翔鶴と大鳳の「お焚き上げラヂオ」   作:是反

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2022/03/27 放送分です
お便りを送ってくださった皆様、ありがとうございます。

<本放送>
https://twitter.com/l_c_z2/status/1508053971340238852?s=20&t=xag7_b5Jkwcb5h3_m3giMA


第12回放送(ゲスト:Atlanta)

【第12回 翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ】

翔鶴「翔鶴と!」

 

大鳳「大鳳の!」

 

「「お焚き上げラヂオ!!!」」

 

翔鶴「お久しぶりです!前回から間が空いてしまいましたが、本日もよろしくお願いします!」

 

大鳳「こんばんは。なんだか毎回『前回から間が空いて』いる気がします」

 

 

スタッフ<[このラヂオは不定期放送です]

 

翔鶴「不定期なのは事実だけど……」

 

大鳳「開き直りに聞こえてちょっと嫌ですね……」

 

翔鶴「定期不定期に関わらず、頑張って皆さんのお悩みをお焚き上げして行きましょう大鳳さん♪」

 

大鳳「はい!」

 

 

翔鶴「そして今日はゲストの方をお招きしています」

 

大鳳「いま話題の時の人……Atlantaさんです!」

 

アトランタ「Hi.軽巡アトランタ、よろしく」

 

翔鶴「よろしくお願いしますね、アトランタさん♪」

 

アトランタ「……なんでアタシ?」

 

 

大鳳「いま最も話題の艦娘だからと急遽……」

 

アトランタ「フユツキとかじゃなくて?」

 

翔鶴「なんでも、あちこちの提督が"アトランタを掘ろう!"と日夜奮闘しているとかで」

 

アトランタ「えっ?……あ、アタシを、ほ、掘る……?///」

 

 

大鳳「アトランタさんを迎え入れたい提督がたくさんいるということですよ」

 

アトランタ「ふ、ふ~ん、ニホンゴではお迎えすることを"掘る"って言うんだ」

 

翔鶴「そういう意味は本来無いと思いますが……」

 

大鳳「どうして"掘る"なんて言い方なんでしょうか……」

 

「「「う~ん……」」」

 

 

カンペ<[ススメテ]

 

翔鶴「えーっと、あ、すみません進めてという指示がありましたので進めますね」

 

アトランタ「それ言っていいの?」

 

大鳳「もう、慣れました……」

 

翔鶴「お便りは放送終了まで受け付けていますから、お気軽にお送りください」

 

 

大鳳「1通目のお便りをアトランタさんに読んでもらう……前にお詫びがあります」

 

スタッフ『これから紹介するお便りですが、2/13に受け取っていたのをスタッフの確認不足のため見逃してしまっておりました。大変申し訳ございません。スタッフの落ち度です。』

 

 

スタッフ『今後は通知機能を過信せず、目視でのお便りの受信を確認してまいります。今後ともお焚き上げラヂオをよろしくお願いします。』

 

大鳳「……とのことです。無能杜撰怠惰なスタッフも反省しているようなので何卒ご容赦下さい」

 

アトランタ(スタッフと何かあったの?)

 

翔鶴(まぁ、いろいろと……)

 

 

アトランタ「じゃあ、1通目のLetterを読むね。お焚き上げNAME:マッキー・チャン から」

 

アトランタ『妹の一人が某相談室ラジオで相談員を務めています。』

 

大鳳「同業さんでしたか」

 

 

アトランタ『当初三人いた気になる人も絞り込んで何度かお話したこともあるらしく、後はいよいよ思いを告げるだけ……なのですが、ここに来て急にラジオのあんな失敗やこんな発言を知られていたらどうしよう、と言い出しました』

 

翔鶴「あら……」

 

 

アトランタ『知名度がアップした以上知られているのが当たり前ですし、そもそも知った上でよく思っていない相手なら既に避けられているはずです。見るに堪えないので、妹が渡せずじまいだったラブレターを机からくすねてきました。』

 

大鳳「良いのかしら……」

 

 

アトランタ『紙紐で束ねた上で蝋で密封してあるので、よく燃えると思います。あの子の悩みを消し飛ばす意味合いを込めて、お焚き上げをお願いします。』

 

翔鶴「だ、大事なお手紙じゃないの……?大丈夫なのかしら……」

 

 

大鳳「あまり良くはないですが、渡せずじまいとのことですし、勝手に渡すよりはまぁ……」

 

アトランタ「これ、燃やしたらいいの?」

 

大鳳「最後にはそうするんですがちょっと待ってください!」

 

翔鶴「もう少しその、悩み相談というか……」

 

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:マッキー・チャン

「妹の一人が某相談室ラジオで相談員を務めています。当初三人いた気になる人も絞り込んで何度かお話したこともあるらしく、後はいよいよ思いを告げるだけ……なのですが、ここに来て急にラジオのあんな失敗やこんな発言を知られていたらどうしよう、と言い出しました。知名度がアップした以上知られているのが当たり前ですし、そもそも知った上でよく思っていない相手なら既に避けられているはずです。見るに堪えないので、妹が渡せずじまいだったラブレターを机からくすねてきました。紙紐で束ねた上で蝋で密封してあるので、よく燃えると思います。あの子の悩みを消し飛ばす意味合いを込めて、お焚き上げをお願いします。」

====================

 

 

アトランタ「悩み?だってこれ送ってきたの、このラブレター書いた子のお姉さんでしょ?本人が送ってきたならまだしも……燃やしてあげるしかないんじゃない?」

 

大鳳「そ、そうかもしれませんけど……」

 

翔鶴「妹さん、相談員さんらしいからこの放送お聞きになっているかもしれないわよ?」

 

 

アトランタ「ふーん、なるほどね……まぁ良いけど……マッキー・チャンとその妹さん、このLoveLetterはアタシが燃やしといてあげる。で、妹さん、もし聞いてたらなんだけど行くか退くかはちゃんと自分で決めた方が良いよ。」

 

大鳳「立ち止まるだけでは解決しませんものね」

 

 

アトランタ「お姉さんが言う通り、どんなことしたか知らないけどラジオでの失敗聞いた程度で嫌われるなら、どっちにしろ永くないんだから気にしたって意味ないよ。さっさと行っちゃえば?」

 

翔鶴「これは……」

 

大鳳「私たちに無い切れ味……」

 

 

アトランタ「この手紙を見てると、アタシもじれったいって思うかな。まぁ、ずっと今のまま居たいって決めるならそれも良いけど、相手だってずっと同じままじゃないからそこは気を付けた方が良いよ」

 

翔鶴「絶対に変わらないものなんて、無いものね」

 

 

アトランタ「ま、アタシから言えるのはこれくらいかな……じゃ、がんばって」

 

大鳳「アトランタさん、なんだかんだ言いながら優しいですね」

 

アトランタ「……べつに」

 

翔鶴「ふふっ……私たちもこのお手紙をお焚き上げして、妹さんの勇気が出るように祈るわね♪」

 

 

アトランタ「じゃあ、次は大鳳が読んでよ」

 

大鳳「え?ええ、わかりました。次は……お焚き上げ嘆願書:キュアプラム さんからです」

 

翔鶴「た、嘆願書なのね」

 

 

大鳳『はじめまして。つい最近着任した駆逐艦娘です。とても胸に視線を感じます。そういえば、着任時に執務室に挨拶をしに行った時の提督の第一声は「でっか」だった気がします。他の駆逐艦の先輩方も大きい人はたくさんいるみたいなのに、妙に自分だけ視線を強く感じる気がします。』

 

 

翔鶴「あら……災難だったわね……」

 

大鳳『新人だから……でしょうか?この先艦隊に慣れられるか不安です。どうかお焚き上げてください。』

 

アトランタ「あ、アタシも言われたことあるな、『でっか』って……あれそういう意味だったんだ」

 

大鳳「……」

 

翔鶴「た、大鳳さん……?」

 

 

大鳳「私は……大鳳は……『ちっさ』と言われたことならあります」

 

翔鶴「大鳳さん……」

 

大鳳「……意味は反対ですが、嫌ですよね、言われるのは……わかります」

 

アトランタ「ま、どうしても言う人は居るからね。アタシは『相手しないよ』って感じで適当にあしらってる」

 

 

=====お便り全文=====

お焚き上げ嘆願書:キュアプラム

はじめまして。つい最近着任した駆逐艦娘です。

とても胸に視線を感じます。そういえば、着任時に執務室に挨拶をしに行った時の提督の第一声は「でっか」だった気がします。他の駆逐艦の先輩方も大きい人はたくさんいるみたいなのに、妙に自分だけ視線を強く感じる気がします。新人だから……でしょうか?

この先艦隊に慣れられるか不安です。どうかお焚き上げてください。

====================

 

 

翔鶴「恐らく、恐らくですが悪気があってのことではないと思います……そちらの提督さんの評判を、他の艦隊のお仲間の方に聞いて回ってみるのはいかがでしょうか?」

 

アトランタ「そうだね、同じような駆逐艦の連中にでも聞いたら良いんじゃない?それでダメなら上層部に訴えたら?」

 

 

大鳳「度を過ぎた物言いにはキチンと対応しないといけませんからね、良いと思います」

 

アトランタ「みんな好きだよね、BOOBS」

 

翔鶴「ブーブズ?」

 

大鳳「おっぱいです」

 

翔鶴「え?」

 

大鳳「おっぱいです」

 

翔鶴「そ、そう……」

 

 

大鳳「キュアプラムさん、お便りはしっっっかりとお焚き上げしておきますから」

 

アトランタ「アタシも結構ある方だけど、別に上手くやれてるし、なんとかなるよ」

 

大鳳「……っ」

 

翔鶴「えっと、えっと、キュアプラムさんが所属した艦隊でうまくやっていけるよう、私たち祈っていますから!がんばって!」

 

 

アトランタ「大鳳、そんなに気にしなくても大鳳は綺麗だと思うよ」

 

大鳳「あ、ありがとうございます///……でもどうしてもというか、ない物ねだりと言うやつで」

 

アトランタ「フェンスの向こうの芝は、いつもこちらの芝より青々としている ってこと、気にしないようにね」

 

 

大鳳「はい……ありがとうございます」

 

翔鶴「じゃあ最後のお便り、私が読ませてもらうわね」

 

大鳳「お願いします」

 

翔鶴「お焚き上げネーム:ターマイオニー さんから」

 

アトランタ「すごく賢そう……」

 

 

翔鶴『お気に入りのコタツが故障してしまい、修理に出そうと思っていた矢先のことですにゃ。作戦で少し留守にしていた間、姉が勝手に工廠へ持っていって修繕ついでに手を加えたらしく、直したんだからこれは貰っていくと言って没収されてしまったにゃ。』

 

大鳳(にゃ、って言う翔鶴さん可愛い)

 

 

翔鶴『いつもコタツで丸くなっていた自分にも非がありますが、後日そのコタツから出火したらしく、冬眠から起こされたクマのように怒り狂って賠償を請求されました。』

 

アトランタ「ま、仕方ないね」

 

大鳳(訴訟大国……)

 

 

翔鶴『窃盗そして違法改造した挙句の賠償など応じる必要はにゃいと思いますが、燃え残ったコタツの足を見るたびに悲しくにゃります。お焚き上げして旧友の魂を救っていただきたいですにゃ。姉についてはこちらでどうにかするので、どうかよろしくおにゃがい致します。』

 

大鳳「……ふふっ」

 

 

翔鶴「え?な、何か間違ってしまったかしら……」

 

大鳳「いえ、何度も『にゃ』って言う翔鶴さんが可愛くてつい……♪」

 

翔鶴「え?そ、そんな///」

 

アトランタ「うん、面白かった」

 

翔鶴「も、もう!早くお便り!お便りの方を!」

 

 

アトランタ「弁護士に連絡したら?」

 

大鳳「いやこれ姉妹間のもめごとですし」

 

アトランタ「こじれると面倒だよ?弁護士と裁判所に任せた方が早いよ」

 

翔鶴「ま、まだそのタイミングでは無いかと……」

 

 

アトランタ「ふーん……まぁそれが日本流?でも責任の所在は明らかにしとかないとダメだよ」

 

翔鶴「それはその通りですね。コタツで丸くなるのも健康的ではなくても悪いことはしていないし」

 

大鳳「よっぽど愛着があったんですね、そのコタツに」

 

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:ターマイオニー

「お気に入りのコタツが故障してしまい、修理に出そうと思っていた矢先のことですにゃ。作戦で少し留守にしていた間、姉が勝手に工廠へ持っていって修繕ついでに手を加えたらしく、直したんだからこれは貰っていくと言って没収されてしまったにゃ。いつもコタツで丸くなっていた自分にも非がありますが、後日そのコタツから出火したらしく、冬眠から起こされたクマのように怒り狂って賠償を請求されました。窃盗そして違法改造した挙句の賠償など応じる必要はにゃいと思いますが、燃え残ったコタツの足を見るたびに悲しくにゃります。お焚き上げして旧友の魂を救っていただきたいですにゃ。姉についてはこちらでどうにかするので、どうかよろしくおにゃがい致します。」

====================

 

 

翔鶴「お姉さん、かなり自由というか奔放な方に見受けられますから、今のうちに味方を作っておいた方が良いと思うわ」

 

大鳳「出火した驚きで混乱しているだけだったら、しっかり話せばちゃんと分かってくれるかもしれないわ?」

 

アトランタ「むしろ新しいコタツ買ってもらったら?」

 

 

大鳳「このお手紙を見る限りでは、お姉さんに非がありそうですものね」

 

アトランタ「こじれるようだったら弁護士に」

 

翔鶴「弁護士費用って結構高いんじゃなかったかしら……」

 

大鳳「姉妹間でお世話にはなりたくないですね……」

 

 

アトランタ「大事にしたくないのは分かるけど、理不尽を許しちゃだめだよ」

 

大鳳「それは、その通りですね」

 

翔鶴「ターマイオニーさん、コタツさんのことはしっかりお焚き上げしますから、お姉さんとまた仲良くできるよう祈っていますね」

 

大鳳「まずは落ち着いてもらって、それからですね」

 

 

アトランタ「これで、終わり?」

 

大鳳「はい、いまのお便りで全部みたいですね」

 

翔鶴「アトランタさん、今日はありがとうございました」

 

アトランタ「アタシも楽しかったよ、Thanks」

 

大鳳「大規模作戦に挑んでいる皆様も頑張って下さいね!応援しています!」

 

 

カンペ<[----]

 

翔鶴「あら?アトランタさんに、何かリクエストがあるみたい……」

 

アトランタ「え?」

 

大鳳「えーっと、アトランタさんに、両腕をグッと上にあげて『スーパーアトランタ』と言ってほしいそうです」

 

アトランタ「……え?何それ、意味わかんない……」

 

 

翔鶴「えっと、なんでも今日はどうしてもアトランタさんにそれをやって欲しいとか……」

 

アトランタ「……Hmmm……意味わかんないけど、何かあるのそれ?」

 

大鳳「私たちにもさっぱり……」

 

アトランタ「ハァ……わけわかんないけど、やってみる」

 

大鳳(やってくれるんだ……)

 

 

アトランタ「……」

 

アトランタ「スーパーアトランタ」?( 'ω'?)

 

大鳳「ぷっ……」

 

翔鶴「ふふっ……!」

 

 

アトランタ「な、何……せっかくやったのに」

 

大鳳「だ、だって、スーパーって言いながら全然ヤル気感じられなくて……フフ」

 

翔鶴「なんだかその、ギャップ?が可愛らしいのに面白くて……フフフ」

 

アトランタ「ジーー」?( ・ω・?)

 

 

大鳳「ククク……ちょっ!その、無言でそのポーズでこっち見るのやめて!!」

 

アトランタ?( 'ω'?)

 

アトランタ?( 'ω'?)

 

翔鶴「フフッ!あ、アトランタさん……やめ……フフフッ」

 

 

アトランタ「ふーん、私は翔鶴が『にゃ』って何回も言うのが面白かったけどね」

 

翔鶴「そ、それは!て、手紙にそう書いてあったから///」

 

大鳳「あ、あれは、か、可愛かったですね」

 

アトランタ「大鳳、ちょっと笑い過ぎ」?('ω'?)

 

大鳳「だ、だからそのポーズやめてくださいって!ククク」

 

 

カンペ<[〆て]

 

翔鶴「えーっと、そろそろお別れのお時間になってしまいました」

 

大鳳「今回もたくさんのお便り、本当にありがとうございます。皆様のお便りのお陰でこのラヂオが成り立っています」

 

翔鶴「アトランタさんも今日はありがとうございました」

 

 

アトランタ「さっきも言われたよ、まあアタシも意外と楽しめたし、悪くなかったかな」

 

大鳳「とっても頼もしかったです」

 

アトランタ「ど、どうも……」

 

 

翔鶴「頂いたお便りはしっかりお焚き上げし、皆様の不運がこれで断ち切られるよう心より祈っています」

 

大鳳「勇気が必要な人には、勇気が出るよう私たちは応援していますよ」

 

アトランタ「みんながんばってね」

 

 

翔鶴「お相手は、航空母艦・翔鶴と!」

 

大鳳「航空母艦・大鳳と!」

 

アトランタ「軽巡・Atlanta」

 

「「「皆さんに幸せがとどきますように!!」」」

 

アトランタ?( 'ω'?)

 

翔鶴・大鳳「「フフッ!」」

 

アトランタ「……やっぱ、意味わかんない」?( 'ω'`?)

 

 

~第12回放送 おわり~

 

 

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