翔鶴と大鳳の「お焚き上げラヂオ」   作:是反

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第6回放送

【第6回 翔鶴と大鳳のお焚き上げラヂオ】

翔鶴「翔鶴と」

 

大鳳「大鳳」

 

「「「お焚き上げラヂオ!!!」」」

 

 

翔鶴「第6回となりました本ラヂオ、皆さまいつもありがとうございます」

 

大鳳「今日は少し遅い時間の開始になりましたが、よろしくお願いします」

 

翔鶴「前回から少し間が空きましたが……変わらず暑いですね」

 

大鳳「はい……まだまだ寝苦しい夜が続きそうです」

 

 

翔鶴「早く涼しくなって欲しいけど、夏が終わり、一年の終わりも近づいている……と思うと、それも少し寂しいわよね」

 

大鳳「気持ちは分かりますけど、それでも早く涼しくなって欲しいです、私は」

 

翔鶴「冬の寒さも大変ですし、なかなか思うようにはいきませんね」

 

大鳳「ええ、本当に……時間も」

 

 

翔鶴「さて、夜も更けてきましたし、早速1通目のお便りを開けても良いかしら?」

 

大鳳「お願いします」

 

翔鶴「はい……コホン、一通目はラヂオネーム:川鉄道 さんからのお便りです」

 

翔鶴『私には姉妹の仲を超越した絆で結ばれた姉がいます。』

 

 

翔鶴『彼女も私のことを同じように想ってくれているのですが、それとは別に彼女には想い人がいて、それがどうしようもなく妬けてしまって毎晩のようにお酒を過ごしてしまいます。』

 

大鳳「な、なんだか複雑な関係ですね」

 

 

翔鶴『彼女が幸せそうなのはとても喜ばしいのですが、もっと私のことも見て欲しくて……私は卑しい女なのでしょうか。この燻る気持ちをどうかお焚き上げいただきたく思いお手紙を送りました。』

 

大鳳「想像になってしまいますが、なかなかお辛い立場に立たされているようですね……」

 

 

翔鶴「"姉妹の仲を超越した絆"って書かれるくらいだから、よっぽどお姉さんのことが大切なのね……」

 

大鳳「そのお姉さんに恋人さんが居て……川鉄道さんは一緒に過ごす時間を取ってもらえていないんでしょうか?」

 

翔鶴「そうは書かれていないけど、接する機会は減ってしまったのかもしれないわ」

 

=====お便り全文=====

ラヂオネーム:川鉄道

私には姉妹の仲を超越した絆で結ばれた姉がいます。彼女も私のことを同じように想ってくれているのですが、それとは別に彼女には想い人がいて、それがどうしようもなく妬けてしまって毎晩のようにお酒を過ごしてしまいます。彼女が幸せそうなのはとても喜ばしいのですが、もっと私のことも見て欲しくて……私は卑しい女なのでしょうか。この燻る気持ちをどうかお焚き上げいただきたく思いお手紙を送りました。

====================

 

 

大鳳「それでもヤケ酒は良くないですよ……?」

 

翔鶴「……川鉄道さん、あなたはお姉さんの恋人さんの何に嫉妬しているのかしら?」

 

大鳳「翔鶴さん……?」

 

翔鶴「"嫉妬"……それは自分の身も心も焼いてしまうとても危険な感情になり得るわ」

 

 

翔鶴「もしかしたら、お姉さんの恋人さんのことを"ズルい"と思っているんじゃないかしら?」

 

大鳳「ズルい、ですか」

 

翔鶴「ええ……その"ズルい"と言う思いが"妬ましい"になって、最後には……"憎い"に変わってしまうかもしれない、お手紙を見てそう思ったわ」

 

大鳳「……」

 

 

翔鶴「川鉄道さん、お姉さんの恋人さんのことを"ズルい"、や"妬ましい"と思っているのなら、一度こう考えたらいかがかしら……"羨ましい"、と」

 

大鳳「どう違うんですか?」

 

 

翔鶴「きっと、その恋人さんはズルいこと、悪いことをしていないと思うの。なら"ズルい"というのはちょっと違うと思わない?それでも恋人さんのことを"羨ましい"と思うのは、素直な感情だと思うの」

 

大鳳「それは、そうですね」

 

 

翔鶴「だから、自分の素直な感情を素直に受け止めて、誰かを恨んだりしないでほしいの」

 

大鳳「では、どうすれば……」

 

翔鶴「お姉さんに気持ちを伝えたら良いんじゃないかしら?『お姉さんの恋人が羨ましい』って」

 

大鳳「なるほど、それならまだ言いやすいかもしれないです」

 

 

翔鶴「姉妹以上の絆で……って言いきれるくらいなんだから、お姉さんもあなたのことを必ず大切に思ってくれているわ、川鉄道さん」

 

大鳳(これがお姉ちゃん力……?)

 

大鳳「……翔鶴さんは、何か似たような経験が?」

 

翔鶴「うーん、状況は違うのだけど……そうね……」

 

 

翔鶴「……前に、なかなか演習でも出撃でも結果が上手く出せなくて、私より活躍した人のことを"ズルい"って思ってしまったことがあって……」

 

大鳳「そ、それであんなことを……」

 

翔鶴「その頃……とても焦っていた時期だったの、本当に上手く行かなくて……仲間に嫉妬してしまっていたの」

 

 

大鳳「……」

 

翔鶴「このお便りと状況は違うけれど、"嫉妬"って本当に危ない感情だと思うわ……だから、川鉄道さんの心に燻る気持ち、きっと晴れると願っているわ」

 

大鳳「ええ、しっかりとお焚き上げしましょう!あ、あと!お酒の飲み過ぎはダメですよ!絶対!」

 

 

翔鶴「そうね、飲み過ぎて体調が悪くしたら気分が沈んで、また飲んで……と悪循環になってしまうから、お酒で自分の身体をいじめるのは止めましょうね?」

 

大鳳「お酒、もし依存して抜け出せないなら、お医者様にきちんとかかって下さいね?」

 

翔鶴「ええ、そうね」

 

 

大鳳「……とても真面目なお便りでしたね」

 

翔鶴「もしこのラヂオで少しでも気持ちが楽になってくれたら良いわね」

 

大鳳「はい!」

 

翔鶴「じゃあ、次のお便りは大鳳さんに読んでもらっていいかしら?」

 

大鳳「わかりました」

 

 

大鳳「ラヂオネーム:しまうま さんからです」

 

翔鶴「お便りありがとうございます♪」

 

大鳳『仕事の都合で想い人と長い期間会えないことになってしまいました。とても辛くて寂しいです。お二人ならそんな時、どうして耐えるのでしょうか。この切なさをお焚き上げていただけますと幸いです』

 

 

翔鶴「きょ、今日は恋愛関係のお便りが多いのね……」

 

大鳳「私もビックリです……」

 

翔鶴「えっと、大鳳さん、遠距離恋愛の経験は?」

 

大鳳「翔鶴さんは?」

 

「「…………」」

 

=====お便り全文=====

ラヂオネーム:しまうま

仕事の都合で想い人と長い期間会えないことになってしまいました。とても辛くて寂しいです。お二人ならそんな時、どうして耐えるのでしょうか。この切なさをお焚き上げていただけますと幸いです。

====================

 

 

翔鶴・大鳳((どうしよう……!!))

 

翔鶴「た、大鳳さん、何か……」

 

大鳳「しょ、翔鶴さんからどうぞ……」

 

「「…………」」

 

大鳳「……えっと、しまうまさん?私たち二人とも遠距離恋愛の経験はありません、もし自分ならどうするかを精いっぱい考えて答えます」

 

翔鶴「そうね……しまうまさん、ご了承くださいね?」

 

 

大鳳「私なら……ある程度お互いに連絡を取る頻度や時間を決めておいて電話をする、かもしれません。もちろん、毎回決まった感覚や時間は無理だと思うから、電話の度に"次"の約束をする……そうすれば、次の電話を励みに頑張れるんじゃないかしら……と」

 

翔鶴「な、なるほど……」

 

 

大鳳「……実際にこんな風にできるのかわかりませんが、私ならこうするかもしれません」

 

翔鶴「電話って身構えてしまうけど、次の約束をしていればお互いにかけやすいかもしれないわね」

 

大鳳「難しそうですね、遠距離恋愛……」

 

 

翔鶴「じゃあ私ね……私は、ベタかもしれないけど手紙が思い浮かんだわ。手紙ならすぐに返事をしなくても、お互いの都合を合わせなくてもいいでしょ?きっと遠い町で暮らしていると生活のリズムも違うから、じっくり書けて何度も読み返せる"手紙"が良いかしら?と思ったの」

 

 

大鳳「なるほど……そう考えると手紙の方が……」

 

翔鶴「大鳳さん、私も遠距離恋愛の経験はないのだけれど、"正解"と言うのは無いと思うわ」

 

大鳳「そ、それもそうですね……」

 

翔鶴「正解があれば、しまうまさんもこんな風に迷っていないでしょうし……」

 

 

大鳳「……いま、お互いがやりたいように出来れば一番良いのかもしれないと思いました」

 

翔鶴「どういうことかしら?」

 

大鳳「"私がこうするから、あなたもこうして"……と言うのは長続きしない気がしたんです」

 

翔鶴「……」

 

 

大鳳「だから、お互いがしたいことを伝えて、お互いに尊重する……そんな風に出来たら素敵な関係かもしれない、って」

 

翔鶴「私たちの例なら、私は手紙を書きたい、大鳳さんは電話をしたい……でも私は大鳳さんに手紙を書くことを強要しないし、大鳳さんは私から電話をすることを強要しない……」

 

 

大鳳「ええ、そんな感じです」

 

翔鶴「義務感で書いた手紙や電話を貰っても嬉しくないものね……お互いを尊重する、か……大鳳さんの旦那さんになる人はきっと幸せ者ね♪」

 

大鳳「ええっ!?で、でもそれを言うなら翔鶴さんだって!」///

 

翔鶴「わ、私なんて全然……」///

 

 

翔鶴「あ、あら?」

 

[カンペ]<お二人には恋愛経験が?

 

大鳳「」

 

翔鶴「」

 

大鳳「……後でスタッフはチタタプにしましょう」

 

翔鶴「大鳳さん、そんなもの食べられないわ」

 

大鳳(翔鶴さんまで辛辣!?)

 

 

大鳳「えっと、しまうまさん、遠距離恋愛はきっと大変だと思いますが、どうかその気持ちが少しでも和らぐよう、辛い気持ちをお焚き上げしますね」

 

翔鶴「しまうまさんと、思い人さんの関係が良いものになるように私たちは心の底から祈っていますね♪」

 

 

大鳳「ふぅ……では、次のお便りを翔鶴さんお願いします」

 

翔鶴「はい♪……お焚き上げネーム:しかのしま さんからです」

 

大鳳「ありがとうございます」

 

翔鶴『練習巡洋艦の妹の方です。いきなりですが、最近ツイてないです。』

 

大鳳(鹿島さん……)

 

 

翔鶴『私の艦名がいやらしい意味というジョークはもはやだからどうしたといったところですが、最近その地方出身者から果たし状を送りつけられたり内線あるいは面と向かってあんたの存在そのものが風評被害だと怒鳴りつけられたりしています。』

 

大鳳「……」

 

 

翔鶴『そんな精神状態でうまく教官任務ができるはずもなく、この間は苦手な性教育の座学をうまく進められず、一部の駆逐艦海防艦からおちょくってるのかと怒られ、しまいにはリンチにかけられてバリカンで丸刈りにされてしまいました。』

 

大鳳「え……」

 

 

翔鶴『大変困ったことに私の任地は尚武の気風が強く、単なる敗者の私に味方する人はいません。幸い髪は高速修復材の応用で戻ったので、刈られた髪の一部を遺髪代わりに送ります。古い私と決別したいので、お焚き上げお願いします』

 

大鳳「…………」

 

翔鶴「…………」

 

 

翔鶴「えっと……な、何から話せば……」

 

大鳳「普通に、その……かなり酷い状況なのではないでしょうか……」

 

翔鶴「ええ……これは大本営に相談した方が……私たちでは何も力になれない気が……」

 

=====お便り全文=====

お焚き上げネーム:しかのしま

「練習巡洋艦の妹の方です。いきなりですが、最近ツイてないです。私の艦名がいやらしい意味というジョークはもはやだからどうしたといったところですが、最近その地方出身者から果たし状を送りつけられたり内線あるいは面と向かってあんたの存在そのものが風評被害だと怒鳴りつけられたりしています。そんな精神状態でうまく教官任務ができるはずもなく、この間は苦手な性教育の座学をうまく進められず、一部の駆逐艦海防艦からおちょくってるのかと怒られ、しまいにはリンチにかけられてバリカンで丸刈りにされてしまいました。大変困ったことに私の任地は尚武の気風が強く、単なる敗者の私に味方する人はいません。幸い髪は高速修復材の応用で戻ったので、刈られた髪の一部を遺髪代わりに送ります。古い私と決別したいので、お焚き上げお願いします」

====================

 

 

大鳳「でも、この鹿島さん自分の境遇を受け入れているような"スゴ味"も感じるんですよね……」

 

翔鶴「え、これ鹿島さんなんですか?」

 

大鳳「ラヂオネームと最初の挨拶で分かるでしょう!?」

 

翔鶴「えっと……あ、本当ですね」

 

 

大鳳「"しかのしま"さんがどなたであれ、この境遇は……」

 

翔鶴「武の気風がとても強い艦隊のようですし、少々のことでは改善は難しそうにも見えますね……」

 

大鳳「果たし状が現代でも運用されている場所があるとは思いませんでした」

 

翔鶴「私もです……」

 

 

大鳳「しかもこの、髪……」

 

翔鶴「"遺髪と思って"と書かれていますが……お焚き上げしても大丈夫なんでしょうか」

 

大鳳「ほ、鳳翔さんに一度相談しましょう……」

 

 

翔鶴「ええと……私たちが出来ることとして、一度しかのしまさんの境遇、待遇について提督から上層部に情報を出してもらえるよう相談します」

 

大鳳「そうですね、少しでもマトモな環境になればいいのですが」

 

 

翔鶴「あと……しかのしまさんのご希望通り"弱い自分と決別できるよう"にお焚き上げはさせてもらおうと思います」

 

大鳳「でもしかのしまさん、立ち向かったり耐えたりすることだけが"強さ"じゃありませんからね!自分自身を大切にして下さい!」

 

 

翔鶴「大鳳さんの言う通り、無理に耐えようとしないでくださいね?」

 

大鳳「しかのしまさんが、幸せになれるよう、良い境遇に恵まれるように祈っています」

 

翔鶴「……鹿島さん、保健体育苦手だったんですね……何でもご存知なのかと」

 

大鳳「えっと、他意はないですよね?」

 

翔鶴「?」

 

大鳳「いえ、なんでもないです……」

 

 

翔鶴「では、次が最後のお便りになります……が」

 

<[カンペ]

 

大鳳「えっと、どうやら次のお便りに差し入れがあるそうです」

 

翔鶴「これは、紅茶……?スタッフさんがわざわざ入れてくれたんですか?」

 

大鳳「……あのスタッフが一体どういう風の吹き回しなんでしょう……」

 

 

翔鶴「ずっと話していたので飲み物はありがたいですね、いただきます♪」

 

大鳳(なぜか嫌な予感がしますが、リスナーさんからの差し入れですし)

 

大鳳「い、いただきます」

 

コクコク

 

翔鶴「少し独特な味がしますね」

 

大鳳「でも美味しいお茶ですね、これ」

 

 

翔鶴「ふぅ……一息つきましたし、最後のお便りを大鳳さん、お願いします♪」

 

大鳳「はい、PN:大本営に反省を促す舞踊の使い手 さんからです」

 

翔鶴「だ、大本営に何があったのかしら……」

 

大鳳「いえ、たぶんそういうネタだと思いますから気にしなくていいと思います……」

 

 

大鳳『先刻、焼きそばを作ろうとしたのですが麺を入れ忘れて野菜炒めになってしまいました。人間には必ずこのような経験があるのですが、艦娘にも『うっかり』ということはあったりしますか?』

 

翔鶴「うっかり、ですか……」

 

 

大鳳『後、日頃の感謝というわけではありませんが当鎮守府によく送られてくる高級な紅茶をお裾分けします。焚き上げた後に飲んでください。』

 

翔鶴「まあ、そんな高級なものを……ありがとうございます♪」

 

大鳳「ありがとうございます。焚き上げる前に飲んでしまいましたね……」

 

 

翔鶴「あら、本当ね……少し早かったけど、ご馳走様」

 

大鳳「ご馳走さまでした。まあいつ飲んでも大丈夫でしょう……」

 

大鳳(……?なんだろうこの手紙、どこか違和感が……)

 

 

=====お便り全文(?)=====

PN:大本営に反省を促す舞踊の使い手

 

先刻、焼きそばを作ろうとしたのですが麺を入れ忘れて野菜炒めになってしまいました。人間には必ずこのような経験があるのですが、艦娘にも『うっかり』ということはあったりしますか?

後、日頃の感謝というわけではありませんが当鎮守府によく送られてくる高級な紅茶をお裾分けします。焚き上げた後に飲んでください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

=======================

 

 

翔鶴「えーっと、これは私たちのウッカリした話を話せばいいのかしら?」

 

大鳳「いや、別に律義に私たちの話はしなくても良いんじゃないですか?とはいえ、別に艦娘でも人間と大差なくミスはしますよ、としか言えませんが」

 

翔鶴「そうね、この間も瑞鶴が……っ」

 

大鳳「翔鶴さん……?」

 

 

翔鶴「……っ、えっと、ごめんなさい、ちょっとその、悪寒が」

 

大鳳「大丈夫ですか?あまり無理しない方が……ッ」

 

翔鶴「た、大鳳さん……?」

 

大鳳「……な、何でもありません、大丈夫です」

 

 

翔鶴(ど、どうしましょう……)

 

大鳳(こんな急に……!)

 

((トイレに行きたくなるなんて……!!))

 

 

=====お便り全文=====

PN:大本営に反省を促す舞踊の使い手

 

 

先刻、焼きそばを作ろうとしたのですが麺を入れ忘れて野菜炒めになってしまいました。人間には必ずこのような経験があるのですが、艦娘にも『うっかり』ということはあったりしますか?

後、日頃の感謝というわけではありませんが当鎮守府によく送られてくる高級な紅茶をお裾分けします。焚き上げた後に飲んでください。

 

-ここまでを2人に読ませて下の文は見せないでください-

 

-このさき スタッフへのおたより(パーソナリティの2人には読ませないこと)-

 

上の紅茶には凄まじい利尿作用があるため、ラヂオの中盤あたりでこのお便りとともに飲ませてください。そちらの鎮守府に密偵を潜り込ませてラヂオ部屋から一番近いお手洗いは封鎖しておきます。

あなた方にはこちらの妖精用小型カメラをお渡ししておきます。後のことは任せました。

 

P.S ところで妖精さんとやら、アンタらのその情報力はどこからくるんだ?

=======================

 

 

大鳳「えっと、ず、瑞鶴さんがどうされたんですか?」

 

翔鶴「え?えっと、なんだった、かしら……」

 

大鳳(こ、これ、かなり、辛い……)

 

翔鶴(ど、どうして急に……)

 

大鳳「……も、もしかしてさっきの……」

 

翔鶴「……っ……ふぅ……」

 

 

大鳳(ほ、放送終わるまで耐えなきゃ……これが最後のお便りだし……)

 

翔鶴(は、早く終わらせないと……!)

 

翔鶴「え、えっと、瑞鶴もよく、おっちょこちょいをしているし、わ、私も失敗することは良くあるから、舞踊の使い手さんもあまり気に、止まないでくださいね?」

 

 

大鳳「えっと、ええっと、もう、お便りはこれで最後ですよね?」

 

翔鶴(大鳳さん、なんだか辛そう……まさか……)

 

翔鶴「……ね、ねえ大鳳さん?」

 

大鳳「な、なんでしょう、か?」

 

翔鶴「もしかして、大鳳さんも、その……」ソワソワ

 

大鳳「……!しょ、翔鶴さんも!?」ソワソワ

 

 

翔鶴「……」モジモジ

 

大鳳「……」ソワソワ

 

大鳳「大本営に反省を促す舞踊の使い手さん!うっかりすることは誰にでもありますから余り深刻にとらえないでくださいね!」

 

翔鶴「ウッカリした時の悲しい気持ちは私たちがお焚き上げします!」

 

 

大鳳「で、では、これで今日のお焚き上げラヂオを……」

 

[カンペ]<ちゃんと〆て

 

大鳳「……っ!」モジモジ

 

翔鶴「スゥー……夜遅くまで放送にお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございます♪」プルプル

 

大鳳「……皆様の不運がこれで断ち切られるよう、心より祈っています!」

 

 

翔鶴「お手紙と落ち込んだ気持は、責任を持ってお焚き上げします」

 

 

翔鶴「お相手は、航空母艦・翔鶴と」

 

大鳳「航空母艦・大鳳でした!」

 

「「皆さんに幸せがとどきますように!」」

 

翔鶴「次回の放送もよろしくお願いいたします♪」

 

~第6回放送 おわり~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大鳳「……っ!おわり!早く!早く!!」

 

翔鶴「た、大鳳さん待って!!私も……!」

 

バタン!

 

~~~~

 

大鳳「う、嘘!?閉鎖中!?なんで!?」モジモジ

 

翔鶴「そんな……!早くしないと……!」モゾモゾ

 

「「トイレっ……!!」」

 

バタバタバタ………

 

~おわり~

 

 

 

 

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