【第5回 翔鶴と大鳳with蒼龍のお焚き上げラヂオ】
翔鶴「翔鶴と」
大鳳「大鳳」
蒼龍「with蒼龍の!」
「「「お焚き上げラヂオ!!!」」」
大鳳「第5回目となりました本ラヂオ、皆さまいつもありがとうございます♪」
翔鶴「今回は、夏休みスペシャルということで、なんとゲストの方が来てくださってます!楽しみですね!
大鳳「いや、予告もタイトルコールも今いっしょにしたじゃないですか……」
翔鶴「あ、あら……?」
蒼龍「あはは、翔鶴は相変わらずねえ」
翔鶴「え、えっと、すみません……」
蒼龍「怒ってない怒ってない♪むしろ面白いと思うよ!うんうん」
大鳳「はい、というわけでゲストの蒼龍さんです!」
蒼龍「みんなー!今日はよろしくねー!」
翔鶴「蒼龍さんよろしくお願いします。なんでもゲスト投票一番人気だったと伺ってます」
蒼龍「最近はその言い方聞くとなんか別のもの思い出しちゃうね」
大鳳「なんですか?」
蒼龍「いやね、最近流行ってるスマホゲームがさ、競馬をモチーフにしてるから"一番人気"って聞くとそっちを連想しちゃうのよね」
翔鶴「競馬は詳しくないのですが、何か人気を競うものなんですか?」
蒼龍「そうじゃないんだけど……」
大鳳「たしか着順を競うはずですよね?」
翔鶴「やっぱり人気のお馬さんとかが居るんでしょうか」
蒼龍「そうじゃなくて、いや、そうなんだけど……」
大鳳「人気投票があるんですね」
蒼龍「えっと、うん、そう、そういうこと!……って、大鳳、さっきからなんか元気ない?大丈夫?」
大鳳「私は大丈夫です……たとえ目の前に大きなそびえたつ山が4つも立ちはだかろうとも、大鳳はびくともしません……大丈夫です……」
翔鶴「?」
蒼龍「?」
大鳳「コホン!えっと、すみません少し別のことを気にしていたのですけど、ちゃんと集中しますね!」
翔鶴「体調が優れなかったら言ってくださいね?」
蒼龍「そうそう、無理しちゃだめよ?」
大鳳「はい!……では、早速最初のお便りを、ゲストの蒼龍さんに読み上げてもらいます」
蒼龍「りょーかーい!あーなんだかドキドキするなぁ!でもこないだ勇気もらったから大丈夫!」
翔鶴「お願いします♪」
蒼龍「ラヂオネーム:かでくるII さんから!」
蒼龍『この前出撃していたら、当たりどころが悪く小破判定ながら下着の紐だけ切れるという被弾の仕方をしてしまって、泊地までノーパンで帰ることを余儀なくされてしまいました。』
翔鶴「あ、あら……」
蒼龍「災難ね~」
蒼龍『姉には「●●(私の本名)にもそんなこと、あるのね」と笑われてしまうし、先輩には「涼しくていいでしょう」とからかわれるし、帰るまでスカートを押さえてみられないようにするために必死でもうとても恥ずかしかったです……この偶然の不運、お焚き上げてください。』
翔鶴「前に瑞鶴が似たようなことを言ってたわ……被弾して切れたから無理矢理結びなおした、って」
大鳳「やはり紐の下着はそれだけリスクが高いんじゃないでしょうか……」
蒼龍「あ、でもでもこう書いてるよ!」
蒼龍『P.S.それでも私は紐パンを穿くよ!』
蒼龍「って!」
=====お便り全文=====
ラヂオネーム:かでくるII
この前出撃していたら、当たりどころが悪く小破判定ながら下着の紐だけ切れるという被弾の仕方をしてしまって、泊地までノーパンで帰ることを余儀なくされてしまいました。姉には「●●(私の本名)にもそんなこと、あるのね」と笑われてしまうし、先輩には「涼しくていいでしょう」とからかわれるし、帰るまでスカートを押さえてみられないようにするために必死でもうとても恥ずかしかったです……この偶然の不運、お焚き上げてください。
P.S.それでも私は紐パンを穿くよ!
====================
大鳳「い、一体なぜそこまで……」
翔鶴「あ、あの~蒼龍さん?」
蒼龍「なに?」
翔鶴「もしかして、その封筒に下着が入っていたり……」
蒼龍「え?パンツ?さすがに入ってないよ?そんなもん送ってくるわけないじゃん!」ケラケラ
大鳳「……」
翔鶴「……」
蒼龍「え?何?送られてきたことあるの?」
翔鶴「はい……」
大鳳「実は二回も……」
蒼龍「ブッ!アハハハ!なにそれ滅茶苦茶面白いじゃん!」
翔鶴「初めてのお手紙に入っていたので、本当にビックリしました」
蒼龍「アハハハハハ!ぱ、ぱんつ送られるなんて!そりゃビックリするよね!」
大鳳「さすがに最近は無いですけど」
翔鶴「そうね、今回は被弾して無くなってしまってるし、送ろうと思っても無理だもの」
大鳳「そういうことじゃないですって!まず送ろうと思わないでくださいよ!」
蒼龍「まぁまぁ、次に送られてきたら青葉にでも売ってあげたら?」
大鳳「そ、それはかなりイヤですね……」
翔鶴「私もそう思います……青葉さんも下着の古着は欲しがらないでしょうし、サイズも合うかわからないですし」
大鳳「違う、そうじゃない」
蒼龍「あはははははは!翔鶴それサイコー!」ケラケラ
翔鶴「え?え?」
大鳳(あ、蒼龍さん、あんまりツッコんでくれないタイプだ……)
蒼龍「あー、面白かった!……えっと、何の話だっけ?」
翔鶴「えーっと……下着の紐が被弾して切れてしまって恥ずかしい思いをした、というお便りですね」
蒼龍「もうずかしい思いをしないように回避の訓練しないとね!当たらなきゃどうってことない!」
大鳳「普通の下着を穿くのはダメなんですか?」
蒼龍「んー、この子は紐パンに強い思い入れがあるみたいだしねぇ」
大鳳「スパッツを穿いたりするのはダメなんですか?」
蒼龍「やっぱそういうのはオシャレじゃないんじゃない?この子にとって」
大鳳「そ、そういうものでしょうか……」
蒼龍「そういうものよきっと♪ね?翔鶴」
翔鶴「わ、わたしは特には……」
蒼龍「え?だって翔鶴もいっつも紐パンじゃない」
翔鶴「そ、蒼龍さんっ!!」///
蒼龍「大丈夫大丈夫!あれもお洒落の一環でしょ?やっぱり女は内側から着飾らないとね!」
大鳳「み、見せないところなのに、ですか?」
蒼龍「見せないところだから、よ!まあ翔鶴も瑞鶴もよくチラチラ見えてるけどね」ケラケラ
翔鶴「ぇ………」///
蒼龍「あ、もしかして気づいてなかった?」
翔鶴「……わ、わたし……わたし……///」プシュー
大鳳「そ、蒼龍さん!翔鶴さんが!」
蒼龍「あーごめんごめん、ちょっとからかいすぎちゃったね……えっとこの後どうしたらいいの?」
大鳳「こちらのお手紙にコメントを添えて、お焚き上げして終わりですね」
蒼龍「んー、じゃあ かでくるIIさん!紐パンに拘るのはOK!でも次からは被弾しないように目いっぱい回避の訓練をすること!ちゃんとこの不幸はお焚き上げしておくから、約束よ?」
大鳳「ちなみにどんな訓練をすれば?」
蒼龍「そうねぇ……燃料・装備満載状態で、戦艦2・空母2・雷巡2の砲撃、航空攻撃、雷撃を全部避けられるまで帰れません、みたいな感じじゃない?」
大鳳「……え?」
蒼龍「私も最近やってないからなあ、今度飛龍とやっとこうかなあ」
大鳳「」
蒼龍「今度大鳳もやる?」
大鳳「わ、私は……まずは体を作るところから……」
蒼龍「そう?じゃあ艤装の補助効果OFFフル装備マラソンとか今度一緒にやろっか!」
大鳳「…………はい、おねがい、します……」
大鳳(わたし、しんじゃうかも……)
蒼龍「じゃあ次のお便りいこっか!翔鶴おねがい!」
翔鶴「え?あっえっと」
蒼龍「ほらーもう復活してるでしょ?早く早く♪」
翔鶴「は、はい!」
翔鶴「えっと、しばばばば さんからのお便りです」
翔鶴『深刻な問題です。料理が大好きな私は、この前カレーを作りました。気分が良かったので、ご飯の上にオムレツ乗っけてオムカレーにしたんです』
蒼龍「うわぁ~美味しそう!」
翔鶴『海防艦のちびちゃんたちも、嫁艦も美味しそうに食べてくれました。でも問題は私に起こりました。』
蒼龍「え?」
翔鶴『……オムカレー美味しすぎて、1人でご飯を2合平らげてしまったんです……年頃の乙女にあるまじきです。止まらぬ食欲をお焚き上げください……。』
大鳳「……?」
翔鶴『あ、最近私が凝ってるホットケーキミックス炊飯器で加熱して作る簡単な蒸しケーキもお付けしておきます。皆さんで食べてください。』
蒼龍「え!?」
大鳳「えっと、これが差し入れ……ですか?」
翔鶴「あら、とっても美味しそう♪しばばばさん、ありがとうございます♪」
大鳳「翔鶴さん、しばばばば さんです」
翔鶴「あ、ごめんなさいしばばばbっ、しばbっ……うぅごめんなさい舌を……」
大鳳(かわいい)
=====お便り全文=====
しばばばば
「深刻な問題です。料理が大好きな私は、この前カレーを作りました。気分が良かったので、ご飯の上にオムレツ乗っけてオムカレーにしたんです。海防艦のちびちゃんたちも、嫁艦も美味しそうに食べてくれました。でも問題は私に起こりました。……オムカレー美味しすぎて、1人でご飯を2合平らげてしまったんです……年頃の乙女にあるまじきです。止まらぬ食欲をお焚き上げください……。あ、最近私が凝ってるホットケーキミックス炊飯器で加熱して作る簡単な蒸しケーキもお付けしておきます。皆さんで食べてください。」
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蒼龍「……」
大鳳「蒼龍さん?」
蒼龍「さいっこうじゃない!ラヂオ放送!しばばばばばばさん!!ありがとねっ♪」
大鳳「しばばばばさんです……」
蒼龍「ね?また呼んでね!ね!」
翔鶴「は、はい……」
翔鶴(由良さんみたい……)
大鳳「あのー、少し疑問なんですが」
翔鶴「?」
大鳳「二合って……足りるのでしょうか?」
蒼龍「え?」
翔鶴「あぁ、私もちょっと思ってたんです」
蒼龍「お、多いと思うけど……はっ!この二人……」
翔鶴→高燃費
大鳳→高燃費
蒼龍「えっと、たぶんね、二人の基準をこの人に当てはめないほうがいいんじゃないかなーって」
大鳳「で、でも二合では……」
蒼龍「この人"嫁艦"って言ってるしどこかの提督さんじゃない?私たちみたいに体動かしてるならともかく、デスクワークばっかりだとたぶん多いんじゃないかな?」
大鳳「では、やはり少しでも体を動かして運動すべきですね」
蒼龍「んー、まあそれはそうねえ……」
翔鶴「1回くらいなら大丈夫じゃないでしょうか?」
大鳳「甘いです!そうやって"1回"が積み重なるんです!だから普段からよく食べ!よく動く!それがいいと思います!」
蒼龍「1回が重なるっていうのは分かるなあ、私もついついお菓子とか食べすぎちゃったりするし……」
翔鶴「わ、私もお恥ずかしながら……時々瑞鶴と……」
大鳳「……少し意外です、お二人は食べ過ぎたときはどうしてます?」
蒼龍「んー、特には」
翔鶴「私もそうですね」
大鳳「…………え」
蒼龍「しばらくお菓子は食べない!って決意するんだけど」
翔鶴「私はそういう時に限って瑞鶴が持ってきたり……」
蒼龍「あ!わかる!飛龍もそんな感じ!あれ絶対ワザとだよね!?」
翔鶴「い、いえたぶん偶然だと思いますけど……」
大鳳「どうして二人は対策をしていないのに……ハッ!ま、ま、まさか……すべて……や、山に……!」
蒼龍「大鳳?」ドタプーン!
翔鶴「大鳳さん?」バイーン!
大鳳「……さすがに考えすぎ、考えすぎなだけ……絶対違う、違う……」ブツブツ
翔鶴「え、えーっと」
<[カンペ]〆て
翔鶴「えっと!しばばばばさん!あ、言えました!……コホン……美味しそうなケーキありがとうございます♪こちら大切にいただきますね」
蒼龍「ありがとね♪」
翔鶴「どこかの提督さんとお見受けしますが、デスクワークばかりでは体調も崩してしまいますし、大鳳さんもおっしゃるように、少しでも運動をすると良いかもしれません」
蒼龍「モリモリ食べてビシバシ働きましょ!」
翔鶴「では、誘惑に負けてしまったときの思いはお焚き上げしておきますね」
蒼龍「大鳳?どうしたのさっきから?」
大鳳「大鳳はびくともしません……大丈夫です……」
蒼龍「そ、そう?」
大鳳「はい、少し考えすぎただけです……次のお便り、私が読みますね?」
翔鶴「えっと、はい、お願いします」
大鳳「ラヂオネーム:あーまーどでっき さんからです」
大鳳『単刀直入に言って、出番が欲しいです。他に私と同じ特性を持つ方々の陰に隠れてしまいがちで、最近ずっと自主トレーニングの日々を送っています。』
蒼龍「あー」
大鳳『出番がないのは平和で良いことなのかも知れないけど、私も戦う力を持たされたのだから、前線に出て皆の役に立ちたいです。』
蒼龍「なるほどねー」
大鳳『もっと主張した方が良いのでしょうか?どうかこの燻る気持ちをどうかお焚き上げしていただけないでしょうか?』
=====お便り全文=====
ラヂオネーム:あーまーどでっき
単刀直入に言って、出番が欲しいです。他に私と同じ特性を持つ方々の陰に隠れてしまいがちで、最近ずっと自主トレーニングの日々を送っています。出番がないのは平和で良いことなのかも知れないけど、私も戦う力を持たされたのだから、前線に出て皆の役に立ちたいです。もっと主張した方が良いのでしょうか?どうかこの燻る気持ちをどうかお焚き上げしていただけないでしょうか?
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蒼龍「うーん分かるなあこの気持ち」
翔鶴「ええ、とても」
大鳳「はい、私も分かります」
蒼龍「え?二人も?私より良く出てない?」
翔鶴「私たち、以前の大規模作戦で出撃の機会をもらえなかったもので……」
蒼龍「そうなの!?」
大鳳「はい……前回の時は、あまり多数の航空戦力が必要な作戦ではなかったので」
蒼龍「えー意外!装甲空母の二人は私より出番多いと思った……」
翔鶴「蒼龍さんは、前の作戦では?」
蒼龍「私はちょっと出番あったかなあ……あとは支援!とにかく支援ね!」
大鳳「蒼龍さんと飛龍さん、よく支援艦隊に編成されていますよね」
蒼龍「そーーなの!提督ったら艦遣い荒いのよもう!」
大鳳「でも、支援でも必要とされているのはとても羨ましいかもしれません……私、このあーまーどでっきさんの気持ちがよくわかります」
蒼龍「んーっと……ねえ大鳳?もしかして大鳳はさ、自分が前に役に立たなかったって思ってる?」
大鳳「え?……ええ、何もできることがありませんでしたから……」
蒼龍「ふーん……じゃあ、大鳳と同じように出撃しなかった艦も、役立たず?」
大鳳「そ、そんなことは!」
蒼龍「だって大鳳がさっきそういったじゃない、何もできなかったから、って」
大鳳「そ、それは……」
蒼龍「じゃあみんな役立たずじゃない、違う?」
大鳳「……いえ、上手く言えませんが、それはきっと違うと思います」
翔鶴「私も、出撃していないからと言って何もしていない、役に立ってないとは思えません」
蒼龍「ね?そうでしょ?だからさ、別にサボった訳じゃないんだから、自分をそんなに卑下しちゃだめ!ね?」
大鳳「そ、そうなんですが……」
蒼龍「出撃して戦闘する艦だけが"戦ってる"の?」
大鳳「!」
蒼龍「でしょ?それに、頼もしい戦力が待機していてくれるから前線は思いっきり戦えるし、色んな艦が資源を集めたり、装備を整えたり、ご飯を用意してくれるから成り立ってるじゃない?」
翔鶴「はい……」
大鳳「その通りです……」
蒼龍「大鳳も翔鶴も、手紙をくれたあーまーどでっきさんも、気持ちはとってもよくわかるけど、きっとみんなの力が必要になるときは来るし、出撃していなくてもみんな役立ってくれてるんだから焦らないでね?」
大鳳「出撃……」
翔鶴「しなくても?」
蒼龍「さっき言ったように防衛戦力として、そして"抑止力"として、ね?」
大鳳「抑止力……?」
蒼龍「そ!艦隊のみんなが居るから、相手もこちらに迂闊に攻めて来られない……そして戦闘が少なくなれば被害も減るし、防衛するという最大の目的は果たせてる、でしょ?」
翔鶴「そ、そういうものでしょうか?」
蒼龍「そういうもの!……まあ、提督の受け売りなんだけどね」
大鳳「提督の?」
蒼龍「実はね、私もほとんど同じことを提督に言ったことがあってね?その時言われたのがさっきの『出撃していない艦はみんな役立たずか?』って言葉」
大鳳「そんなことが……」
蒼龍「それでさっき私が言ったようなことを説明されたの」
翔鶴「そうだったんですね」
蒼龍「うん、戦闘することだけが戦いじゃないし、私たちの存在意義じゃないよ」
大鳳「……はい!」
蒼龍「あーまーどでっきさん、確かに戦うことを期待された私たちだから、その期待に応えられなくて悔しい思いをすることってたくさんあるわ。でも、出撃するばかりが私たちの役目じゃないの!だから変に焦らないでね?」
大鳳「私も気持ちを新たに頑張ります!燻っている気持ちは、私も一緒にお焚き上げしますので、あーまーどでっきさん、一緒に頑張りましょう!」
翔鶴「大鳳さん、私も一緒にお願いしてもいいかしら?」
大鳳「はい!」
翔鶴「私も、一緒に頑張るわ!」
蒼龍「うんうん!後輩が頼もしくてわたしゃあ嬉しいよ!いやー先輩らしいことが出来て良かったー」
大鳳「蒼龍さんに今日来ていただけて良かったです」
翔鶴「ええ、ありがとうございます」
蒼龍「な、何々二人とも改まって!こそばゆいから良いってそんなの!ほ、ほら次!次読も!」
蒼龍「お焚き上げネーム:ワーシェンティエン さんから!」
蒼龍『アメリカ出身、北の泊地に勤務する戦艦です。この間敷地一帯を散歩していたら、工廠脇の木に見慣れない物を見つけました。』
翔鶴「なんでしょう?」
蒼龍『近寄って見てみればそれは日本の伝統的な呪術に使われることで有名とされているstraw doll、そちらの言葉でいう藁人形でした。かもそこには腐れ縁の同僚の名前が書いてあり、顔写真もありました。』
大鳳「ヒッ!」
蒼龍『奴が艤装を雑に扱い補給整備と喧嘩になったのは知っていましたが、こんなもので死なれても気分が良くないです。』
翔鶴「それは……そうですよね……」
蒼龍『例の呪物を押収の上で代金代わりのスモークサーモンと一緒にそちらへ送付したので、お焚き上げお願いします。』
「「「…………え?」」」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
<例のブツが入った袋>
蒼龍「う、嘘よね、これ、もしかして中に、わ、藁……」
大鳳「……また……変なものが……というかこれは……」
翔鶴「え、えっと……」ソー
蒼龍「翔鶴!?なに開けようとしてんの!?」
翔鶴「で、でも"スモークサーモン"も入ってるらしいですし、中身は確認しないと……」
翔鶴「えっと……」
スルスル
蒼龍「え?ほ、ほんとに開けるの!?ねぇ!」
大鳳「というかサーモン一緒に入ってるんですか!?」
翔鶴「あ……中身は藁人形だけみたいですね」
ゴトッ
大鳳「~~~~ッ!!」
蒼龍「ちょっと!!マジモンじゃん!マジモンじゃんこれ!!ねえ!!やだやだやだぁ!!!」
大鳳「しょ、翔鶴さん!!出さないで!!出さないでくださいよ!!」
翔鶴「ご、ごめんなさい!」
大鳳「良いからしまってください!!!」
蒼龍「…………どうすんの?これ……なんか下手なことすると私たちも呪われそうなんだけど」
大鳳「これは余りにも手に余りますね……」
<[カンペ]
翔鶴「えっと、あ!スタッフさんが、サーモンは冷蔵庫に保管しているそうです」
蒼龍「ごめん翔鶴、全然そんな気分じゃない……」
大鳳「えっと……この人形にされた方が何をしたのかわかりませんが……相当な恨みを買ってるんでしょうか」
蒼龍「うーん、補給整備と喧嘩になった、って書いてるけど……だからと言って補給整備の人がそんなことしたのかも分からないし……」
=====お便り全文=====
お焚き上げネーム:ワーシェンティエン
「アメリカ出身、北の泊地に勤務する戦艦です。この間敷地一帯を散歩していたら、工廠脇の木に見慣れない物を見つけました。近寄って見てみればそれは日本の伝統的な呪術に使われることで有名とされているstraw doll、そちらの言葉でいう藁人形でした。しかもそこには腐れ縁の同僚の名前が書いてあり、顔写真もありました。奴が艤装を雑に扱い補給整備と喧嘩になったのは知っていましたが、こんなもので死なれても気分が良くないです。例の呪物を押収の上で代金代わりのスモークサーモンと一緒にそちらへ送付したので、お焚き上げお願いします。」
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翔鶴「このことは、泊地の提督さんに相談した方が良いと思います」
蒼龍「えー、でも、なんて相談する?」
翔鶴「変に隠すよりも、そのままを伝えるしかないかと……」
大鳳「でも……そうかもしれないですね、これ以上のことに発展したら取り返しがつかないですし」
翔鶴「ええ、こんなことをするのは本当は良くないけれど、この方ももしかして普段の態度や行動に問題があるかもしれない……そんな風に思うの」
蒼龍「そういうことは確かに提督から注意してもらわないとねえ」
大鳳「こんなに恨みを買ってるぞ、っていうことですよね」
翔鶴「はい……でも藁人形はやりすぎですから、それも注意してもらう必要があると思います。抗議や苦情はきちんとした手順でしないと、何が起きるかわかりません」
蒼龍「あっちこっちで喧嘩だらけになっちゃうもんね」
大鳳「ワーシェンティエンさん、藁人形はとても驚きましたが、まずはこのことは速やかに泊地の提督さんに相談しては如何でしょう?もっと大きな問題になる前に、です」
翔鶴「あ、スモークサーモンのお土産ありがとうございますね♪」
蒼龍(忘れてた……というか食欲無くなっちゃった……)
翔鶴「えっと、お焚き上げは……どうしましょう?」
スッ
大鳳「ヒッ!」
蒼龍「翔鶴!その袋!袋見せないで!」
翔鶴「え?は、はい……」
蒼龍「もー……後で、スタッフとも相談して、こういうの専門の人にお願いする?」
大鳳「そうですね、もうそれくらいしか思いつきません……」
翔鶴「えっと……じゃあ、このお手紙と藁人形は、専門の方に然るべき方法できちんとお焚き上げしてもらいますね?」
蒼龍「まさか本当の"お焚き上げ"をするとは思ってなかった……」
大鳳「ええ……これで2回目です……」
蒼龍「え!?」
蒼龍「待って!前にもあったの!?」
大鳳「前にも一度、呪いのアイテムのようなものが送られてきたことがありまして」
蒼龍「だ、大丈夫なのこのラジオ……」
翔鶴「あの時はちゃんと鳳翔さんに相談して、専門の方を紹介していただいたので大丈夫だと思います」
蒼龍「そ、そうじゃなくて……いや、いいや、気にしない方がいっか……」
大鳳「はい、気にしない方がいいと思います……」
翔鶴「?」
蒼龍「えーっと、じゃあ次の手紙いく?翔鶴お願い!」
翔鶴「はい、わかりました」
翔鶴「PN:アネ゙デパミ゙ さんから……読み方あってるかしら?」
蒼龍「うわっ、なっつかしい……」
大鳳「え?蒼龍さん、このアネなんとかさんをご存知なんですか?」
蒼龍「え!?二人とも"アネ゙デパミ゙"って知らない!?」
翔鶴「えっと……」
大鳳「分からないです……」
蒼龍「うわー……なんかショック……ギャップ感じちゃうなあ……」
翔鶴「有名なんですか?」
蒼龍「えっと、昔のゲームで見れたネタ、かな……」
大鳳「そうなんですね……」
蒼龍「あ、ごめんね翔鶴、続きお願い」
翔鶴「コホン……」
翔鶴『人間誰しも1回はお漏らしの経験があると思います。艦娘となれば忙しすぎてトイレに行けずにやってしまうというのはあるでしょう。』
大鳳「何を言ってるんですか!?」
翔鶴『なので大鳳さん、翔鶴さん、蒼龍さんそれぞれのお漏らしの経験をお焚き上げしてください。』
蒼龍「え?なにこれ……え?」
翔鶴「えっと…………ど、どうしましょう……」
大鳳「なんでまたこんな…………」
=====お便り全文=====
PN:アネ゙デパミ゙
人間誰しも1回はお漏らしの経験があると思います。艦娘となれば忙しすぎてトイレに行けずにやってしまうというのはあるでしょう。
なので大鳳さん、翔鶴さん、蒼龍さんそれぞれのお漏らしの経験をお焚き上げしてください。
====================
蒼龍「……!そうね、"人間"誰しもそんな経験があるかもしれないわね……"人間"なら……」
大鳳「……!そ、そうですね!"人間"なら……ね!でも、私たちは"艦娘"ですからね!」
翔鶴「でも、艦娘も人間と身体の構造はそこまで違わないハズでは……」
大鳳「翔鶴さん!!」
蒼龍「もーーーなんでそういうこと言っちゃうの!?」
翔鶴「え?えっ?でも……」
大鳳「せっかく蒼龍さんが"艦娘だからそんな経験無いです"って流れに持ってこうとしたのに!」
翔鶴「…………!あ、そういうことだったんですね!」
蒼龍「もう遅いよぉ!」
大鳳「このような質問にはお答えできません!というかなんで私たちがお焚き上げしないといけないんですか!」
<[カンペ]
大鳳「こ、このパターンは……」
蒼龍「…………嘘でしょ?」
翔鶴「そんな……」
蒼龍「えっと……"話されなかった場合、スタッフが独自に調査したエピソードを公開します"……なにこれ……」
大鳳「もうやだ……」
翔鶴「また、このパターンなのね……」
蒼龍「じゃあ翔鶴お願い」
翔鶴「ええっ!?」
大鳳「はい、お願いします」
翔鶴「ど、どうして!?」
蒼龍「だって~私の機転を活かしてくれなかったし~」
翔鶴「そ、そんなあ……」
大鳳「では、お願いします」
翔鶴「……私は、その……失敗したことは……えっと…………///」
蒼龍「もうこれ"ある"って言ってるようなもんだよね」
翔鶴「うぅ……実は、そのほんの少しだけ、少しだけですよ?艤装に被弾してしまって代謝の代替機能が働かなくなった時に、長時間の作戦で、その……す、少しだけ……」
蒼龍「あー、辛いパターンのやつ……艤装が機能しなくなったときはほんとしんどいもんね……」
大鳳「どうしようもないですからね、そうなってしまうと……」
翔鶴「は、恥ずかしい……///」
蒼龍「いや、それは仕方ないと思う……よ?」
大鳳「で、では……次は私が」
蒼龍「え、私最後!?」
大鳳「だ、ダメですか……?」
蒼龍「ズルいズルいよ大鳳その目は!……もーわかった私が最後ね……」
大鳳「す、すみません……えっと、私は……作戦会議がものすごく長引いたことがあって……休憩も無くて……そんな時に限って近くのお手洗いが使えなくて、ということがあって……」
蒼龍「あー……」
大鳳「間に合ったんですよ!でも、その、少しだけ、ほんの少しだけ……」
蒼龍「なんで使えなかったの?」
大鳳「たまたま業者の方が清掃してるところで、薬品がたくさん撒かれていたので使えず……」
翔鶴「それは、なんというか……」
蒼龍「運が悪かったね……」
大鳳「うう……///」
蒼龍「えっと、じゃあ私……前にね?総員起こしの時までに起きれなかった日があって」
翔鶴「あっ……」
蒼龍「そう、そうなの……総員起こしの後は朝の課業が終わるまでトイレいけないじゃない?それでね……かなーりキツくてね……」
大鳳「えっと……その後は?」
蒼龍「いやもうほんっとに危なかったの!もうちょっとでアウトになるとこだったの!でも何とかギリギリセーフ?なくらいで助かったの……でも100点満点は取れなかったかな……そんな感じ……」
翔鶴「……えっと、これで良いかしら……?」
<[カンペ] OK
大鳳「はぁ……さぞかしスタッフもこの変人さんも満足でしょう……全くどうしてこんなこと……」
蒼龍「いやー、流石にこんなこと話すとは思わなかったなあ///」
大鳳「では……気持ちを切り替えるためにも最後のお便りを読みますね」
蒼龍「うん、おねがい」
大鳳「ラヂオネーム:中の人 さんからです」
蒼龍「中の人などいない」
大鳳「え?」
蒼龍「ご、ごめん続けて?」
大鳳『知識ゼロで見切り発車した結果分からないことが分からず、ループしたり巻き戻してやり直したりと試行錯誤で詰まっています。お焚き上げで障碍除去をお願いします』
翔鶴「初めてのことって、なかなか上手くいきませんよね」
蒼龍「そうよねえ」
=====お便り全文=====
ラヂオネーム:中の人
「知識ゼロで見切り発車した結果分からないことが分からず、ループしたり巻き戻してやり直したりと試行錯誤で詰まっています。お焚き上げで障碍除去をお願いします」
====================
翔鶴「この方は何をされているんでしょう?」
大鳳「肝心のそこが書いていないのでわかりませんね」
蒼龍「でも、何か新しいことを始めたんじゃないかな?」
大鳳「そう見えますね」
蒼龍「翔鶴も言った通り、最初から何でも上手くはいかないものだから、根気よくやるしかないよねえ」
大鳳「分からないことが分からない、というのは確かに辛そうですね」
蒼龍「でもでも!エジソンも言ってたじゃない!『失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ』って!」
大鳳「それは発明の話ですけど……すこし勇気が出る言葉かもしれません」
翔鶴「あ、それなら『本気でやった場合の失敗には価値がある』って私聞いたことあります」
蒼龍「なんかいい言葉だねそれ」
大鳳「確かにただ適当にやったときは成功しないのが当然ですからね」
蒼龍「そう考えると『分からないことが分からない』状態からはこの人も進歩してるんじゃない?」
大鳳「ええ、そう思います」
翔鶴「きっと今できている人も、最初は失敗していたと思いますし、思い詰めすぎない方がいいと思います」
蒼龍「うんうん」
大鳳「一つずつ、できるようになればいいと私もそう思います」
蒼龍「じゃあ、中の人 さん?きっと、少しずつかもしれないけど前に進んでいると思うよ!だからあまり一つ一つの失敗に落ち込まないでね?」
翔鶴「落ち込むことは反省ではないですからね?」
蒼龍「お、なんかお姉ちゃんっぽい!」
翔鶴「いえ、実はとある方からの受け売りなんです。」
大鳳「そうなんですか?」
翔鶴「ええ……『深刻と真剣は違う。上手くいかなかったと思い詰めることに意味は無い。真剣にやるのが大事で、深刻に捉える必要なんて無い』って、そんな感じのことを」
蒼龍「あー、言われてみたら『あーやっちゃったー』って落ち込んじゃうことってあるなあ」
翔鶴「その人曰は、深刻に思うだけなのは何も意味が無いから、と」
大鳳「極端な言い方にも聞こえますが、耳が痛くもあります」
蒼龍「そうねえ」
翔鶴「はい、なのでもう少し気持ちを軽く、でも真剣に考える……どうでしょうか中の人さん?」
蒼龍「分からないけど、伝わったんじゃないかな?」
大鳳「障碍除去はできませんが、落ち込んだ気持ちをお焚き上げして、中の人さんの成功をお祈りします」
蒼龍「んーーこれで全部?」
翔鶴「はい、今のお便りで最後です」
大鳳「思ったより長時間になってしまいましたね」
蒼龍「ほんとねー」
翔鶴「放送にお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございます」
大鳳「蒼龍さんも、ゲストに来ていただいてありがとうございました」
蒼龍「いやー私も楽しかったよ!また呼んでね?あ、でも恥ずかしい話とか呪いのアイテムはやめてね!」
翔鶴「それは私たちでは何とも……」
蒼龍「ていうかスタッフ!ああいう手紙はSTOPしたら!?」
大鳳「奴らは面白ければ何でもいいと思ってるんです……もうダメです……」
蒼龍「も~~……でもでも、おいしそうなお菓子貰えたし、早速食べちゃわない?」
翔鶴「スモークサーモンもありますよ?」
大鳳「食べ合わせ悪すぎるでしょ!?と言うか先にご挨拶しないと!」
蒼龍「はーい、じゃあえっと……翔鶴お願い!」
翔鶴「はい……皆様の不運がこれで断ち切られるよう、心より祈っています」
大鳳「お手紙と落ち込んだ気持ち……と呪いのアイテムは責任を持ってお焚き上げします」
翔鶴「お相手は、航空母艦・翔鶴と」
大鳳「航空母艦・大鳳と」
蒼龍「航空母艦・蒼龍!でした!」
「「「皆さんに幸せがとどきますように!」」」
蒼龍「またねー!!」
~第5回放送 おわり~