翔鶴と大鳳の「お焚き上げラヂオ」   作:是反

43 / 52
2024年5月14日 放送分です。
お便りを送ってくださった皆様、ありがとうございます。



第41回(ゲスト:大和、照月、伊13)

【第41回 翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ】

翔鶴「翔鶴と!」

 

大鳳「大鳳の!」

 

「「お焚き上げラヂオ!!!」」

 

#翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ

 

 

翔鶴「みなさんこんばんは~、翔鶴です♪」

 

大鳳「大鳳です、今夜もよろしくお願いしますね」

 

翔鶴「近ごろまた肌寒かったりするけど、みなさん風邪など引いていませんか?」

 

大鳳「気温の変化で体調崩しやすいですから、気を付けてくださいね」

 

 

翔鶴「えー、前回に引き続いてゲストとしてラヂオに参加してくださる3名を紹介します♪

 

大鳳「大和さん、照月さん、伊13さんです」

 

大和「大和です、本日もよろしくお願いします♪」

 

照月「今日こそ、お便り読みます!」

 

伊13「頑張ります……」

 

 

翔鶴「前回は大和さんしかお便りを読まれませんでしたから、せっかくなので今回も来ていただきました」

 

大鳳「本日は多数お便りをいただいているので、その心配はありませんね」

 

翔鶴「それじゃあ早速、1通目を……ヒトミさんにお願いしようかしら?」

 

伊13「は、はい、がんばります……!」

 

 

伊13「えっと、ヒロシさんからのお便りです」

 

大鳳「ありがとうございます♪」

 

照月「野原家の人かしら……」

 

 

伊13『ヒロシです…。アジフライ定食のアジ3枚が重く感じて歳を実感しtるとです。それと腰が痛いです。出張帰りです。ヒロシです…』

 

 

照月「ヒロシか~……」

 

大鳳「本物かしら?」

 

翔鶴「え?偽物が居るんですか?」

 

大和「他人の名を騙るなんて、なんと不敬な」

 

 

=====お便り全文=====

「ヒロシです…。アジフライ定食のアジ3枚が重く感じて歳を実感しtるとです。それと腰が痛いです。出張帰りです。ヒロシです…」

====================

 

伊13「美味しいですよね、アジフライ」

 

照月「確かに美味しいけど3枚は一度に食べないかなぁ」

 

大和・大鳳・翔鶴「「「え」」」

 

照月・伊13「「え」」

 

 

照月「やっぱり、私やヒロシさんと違って大型艦の皆さんは凄いですね」

 

伊13「ヒトミです……」

 

照月「え、あ!ごめんなさい素で間違えちゃった!」

 

伊13「ヒトミです……ヒトミです……」

 

大鳳「何故かしら、もの悲しいBGMが空耳のように……」

 

 

大鳳「えー、ヒロシさん?アジフライ3枚は一般的には結構量が多い方だと思うから、お歳の前にもう少しボリュームを落としてもいいかもしれませんよ?」

 

翔鶴「何事も適量です」

 

照月「私は白身魚フライも好きかな~」

 

伊13「あれって結局何のお魚なんでしょう」

 

 

大和「それでは、ヒロシさんの健康を祈願してお焚き上げ……で良いでしょうか?」

 

翔鶴「そうですね、それが良いと思います」

 

大鳳「しっかり運動もしましょうね?」

 

伊13「認めたくないものですね、若さゆえのドカ食いの過ちというものを」

 

 

大和「なんだか、アジフライが食べたくなってきたわ」

 

大鳳「意外とどこにでもはないんですよね」

 

 

翔鶴「では、続いてのお便りは、照月さんお願いしますね」

 

照月「はい!えーっと、岸の君へ さんからです」

 

大和「ありがとうございます♪」

 

 

照月「……あの、これ本当に読むんですか?」

 

大鳳「頑張ってください」

 

照月「え?で、でも」

 

翔鶴「頑張ってください」

 

照月「は、はい……」

 

 

照月『ある駆逐艦娘の方が腐れマラと呼ばれるどうしようもない男共をセックスの果てにボロクソに成敗する実録漫画を読んだのですが、そのデカマラ男というのがどう見ても昔付き合ってすぐやめた男でした。』

 

伊13「照月……お下品」

 

照月「だ、だって手紙にそう書いてあるんだもん!」

 

 

大和「その……実録って……?///」

 

大鳳「ああ」

 

翔鶴「こ、答えになってないわ大鳳さん」

 

伊13「どんな漫画か分からないから答えようもないけど……」

 

 

照月『大きいことはいいことだとよく言いますが、デカけりゃいいってもんじゃないことを肝に銘じて欲しいと思っていたので心の底からよくやってくれたと思っています。』

 

大和「私の三連装砲が火を吹きます!」

 

大鳳「ノらんでよろしい!」

 

伊13「そんなに大きさに拘るものなの?」

 

 

翔鶴「さぁ……女性でもスタイルの良さをアピールしたりする人もいるし、似たようなものなのかも?」

 

大和「何もそんなところを比べなくてもいいのに……」

 

 

照月『ご成敗下さった岸の君とはこの間ファンミーティングでお会いして直々に感謝を伝えましたので、皆様くれぐれもチンコの大きさだけで男を選ぶのはやめておきましょう。』

 

大和「そ、そ、それを基準に選ぶ人なんて、いるの?///」

 

大鳳「度し難い」

 

 

伊13「これ、岸の君とファンミーティングで会ったってことは、この送り主さんは岸の君じゃないのね」

 

翔鶴「確かに……岸の君"へ"とも書かれてますし」

 

大和「宛先間違いじゃないですよね?」

 

大鳳「あくまでペンネームかと」

 

 

照月『あの男から贈られたハンカチをお送りしますので、奴への呪詛も兼ねてお焚き上げをお願いします』

 

翔鶴「ありがとうございました」

 

大鳳「やはりウチ宛で間違いないですね」

 

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:岸の君へ

「ある駆逐艦娘の方が腐れマラと呼ばれるどうしようもない男共をセックスの果てにボロクソに成敗する実録漫画を読んだのですが、そのデカマラ男というのがどう見ても昔付き合ってすぐやめた男でした。大きいことはいいことだとよく言いますが、デカけりゃいいってもんじゃないことを肝に銘じて欲しいと思っていたので心の底からよくやってくれたと思っています。ご成敗下さった岸の君とはこの間ファンミーティングでお会いして直々に感謝を伝えましたので、皆様くれぐれもチンコの大きさだけで男を選ぶのはやめておきましょう。あの男から贈られたハンカチをお送りしますので、奴への呪詛も兼ねてお焚き上げをお願いします」

====================

 

 

照月「これ、呪詛に加担させられてない???」

 

大和「本当、ですね……」

 

大鳳「効力のほどは分かりませんが、流石に呪詛をする訳にはいかないですね」

 

伊13「人を呪わば穴二つ……」

 

 

照月「あれ何で"穴二つ"何だろう」

 

大和「そもそも何の穴なのかしら」

 

大鳳「相手の墓穴を掘ったら自分の墓穴も掘ることになる、という由来だったかと」

 

伊13「風穴を2つ開ける訳じゃないんだ」

 

翔鶴「物騒よヒトミさん」

 

 

大鳳「呪詛するというのも大概物騒なので止めておきましょうね」

 

翔鶴「丑の刻参りも、しているところを誰かに見られると自分に全部返ってくる、なんて聞いたことがあるわ」

 

大和「か、軽々しくやるものではないですね、呪詛」

 

 

照月「と、とにかく!岸の君へさんは変な男に引っかかっちゃったけど、岸の君さんがキッチリ懲らしめてくれたんだね?」

 

大和「実録漫画らしいですし、本人とも会っているみたいですからね」

 

伊13「あるんだね、そんなこと……」

 

 

大鳳「呪詛は、先ほど申した通り難しいですが、岸の君へさんにはもっと良い出会いが巡ってくるように祈願してお焚き上げをしますね」

 

大和「良い出会いがあると良いですね♪」

 

伊13「男性器が大きいことしか自慢が無い生き物なんて要らないものね」

 

 

大鳳「それでは続いて……大和さんかしら?」

 

翔鶴「そうね、今日は全てゲストに読んでもらおうかしら」

 

大和「わかりました♪大和、がんばりますね……えー、すとらいぷれす さんからのお便りです」

 

照月「縞々が無い……」

 

伊13「無地?」

 

 

大和『母の日目前ですが、逆に母から贈り物をいただいてしまいました。しかしそれが処遇に困る品物でして、どうしたものかと迷っています。』

 

翔鶴「この流れは……」

 

大鳳「もしや……」

 

照月「え?」

 

伊13「一体何が?」

 

 

大和『どう見ても母チョイスの下着なのですが、見事にダズル迷彩が施されているのです。』

 

翔鶴・大鳳「「やっぱりか~~」」

 

大和・照月・伊13「「「やっぱりなの(なんですか)!?」」」

 

 

照月「どうして今のが予想できたんですか!?」

 

大鳳「まぁ、今の流れだと……」

 

翔鶴「自然に……」

 

照月「不自然でしたよ!?」

 

伊13「これが、お焚き上げラヂオ……」

 

 

大和『というのも、私はラジオネームの通りしましまナシ、しまアリしまナシしましまではありません、しまナシです。下着も柄無しの無地を好んでいます。』

 

照月「しまアリしまナシしましま???」

 

伊13「こんらんしてきた」

 

大鳳「とにかく、無地の下着にこだわりがあるようで」

 

 

大和『好みとは違うものでも、頂き物は頂き物。丁重に扱うべきなのでしょうが、どうも着る気になかなかなれずにいます。柄についても下着で幻惑してどうする、という気もします。果たしてこれは母に着て見せるのが正解なのでしょうか?皆様のご見解をお聞きしたいです。』

 

 

翔鶴「自分の趣向と違うものは、何であっても手が出しにくいわよね」

 

伊13「パンツって、そんなにこだわる?」

 

大和「ヒトミさんは穿く機会が少なすぎるのでは……」

 

大鳳「見せるものではないとはいえ、衣服のこだわりが強い人にとってはイヤかもしれませんね」

 

 

照月「パンツで幻惑は、確かに無理よね」

 

大和「うっかり見られたときに、見たかどうか分からなくなるような効果は……」

 

大鳳「無いと思います、残念ながら」

 

 

大和『P.S.何か供養して欲しい品を送るべきだと母に言われましたが、初陣で被弾して損傷したぱんつを送るのもご迷惑な気がしますのでこちらでお焚き上げておきます。』

 

翔鶴「よかった」

 

照月「普通はパンツを送ったりしませんよね」

 

大鳳「はい、普通は、ね」

 

 

=====お便り全文=====

すとらいぷれす

 

母の日目前ですが、逆に母から贈り物をいただいてしまいました。しかしそれが処遇に困る品物でして、どうしたものかと迷っています。

どう見ても母チョイスの下着なのですが、見事にダズル迷彩が施されているのです。

というのも、私はラジオネームの通りしましまナシ、しまアリしまナシしましまではありません、しまナシです。下着も柄無しの無地を好んでいます。

好みとは違うものでも、頂き物は頂き物。丁重に扱うべきなのでしょうが、どうも着る気になかなかなれずにいます。柄についても下着で幻惑してどうする、という気もします。果たしてこれは母に着て見せるのが正解なのでしょうか?皆様のご見解をお聞きしたいです。

 

P.S.何か供養して欲しい品を送るべきだと母に言われましたが、初陣で被弾して損傷したぱんつを送るのもご迷惑な気がしますのでこちらでお焚き上げておきます。

====================

 

 

大和「お母さまに下着ファッションショーをするのは……どうなのかしら?」

 

大鳳「止めはしませんけど、気が済むのであれば……」

 

翔鶴「それでもし"似合ってる"と言われると、余計に困るかもしれないけど」

 

 

照月「予備のパンツにしたら?」

 

伊13「パンツの予備って、お世話になりたくない気がする……」

 

照月「言葉のあやだよぉ!」

 

大和「普段使い用ではないパンツ……?」

 

翔鶴「つまり、勝負パンツ?」

 

大和「決戦用パンツ、ということ?」

 

 

大鳳「迷走してきましたね……えー、まとめると、普段から高頻度で着用する用ではなく置いておくというのはどうでしょうか?」

 

翔鶴「気分を変えて、無地ではないのを使いたくなる日も来るかもしれないものね」

 

大和「あとは、それとなくお母さまに自分の好みを伝えてみてはいかがでしょうか?」

 

 

照月「あ、そしたら次からはそれに合わせてくれるかもね」

 

伊13「あとは……穿かない」

 

大鳳「アグレッシブすぎる選択肢ですね」

 

伊13「冗談」

 

照月(すごくわかりにくい)

 

 

翔鶴「えー、すとらいぷれすさん、参考になったかしら?」

 

大鳳「今回は、どうしましょうか」

 

照月「しましまのパンツも好きになれるように、とかでどう?」

 

大和「お母さまとの仲が悪い訳でもなさそうですし、その辺りが良いかと」

 

大鳳「では、そのようにお祈りしてお焚き上げしますね」

 

 

翔鶴「それでは、次のお便りはヒトミさんに再びお願いしましょうかしら」

 

伊13「はい、わかりました……お焚き上げネーム:ヅラじゃないです さんからです」

 

大鳳「葛城さんに通話を繋げましょうか?」

 

照月「たぶんおっきな声で『ヅラじゃない!葛城よ!』って言ってくれますね」

 

 

伊13『まだどうにかヅラは免れていますが、またも私の毛根含む心身にダメージを加えられる出来事が起きてしまいました。』

 

大和「まぁ、もうこんなに……」

 

照月「もうこん輪際その話はしないって……」

 

大鳳「そこ、悪ノリしない」

 

 

伊13『この前ワイセツじゃない方の先輩との賭けに負けた私は、支払いとして法外な額の金銭を要求されました。』

 

照月「じゃあ、猥褻な先輩もいるの?」

 

大鳳「いるんでしょうねぇ……」

 

大和「何故そんな勝負を受けたのかしら……」

 

 

伊13『詳細な金額は伏せますが、これを支払うには外来に来る友軍から女のことしか頭にない将官ないし将校に対して高値で身体を売るか、それとも誑し込んで保険金殺人に手を染めるかしないといけないレベルの金額で、どちらも困ったことに先駆者がいます。』

 

大和「何故そんな勝負を受けたの!?」

 

翔鶴「狂気の沙汰ほど面白い、とか言ってたのかしら」

 

照月「あの、お金を得る手段がどっちもとんでもないこと書いてる上に先駆者が居るって……」

 

大鳳「気にしてはダメです、いいですか?」

 

照月「よくないですけど!?」

 

 

伊13『当然承服できないため先輩に他の条件の提示をお願いしたところ、現在業務停止措置を受けている遊撃隊司令秘書艦への復帰について提督と話を付けてくるように、との指示を下されました。』

 

大鳳「大変な任務に復帰する代わりに減免を、ということでしょうか」

 

 

伊13『確かに秘書艦業務を停止されたのは昨年の2月4日付であり、もう一年と三ヵ月は経過しているし提督が忘れているだけだろうと思ってその条件で合意しました。』

 

翔鶴「そんなに長い間停止されてたのね」

 

 

伊13『しかし結果はNoで、その肝心の遊撃隊司令から業務停止継続を懇願されているばかりか、最近では秘書艦交代願まで書面で渡されているというのが大きな理由でした。』

 

照月「一体過去に何があったの……」

 

大和「訊くのも怖い気がします……」

 

 

伊13『こっちにも身体と財布が掛かっているのでこのまま引き下がるわけにはいかず、遅漏だの人でなしだの下手をすれば事実陳列罪と言われかねない悪口まで口走って提督に訴えたのですが、まずいきなり無言で肝臓の辺りを力いっぱい殴られました。』

 

大鳳「事実とか云々関係なく悪口言って訴えても逆効果では」

 

翔鶴「それで『じゃあ、良いよ』とはならないわよね」

 

 

伊13『続けざまに提督は悶絶している私の胸倉を掴んで引っ張り上げ、右の内脛を思い切り蹴飛ばして転ばせ、加えて倒れた私の頭を3回踏みつけるといったことを3セット繰り返した後唐突に支払いの免除を命じ、執務室の外へ私を放り投げました。』

 

照月「バイオレンスすぎない!?」

 

大和「こわい……」

 

大鳳「そして何故そのタイミングで免除を命じたのかしら」

 

 

伊13『後日総旗艦から聞いたところによれば「事実を突き付ければどうにかなると思った態度が気に入らなかったので三跪九叩頭の礼をさせた」らしく、「三跪九叩頭の礼に対し、支払いを上官命令で免除し返礼とする」そうです。』

 

大和「こ、こわい……」

 

翔鶴「一応それで免除になったのね……」

 

 

伊13『折れた右足とヒビの入った顎は高速修復材で治り、私の支払いも免除されましたが、恐ろしい目に遭いました。元凶となった先輩の嘆願書を送りますので、お焚き上げをお願いします。』

 

照月「う、聴いてるだけで痛い……」

 

大鳳「高速修復材様様ですね……」

 

 

伊13『追記:ワイセツじゃない方の先輩は禁止されている金銭の授受を伴う賭けを主導した結果、死罪ではないにしても艦隊の風紀を乱したとして現在身分をサンドバッグへ落とされています。今日も殴られて文字通りの血反吐を吐いていました。』

 

大和「ヒッ……」

 

照月「大丈夫大和さん?おトイレいく?」

 

大和「大和は大丈夫です……」

 

伊13「榛名さんみたいになってる……」

 

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:ヅラじゃないです

まだどうにかヅラは免れていますが、またも私の毛根含む心身にダメージを加えられる出来事が起きてしまいました。

この前ワイセツじゃない方の先輩との賭けに負けた私は、支払いとして法外な額の金銭を要求されました。詳細な金額は伏せますが、これを支払うには外来に来る友軍から女のことしか頭にない将官ないし将校に対して高値で身体を売るか、それとも誑し込んで保険金殺人に手を染めるかしないといけないレベルの金額で、どちらも困ったことに先駆者がいます。

当然承服できないため先輩に他の条件の提示をお願いしたところ、現在業務停止措置を受けている遊撃隊司令秘書艦への復帰について提督と話を付けてくるように、との指示を下されました。確かに秘書艦業務を停止されたのは昨年の2月4日付であり、もう一年と三ヵ月は経過しているし提督が忘れているだけだろうと思ってその条件で合意しました。

しかし結果はNoで、その肝心の遊撃隊司令から業務停止継続を懇願されているばかりか、最近では秘書艦交代願まで書面で渡されているというのが大きな理由でした。こっちにも身体と財布が掛かっているのでこのまま引き下がるわけにはいかず、遅漏だの人でなしだの下手をすれば事実陳列罪と言われかねない悪口まで口走って提督に訴えたのですが、まずいきなり無言で肝臓の辺りを力いっぱい殴られました。続けざまに提督は悶絶している私の胸倉を掴んで引っ張り上げ、右の内脛を思い切り蹴飛ばして転ばせ、加えて倒れた私の頭を3回踏みつけるといったことを3セット繰り返した後唐突に支払いの免除を命じ、執務室の外へ私を放り投げました。

後日総旗艦から聞いたところによれば「事実を突き付ければどうにかなると思った態度が気に入らなかったので三跪九叩頭の礼をさせた」らしく、「三跪九叩頭の礼に対し、支払いを上官命令で免除し返礼とする」そうです。

折れた右足とヒビの入った顎は高速修復材で治り、私の支払いも免除されましたが、恐ろしい目に遭いました。元凶となった先輩の嘆願書を送りますので、お焚き上げをお願いします。

 

追記:ワイセツじゃない方の先輩は禁止されている金銭の授受を伴う賭けを主導した結果、死罪ではないにしても艦隊の風紀を乱したとして現在身分をサンドバッグへ落とされています。今日も殴られて文字通りの血反吐を吐いていました。

====================

 

 

翔鶴「その嘆願書って、一体何なのかしら……」

 

大鳳「読むのはやめておきましょう、更なる厄ネタにしかならなそうな気がします」

 

大和「身分が、サンドバッグ……」

 

伊13「そんな階級があるの?」

 

照月「絶対ナイ!!ないから!!」

 

 

大鳳「今回は大きな痛みを伴ったでしょうが、巨額の負債を抱えずに済んで良かったと思うしかありませんね」

 

翔鶴「違法なギャンブル、ダメ、ゼッタイ」

 

大和「何の勝負をしたのか、ちょっとだけ気になりますね」

 

伊13「ババ抜き?」

 

照月「二人ではやらないでしょ」

 

 

大和「暴言まで吐いたのに負債を免除にしてくれたのは相当な幸運じゃないかと思います、この対応を見ていて」

 

大鳳「三跪九叩頭の礼を全力でさせる提督のようですからね……」

 

翔鶴「それで機嫌を損ねていたらもっとひどい扱いだったかもね……」

 

照月「あれ以上に……」

 

 

翔鶴「もう無用なギャンブルなんかしてはダメよ?」

 

大鳳「今後博打をする気が起きないように、そして少しのお見舞いの気持ちを込めてお焚き上げしますね」

 

照月「一体、どれだけ大きな額を賭けてたのかしら……」

 

大和「真っ当には返せないような額みたいですが……」

 

伊13「しりたくない」

 

 

翔鶴「えー、それでは次のお便りが本日最後となる見込みです、照月さんお願いします」

 

照月「は、はい!えー、続いてのお便りは……最強軽巡のドローは全て必然、さんからのお便りです!」

 

伊13「ドローカード創造しそう」

 

照月「代行天使とか使えばいいと思う」

 

大和「え?」

 

 

 

照月『先日、妹の夫が「夫婦での情事を録画してある」と称するメモリーカードを所持していると知り、夫婦してなんという破廉恥さであるかと愕然とし憤慨し、叱責の上で没収しました。』

 

伊13「わぁ、マニアック……」

 

大和「没収なんかして妹の夫の逆鱗に触れたりしませんでした?」

 

翔鶴「叱責を受け入れているなら大丈夫……?」

 

 

照月『没収したからには中身も検めてこの目に焼き付けてから破棄するべきでしょう。それが妹を愛する姉の務めです。』

 

照月「見たいだけじゃん!」

 

大和「見たいだけですね」

 

伊13「出歯亀……」

 

大鳳「なんと白々しい」

 

翔鶴「そんな務めはないと思うわ……」

 

 

 

照月『妹のどんなあられもない姿が収められているものかと期待に胸を高鳴らせもとい怒りに震えながら収録されているデータを深夜に確認しました。もちろん、パンツは脱いだ状態で。』

 

照月「あのさぁ!!」

 

伊13「準備万全の男子中学生みたい」

 

大鳳「語るに落ちるとは正にこれですね……」

 

 

照月『メモリーカードをPCに挿入、格納されたファイルを開くと……もつ鍋、牛すじ煮込み、馬ホルモン煮込み、豚の角煮、鶏のワイン煮……妹の夫の趣味の煮込み料理の写真のデータばかりが収められており、脱いだパンツは穿き直しました。そのまま食堂へ行き白米が止まりませんでした。』

 

照月「トリックだよ」

 

大和「……フフッ!」

 

大鳳「釈迦の掌の周りを飛ぶ孫悟空を演じてしまったわけですね」

 

伊13「カモフラージュの可能性は無いのかな?」

 

翔鶴「だとしても妹の夫さんの方が上手だったわけね」

 

 

照月『まんまと妹の夫のブラフに引っかかってしまったばかりか深夜の暴食に走ってしまった自分が情けないです。』

 

大和「妹のあられもない姿をこっそり見ようとするからです」

 

翔鶴「誠実さが足りなかったわね」

 

大和「見たかったら正面から堂々と頼みましょう!」

 

翔鶴・大鳳・照月・伊13「「「「え」」」」

 

 

照月『メモリーチップとその時穿いていたパンツを添付しております、お焚き上げ願います。』

 

大和・照月「「パンツ!?ナンデパンツ!?」」

 

伊13「あ、これね……」

 

大鳳「いちいち出さなくていいですからね」

 

 

=====お便り全文=====

最強軽巡のドローは全て必然

 

先日、妹の夫が「夫婦での情事を録画してある」と称するメモリーカードを所持していると知り、夫婦してなんという破廉恥さであるかと愕然とし憤慨し、叱責の上で没収しました。

没収したからには中身も検めてこの目に焼き付けてから破棄するべきでしょう。それが妹を愛する姉の務めです。妹のどんなあられもない姿が収められているものかと期待に胸を高鳴らせもとい怒りに震えながら収録されているデータを深夜に確認しました。もちろん、パンツは脱いだ状態で。

メモリーカードをPCに挿入、格納されたファイルを開くと……もつ鍋、牛すじ煮込み、馬ホルモン煮込み、豚の角煮、鶏のワイン煮……妹の夫の趣味の煮込み料理の写真のデータばかりが収められており、脱いだパンツは穿き直しました。そのまま食堂へ行き白米が止まりませんでした。

まんまと妹の夫のブラフに引っかかってしまったばかりか深夜の暴食に走ってしまった自分が情けないです。メモリーチップとその時穿いていたパンツを添付しております、お焚き上げ願います。

====================

 

 

照月「これ、妹の夫さんはなんでこんなことしたんだろう……」

 

伊13「お義姉さんがどういう反応をするか確かめたかった、とか?」

 

大和「『情事を録画してある』って明言しているから、最強軽巡さんが早とちりとか勘違いしたわけでもないものね」

 

 

翔鶴「やっぱり、ヒトミさんの言うように反応を確認したかった、のかしら」

 

大鳳「嫌がらせや悪戯の可能性もありますが、何か意味があるとしたらそれくらいしか無いですよね」

 

伊13「コンピュータウィルスとかじゃなくて良かったと思うしかない」

 

 

照月「文面に漂う邪な気持ちが全開だったもんね」

 

大鳳「欲望に率直過ぎましたね」

 

大和「妹さんはたいせつにしてあげてね?」

 

 

照月「あと、なんでパンツ送ってきたの???」

 

大鳳「このラヂオでは度々あることでした……」

 

大和「そんなに?」

 

翔鶴「何を隠そう、初回から……」

 

伊13「初回から」

 

 

大鳳「特に募集はしていないのですが、それ以来何故かパンツが届くように……」

 

照月「そ、そうなんだー(思考放棄)」

 

翔鶴「一緒に燃やせば大丈夫だから……」

 

大和「そう、ですね(困惑)」

 

 

翔鶴「えー、それでは最強軽巡さんは……もう少し煩悩が退散するようにお祈りしてお焚き上げしますね」

 

大鳳「欲望に直球過ぎましたね」

 

大和「妹の夫さんにも見透かされてるのかもしれませんよ?」

 

伊13「エッチなのはいけないとおもいます」

 

 

翔鶴「それでは、本日のお便り紹介は以上になります」

 

大鳳「続いて、プレゼントコーナーですが……」

 

大和「はい!」

 

大鳳「非常に元気よく挙手してくれた大和さんにルーレットを回してもらおうと思います」

 

大和「やった!それじゃあ回しますね、ルーレット・スタート!」

 

 

・ヒロシ

・最強軽巡のドローは全て必然

・ヅラじゃないです

・すとらいぷれす

・岸の君へ

 

-> 最強軽巡のドローは全て必然

 

 

大鳳「最強軽巡のドローは全て必然さんです!おめでとうございます!」

 

翔鶴「当番組謹製の御守りをお送りいたします」

 

大和「私たちも制作を手伝います♪」

 

照月「煩悩退散、煩悩退散~」

 

伊13「がんばる」

 

翔鶴「中身は決して開けてはいけませんから、注意してくださいね」

 

 

 

大鳳「名残惜しいですが、お別れの時間が近づいてきました」

 

翔鶴「長時間放送にお付き合い頂いた皆様、お便りを送って下さった皆様、ありがとうございます」

 

大鳳「皆様のお陰でこのラヂオが成り立っています、本当にありがとうございます」

 

 

翔鶴「ゲストの皆さん、お便りの紹介もコメントもたくさんしてくれてありがとうございました」

 

大鳳「おつかれさまでした」

 

照月「こちらこそ!楽しめました!」

 

大和「私も、また機会がありましたら♪」

 

伊13「次はイヨちゃんと一緒に……いえ、スタジオがお酒臭くなるのでダメですね」

 

 

翔鶴「それではまた次回の放送でお会いしましょう」

 

大鳳「弊ラヂオは皆様の不運が断ち切られること、そして幸運を祈っています」

 

翔鶴「番組への要望、ゲスト艦娘のリクエストなどありましたら、お気兼ねなくご連絡下さいね」

 

 

翔鶴「本日のお相手は、航空母艦・翔鶴と!」

 

大鳳「航空母艦・大鳳と!」

 

大和「戦艦・大和!」

 

照月「駆逐艦・照月と!」

 

伊13「潜水艦・伊13、でした」

 

 

「「「「「皆さんに幸せがとどきますように!!」」」」」

 

 

~第41回放送 おわり~

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。