ロウきゅーぶ 下級生あふたー!   作:赤眼兎

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お待たせしました(-_-;)

週一投稿とかいって全然守れてないですね……申し訳ないです。
今後も二週間~三週間に一回投稿くらいになりそう……。

がっつり真面目にバスケの話する回です。そこそこ下調べ自体はしたのですが、筆者があまり詳しくないのでご容赦下され。(コメントで優しく指摘していただけると助かります)


■第十三話 東京遠征を経て

「よし、全員集まったな」

 

 時刻は十五時半頃。

放課後の部活が始まる時間である。

 

 いつもならストレッチを終え、美星の掛け声でフットワーク練習が始まる時間なのだが、今日は体育館脇のホワイトボードの前に俺と美星と部員たちの慧心女バスメンバー全員が集合していた。体育座りでホワイトボードに注目する部員たちの表情は真剣そのものだ。

 

その理由とは。

 

「んじゃあ、早速東京練習会の振り返りを始めるぞ。今回見えてきたチームの課題とか踏まえて練習メニュー組みなおすから、そのつもりで聞けよ」

 

 俺がそう言うと、部員たちは気合が入ったのか表情を引き締めた。特に試合に出ていた

六年生部員たちからは強い気持ちを感じる。

 

 ちなみに、今回の振り返りでは俺がメインで喋ることになっている。美星はあくまでサポートだ。コーチの経験はないので別に慣れているわけじゃねーが、まあ素人の美星よりは俺が考えた方が良いだろうしな。

 

 俺は部員たちに背を向け、ペンでホワイトボードに対戦相手となった学校名と、スコアを書き込んでいく。

 

「対戦相手は、九重、八千代松陽、六花、五色中央………とまあ、どこも全国常連の名門校揃いで、苦戦を強いられるだろうな、とは思っていたんだが——」

 

 そこまで話したところですべて書き終わったので俺は再び部員たちに向き直った。

 

 

「——まさか全敗とはな」

 

 

 俺の言葉を受けて、六年生部員たちは悔し気に顔を歪ませた。

 

 

 そう、俺も椿から渡されたスコアブックを見て驚いたのだが、今回の練習試合でうちはすべての試合で敗北を喫してしまっていた。去年の六年生相手に勝利とはいかないまでも善戦できるくらいにまで成長していたと思っていたので、この結果は正直意外だった。 

 

 

 ——しかし、全くの予想外、というわけでもなかった。

 

 

「戦ってみて、正直どう思った?」

 

 俺の考えを言う前に実際に戦った奴らに話を聞きたかったので、俺は六年生たちに話を振った。

 

 真っ先に口火を切ったのは椿と柊だった。

 

「強かったよ。………まあ、ボクたちに勝ったんだから当たり前なんだけど……」

 

「後、なんか戦いにくい試合が多かったよね。あほ真帆たちと戦った時となんか違う感じがした」

 

 自身が負けたにもかかわらず、思いのほか冷静に二人はそう感想を述べた。………感情のままに負け惜しみを言うかも、と思っていたのだが、侮ってたな。にーちゃん嬉しいぜ。

 

「そうだな。俺たちの練習相手って基本的には真帆たち元六年生チーム達だけだったからな。だが、公式戦はいろんなタイプのチームと戦わなきゃなんねー。そのためにはいろんなチームと練習試合する必要があるな」

 

 俺はそう言ってホワイトボードに『課題① 様々なタイプのチームと戦える力をつける』と書く。そしてそのすぐ下に右矢印を書き、『なるべく多くの学校と練習試合を行う』と対策を書いた。

 こんな感じで、チームの育成のためには課題と対策をはっきりさせるとよい、ということは長谷川から教わった。まあ完全に見様見真似だが、そこまで的外れなことは言っていないはずだ。

 

「てなわけで、県内だろうが県外だろうがなるたけ練習試合は積極的に行いたい。今回の練習会でいろんな学校とつながり持てたわけだしな。美星、わりーけど——」

 

「ああ。他校との交渉は任せとけ。いろんな学校に声かけてみるわ」

 

 そう言って美星はドン、と胸を叩いた。

 コーチとしての勉強や授業の準備等で忙しい美星にこれ以上負担をかけるのは正直忍びなかったのだが、まあそう言うことできる大人は美星しかいねーしな。

 

 俺たちの話を聞いて、今まで黙っていた雅美が口を開く。

 

「でも、他のチームとの戦いに慣れてないとはいえ一回も勝てないとは思いませんでした。自分たちの力を過信してたわけじゃないですけど、一応私たち紗季たち相手に互角に戦えていたわけじゃないですか。認めるのは凄くシャクですけど、紗季たちってそこそこ強いですよね? あの硯谷と互角だったわけですし」

 

 なるほど、もっともな疑問だな。

 

「まあ、いくつか理由はあると思うぜ。………まず一つ目だが、真帆たちと戦った時の硯谷はチームとして未完成だったってのはあるな。葦原と都大路の五年生二人の成長が最終的にチームの力を大きく引き上げたように見えたしな。あの二人……特に葦原は俺らと戦った時はチームに馴染めてなかったし、あいつがチームプレイできるようになったってのが一番でかいだろ」

 

「………私たちと戦った時は万全じゃなかったってことですか。ムカつきますけど、確かに説得力はありますね」

 

 雅美は顔をしかめて頷いた。

………まあ、あの二人を大きく成長させた一番のきっかけは多分うちとの試合なんだろうがな。

 

「二つ目は相性だな。これは二つ目の課題にもかかわってくる話なんだが、お前たちにとって真帆たち五人は比較的相性のいい、戦いやすい相手だったってことだ」

 

「相性?」

 

 雅美はそう言って首をひねった。

 

「まあ、端的に言うと俺たちは平均身長の高いチームと相性が悪いってことだ」

 

 俺がそう言うと雅美は合点がいったような表情を浮かべ、

 

「………なるほど、ミスマッチですか」

 

 そう、心当たりがありそうな声を発した。

 

 ミスマッチとは、主にマッチアップをしているオフェンスとディフェンスの身長差が不釣り合いであることを指すバスケ用語だ。当たり前だが、基本的に身長の低い方が不利となる。例えば背の高いオフェンスに対し、背の低いディフェンスがマッチアップしているような状況だと、オフェンスは特にインサイドで得点がしやすくなってしまう。

 

 こういったミスマッチは本来であればピック&ロールなどの戦術を用いて意図的に作り出すものだ。しかし現慧心女バス六年生五人はかげつ以外の四人の身長が低いため、平均身長の高いチームを相手にした際にこの身長差のミスマッチが常態化してしまっている。

 

 今回の練習試合においてもこのミスマッチが原因でゴール下の主導権を敵に握られてしまい、得点差を広げられてしまうというケースが非常に多かった。

 

「わかりやすいのは五色中央戦だな。単純な総合力で言えば九重と八千代松陽の方が高いのに一番点差をつけられちまった。理由は単純明快。戦ったチームの中だとここが一番平均身長が高いから。ミスマッチが生じまくった結果、インサイドで好き放題にやられてボコスカ得点を決められたっつーわけだ。………ここまで言えば真帆たちが俺たちにとって戦いやすい相手だっつった理由が分かんだろ」

 

 俺はそう言って、うちのインサイドの要であるかげつに視線を向ける。

 

 俺の問いかけに対し、不甲斐なさと悔しさの入り混じったような複雑な表情を浮かべてかげつが答える。

 

「真帆先輩たち元六年生は平均身長は高くない………愛莉先輩は確かに背が高いけど、私がマッチアップすればそこまで大きなミスマッチは生じない。だからインサイドでも比較的互角に戦えるから………ですか?」

 

「ま、そういうこったな」

 

 そう言って俺はホワイトボードに『課題② インサイドで戦える力をつける』と書き、その下に右矢印を書いて『リバウンドの技術を磨く』と書いた。

 

 リバウンドっていうのは簡単に言うと外れたシュートを拾う技術のことだ。………こういう言い方をするとバスケを知らない人からすると地味に聞こえるかも知んねーが、リバウンドを制する者は試合を制す、という格言が存在するほど重要だったりする。

 

「まあ、インサイドの技術っつってもリバウンド以外にも腐るほどあるし、一言で言い表せるもんじゃねーけどな。とりあえず目下一番何とかしなきゃなんねーのがリバウンド力の向上だから、とりあえず最優先でやるぞ。特に椿、柊、ミミの三人な」

 

 俺がそう言うと、最前列に座る椿、柊、ミミの三人が顔を見合わせ、微妙な顔をした。なんだ?

 

 俺が怪訝な顔をしていると、柊が遠慮がちに口を開いた。

 

「あの、にーたん。ボクたち身長低いからリバウンド参加には向かないんじゃない? ゲッタンの次に身長が高いましゃみの方が向いてると思うけど……」

 

 なるほどな、まあ身長低いからリバウンド勝てないって散々話してたしな。そう思うのも無理ねーわな。

 

「雅美はロングシュートあるから基本アウトサイドだし、他の仕事もあるからリバウンドはとりあえず後回しだな」

 

「うーん、で、でも——」

 

「まあ聞けよ。確かに身長はリバウンド取るうえで重要な要素だけど、あくまで要素の一つってだけでそれだけで全部決まるわけじゃねーよ。………まあ、この辺は話すと長くなるから、実際に練習する時教えるわ。とにかく、椿、柊、ミミの三人は最優先でリバウンド技術を磨くこと! 分かったか?」

 

 椿、柊はまだ自信なさそうな表情を浮かべていたが、一応理解したとばかりにコクンと頷いた。

 一方ミミは対照的に力強く頷き、

 

「ウィ、分かりマシタ。タケナカがワタシを必要としてくれるなら、ワタシはゼンリョクでそれに応えてみせまショウ。ゼンシンゼンレイデス」

 

「お、おう………ま、まあ頼むわ」

 

 気合の入った表情で目をキラキラさせるミミに対し、俺は若干引き気味で返事をした。

 

 そんなミミと俺の様子を見て、椿と柊は不機嫌そうな、雅美とかげつは怪訝そうな表情を浮かべていた。………そういやこの二人にミミのホームステイについてまだ話してなかったな。まあ、積もる話だし、部活中にする話でもねーし、とりあえず今は置いておくか。正直話すの気が重いんで、後回しにしてーし。

 

 俺は軽く咳払いをして再び皆の意識を振り返りに戻す。

 

「………コホン、サクサク行くぞ。試合見て他に思ったのが、やっぱりお前たちは速攻主体のチームだってことだ。他にチームに比べて速攻の成功率がかなり高い。これは強みだと思っていいと思う。……だが一方で速攻が決まらずセットオフェンスにもつれたときの得点成功率はかなり低い。オフェンスの仕方にはやっぱり改善の余地があると思う」

 

 そう言って俺はホワイトボードに『課題③ セットプレーの改善』、『課題④ 速攻の質の向上』と二つ続けて課題を書いた。

 

 バスケには主に二つの攻撃パターンがある。それがさっき言った『速攻』と『セットオフェンス』の二つだ。

 

 速攻というのはその名の通り相手のディフェンスが戻りきる前に攻め、得点を決めてしまう攻撃パターンのことだ。去年葵おねーさんの指導の下必死こいて習得したラン&ガンオフェンスがこれにあたる。セットオフェンスはその反対で、相手ディフェンスが全員自陣に戻りきった状態でのオフェンスのことを指す。

 

 今年の慧心女バス六年五人はこの速攻をかなり得意としてきた。

 

 速攻には味方の素早いパスに対応できる反射神経と相手ディフェンスを抜き去るスピードが要求される。

 

 身内贔屓抜きに、今年の女バスの六年生五人は同学年でもトップクラスの運動神経を誇るアスリート集団だ。ミミと椿、柊、かげつの四人はもちろんのこと、雅美も素の運動神経は上から数えた方が圧倒的に早い。

 

 今回対戦した他校の選手たちと比べてもそれは明らかだった。ことチーム全体の「スピード」という点に関しては他の強豪チームをも凌ぐ。全敗したとはいえ、それが分かったのは大きな収穫だった。

 

 だが速攻が決まらず、セットオフェンスにもつれてしまった時は単純に慣れていないというのもあるのだろうが、粗が目立ってしまっているというのが現状だ。

 

「今んとこ、司令塔をやってんのはかげつだったよな。やっててどう思った?」

 

 俺の問いかけに対し、かげつは難しそうな顔を浮かべ、数秒思案したのち口を開いた。

 

「………正直、若干やりにくさはあります。ボールをもらって、パスを誰かに捌いた後リバウンドに回る必要があるのですが、ポジション取りが難しくてリバウンド勝負に勝ててないです。考えることが多くて混乱してしまうというか……」

 

「なるほどな……リバウンドに加えて司令塔まで任せるとかげつにかかる負担がでかくなっちまうわけだな」

 

「はい………。力及ばず、申し訳ないです」

 

 そう言ってかげつは申し訳なさそうに項垂れた。

 

 ——一月ごろからかげつはチーム随一の冷静な性格を葵おねーさんに買われ、リバウンドと司令塔を兼任するポイントセンターの練習に励んでいた。実際かげつは頭もよく真面目な性格だったため始めて一か月後くらいには既にポイントセンターとしてある程度機能し、元六年生との練習試合でも通用するほどの成長を見せた。

 

 しかし、今回の他のチームとの試合では今一つ機能していなかったように見えた。原因は恐らくリバウンドに割くリソースが減ってしまったことだ。チーム唯一の高身長であるかげつのリバウンド力の低下はそのままチーム全体のリバウンド力の低下に直結してしまう。特に五色中央戦では第三Qの終わりから第四Qの終わりまではリバウンドを敵に完全に支配されてしまっていた。

 

「………まあ、リバウンドについても、ゲームメイクについても俺たちは今までかげつに頼り過ぎていた節はあるしな。別に気にする必要ねーよ」

 

 ………というか、他の四人が熱くなりやすすぎて司令塔に向いてなかったのが原因だしな。

 

「とにかく、かげつをリバウンドに専念させるため、一旦ポイントセンターは封印な。とりあえず——」

 

「………私たちの誰かがポイントガードをやる必要がある、ってことですよね?」

 

 俺の言葉を遮るように、雅美が俺の目を真っ直ぐ見てそう言った。

 

「私がやります……というか、私しかいないですし。竹中さんも元々私にやらせるつもりだったんでしょ?」

 

「………気付いてたのか」

 

「当たり前ですよ。竹中さんに貰った私の最近の練習メニュー、ドリブルとパスの強化中心ですし。本当は東京行く前から私にポイントガードもやらせる気だったんでしょ? もっと早く言ってくれても良かった気がしますけど」

 

 そう言って雅美はジトっとした目で俺を見た。

 

「う………それはすまん。自分の判断が本当に正しいのかどうか自信持てなくてな。ドリブルとパスの強化だけ先にやらしとくのは別に損ないし、正式にポイントガード任すかどうかの判断は実際他のチームと戦わせてみてから決めていいと思ったんだよ」

 

 ………まあ、これは完全に言い訳だな。

 

「………それで、出来そうか? ポイントガード」

 

 俺が問いかけると、雅美は不敵に笑って、

 

「クスッ、愚問ですね。紗季が出来てたことが、私に出来ない訳ないでしょ?」

 

「そうだな。お前がちゃんとポイントガードしてたら、きっと紗季も喜ぶと思うぜ」

 

「ちょ!? 別に紗季を喜ばすためにするんじゃないし! あくまで私の方が上だってわからせるために引き受けるんです!」

 

「ああ、分かってる分かってる」

 

 俺がそう適当にあしらうと、雅美は「絶対に分かってないし……」などと何やらぶつぶつ文句ありげな表情でつぶやいていたが、ポイントガードを引き受けること自体に異論はないようだったので放っておくことにする。

 

 まあ、雅美は地頭もいいし、バスケの戦術に関する勉強も紗季に対抗してか去年から結構熱心にやってたしな。割と期待していいはずだ。冷静さに欠けるとこが紗季との一番の違いだが………まあそこは経験積んでもらうしかねーしな。

 

「んじゃあ、雅美をポイントガードにしたセットオフェンスの練習もこれからメニューに加えるからそのつもりで頼む。………四つ目の速攻の質の改善については練習の中で話すから今はいいわ。んじゃあ長くなったけどこんな感じで振り返りは終わり! とりあえず今日もいつも通りフットワーク錬から始めて——」

 

 

 

「ちょっと待つがいいカシラ!!!」

 

 

 

 キーン、と。

甲高い声が体育館に響き渡った。

 

 全員、声のした方に注目する。

 

 見ると、ミミ達と同い年くらいの女子が入り口のあたりで仁王立ちで突っ立っているのが見えた。

 鮮やかな長い金髪を、チョココロネのようにカールさせた髪型の見るからに目立つ女子だった。顔立ちも鼻筋が通っており、おおよそ日本人に見えない。また、制服に身を包んでいるが、慧心のものではない。そして珍妙なことに、右手には書道の授業で使う半紙を掲げている。よく見ると筆で何やら書かれているようだ。字が汚過ぎて、よく読めないが『Dojoやぶり』と書かれているようだった。

 

 

 な、なんかすげーデジャブなんだが………。

 

 

 っていうか、こいつ自体どこかで見たことがある気がする。ちゃんと思い出せねーけど………。

 

 既に漂ってきたトラブルの香りに俺が激しくげんなりしていると、そのチョココロネ(仮称)は不敵に笑って言葉を続けた。

 

「フフフ、ワタクシから漂う圧倒的キョウシャの香りに、既に竦んでしまっているようなノヨ………」

 

 いや、圧倒的不審者の香りならビンビンに感じるんだが………。

 

 俺も含めた全員がぽかん、とした表情を浮かべていると、チョココロネはビシッと左手で指をこちらに指をさしてきた。

 

 

 

「オンテキ慧心学園女子バスケ部に、ワタクシたち由緒正しき五色中央学園女子ミニバスケットボール部がセンセンを布告するカシラ! そしてこのワタクシ、クロエ・ランベールがフランスからおめおめと逃げ出した不届きもの——ミミ・バルゲリーをセイバイしてくれるノヨ!」

 

 

 

 そう、チョココロネは一方的に、高らかに宣言をした。

 




はい、というわけで十三話でした。
内容的にネタにあまり走れなかったです泣

原作で言ってたかげつのポイントセンター云々については資料があまり手に入らなかったので割と想像で書いちゃってます……。

拙作初となる完全オリキャラも登場。まあライバル校出すとなると割とオリキャラ出さざるを得ないみたいなとこあるので許していただきたく。

慧心の後輩たちもそのうち掘り下げないといけないし、結構出さないといけないのかな……。

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