お便りを送ってくださった皆様、ありがとうございます。
【第4回 翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ】
翔鶴「翔鶴と」
大鳳「大鳳の」
「「お焚き上げラヂオ!!」」
翔鶴「ご無沙汰しておりました、翔鶴です」
大鳳「お久しぶりです、大鳳です。なんと前回から1月以上間が空いているようです」
翔鶴「あ、あら……もう少しコンスタントに放送できるようにしたいですね……」
大鳳「ええ……不甲斐ない運営で申し訳ありません」
<[申し訳ありません]
大鳳「そんなこんなで第4回となりましたラヂオです」
翔鶴「少しは私たちも慣れてきたかしら?」
大鳳「初めての頃は分からないことだらけでしたからね、その頃と比べたら多少は良くなっていると思いたいですね」
翔鶴「第1回目は下着が届けられたものね、あれは驚いたわ……」
大鳳「そ、そうでしたね……」
翔鶴「今でもびっくりするようなお便りは時々あるけれど、前より上手に対応できるようになってると思うわ!」フフン
大鳳「翔鶴さん、自信ありですね」
大鳳(翔鶴さんの場合そういう時に限って怖い気がする……)
翔鶴「ええ!なので早速、お便りを大鳳さんお願いします!」
大鳳「え?」
翔鶴「?」
大鳳「えっと、今の流れで翔鶴さんじゃなくて私なんですか?」
翔鶴「ええ……い、いやだったかしら?」
大鳳「いえそうではなくて……わかりました、私が読みます」
翔鶴「はい、お願いします♪」
大鳳「ラヂオネーム:えんりゃく さんです」
翔鶴「ありがとうございます♪」
大鳳『お姉様と妹たちのためにカレーを作ろうとするのですが、いつも全力で止められてしまいます。密かに練習して腕は確実に上がっているはずなのに、それを披露する前に阻まれてしまうのです。』
翔鶴「あら……それは悲しいですね……」
大鳳『せっかく練習してるのに……このモヤモヤした気持ちをお焚き上げていただきたいです。そして、良かったらどうすればカレーを食べてもらえるかご教示願いたいです。』
大鳳「……ということです」
=====お便り全文=====
ラヂオネーム:えんりゃく
お姉様と妹たちのためにカレーを作ろうとするのですが、いつも全力で止められてしまいます。密かに練習して腕は確実に上がっているはずなのに、それを披露する前に阻まれてしまうのです。せっかく練習してるのに……このモヤモヤした気持ちをお焚き上げていただきたいです。そして、良かったらどうすればカレーを食べてもらえるかご教示願いたいです。
====================
大鳳(……あの人、ですよねこれ……)
翔鶴「えんりゃくさんの姉妹さんは、何か理由があって止めているのでしょうか?」
大鳳「え?……えっと、たぶん、その……何か一度失敗したんじゃないでしょうか」
大鳳(気付いてない!?)
翔鶴「なるほど、それで『密かに練習して』いるんですね。きっと姉妹の皆さんを驚かせたいのね♪」
大鳳「しかし、この様子では中々難しそうですね……」
翔鶴「うーん、こっそり作って……は、もしかしたら嫌がられてしまうかもしれないし……」
大鳳「……あ、こんなのはどうでしょう」
翔鶴「大鳳さん、何か名案が?」
大鳳「名案かどうかは分かりませんが……えんりゃくさん、まずご自分の分だけ料理を作るのは如何でしょう?」
翔鶴「じ、自分の分だけ?」
大鳳「はい、そしてそれを姉妹の皆さんの前で食べるんです!」
翔鶴「えっと……それでは皆さんに食べてもらえないのでは?」
大鳳「いきなり『料理上手になったから食べてくれ』と言っても説得力に欠けるでしょう。なので、まずご自身が自分の料理を美味しく食べるんです!」
翔鶴「そうすれば、美味しく作れるようになった証拠になる……というわけね!」
大鳳「はい。そうして姉妹の皆さんの前で食べていれば『一口どうですか?』と勧めてみてもいいんじゃないでしょうか?」
翔鶴「自分で"毒見"をするのね!」
大鳳「……ええ、まあ、そうなんですが……い、言い方がちょっと余りにも……いえ、でも毒見で正しいかもしれない……」
翔鶴「でも、そんなに食べてくれないなんて、何があったのかしら……」
大鳳「……翔鶴さん、もし瑞鶴さんが作った料理が暗黒物質で、また翔鶴さんに作ろうとしていたらどうします?」
翔鶴「うーん……一緒に作りましょう?って言うかもしれないわ」
大鳳「あ、それも良いかもしれないですね」
大鳳「ではえんりゃくさん、過去何があったかわからないですが、姉妹の皆さんの信頼回復のため、目の前でご自分の料理を食べてみるのを私はおすすめしたいです。あとは、翔鶴さんのようにご姉妹と料理を一緒に作っても良いかもしれないですね」
翔鶴「止められてしまうのはきっと悲しかったと思うわ。その気持ちはしっかりお焚き上げしますから、どうか挫けないでくださいね?」
大鳳「……えんりゃくさんは、きっと正常な味覚の持ち主ですよね?」
翔鶴「わからないけど、どうして?」
大鳳「いえ、もし独特の感覚の持ち主だったら、自分では美味しいと思ってもということが……」
翔鶴「あ……」
大鳳「……つ、次!翔鶴さん次お願いします!」
翔鶴「は、はい!」
翔鶴「えっと次は、お焚き上げネーム:なるみんさんからのお便りです。」
大鳳「お便りありがとうございます」
翔鶴『こんばんは。大本営の偉い人がついに某ゲームに手を出してしまいました。』
大鳳「な、なんのゲームなんでしょう」
翔鶴『『どうせお盆外出できないからいいんじゃね?』というのが言い分らしいのですが、どう考えても泥沼直行で折角回復基調にあった財政がまた火の車になりそうです…。』
大鳳「そ、そんなに!?」
翔鶴『お焚き上げで煩悩って焼き尽くせますかね?』
大鳳「えっと……」
翔鶴「うーん、煩悩って……お焚き上げできるのかしら……」
大鳳「いえ、それ以前になんだかいろいろと問題しかないことが書かれているんですが……」
=====お便り全文=====
お焚き上げネーム:なるみん
「こんばんは。大本営の偉い人がついに某ゲームに手を出してしまいました。『どうせお盆外出できないからいいんじゃね?』というのが言い分らしいのですが、どう考えても泥沼直行で折角回復基調にあった財政がまた火の車になりそうです…。お焚き上げで煩悩って焼き尽くせますかね?」
====================
翔鶴「え?」
大鳳「いや、え?じゃなくて……これ、文面を正直に受け止めると『大本営が運営資金でゲーム課金している』ということになりかねないのですが……」
翔鶴「…………えっと、さ、さすがに比喩表現じゃないかしら?」
大鳳「私もそう思いたいのですが……」
翔鶴「某ゲーム……どんなゲームなのかしら」
大鳳「何かは分かりませんが、文面からは何か恐ろしいお金の匂いがします」
翔鶴「……私、ゲームとお金にまつわるこんな怖い話を知ってるのだけど、少しいいかしら?」
大鳳「へ?ど、どうぞ……」
翔鶴「クレジットカード……は皆さん知っていると思います」
大鳳「すみませんもう嫌な予感しかしないです」
翔鶴「とある提督がね?それを魔法のカードか何かと勘違いして『たくさん課金しても毎月の支払額が一緒なんです』って……」
大鳳「え、ちょ、それ」
翔鶴「そう、そのカードはね、『リボルビング払い』に設定されていたの」
大鳳「い、いやああああああ!!」
翔鶴「その提督は今でもその時の『ガチャ』の支払いに苦しんでいるそうよ……」
大鳳「な、夏にぴったりの怪談ですね……」
翔鶴「なので、なるみんさん、あなたは大本営の近くでお仕事をされているようですけど、課金は自分のお金で、それも未来の自分ではなくて今の自分がきちんと払わないと、恐ろしいことになるわ……そう伝えていただけないかしら?」
大鳳「私も教訓として覚えておきます……」
翔鶴「煩悩がお焚き上げ出来るかどうかわからないけど、精いっぱい頑張ってみるわ!」
大鳳(難しいと思うけどなあ……)
大鳳「さすがに比喩だとは思いますが、万が一に備えてお金の管理をされてる方には注意をしておいてくださいね」
翔鶴「大本営の方が横領なんて、考えたくないものね……」
大鳳「ええ、それは本当に……」
翔鶴「ふぅ、ちょっとびっくりしたけど、きちんと答えられたわ!」
大鳳(怪談を話しただけのような気が……)
翔鶴「せっかくだから、このまま次のお便りも読んでしまうわね♪」
大鳳「え?ええ、どうぞ」
翔鶴「えっと……PN:電子書籍新刊近日発売します さん?からです」
大鳳「え?」
翔鶴「そういうペンネームのようですけど……」
大鳳「宣伝じゃないですか!しかも何の宣伝かわからないし!」
翔鶴「と、とにかく読んでみるわね!」
大鳳(なんだろう、いやな予感)
翔鶴『お二方に質問です。』
大鳳「は、はい、どうぞ」
翔鶴『艦娘はよくおトイレ事情に悩まされているという噂があります。』
翔鶴「…………え、えっと……」
大鳳「?」
翔鶴『お二方が艦娘生活の中で一番おしっこを我慢した時のことを教えてください。』
翔鶴「と、という、質問……です……」
大鳳「」
翔鶴「えっと、ど、どうしましょう……」
大鳳「…………」
=====お便り全文=====
PN:電子書籍新刊近日発売します
お二方に質問です。
艦娘はよくおトイレ事情に悩まされているという噂があります。
お二方が艦娘生活の中で一番おしっこを我慢した時のことを教えてください。
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翔鶴「こ、答えなきゃダメかしら……」///
大鳳「イヤです」
翔鶴「大鳳さん?」
大鳳「こんなのセクハラじゃないですか!通報ですよ通報!というかスタッフ!こういう手紙は抜けってこないだ何度も!!」
<[カンペ]
翔鶴「……え?」
<[カンペ]『事前にお二人の周囲からそんなエピソードを調査済です。もし二人が自分でお話にならない場合、こちらで有ること無いこと話します』
翔鶴「そ、そんな……」
大鳳「……スタッフゥ……覚えてなさいよ……」
<[カンペ]『どうします?』
翔鶴「……私の場合は……秘書艦業務の時に辛い思いをしたことがあるわ」
大鳳「え?翔鶴さん、話すんですか……?」
翔鶴「だ、だってスタッフさんがどんなこと話すかわからないし……」
大鳳「それはそうですけど……」
翔鶴「だ、大丈夫!私は大丈夫だから!」
大鳳「そ、そうですか……」
翔鶴「えっと……執務中に提督がすぐに戻ると言って離席したことがあったのだけれど、なかなか戻ってこなくて……でも提督が居ない間は私が提督代理として色んな受け答えをしなきゃいけなくて、どうしても席が外せなくて……」
大鳳「秘書艦の時ってそういうタイミングありますよね……」
翔鶴「そうなのよ……それで、その日は演習も遠征も忙しい日で、なかなかお手洗いにも行けなくて……本当に辛かったわ。覚えている限りでは、そんなところかしら」
大鳳「即応が求められますからね、私たちには……」
翔鶴「こ、こんな感じで良かったかしら」///
大鳳「ええもう十二分だと思います」
大鳳(何も馬鹿正直に答えなくてもよかったのに……)
大鳳「あ、私はパスします。スタッフが何を言おうとしてるか知りませんが、恐らくデタラメですから」
<イインデスカ……?
大鳳「ええどうぞ」
<デハ……大鳳さんは、この前外で体力向上の運動中に
大鳳「ちょ、ちょっと!?なにその話!?なんでその話をあなたたちが!!」
<[カンペ]
翔鶴「?……えっと……」
大鳳「ッ!!!しょ、翔鶴さん見ないで!読まないで!!」///
<ドウシマスカ
大鳳「ふ、不覚だったわ……し、仕方ないから、えっと……話します……」///
翔鶴「大鳳さん、大丈夫?」
大鳳「うう、大丈夫じゃないですけど、諦めます……」
大鳳「私の場合は……体を鍛えるために運動を良くしているのですが、冬場にランニングしたときにうっかり水を飲み過ぎてしまって……遠くまで走ってしまったものだから、なかなか帰ってこれなくて、えっと、辛かったことがあります……」
翔鶴「あら……それは大変そう……」
大鳳「うう……これで満足でしょう!?満足しましたね!?」///
翔鶴「えっと、つ、次に行きましょうか……」
大鳳「この手紙は責任を持って切り刻んで、あらびき肉団子にしてお焚き上げしてやりますから……」
翔鶴「じゃあ、次のお便りを、気を取り直して大鳳さん、お願いできますか?」
大鳳「こ、この流れで私なんですね……では気を取り直して……コホン」
大鳳「ラジオネーム:黒い物書き さんからです」
翔鶴「ありがとうございます♪」
大鳳『私はほそぼそと小説を書いているものですが、最近書いてはいけないジャンルでの作品のアイディアが複数浮かんでしまい悔しいやら悲しいやらで困っています。このやりようのない気持ちをどうかお焚き上げしてください』
翔鶴「か、書いてはいけないジャンルなんてあるのかしら」
大鳳「私も詳しくは分からないですが、所謂"二次創作"が許されない作品とかではないでしょうか?」
翔鶴「ああ、あの秋雲さんがやっているようなものかしら?」
大鳳「恐らくそうですね」
=====お便り全文=====
ラジオネーム:黒い物書き
「私はほそぼそと小説を書いているものですが、最近書いてはいけないジャンルでの作品のアイディアが複数浮かんでしまい悔しいやら悲しいやらで困っています。このやりようのない気持ちをどうかお焚き上げしてください」
====================
翔鶴「私はお気持ちを分かってあげられないけれど、やりたいことが出来ないというのは辛いですね……」
大鳳「そうですね……きっと辛いと思います」
翔鶴「そのアイデアを他のところで、と言うのは難しいのかしら?」
大鳳「うーん、やっぱり思いついたことをやりたいんじゃないでしょうか?」
翔鶴「そうよね……変えてしまったら、それは元のアイデアでは無くなってしまうものね……」
大鳳「黒い物書きさん、これはきっと解決が難しい問題だと思います。ですが、あなたが思い浮かんだそのアイデアと情熱はきっと無駄になったりしないと、大鳳はそう思います」
大鳳「無責任な発言かもしれませんが、きっとその悔しい思いが、どこかで報われると思っています」
翔鶴「ええ……黒い物書きさんの無念をきちんとお焚き上げして、素敵な作品が作れるように私たちで祈りますね♪」
大鳳「そうですね、そうしましょう」
翔鶴「えっと、あとお便りはあと2通?」
大鳳「みたいですね」
翔鶴「じゃあ次のお便りを読んでいきますね」
大鳳「お願いします」
翔鶴「次のお便りは、カッキーさんからのお便りです」
大鳳「ありがとうございます」
翔鶴『……長年連れ添った自転車のカギを…ついに無くしてしまいました…いろいろ探したのですが…まだ見つからないです…』
大鳳「つ、辛いですね……」
翔鶴「うーん……どうしても見つからないようなら、自転車屋さんに持っていくしかないわね」
=====お便り全文=====
カッキー
「……長年連れ添った自転車のカギを…ついに無くしてしまいました…いろいろ探したのですが…まだ見つからないです…」
====================
大鳳「え?自転車屋さんで何とかしてくれるんですか?」
翔鶴「ええ、昔瑞鶴も同じように鍵を失くしたことがあったの。その時は自転車屋さんに持って行って、鍵を付け替えてもらったみたい」
大鳳「持っていくのが大変そうですね」
翔鶴「その時は誰かに頼んで車を出してもらっていたと思うわ」
大鳳「高かったんじゃないですか?」
翔鶴「そんなにしなかったみたいだけど、ごめんなさい値段までは覚えてなくて……」
大鳳「少し調べてみましょうか……ちょっと失礼して…………あ、本当ですね、1000円~2000円くらいで交換してもらえるって出てきました」
翔鶴「失くしてしまった物はもう仕方がないから、一度自転車屋さんに電話で相談してみると良いかもしれないですね」
大鳳「確かに1000円2000円で何とかしてもらえるならお願いした方が早いかもしれないですね」
翔鶴「えっと、カッキーさん?失くしてしまったのはとても残念だけど、まだその自転車とお別れしなくてすむ方法はあると思うから、あんまり落ち込まないで下さいね」
大鳳「長年の相棒のようですし、自転車屋さんに相談してみましょう」
翔鶴「じゃあ、カッキーさんがもう鍵を失くさなくて済むように、この悲しい気持ちをお焚き上げしますね♪」
大鳳「もう失くしちゃだめですよ、大切な相棒のカギなんですから」
翔鶴「ストラップとか紐を付けてあげたら失くしにくいかもしれないわね」
大鳳「ナンバー式のカギに交換しても良いかもしれないですね、失くしようがありませんから」
翔鶴「それもいいアイデアかもしれないわね」
大鳳「なんにせよ、カギ類は大事にしてくださいね」
翔鶴「じゃあ、次が今日最後のお便りね」
大鳳「はい、最後は大鳳が読みますね……コホン。ラジオネーム:比叡山塩暦寺さんからです」
翔鶴「ありがとうございます」
大鳳(また比叡さん……)
大鳳『某戦艦四姉妹の次女に当たる者です。この頃姉の蛮行が目に余るので折檻を加えざるを得ないのですが、不幸にも世間にはそれが塩対応と認識されているようです。』
翔鶴「す、凄いですね……」
大鳳『しかし私としては映えある戦艦四姉妹の長女としてそれはどうなのだろうと、妹たちや同僚の手前も恥ずかしく、今の有り様を許すことはできません。』
翔鶴「お、お姉さんは一体何をしたのかしら……」
大鳳(金剛さん、何をしたんでしょう……)
大鳳『剥ぎ取った姉のサラシを同封しておきますので、我々四姉妹の不幸な命運をお焚き上げて無かったことにしていただきますようよろしくお願いします。』
翔鶴「えっと……」
大鳳「また……また下着……」
=====お便り全文=====
ラジオネーム:比叡山塩暦寺
某戦艦四姉妹の次女に当たる者です。この頃姉の蛮行が目に余るので折檻を加えざるを得ないのですが、不幸にも世間にはそれが塩対応と認識されているようです。しかし私としては映えある戦艦四姉妹の長女としてそれはどうなのだろうと、妹たちや同僚の手前も恥ずかしく、今の有り様を許すことはできません。剥ぎ取った姉のサラシを同封しておきますので、我々四姉妹の不幸な命運をお焚き上げて無かったことにしていただきますようよろしくお願いします。
====================
翔鶴「えっと、これが……」
大鳳「出さなくていいですからね翔鶴さん!!なんか封筒がふっくらしてると思ったら……また……またなんですね……」
翔鶴「あの、このお便りってもしかして……比叡さん……?」
大鳳「もしかしても何もほぼ言い切ってるじゃないですか!?」
翔鶴「そ、そうよね……ということは、この『お姉さん』って……」
大鳳「ええ、きっとあの方でしょう」
翔鶴「金剛さん、何をしたのかしら……」
大鳳「せっかく私名前をぼかしたのに言っちゃうんですか!?」
翔鶴「え?あ!ごめんなさいつい……」
大鳳「ここまで書いてたらほぼ自白してるようなものですが……」
翔鶴「『不幸にも塩対応として認識される』って書いてますけど」
大鳳「まあ……折檻なんて普通はしませんから……塩対応なんてレベルでもない気がしますが」
翔鶴「蛮行……何をしたのか気になるわ……」
大鳳「それによって折檻が妥当なのかどうかがわかりますからね……私も気になります」
翔鶴「でも、折檻は少しやりすぎじゃないかしら……」
大鳳「うーん……」
翔鶴「暴力は尊敬の念を失わせる、と言うし……暴力はすべてを解決してはくれないと思うわ」
大鳳「それは一理ありますね」
翔鶴「誰か金剛さんに言うことを聞かせられる人……提督さんに相談してはいかがでしょうか?」
大鳳「そうですね……第3者からの意見と視点は冷静で的確な判断をするためにもあった方が良いですね」
翔鶴「私たちはこのお手紙だけでは金剛さんがどんなことをしたのかわかりませんから、ごめんなさい『塩対応』かどうかの判断はできません」
大鳳「えっと、比叡山塩暦寺さん……というか比叡さん。一度冷静になって、提督や他の艦娘の方にも意見を仰いでみては如何でしょう?」
翔鶴「金剛型の皆さんの誇り、金剛さんが少しくらい何かをしたところで揺らぐようなものじゃないと、少なくとも私はそう思います」
大鳳「ええ。私も同じ意見です」
翔鶴「比叡さんの無念は私たちが責任を持ってお焚き上げしますから、少し、その金剛さんにも手心をもって接してあげて下さい」
大鳳「折檻と聞くとさすがに穏やかではないですからね……」
翔鶴「……これで今日のお便りは全部かしら?」
大鳳「はい、今のが最後ですね」
翔鶴「今日もなんだかんだ長丁場になってしまいましたね」
大鳳「はい……お付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございます」
翔鶴「お便りを送ってくださった皆様にも、感謝申し上げます」
大鳳「今日頂いたお便りはきちんと私たちでお焚き上げ……って翔鶴さん何をしてるんですか?」
翔鶴「え?えっと……」
大鳳「……って!それさっきの手紙に入ってたサラシじゃないですか!?出さないでって言ったのに!!」
翔鶴「ご、ごめんなさい!どうしてもどんなのか気になって……」
大鳳「それ一応下着ですからね!?」
翔鶴「わ、わかってるわ!私も出撃の時は使ってるからそれくらい……」
大鳳「……え?」
翔鶴「だから、どんなのを使ってるのかなって気になって……長さとか肌触りとか……ほら、あんまり他の人のにじっくり触れることなんて無いから……」
大鳳「え、あの、翔鶴さん……もしかして出撃の時は、その、サラシで……?」
翔鶴「え?そ、そう、だけど……」
大鳳「お、押さえてて、あ、アレ、なんですか?」
翔鶴「?……押さえないと、胸当ての艤装が上手くつけられないし、動いたときに邪魔になってしまうから……」
大鳳「……」
翔鶴「あ、でもこのサラシ少し短めかしら?」
大鳳「」
翔鶴「肌触りが良いわね……私もこういうのにしようかしら」
大鳳「……世の中は、不平等だ……どうして私は……どうして……」
翔鶴「大鳳さん?大丈夫?なんだか顔色が……」
大鳳「ええ、大鳳は大丈夫です」
翔鶴(大丈夫かしら……)
大鳳「フフフ……いいんですよ、機能美ですよ、私が持っているのは、ええ……」
翔鶴「えっと、大鳳さんが何だか調子が悪そうなので、今日はこれでお別れにさせていただきます」
大鳳「大鳳は大丈夫です」
翔鶴「た、大鳳さん、お別れの挨拶を……」
大鳳「はい……大鳳は大丈夫です」
翔鶴「えっと……皆様の不運がこれで断ち切られるよう、心より祈っています!」
翔鶴「お相手は、航空母艦・翔鶴と」
大鳳「航空母艦・大鳳でした」
翔鶴「皆さんに幸せがとどきますように!」
………
……
…
大鳳「……私も幸せになりたい……」
~第4回放送 おわり~