の大晦日は誰もいない静かな場所で俗世と切り離されて過ごしたいと考えています。』

 

サラ「トシノセ?」

 

大鳳「New Year間近、という意味です」

 

 

翔鶴『それはさておき、人間でも艦娘でも一人の時間というのは生きるために欠かせないものですが、みなさんは一人で過ごせる時間に何をしますか?』

 

大鳳「リフレッシュはたいせつですからね」

 

 

翔鶴『一人で過ごすと人肌が恋しくなるので今回はサラトガさんの故郷から取り寄せたクラフトビールと白ワインをお送りしました。気分も上がっていい雰囲気のラヂオになること請け合いです。』

 

サラ「OMG!!サラの故郷のビールがこんなに……!」

 

大鳳「これは凄いですね……ありがとうございます!」

 

 

サラ「早速乾杯しましょう!」

 

翔鶴「サラトガさん、まだ放送中なので……」

 

サラ「Hmmmmmm……残念です……終わったら、終わったら乾杯しましょう?」

 

大鳳「の、ノリノリですね……それはもちろん」

 

 

=====お便り全文=====

PN:静かに暮らしたい

 

もうすぐ年の瀬ですね。今年の大晦日は誰もいない静かな場所で俗世と切り離されて過ごしたいと考えています。

 

それはさておき、人間でも艦娘でも一人の時間というのは生きるために欠かせないものですが、みなさんは一人で過ごせる時間に何をしますか?

 

 

一人で過ごすと人肌が恋しくなるので今回はサラトガさんの故郷から取り寄せたクラフトビールと白ワインをお送りしました。気分も上がっていい雰囲気のラヂオになること請け合いです。

====================

 

 

大鳳「……これは、"何も"入ってないんですよね?」

 

翔鶴「ちゃんと未開封だと確認されてるみたいですよ?」

 

サラ「?」

 

大鳳「い、いえ、流石に大丈夫だとは思うのですが、気になったもので」

 

 

翔鶴「一人で過ごす時間……私たち、相部屋が多いからあまりそんな時間が無いわね……」

 

大鳳「でも確かに一人で過ごす時間もたまには必要ですよね」

 

サラ「静かにゆっくりとした平穏な時間、とても大事だと思います」

 

 

大鳳「私はトレーニングをしたり、読書をしたりが多いでしょうか」

 

翔鶴「私も読書と、あとは音楽を聴いたりかしら」

 

サラ「サラは映画を見ることが多いですね、映画館もいいけれど外出許可が必要ですし……」

 

 

翔鶴「お酒を飲んだりというのも時々……」

 

サラ「あ、サラも時々します」

 

大鳳「私はあまりしませんが、それも良いですね」

 

 

翔鶴「でも飲み過ぎるとお手洗いが近くなっちゃうから気を付けないと……」

 

サラ「サラはそんなに影響受けないですね……個人差でしょうか?」

 

大鳳「そ、そんなことまで赤裸々に語らなくていいですから!」

 

 

翔鶴「そ、そうね……えっと、静かに暮らしたいさん、美味しそうなお酒をありがとうございます♪」

 

サラ「Thank You!ありがとうございます!」

 

大鳳「美味しく頂きますね」

 

 

サラ「次が最後の手紙かしら?」

 

翔鶴「そうみたいね……じゃあ本当は大鳳さんの番だけど、今日はサラさんがゲストだから、最後のお便りもサラトガさんにお願いしてもいいかしら?」

 

大鳳「はい、私は構いませんよ」

 

サラ「Oh!じゃあ、ありがたく読ませてもらいます♪」

 

 

サラ「しばいぬ さんからのお便りです」

 

大鳳「以前にも投書頂いてましたよね?いつもありがとうございます」

 

サラ『こんばんは。昨夜、お友達のお誕生日会にお呼ばれしたので、行ってきました。ただでさえ小さい私よりも小さくて可愛い同い年の女の子です。』

 

 

サラ『例えるなら……髪を伸ばしてそれを高めの位置でツインテールにした平戸ちゃんですね。そんな可愛い子のお誕生日会ということで張り切って似顔絵を色紙に描いてプレゼントしました。』

 

翔鶴「素敵なプレゼントですね♪」

 

 

サラ『とても喜んでくれたのですが、その場に居合わせたほかの友人が一言。『……なんか、手の描き方とかにガチのロリ好きを感じる。』と。ピンチです。これまで小さいけど大抵の事は何でもこなすお姉さんで通ってるので、慌ててしまいました。』

 

大鳳「事案ですか?」

 

翔鶴「さ、さあ……」

 

 

サラ『ロリコンで通らない事を祈りつつも、その可愛いお友達が真面目に海防艦に見える私の邪心をお焚き上げください。』

 

翔鶴「あ、海防艦の方ではなかったんですね」

 

大鳳「じ、事案……」

 

翔鶴「ち、違うと思いますが……」

 

サラ「?」

 

 

翔鶴「せっかく素敵な色紙を贈ったのに、少し残念ですね……」

 

大鳳「一体どんな手を描かれたのでしょうか……」

 

サラ「うーん……少し疑問なんですけど、その友人さんはどうして『手の描き方とかにガチのロリ好きを感じ』たんでしょうか、サラは、たぶん見ても分からないです」

 

 

=====お便り全文=====

しばいぬ

「こんばんは。昨夜、お友達のお誕生日会にお呼ばれしたので、行ってきました。ただでさえ小さい私よりも小さくて可愛い同い年の女の子です。例えるなら……髪を伸ばしてそれを高めの位置でツインテールにした平戸ちゃんですね。そんな可愛い子のお誕生日会ということで張り切って似顔絵を色紙に描いてプレゼントしました。とても喜んでくれたのですが、その場に居合わせたほかの友人が一言。『……なんか、手の描き方とかにガチのロリ好きを感じる。』と。ピンチです。これまで小さいけど大抵の事は何でもこなすお姉さんで通ってるので、慌ててしまいました。

ロリコンで通らない事を祈りつつも、その可愛いお友達が真面目に海防艦に見える私の邪心をお焚き上げください。」

====================

 

 

大鳳「ま、まさか、その友人さんも……」

 

翔鶴「考えすぎよ、たぶん……というか、『も』って失礼ですよ大鳳さん?」

 

大鳳「す、すみませんつい……」

 

サラ「あ!その友人さんに『なんでそう思ったの?』って逆に聞いたらどうでしょう?」

 

 

翔鶴「な、なるほど……それが分かるということはつまり、という」

 

サラ「前にアキグモさんが言っていたわ。『エ□いエ□いって言う奴の方がエ□いこと考えてるんだよぉ!!!』って」

 

大鳳「ストオォォオップ!!!何を口走りますか何を!!」

 

 

サラ「それを聞いた鹿島さんは泣いていました」

 

翔鶴「鹿島さん……うう……」

 

大鳳「い、いや、何の話ですかこれ……」

 

サラ「しばいぬさん!もしそんなことを言われたら『なんでそう思ったの?』『良くこれが小さい子の手の描き方だってわかったね?』って返してあげてはどうですか?」

 

 

大鳳「ひ、開き直りのような……」

 

サラ「開き直りなんかじゃないわ、しばいぬさんはしっかりと小さい子の手をよく観察してIllustを描かれたんでしょう?それをキッチリ言ってあげればいいのよ!」

 

翔鶴「なるほど……『よく見て描いた結果です』としっかり主張すればいいのね」

 

サラ「Yes!」

 

 

大鳳「それとこれとは別な気が……海防艦に見えないようにお焚き上げ希望されてますし、やっぱり事案……」

 

サラ「何も悪いことしてないなら、堂々とすべきよ?」

 

大鳳「そ、それはそう、ですね……はい」

 

大鳳(な、なんか丸め込まれた気が……)

 

 

翔鶴「え、えっと、しばいぬさん?誤って海防艦に見えてしまう心はしっかりと私たちがお焚き上げさせていただきますね」

 

サラ「その子が喜んでくれた絵には自信を持ってくださいね?」

 

大鳳「事案はダメですからね、ゼッタイ」

 

 

翔鶴「今日のお便り、今のですべてになります、投書してくださった皆様本当にありがとうございます」

 

サラ「Thank You♪」ノシ

 

大鳳「長丁場の放送となりましたが、お付き合いいただき感謝の極みです」

 

 

翔鶴「サラトガさん、急遽ゲストに来てくださってありがとうございました」

 

サラ「こちらこそ、とても楽しめました♪」

 

大鳳「私はサラトガさんの知らなかった一面が少し見られた気がします……結構物怖じしないで何でも言う方だったんですね」

 

 

サラ「そうでしょうか……?」

 

翔鶴「1通目の時はとても頼もしかったわ♪」

 

大鳳「ああ、あの時はビシっとしていてカッコ良かったです」

 

サラ「ありがとうございます♪」

 

 

翔鶴「では、挨拶が終わったら先ほどのお酒で乾杯しましょうか」

 

サラ「!だったら、今回は乾杯で終わりにしましょう?第10回記念で♪」

 

翔鶴「まぁ!素敵ですね!」

 

大鳳「い、良いんでしょうか」

 

サラ「大鳳さんもほら」

 

 

大鳳「で、では……」

 

翔鶴「えっと……コホン、今回もたくさんのお便り、本当にありがとうございます」

 

大鳳「皆様のお便りのお陰でこのラヂオが成り立っています、ありがとうございます」

 

翔鶴「そして皆様の不運がこれで断ち切られるよう心より祈っています」

 

大鳳「勇気が必要な人には、勇気が出るよう私たちは応援していますよ」

 

サラ「はい、皆様に幸多からん事を」

 

 

 

翔鶴「お相手は、航空母艦・翔鶴と!」

 

大鳳「航空母艦・大鳳と!」

 

サラ「航空母艦・Saratogaでした!」

 

「「「皆さんに幸せがとどきますように!」」」

 

翔鶴・大鳳「そしてこれからもよろしくお願いします!」

 

カンパーイ!

 

~第10回放送 おわり~

 

 

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