翔鶴と大鳳の「お焚き上げラヂオ」   作:是反

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2023年11月4日 放送分です。
お便りを送ってくださった皆様、ありがとうございます。

<本放送>
https://x.com/l_c_z2/status/1720792073539047650?s=20


第33回放送(ゲスト:Intrepid)

【第33回 翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ】

翔鶴「翔鶴と!」

 

大鳳「大鳳の!」

 

「「お焚き上げラヂオ!!!」」

 

#翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ

 

 

翔鶴「皆様こんばんは、翔鶴です。久々のラヂオ放送ですね♪」

 

大鳳「こんばんは、大鳳です。前回の放送が8月下旬でしたので、実に2か月以上空いてしまいました。皆様お久しぶりです」

 

 

翔鶴「かなり長期間の大規模作戦でしたね、今年の欧州は」

 

大鳳「欧州各国、果たしてこのままで大丈夫なのでしょうか……と思わなくもないですが、何とか無事作戦完了しました」

 

翔鶴「私たちの国も、今回はかなり危なかったわね……」

 

大鳳「防衛体制の強化が急務ですね、我々も頑張らないと」

 

 

翔鶴「そんな今年の欧州遠征で最後の最後に戦いの決着をつけてくださった勝利の女神さんが、ゲストとしてお越しいただいています」

 

大鳳「はい、本日のゲストのIntrepidさんです!」

 

イントレピッド「HI!コンバンワ!みんな元気?ね!」

 

 

大鳳「イントレピッドさん、本日はよろしくお願いいたします」

 

翔鶴「欧州作戦、今更になってしまいますがお疲れ様でした」

 

イントレピッド「hm~、でも私、最後の援護がたまたま命中しただけよ?みんなで掴んだ勝利だと思うわ!」

 

 

大鳳「それでもやっぱり最後を決めてくれたのは特別ですから」

 

翔鶴「ふふ、イントレピッドさん、しばらくは雪風さんみたいに幸運の女神みたいに言われていたものね」

 

イントレピッド「褒めてくれるのは嬉しいけど、言い過ぎだと思うな~。でも、次も頑張っちゃうわね♪」

 

 

翔鶴「はい、私たちも負けていられないわね」

 

大鳳「では早速、今日のお便り1通目あイントレピッドさんにお願いしますね」

 

イントレピッド「初めてだけど、頑張っちゃうわ!これを読んで、underwearを燃やせば良いのよね?」

 

大鳳「本来違うんですけど、まあ、もし、付属していたら、はい……」

 

 

イントレピッド「とにかく読んでいくわ!えーっと……"ちゃんぽんビアンコ"さんからのオタヨリね!」

 

翔鶴「ありがとうございます」

 

 

イントレピッド『私、トスカーナの出身なので料理は良く言えば質素なものの方が好きです。素材の味が活きる素朴な味がとても好きです。』

 

大鳳「イタリアの料理も、素材の味を活かしたものが多いですよね」

 

翔鶴「美味しいですよね、イタリア料理」

 

 

イントレピッド『この前そろそろ朝になろうかという時に締めのパスタが食べたいな〜と思ってたら目の前に美味しそうなペペロンチーノ(日本の方にわかりやすいようにこう呼びます)が!』

 

大鳳「え、ペペロンチーノって本国では言わないんですか!?」

 

イントレピッド「"アーリオオーリオペペロンチーノ"が正しい名前みたいね」

 

翔鶴「確かに、サイ●リヤでも"アーリオオーリオ"って見たことある気が」

 

 

イントレピッド『喜んで食い付いたら地獄のような辛さで一気に酔いが醒めました。またあの婆さんの仕業です。こんなに辛いものが好きなんて、あの婆さん実はドMなんでしょうか?』

 

翔鶴「ああ……以前の激辛イタリアンの……

 

大鳳「どこかの外道な神父なのでしょうか……」

 

 

イントレピッド「Hotなのが好きな人って、何でもそんな風にしちゃうわよねぇ」

 

翔鶴「もう少しこう、手心を……と思いますよね」

 

 

イントレピッド『口の中だけでなく消化器全てを焼かれるようなこの辛さを楽しめるなんてドMか、痛覚がどうかしてるか、それとも加齢で鈍っちゃってるか、どうなんでしょうか。』

 

大鳳「"辛み"は味覚じゃなくて触覚らしいですからね」

 

イントレピッド「ショウカク?」

 

翔鶴「私ではなくて、触覚ね」

 

 

イントレピッド「あ、続きがあるわね」

 

イントレピッド『追伸:黒い服を着たアメリカの空母は今回も喜んで食べてました。あの人も婆さんかも知れません。白いぱんつのアメリカの空母はその場で虹を描いてました。あの子好きです。』

 

=====お便り全文=====

ちゃんぽんビアンコ

私、トスカーナの出身なので料理は良く言えば質素なものの方が好きです。素材の味が活きる素朴な味がとても好きです。

この前そろそろ朝になろうかという時に締めのパスタが食べたいな〜と思ってたら目の前に美味しそうなペペロンチーノ(日本の方にわかりやすいようにこう呼びます)が!喜んで食い付いたら地獄のような辛さで一気に酔いが醒めました。またあの婆さんの仕業です。こんなに辛いものが好きなんて、あの婆さん実はドMなんでしょうか?口の中だけでなく消化器全てを焼かれるようなこの辛さを楽しめるなんてドMか、痛覚がどうかしてるか、それとも加齢で鈍っちゃってるか、どうなんでしょうか。

 

追伸:黒い服を着たアメリカの空母は今回も喜んで食べてました。あの人も婆さんかも知れません。白いぱんつのアメリカの空母はその場で虹を描いてました。あの子好きです。

====================

 

翔鶴「なぜ、パンツの色で表現を……?」

 

大鳳「そんな皆さんのパンツ事情分からないですよ!毎日同じとも限らないし」

 

イントレピッド「大鳳はそんなに毎日違うのにしてるの?」

 

大鳳「え……それは……」

 

カンペ < [ここで大鳳の下着事情!]

 

大鳳「そこに直れ」

 

~~~

 しばらくお待ちください 

 

舞鎮電信台

~~~

 

大鳳「本日のスタッフは全て終了しました」

 

翔鶴「お疲れ様でした」

 

イントレピッド「えっと、これ、続けていいの?」

 

大鳳「はい、不埒なスタッフなど不要ですから」

 

 

翔鶴「えっと、イントレピッドは辛いのは平気?」

 

イントレピッド「NO!私はもうぜんっぜんダメ!!」

 

大鳳「ちょっと意外な気がします」

 

イントレピッド「それサラにも言われたわ!あの子は結構平気みたいなんだけど……」

 

 

大鳳「そういえば、手紙の中にも"黒い服を着たアメリカの空母は~~"って書かれてましたけど、もしかして」

 

イントレピッド「そっちのサラも平気なのかもしれないわね~」

 

翔鶴「じゃあ、もう一人の"白いぱんつのアメリカの空母"というのは……」

 

イントレピッド「……え、もしかして私???」

 

 

大鳳「いやいや!分かりませんから!!」

 

翔鶴「あ、そ、そうよね!」

 

イントレピッド「たしかに私は普段……」

 

大鳳「言わなくていい!言わなくていいです!ほんとに!」

 

 

翔鶴「えっと、じゃあイントレピッド!そろそろお焚き上げを!」

 

イントレピッド「ん~~~じゃあ、ちゃんぽんビアンコさんが次こそは美味しいアーリオオーリオを食べられるようにお祈りするわね♪」

 

大鳳「いいですね」

 

翔鶴「ビアンコさん、次は気を付けてね……?」

 

 

イントレピッド「私も、アシガラのカレーみたいにとってもHOTなのは気を付けてるわ」

 

大鳳「足柄さんのカレー、美味しいけど確かに辛いですよね」

 

翔鶴「食堂のカレーも辛さが選べるようになると良いわね」

 

 

翔鶴「はい、それでは次のお便りは、大鳳さんにお願いしますね」

 

大鳳「了解です、えー、"US8提督"さんからです」

 

イントレピッド「Thank you♪」

 

 

大鳳『先日はうちの佐渡のためお焚き上げありがとうございました。あのあとしばらくは何事もなく平穏に過ごしておりました。我々もこれで終わったものと思っておりましたが、季節外れの怪談となってしまうことをお許しください』

 

翔鶴「以前、大変な目に逢われていた佐渡さんのことね?」

 

 

イントレピッド「大変な目?」

 

大鳳「一口に言うと、どうにも霊障というか、ホラーな出来事に巻き込まれてしまったようで」

 

イントレピッド「NO!!大丈夫なの?それ」

 

翔鶴「どうなんでしょう、少し雲行きが怪しいですが……」

 

 

大鳳『あのあと、佐渡自身も落ち着いてきて、内務や遠征はこなせるようになってきておりました。本人の希望もあり、徐々に慣らしながら、という条件付きで近海哨戒に出ておりました。しかし、だいぶ感覚が戻ってきた矢先に、哨戒に出た先で敵潜の魚雷を受けてあえなく大破、全隊帰還命令をだしました』

 

翔鶴「間一髪ね……ご無事で何よりだわ」

 

イントレピッド「本当ね~」

 

 

大鳳『ところが、佐渡を含む全員の復唱を確認したにも関わらず、何故か佐渡が単艦で沖の方へふらふらと出ていってしまいました。僚艦平戸、旗艦松輪がすぐ気が付き追ってくれましたが、残敵潜に魚雷を受けることになってしまいました』

 

イントレピッド「Oh my……」

 

翔鶴「だ、大丈夫だったの!?」

 

 

大鳳『幸い気づきが早かったため、本人は助けることができましたが、艤装は轟沈することとなってしまいました』

 

翔鶴「そんな……」

 

イントレピッド「で、でもサド本人は助かったのよね?」

 

大鳳「それがせめてもの幸いですね……」

 

 

大鳳『後で聞くと、沖の方から私が呼ぶ声が聞こえ、どうしても行かなければならないと感じたそうです。そこからの記憶はなく、次に気が付いたときには平戸に背負われての帰投中だったとのことでした』

 

イントレピッド「本当に、そんなことがあるのね……」

 

 

大鳳『今回のあまりのことを受け、私の権限で佐渡を除隊とし、艦娘としての任を解きました。本人は未練があったようですが、この子の命には換えられないと判断いたしました』

 

翔鶴「ええ、私もそれが一番だと思います、正しい判断だと」

 

 

大鳳『その轟沈から一月ほど経ちましたが、本人がどうしてもここに居たいと言ったので、内務専任として私の専属秘書に採用しております。本人はまだ海に未練があるようですが、まだ船に乗ることすら恐怖があるようで、徐々に彼女らしさを取り戻してほしいと思っています』

 

翔鶴「大変だと思うけど、なんとかこれからは平穏であってほしいわね」

 

イントレピッド「彼女のこれからに幸多からんことを……」

 

 

大鳳『この度、彼女を正式に私の養女として迎えることにいたしました。そして、本人と話し合った結果、けじめとして、轟沈時に一つだけ持ち帰っていた単装砲を処分することにいたしました。鋳造し直してお守りのロケットとして身に付けさせるつもりです』

 

 

イントレピッド「So Good!ステキね!素晴らしいと思うわ!」

 

大鳳「とても懐の広い提督さんの対応、私も素晴らしいと思います」

 

翔鶴「佐渡さん、新しい環境で幸せになれると良いわね」

 

 

大鳳『また、合わせて制服も処分することになりましたので、こちらをお送りいたします。ぜひとも彼女の再スタートのために、お焚き上げをお願いします』

 

 

=====お便り全文=====

先日はうちの佐渡のためお焚き上げありがとうございました

あのあとしばらくは何事もなく平穏に過ごしておりました

我々もこれで終わったものと思っておりましたが、季節外れの怪談となってしまうことをお許しください

あのあと、佐渡自身も落ち着いてきて、内務や遠征はこなせるようになってきておりました

本人の希望もあり、徐々に慣らしながら、という条件付きで近海哨戒に出ておりました

しかし、だいぶ感覚が戻ってきた矢先に、哨戒に出た先で敵潜の魚雷を受けてあえなく大破、全隊帰還命令をだしました

ところが、佐渡を含む全員の復唱を確認したにも関わらず、何故か佐渡が単艦で沖の方へふらふらと出ていってしまいました

僚艦平戸、旗艦松輪がすぐ気が付き追ってくれましたが、残敵潜に魚雷を受けることになってしまいました

幸い気づきが早かったため、本人は助けることができましたが、艤装は轟沈することとなってしまいました

後で聞くと、沖の方から私が呼ぶ声が聞こえ、どうしても行かなければならないと感じたそうです

そこからの記憶はなく、次に気が付いたときには平戸に背負われての帰投中だったとのことでした

今回のあまりのことを受け、私の権限で佐渡を除隊とし、艦娘としての任を解きました

本人は未練があったようですが、この子の命には換えられないと判断いたしました

 

その轟沈から一月ほど経ちましたが、本人がどうしてもここに居たいと言ったので、内務専任として私の専属秘書に採用しております

本人はまだ海に未練があるようですが、まだ船に乗ることすら恐怖があるようで、徐々に彼女らしさを取り戻してほしいと思っています

この度、彼女を正式に私の養女として迎えることにいたしました

そして、本人と話し合った結果、けじめとして、轟沈時に一つだけ持ち帰っていた単装砲を処分することにいたしました

鋳造し直してお守りのロケットとして身に付けさせるつもりです

また、合わせて制服も処分することになりましたので、こちらをお送りいたします

ぜひとも彼女の再スタートのために、お焚き上げをお願いします

 

US8提督

====================

 

 

翔鶴「真新しい制服に見えるわね」

 

イントレピッド「直して使っていたんじゃないかしら?」

 

大鳳「一瞬"また衣類が"と思いましたが、今回は事情が事情ですし全く問題ないでしょう」

 

翔鶴「しっかり、しっかりとお焚き上げしますね」

 

 

イントレピッド「こんな怖いことってあるのね」

 

翔鶴「科学で解明できていない現象はまだまだたくさんありそうですね」

 

大鳳「明確な対処法なんかが分かるといいんですけど」

 

 

イントレピッド「私たちも気を付けないとね」

 

大鳳「気を付けようがな無い気がしますけど……」

 

イントレピッド「Non Non、もし仲間がそういう危険な状態だったら助けられるようにしないとね!」

 

大鳳「あ、はい!その通りです!」

 

翔鶴「佐渡さんも仲間に助けてもらえたものね」

 

 

イントレピッド「問題が起きないようにっていうのも大切だけど、もし起きてしまってもなんとかできるようにする、っていうのも大事ヨ?」

 

翔鶴「そうですね……私も気合を入れ直さないと」

 

大鳳「改めてになりますが、佐渡さんとお仲間の皆さんの平穏無事を祈願してお焚き上げしますね」

 

 

翔鶴「じゃあ、次のお便りは私が読むわね」

 

大鳳「お願いします」

 

翔鶴「お焚き上げネーム:ダイワホテル さんからです」

 

大鳳「ありがとうございます、不動産屋さんみたいですね……」

 

イントレピッド「HOTEL……ヤマトが怒りそうな名前ねぇ」

 

 

翔鶴『大規模作戦、お疲れ様でした。北の泊地で南洋諸島方面での作戦を担う分艦隊、いわば南洋方面軍旗艦を務める戦艦です。分艦隊司令を務める夫も欧州での戦功が決め手となって少将から中将へと昇任し、それから少しして親しい駆逐艦の子にも改二改装の話が来ました。妹や夫にも懐いている私たち夫婦にとっては年の離れた妹のような子で、当然妹も交え夫婦で喜びました。』

 

イントレピッド「おつかれさま~!」

 

大鳳「おめでたい話がたくさんですね」

 

 

翔鶴『ただし、今回こうして貴番組にお便りを出したのはその子のことです。』

 

大鳳「イヤな……」

 

イントレピッド「ヨカン……」

 

 

翔鶴『その姉妹の一門では末っ子に当たるのですが弊艦隊では長女が結婚詐欺を幾度となく働いたばかりか保険金殺人の前科まであるらしく、ネームシップでありながら一門からの除名処分を受け、昔の言葉で言い表すなら長庶子として扱われています。』

 

大鳳「出ましたねこのやりたい放題長女!」

 

イントレピッド「え、なんで捕まってないの?」

 

翔鶴「わ、分かりません……」

 

 

翔鶴『その長庶子は皆様もご存知の通り、時折弊泊地発のラジオで幾度となく醜態を放送され社会的に抹殺されるという制裁を受けています。これだけでも辛そうなのですが、友軍艦隊で発覚した姉妹艦の同名別個体が起こした士道不覚悟事案も響いており、この子も頭を抱えていました。』

 

イントレピッド「問題しかないわよね?ね?どうなってるのその姉妹?」

 

大鳳「罪状が重すぎて、何故いまそうしていられるのかが分かりません……」

 

 

翔鶴『そこに貴艦隊の同名別個体が受けていた男根頭の刑が終わった上効果も一時的なものに過ぎなかったという話を聞き、改装も合わさって何かが壊れたとまではいかないまでも乱れてしまったようです。』

 

イントレピッド「アレ、ひどかったわね」

 

大鳳「ええ……」

 

 

翔鶴『今では時折何かの発作のように舞鶴の方向を睨んでいきなり無言で床を殴りつけたと思えば情けない声で泣き出したり、かと思えば「あの品性の欠片もないアホ面に腐った魚を詰めて殺してやる」と怒り狂ったりで、彼女の情緒が心配です。』

 

大鳳「確かにウチのあの罰は良くなかったですけどとばっちりじゃないですか!?」

 

翔鶴「ご自身に問題がありすぎて……」

 

イントレピッド「Japanは●刑OKなのよね?」

 

大鳳「サラっと怖いこと聞かないでくれません?」

 

 

翔鶴『夫と共に説得を試みたこともありますが、「あれは生きていてはいけない命です」と普段の明るく人懐っこいあの子とは似ても似つかない冷たい目で決然と言い切られてしまいました。そのうち血の涙を流して天を恨んだ挙句に血を吐いて憤死してしまうのではないかと、内心ヒヤヒヤしています。』

 

 

大鳳「いずれ因果が回ってくるのかもしれませんね」

 

イントレピッド「インガオオホー……」

 

 

翔鶴『長くなりましたが彼女がその3名に対する呪詛を書き連ねたノートが発見されたので、浄化すると思ってお焚き上げをお願いします。』

 

大鳳「え、なにそれこわい」

 

イントレピッド「これが、          ?」

 

翔鶴「ある意味間違ってはないけど」

 

 

翔鶴「あ、続きが」

 

翔鶴『追記:貴艦隊に賠償を請求したところでたかが知れていますし、地域の住民を扇動してあることないことを吹き込んで艦隊を解散に追い込んだり戦術核を手配して一帯を清掃したりといった手段を講じても、成功と引き換えに友軍を失って敵を利するばかりです。ご安心下さい。』

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:ダイワホテル

大規模作戦、お疲れ様でした。北の泊地で南洋諸島方面での作戦を担う分艦隊、いわば南洋方面軍旗艦を務める戦艦です。分艦隊司令を務める夫も欧州での戦功が決め手となって少将から中将へと昇任し、それから少しして親しい駆逐艦の子にも改二改装の話が来ました。妹や夫にも懐いている私たち夫婦にとっては年の離れた妹のような子で、当然妹も交え夫婦で喜びました。

ただし、今回こうして貴番組にお便りを出したのはその子のことです。その姉妹の一門では末っ子に当たるのですが弊艦隊では長女が結婚詐欺を幾度となく働いたばかりか保険金殺人の前科まであるらしく、ネームシップでありながら一門からの除名処分を受け、昔の言葉で言い表すなら長庶子として扱われています。その長庶子は皆様もご存知の通り、時折弊泊地発のラジオで幾度となく醜態を放送され社会的に抹殺されるという制裁を受けています。これだけでも辛そうなのですが、友軍艦隊で発覚した姉妹艦の同名別個体が起こした士道不覚悟事案も響いており、この子も頭を抱えていました。そこに貴艦隊の同名別個体が受けていた男根頭の刑が終わった上効果も一時的なものに過ぎなかったという話を聞き、改装も合わさって何かが壊れたとまではいかないまでも乱れてしまったようです。今では時折何かの発作のように舞鶴の方向を睨んでいきなり無言で床を殴りつけたと思えば情けない声で泣き出したり、かと思えば「あの品性の欠片もないアホ面に腐った魚を詰めて殺してやる」と怒り狂ったりで、彼女の情緒が心配です。夫と共に説得を試みたこともありますが、「あれは生きていてはいけない命です」と普段の明るく人懐っこいあの子とは似ても似つかない冷たい目で決然と言い切られてしまいました。そのうち血の涙を流して天を恨んだ挙句に血を吐いて憤死してしまうのではないかと、内心ヒヤヒヤしています。

長くなりましたが彼女がその3名に対する呪詛を書き連ねたノートが発見されたので、浄化すると思ってお焚き上げをお願いします。

 

追記:貴艦隊に賠償を請求したところでたかが知れていますし、地域の住民を扇動してあることないことを吹き込んで艦隊を解散に追い込んだり戦術核を手配して一帯を清掃したりといった手段を講じても、成功と引き換えに友軍を失って敵を利するばかりです。ご安心下さい。

====================

 

大鳳「」

 

翔鶴「」

 

イントレピッド「」

 

 

大鳳「か、改革をしましょう!改革!友軍から見捨てられる前に!」

 

イントレピッド「YES!オゲヒンなのは辞めさせないとね!」

 

翔鶴「それじゃあ、手始めに明石さんから」

 

大鳳「はい」

 

イントレピッド「はい」

 

 

大鳳「前の時も疑問だったんですが、このやりたい放題長女さんはなぜ北の厳しい環境で生きていられるんでしょう?」

 

イントレピッド「ものすご~~~く強いとか、特殊な技能があるとか?」

 

翔鶴「"前科"というだけで、もう公的には刑期満了したとか?」

 

大鳳「いや重罪ですよ、そんなポロっと出て来れないかと」

 

 

翔鶴「じゃあ、もしかして昔の穢多・非に」

 

大鳳「それ以上いけない」

 

イントレピッド「?」

 

 

翔鶴「ええと、とにかくこの恨み辛みが詰まったノートはきっちりお焚き上げしますね」

 

大鳳「そしてこちらの艦隊の風紀も再度改めなければ……」

 

イントレピッド「そうね~……最近はかなり大人しくなったと思うけど」

 

 

大鳳「新しく艦隊に加わった方もそれなりに居ますし、緩まないようにしないとですね」

 

翔鶴「ロドニーさんは清霜さんと戦艦ごっこしてたわね」

 

イントレピッド「ジャヴェリンは長い棒をもって"これがTombo Cutterよ!"と遊んでたわね」

 

大鳳「もうだめかもしれない」

 

 

翔鶴「では、気を取り直して4通目を、またイントレピッドにお願いするわね」

 

イントレピッド「OK!ラヂオネーム 木っ端水玉パンツ さんからよ」

 

大鳳「ありがとうございます……って、その名前だと、まさか」

 

翔鶴「まだよ、まだ分からないわ」

 

大鳳「そんなシュレディンガーのパンツ要らないです……」

 

 

イントレピッド『着任してはや2ヶ月なんだけど、姉から噂を聞きつけてこの番組にお便り送ったわ。知ってるわよ、戦闘で破れちゃったパンツをお焚き上げしてもらうと御利益があるんでしょ!?』

 

大鳳「そんなものはない」

 

翔鶴「ありません」

 

 

イントレピッド『というわけで、初めてのお給金で買ったのに翌日の戦闘で被弾して木っ端ミジンコになっちゃったパンツを送るわ!お焚き上げして供養してあげてね?』

 

大鳳「弊ラヂオ局はパンツの募集はしておりません、というか皆さん恥ずかしくないんです!?」

 

翔鶴「お姉さんは一体何故……」

 

 

イントレピッド「というかこれ、Rodneyよね?」

 

大鳳「もう語尾がミジンコになってしまってますね」

 

翔鶴「そんなに言ってたかしら……」

 

 

イントレピッド「あ、まだ続きがあるわね」

 

イントレピッド『P.S.スタッフさん、捨てるものだからってヘンなことに使ったら木っ端ミンチカツよ?』

 

大鳳「安心してください、本日のスタッフは終了しています、というかそれ気にするなら送らないでくださいよ!」

 

翔鶴「"木端"という言葉が気に入ってるのかしら」

 

 

=====お便り全文=====

ラヂオネーム 木っ端水玉パンツ

着任してはや2ヶ月なんだけど、姉から噂を聞きつけてこの番組にお便り送ったわ。

知ってるわよ、戦闘で破れちゃったパンツをお焚き上げしてもらうと御利益があるんでしょ!?というわけで、初めてのお給金で買ったのに翌日の戦闘で被弾して木っ端ミジンコになっちゃったパンツを送るわ!お焚き上げして供養してあげてね?

 

P.S.スタッフさん、捨てるものだからってヘンなことに使ったら木っ端ミンチカツよ?

====================

 

 

イントレピッド「……」

 

翔鶴「どうしたの?」

 

イントレピッド「本当に、underwear……パンツが送られて来るのね、噂だけだと思ってたけど」

 

大鳳「ザンネンながら……」

 

 

イントレピッド「でも、噂が本当だって知られて面白かったわ!」

 

翔鶴「そ、そう」

 

大鳳「心から"良かったですね"と言えない」

 

 

イントレピッド「じゃあ、この防御力ゼロのパンツを燃やせば良いのよね?」

 

大鳳「あーもうイチイチ出さなくていいですって!!」

 

翔鶴「せめて人目に触れる前に灰にしてあげましょうね」

 

 

大鳳「木っ端水玉パンツさん、というかロドニーさん!このラヂオはパンツを燃やすためのラヂオではありませんからね!」

 

翔鶴「着任早々の被弾は災難だったと思うから、今後の無事を祈ってお焚き上げすることにしましょうか」

 

イントレピッド「服がボロボロになるのヤだもんねえ」

 

 

大鳳「それでは、本日最後のお便りは私が読ませていただきますね」

 

イントレピッド「おねがいね~♪」

 

大鳳「ええと、某提督 さんからのお便りです」

 

翔鶴「ありがとうございます」

 

 

大鳳『すちーむのお焚き上げをお願いします。昨日(というか今日)寝る前にちょっと進めようかとHOI4を起動したんですよ。…気が付いたら白々明け始めてました。おかげで今日の予定はグッダグダで何もできずに終わりました。アンインストールした方が良いですかね…?』

 

=====お便り全文=====

某提督

すちーむのお焚き上げをお願いします。昨日(というか今日)寝る前にちょっと進めようかとHOI4を起動したんですよ。…気が付いたら白々明け始めてました。おかげで今日の予定はグッダグダで何もできずに終わりました。アンインストールした方が良いですかね…?

====================

 

翔鶴「スチーム?」

 

大鳳「恐らく、コンピュータで行うゲームのことかと。確か前に夕張さんがそんなこと言ってました」

 

イントレピッド「ああ、Steamね!アイオワが良くやっていたわ」

 

 

翔鶴「じゃあこのHOIというのは?夕立ちゃん?」

 

大鳳「POIじゃなくて……いま調べてみましたが、恐らくこの"Hearts of Iron IV"というゲームじゃないでしょうか?」

 

イントレピッド「なんだか難しそうね」

 

 

翔鶴「でも、お焚き上げが必要なのはそのゲームじゃなくて、提督さんの煩悩じゃないかしら?」

 

大鳳「熱中するのは悪いことではないと思いますが、遊んで後悔するくらいならもう少し意思を強く持たないと」

 

イントレピッド「ほどほどにしておかないとメっよ?」

 

 

大鳳「意思を強く持たなければ、例えこのゲームを消去したところで意味は無いですよ」

 

翔鶴「また入れ直したり、別のゲームをしたりするかも?」

 

イントレピッド「あり得そうね……でも無理にやめようとしてもきっと駄目だから、ちょっと時間を減らすところから気を付けていったらどうかしら?」

 

 

大鳳「とにかく、もう少し煩悩に打ち勝てるようにお祈りしてお焚き上げしますね」

 

翔鶴「ゲームのし過ぎで指揮が鈍ったり、ということが無いようにしてくださいね?」

 

イントレピッド「そんなことになったら絶対ダメよ?」

 

 

翔鶴「本日のお便り紹介は以上になります、皆様ありがとうございます」

 

大鳳「最後はプレゼントコーナーです……が、今回は特に大変そうだった佐渡さんの提督さん、"US8提督"さんに贈呈したいと思います」

 

イントレピッド「大変だったけど、これからは良いことたくさんあると思うわ!幸運を!」

 

 

翔鶴「心を込めて、御守りを作ってお送りしますね」

 

大鳳「どうかこれからは平穏無事でいてください」

 

イントレピッド「私も頑張るわね♪」

 

 

翔鶴「さて、名残惜しいですがお別れの時間が近づいてきました」

 

大鳳「本日お便りを下さった皆様、長時間放送にお付き合い頂いた皆様、ありがとうございます」

 

翔鶴「皆様のお陰でこのラヂオが成り立っています、本当にありがとうございます」

 

 

大鳳「イントレピッドさんも今日はありがとうございました」

 

イントレピッド「私の方こそ、とっても楽しかったわ!本当にパンツを燃やせると思ってなかったし」

 

翔鶴「それは、本当はない方が良いんですけどね」

 

 

大鳳「それでは、弊ラヂオは皆様の不運が断ち切られることを祈っています」

 

イントレピッド「そして皆さんの幸運を祈ってるわ」

 

翔鶴「番組への要望などありましたら、お気兼ねなくご連絡下さいね」

 

 

翔鶴「それでは、本日のお相手は、航空母艦・翔鶴と!」

 

大鳳「航空母艦・大鳳と!」

 

イントレピッド「Essex class CV-11 Intrepid!でした!」

 

 

「「「皆さんに幸せがとどきますように!!!」」」

 

 

~第33回放送 おわり~

 

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