ロウきゅーぶ 下級生あふたー!   作:赤眼兎

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前回から一か月近く空いてしまい申し訳ないです………。

当初予定してなかった話だったのと、調子こいて詰め込み過ぎてやたら長くなってしまったのが悪い(白目)

約一万四千時で恐らく過去最長の長さです。お時間があるときにお読み下され。



■第十六話 からかい上手の雅美さん

 日曜の昼十三時丁度。

 場所はうちの県内でそこそこの規模を誇るターミナル駅の北口。

 

 日曜ということもあり、付近には出入りする人や待ち合わせをしている人で溢れている。人混みがあまり得意でない(というか、身長的に埋もれる)俺は、密集地帯からやや離れた場所で人を待っていた。

 

「お、お待たせしました………。竹中さん」

 

 不意に声を掛けられ、手元のケータイに向けていた視線をそちらに向ける。

 見ると、少し慌てたような表情の雅美が額に汗を浮かべて立っていた。

 

「遅くなってすみません………結構待たせちゃいました?」

 

「いや、俺も今来たとこ。ってか、集合時間ぴったしだし、別に謝る必要ねーぞ」

 

 なんか気にしていそうだったので、一応フォローの意味を込めてそう言った。

 実際、俺が到着したのも五分前だし。真帆と遊ぶときとか、こーいう場面で待たされるのは慣れっこだしな。

 

 俺の言葉を聞くと、雅美は真面目くさった顔で、

 

「むむ、竹中さん。十分前行動は基本ですよ。たとえ遊びの約束であっても、決められた時間通りに行動しないと立派な大人になれません。………くっ、私としたことが…………」

 

 紗季みたいなこと言うなコイツ………。ちょっと遅れても先生や親に怒られるわけでもねーし、気にし過ぎじゃね?

 

「まあその心がけは買っとくわ。………んじゃあ立ち話もなんだし、さっさと行こうぜ」

 

「それより竹中さん」

 

 話に区切りをつけ、歩き出そうとした俺を引き留めるように雅美は再度呼びかける。そしてコホン、と咳ばらいをすると軽く腕を広げ、

 

「?」

 

「なにか、言うことないですか?」

 

 小首を傾げ、真剣な表情でそう問いかける。

 

 なんだ? なにかって言われてもな……。漠然とし過ぎてて何のことか分かんねーぞ。

 

 探るように雅美を見つめる。雅美は、俺から目を逸らし、落ち着きのない様子で前髪を弄っていた。

 

 数秒雅美の顔を見ながら考えて、ふと気づく。当たり前だが、雅美は私服姿だった。………そういや、雅美の私服ってあんまみたことなかったな。部活か学校でしか会わねーから、基本会う時は体操着か制服だし。

 

 改めて雅美の服装を確認する。女子の服装とか全然知らねーからよく分かんねーけど、これはワンピースとかいうやつだろうか。黒を基調とした全体的におとなしめな色合いで、襟元には同色のリボンが付いており、なんとなくお嬢様感というか上品な感じがする。布とかもなんかちょっと高そうな質感に見えるし。いやよく分かんねーけど。

 

 髪を束ねているシュシュも、いつもは白っぽい感じのやつをつけていた気がするのだが、服装に合わせて黒色のものをつけていた。

 

 全体的に暗めな雰囲気で、たとえて言うならなんつーか———。

 

 

 

「………喪服?」

 

 

 

「ぶん殴りますよ!?」

 

 俺の言葉を聞いて、顔を真っ赤にして雅美が憤慨する。いけね、悪ふざけが過ぎちまった。

 

「冗談だって。似合ってるぞ、私服。初めてみたけど、なんか全体的にお前の雰囲気にマッチしてて」

 

「………むー、そう思うなら。茶化さないで最初からそう言って欲しかったんですケド」

 

 頬を膨らませて、でも褒められて満更でもないのか照れくさそうに雅美はプイっと視線を逸らした。

 

 危ねー。反応を見るに一応正解は引けたみてーだな。『女の子がおしゃれしてきたらとりあえず褒めてあげなきゃダメよ!』という母さんの教えが無かったらまた怒らせるところだった。なんでわざわざ服なんか褒めなきゃいけねーのかは分かんねーけど、そういうモンなんだろう。

 

「悪い悪い。でもちょっと堅苦しすぎじゃね? ちょっと遊びに行くだけにしちゃ気合入りすぎっつーか……」

 

 俺なんてジーパンにTシャツだしな。並んで歩いたらミスマッチ感半端ねーことになりそうで若干心配なんだが。

 

「べ、別に気合い入れてきたわけじゃないです。丁度着れる私服がこれだけだったってだけです。私、あんまり私服持ってないので!」

 

 ホントかぁ? とか聞き返そうもんなら今度こそひっぱたかれそうな勢いでそう言い張る雅美。

 

 まあ、俺たち普段制服だしな。着る機会あんまねーし、私服を持っていないというのは割と慧心の生徒——特に男子はありがちだったりする。椿と柊も大して持ってねーし、女子も割とそんな感じなんかね。………比較対象があいつらなのが微妙だが。

 

「とにかく、今日は竹中さんから誘ってくれたんですから、ちゃんとエスコートしてください! 満足させてくれてなかったら許しませんから!」

 

 そう言って雅美は肩を怒らせてずんずんと先へ進んでいった。いや案内しろっつって自分が前歩くなよ……。

 ツッコミを入れたい気持ちをグッと堪えつつ、俺は雅美の背を追いかけるように、速足で駆け出した。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「それにしても知りませんでした。駅前に新しいドーナツ屋さんがオープンしていたなんて」

 

 そう言って、雅美は美味しそうに手元のドーナツを頬張る。

 

 場所は変わって、駅から歩いて三分程の距離にある最近新しくオープンしたドーナツ屋。店が出来て間もないということもあり、そこそこ待たされることを覚悟していたのだが、タイミングが良かったのか、それほど待つこともなく座席を確保することができた。

 

 店内は制服姿の女子高生や、二十代そこいらくらいの客であふれている。小中学生の客は俺たちくらいしかいないようで、複数の客から物珍しげに見られているのを感じる。特に、時折少し離れた席に座る女子高生四人組のグループからヒソヒソ声と共に好奇の視線飛んでくるのがすげえムズムズする。

 

 ジロリ、とそちらに抗議の意味も兼ねて視線をやると、『キャー! こっち見た!』だの『可愛いー! 中学生カップルかな?』だの『頑張れ少年ー!』だの『邪魔しちゃ悪いわよ!』だの、さらに盛り上がったような反応してくるのが居心地の悪さに拍車をかける。

 

 よく見たら葵おねーさんとおんなじ制服じゃね? あの人ら。そういや、今気づいたけどここ葵おねーさんと長谷川の高校の最寄り駅だったな……。

 

 一方、雅美はドーナツに夢中で気が付いていないのか、周囲に対してノーリアクションだった。羨ましいなクソ……。

 

 俺は開き直ってギャラリーは気にしないこととし、雅美に向き直って質問に答える。

 

「ああ、俺もクラスの女子が話しているのをたまたま聞いてただけなんだがな」

 

 これは真っ赤なウソである。駅近くにドーナツ屋が新しくできたという情報は事前に入手していた。加えて雅美が甘いもの——特にドーナツが好きであることもリサーチ済みだった。

 

 ちなみに、情報の出所は両方とも紗季である。雅美とどこに出かけるかについて頭を悩ませた結果良いアイディアが何も思いつかなかった俺は、諦めて紗季に聞くことにしたのだ。

 

 最初は雅美と週末に出かける、ということは伏せて相談したのだが、追及された結果、あっさり看破されてしまった。………………昔から一枚も二枚も上手過ぎて怖い。

 

 奴には『ふーん、夏陽と雅美がねえ』と微笑ましいものを見るような目でおもっくそニヤニヤされた。一応、『お前が思っているようなアレじゃねーぞ』と念押ししておいたのだが、『はいはい、分かってるわよ』と軽くあしらわれた。クソ、あいつに相談したのは失敗だったかもしれねえ………。

 

 まあでも、あいつに相談しなかったらドーナツ屋の情報も手に入んなかっただろうしな。必要な犠牲と割り切るより他ない。

 

「にしても、お前甘いもん好物だったんだな。意外だわ」

 

「? そうですか?」

 

「ああ、なんとなく和食のイメージがあったから」

 

 家が寿司屋だから、という滅茶苦茶安直な理由だが。

 

「まあ、確かに和食は好きですけど。家でご飯作ってるのはお母さんですし、普通に洋食も食べますよ」

 

 そりゃそうか。いけね、偏見だった。

 

 ………そういや昔紗季にうっかり『お好み焼き以外も食うんだな』って言っちまったら怒って二、三日口利かれなくなったこと思い出したわ。一歩間違えれば無神経な質問だったかもしれねえ……。

 

 俺が内心でひやひやしていると、雅美が訝し気な表情を浮かべ、

 

「でも、私が甘いもの好きじゃないって思ってたなら、なんでここ連れてきたんですか?」

 

「んぐ………そ、それは——」

 

 痛いところを突かれた。紗季には『私が場所選び手伝ったこと雅美に絶対行っちゃだめだからね!』と釘刺されちまってんだよな……。仕方ねえ、適当に誤魔化そう。

 

「ほ、ほら、女子って大体甘いもの好きじゃん? とりあえずドーナツ屋連れてくかーって考えて、後からそういえば雅美って甘いもの好きだったっけってなった、みたいな………」

 

「ふーん………………竹中さんは女の子と出かけるときはとりあえず甘いもの系のお店に連れて行く、と」

 

 そう言って雅美はジトっとした視線を向け、ストローに口をつけてズズズ、と音を立ててドリンクを啜る。

 

「人聞き悪りーこと言うなよ………。ってかそもそも女子と二人で出かけ行くとか殆どねーわ!」

 

 俺がそう言うと、雅美は目を丸くして、

 

「へー、意外です。てっきり慣れてるもんだと思ってました。竹中さん、モテそうですし」

 

「も、モテそう……? 俺がぁ?」

 

 初めて言われた言葉に面食らう。実際、あまり心当たりはなかった。むしろ『ナツヒはそんなんだからモテないんだぞ!』と言われ続けてきた記憶しかない。

 

「だって竹中さん、男バスの元キャプテンだったし、スポーツ得意じゃないですか。球技大会とか運動会でも目立ってますし。うちのクラスにも竹中さんのことカッコいいって言ってる子、結構多いですよ」

 

 

 

 ………………………………………………。

 

 

 

「ふ、ふーん………。そ、そうなのか」

 

「ええ、県大会の試合見に行って、竹中さんがバスケしてるのを見たとかで。実際、私クラスの子に竹中さんのことたまに聞かれたりしますし」

 

 二つ目のドーナツに視線を手を伸ばしつつ、何でもないような口調で雅美は言った。

 

 ………………。そ、そうなのか、そうなのか。

 

 ま、まあ別に? 見ず知らずの女子に興味持たれようがそれがどうしたって感じだし? 女子に好かれるためにバスケやってるんじゃねーし? ちっとも嬉しくなんかねーし?

 

「ふ、ふーん………。ち、ちなみにそれって何人くらいなんだ?」

 

「うーん………そうですね………。………………む、竹中さん、それ聞いてどうするつもりですか?」

 

 ドーナツを食べる手を止め、雅美がジロリ、と鋭い視線をこちらに送って来た。ギクリ、と心臓の鼓動が高まる。

 

「べ、別にどうもしねーよ。きょ、興味本位、興味本位ってやつだよ、アハハ……!」

 

「………………怪しい。人数も、聞いてきた子の名前も教えませんから!」

 

 そう言って雅美はべーっと舌を出して、プイっとそっぽを向いてしまった。

 

 

 

 ………………それ以降、そのことについて尋ねても全く取り合えってもらえなかった。

別に、別に残念じゃねーし、気になってもねーけどな。うん。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「十五時過ぎくらいか。まだ割と時間あんな」

 

 ドーナツ屋の店内で、ドーナツ片手に雅美と駄弁ること小一時間。

 

 話題も尽きてきて、そろそろ店を出ようかという話になったのだが、帰るにはまだ早いことに気付き、折角だから他にもどこかに寄っていこうか、という話になった。

 

「なんかどっか行きたいところあるか?」

 

「んー………あ、じゃああそこ行ってみたいです。オールグリーンのゲームコーナー」

 

 少し考えるような素振りを見せた後、雅美が思いついたように意見を述べる。

 

 『オールグリーン』、というのは駅近くに隣接する複合アミューズメント施設のことだ。バスケットコートにゲームコーナー、カラオケにボウリング場など何でも揃っており、この辺の住民にとって休日を過ごすのに非常にありがたい施設である。なので、慧心の生徒であれば最低でも一度は行ったことがある奴がほとんどなのだが——。

 

「あれ、お前行ったことなかったのか? オールグリーン」

 

「バスケットコートは使ったことありますけど、ゲームコーナーは行ったことないですね」

 

「へー。あんまゲームとかしねーの?」

 

「自分のパソコンに入ってるやつとか、ネットのゲームとかは結構やりますね。ただ休日はお店が忙しいので、お手伝いしてることが多くて休日に友達とゲームセンターに行くみたいなことはあまりしたことないんです」

 

「そっか。偉いな、お前」

 

「………別に、家の手伝いは趣味でやってることなので、褒めていただく必要はないですよ」

 

 そう言って、雅美はやや照れ臭そうに頬を掻いた。言葉とは裏腹に、その声色にはどこか嬉しそうな感情が混じっていた気がした。多分、雅美にとって、自分の大好きな両親の店の役に立てている、ということは何よりも誇らしいことなのだろう。………こいつのこういうところは、年下だけど凄く尊敬している。

 

「じゃあ、今日はぱーっと楽しむか。ゲームコーナーは妹達とも、真帆たちとも、男バスの連中ともよく行くし、案内できるぜ。折角だし、千円以内だったら俺が出してやる」

 

「え、わ、悪いですよ、そんな………。ただでさえドーナツのお金も払ってもらったのに」

 

 恐縮した表情を浮かべ、雅美は顔を左右に振った。

 

「まー遠慮すんな。中学上がって小遣い増えたし、最近はバスケばっかで遊んでねーからあんま使ってねーしな。ドーナツはこないだの埋め合わせの分、ゲームコーナーはいつも家の手伝い頑張ってるご褒美と、初めての記念ってことで、良いだろ?」

 

 実際は小遣いにそこまで余裕はないのだが、年上としての威厳を見せてやりたかったので、余裕の表情で笑って見せた。

 

 俺の言葉に、雅美は口を噤んだ後俯くと、

 

「………………………やっぱり、ズルいですよ。竹中さん」

 

「? なんだよ、何か気に障ることでも言ったか?」

 

 雅美の態度がやや不穏だったので、不安になって声をかける。

 

 しかし杞憂だったのか、雅美はすぐに顔を上げると満面の笑みを浮かべて、

 

「いーえ! 何でもないです、別に。そこまで言うなら今日はお言葉に甘えさせていただきます」

 

 それを見て俺は胸を撫でおろす。なんとなくだけど、自分のしたことでこんな感じで喜んで貰えるとちょっと嬉しいな、うん。

 

「おう、そうしとけ。………んじゃあ行くか」

 

 そう言って席を立ち、店を出て、すぐ右に曲がり、駅の方面に向かって道なりに沿って進むこと三分。

 

 右手に見えてきた白地に緑の縦縞模様の巨大な建物——目的地である『オールグリーン』に入り、そのまま迷うことなく三階のゲームコーナーへと足を踏み入れる。

 

 ………ここにきて毎回思うのだが、あちこちでゲームの筐体から爆音で音楽が流れているためか、とにかくうるさいのが気になって仕方ない。まあゲームしてるうちに慣れるけど。

 

 容赦なく鼓膜を刺激する音の圧に顔をしかめる俺とは対照的に、雅美は瞳を輝かせてきょろきょろと数多くあるゲームの筐体に目移りしていた。………ま、喜んでくれてるなら連れて来た甲斐あったけどよ。

 

「………………竹中さん、勝負しませんか? 五つのゲームで勝負して三本先取した方が勝ち。勝った方は負けた方の言うことを一つ聞く………どうです? 受けますか?」

 

 雅美は意気揚々と挑戦的な笑みを浮かべ、俺を挑発する。

 

「ほー、おもしれえ。言っとくが、俺ここにあるゲームは一通りやりこんでるからな? 撤回するなら今のうちだぞ」

 

「上等です。そのくらいじゃないと楽しくないですし。………………FPS界隈で『闇を射る堕天使』と呼ばれた私の力………とくとご覧に入れましょう!」

 

 なんだそのクソダサい呼ばれ方………。本人的にはカッコいいつもりなんだろうが、痛々しすぎて最早悲しくなってくるな………。

 最近鳴りを潜めていた気がしなくもないが、そういやコイツ若干十一歳にして既に中二病に片足どころか全身丸ごと浸かってるんだったわ。思い出した。

 

「………まあ、いいわ。おら、とにかくハンデとしてゲームは好きなモン選ばせてやるよ。なんでもいーぜ」

 

「ふふ、その言葉………後悔しませんね?」

 

 ニヤリ、と不敵な笑みを浮かべる雅美。

 

 こっちのセリフだぜ。まあ、ゲーム好きな真帆とはいい勝負だが、男バスの連中にも妹達にもどのゲームでもほぼ負けねーからな。今日初めてきた奴に負ける道理はない。

 

 ………………ま、軽く揉んでやるか。武士の情けとして、罰ゲームはカンタンなものにしておいてやろう、肩叩きとか。今後のために、年上のイゲンってもんをこの小生意気な後輩に教えておいてやるのも先輩としての務めだろう。

 

 

 

 

****

 

 

 

 

「ふう。ま、こんなもんですかね」

 

「………………………………ウソ、だろ」

 

 太鼓のバチをくるくると回し、達成感のある表情で軽く額の汗をぬぐう雅美。その傍らでガックリと膝から崩れ落ち、打ちひしがれる俺。

 

 筐体のモニターには『フルコンボだドン!』という文字がデカデカと映し出されている。

 

 

 

 ………………………勝負の結果は五戦五敗。そう、俺は雅美に五つのゲームで勝負を挑み、そのすべてにおいて敗北を喫したのである。しかも、かなりの大差で。

 

 

 

 三つのゲームで勝負し、ストレートで全て負けた後、『あ、じゃあ一回でも勝てたら竹中さんの勝ちってことでいいですよ。後ゲームの選択権もあげちゃいます♪』と情けを掛けられた俺はムキになり、一番得意と自負していたサッカーゲームをチョイスしたのだがあっさり敗北。後がなくなり、恥もへったくれもなく選んだ既プレイが完全有利なリズムゲーム(曲も自分が譜面を暗記しているものを選んだ)でもフルコンボを叩き出され、完全敗北を喫した。一ミリも言い訳のしようがない。

 

「ま、一般人の枠で言えばそこそこやる方なのかもしれませんが、日々本物のゲーマーとしのぎを削る私には到底及びません。………………そう、『漆黒の暗殺者』の異名を持つ、この私には!」

 

 バッ! っと両手に持ったバチを双剣のように構え、カッコいい(と恐らく本人が思っているであろう)ポーズをとる雅美。呼び名統一しろよ………と突っ込む気力すら最早湧いてこない。

 

「つか、知らなかったぜ………まさかお前がこんなにゲーマーだったなんて………」

 

「暇なときにパソコンでちょくちょくやってた程度ですけどね。割と私、こっち方面は才能あるんです」

 

 ふふん、と両手を腰にあて誇らしげに胸を張る雅美。クソ、鼻っ柱へし折ってやるつもりがまさか返り討ちに合うとは………!

 

「さて——」

 

 雅美は筐体の上にバチを置き、腰をかがめて下から上目遣いで俺の顔を見上げ、

 

「じゃあ、罰ゲームの時間ですね♪」

 

 そう、楽しそうに笑って言った。

 

「くっ………殺すなら殺せ………!」

 

 既に精神的にボコボコにされていたので、もうどうにでもしてくれ、という気分だった。これ以上何かされたところで下がりきったテンションは落ちようもない。

 

 雅美は人差し指を頬にあて、悩まし気に声を発する。

 

「んー………難しいですね……竹中さんをゲームでけちょんけちょんにしたかっただけなんで、正直あんまり考えていなかったんですよね……」

 

 いい性格してやがんなコイツ。クソ、ぜってー仕返ししてやる……。

 

 俺が内心でどうやって復讐してやろうか、と考えていると、雅美はゲームコーナーの端の区画を見て、何か思いついたのかニヤリ、と笑みを浮かべた。

 

「あ、じゃああれやりたいです、あれ」

 

 雅美が指で指し示す方に視線をやる。そこには、写真機の筐体がずらり、と並んでいた。——いわゆるプリクラ、というやつである。

 俺の認識では、被写体の目がバケモンみたいにデカくなる、女子がやたら好きな謎の白い巨大な箱、というイメージしかない。つ、使ったことねえ………。

 

「ちっ……分かったよ。一回だけな」

 

「んー。まあ、何枚も撮るとさすがにお金かかっちゃいますし、仕方ないですね。それでいいですよ」

 

 渋々、プリクラコーナーへと向かう。ただまあ、ちょっと写真撮るだけなら罰ゲームとしては軽い部類だしな……。寧ろ運が良かったと思うべきだろう。

 

 写真機の筐体の前にたどり着き、カーテンをめくって中に入る。初めて入ったけど、意外とスペースあるんだな……。やたら白いし、なんか落ち着かねえ……。

 

 キョロキョロと写真機の内部を見渡す。数秒待って、異変に気付く。雅美がいつまでたっても中に入ってこようとしないのだ。

 

 革製のカーテンをめくると、目の前に雅美が満面の笑みを浮かべて突っ立っていた。………………猛烈に嫌な予感がする。

 

「言い忘れてましたけど——」

 

 雅美は、勿体ぶるようにそこで一旦言葉を区切り——。

 

 

 

「私は加工だけやるので、写真は竹中さんお一人でお願いします。 ちゃんと可愛くしてあげるので、安心してくださいね♪」

 

 

 

 鬼のような注文を付けてきやがった。

 

 

 

 

****

 

 

 

 

「ここを…………こうして………。………おおー。可愛いですよ、竹中さん。前々から思ってたんですけど、竹中さんちょっと髪の毛とか長くしたら女の子っぽくなりますよね……」

 

「………………………もう………いっそ………殺してくれ………」

 

 ウキウキで筐体の前で写真を加工する雅美の傍らで、体育座りで項垂れる俺。一人でプリクラ撮らされた上、好き放題に写真を弄繰り回されるという経験したことがないレベルの羞恥プレイに、俺のメンタルは激しく削られていた。真帆でもこんなエグイ罰ゲーム思いつかねーぞ………。

 

「………よし、出来ました! 見てください!」

 

 自信満々の表情で印刷した写真を俺に突き付けてくる雅美。………正直、現実を目の当たりにしたくなかったが、念のため確認しておく必要があると判断し、恐る恐る目を開ける。

 

「………………誰なんだ、コイツは」

 

「やだなー竹中さんに決まってるじゃないですか。わかりきったこと聞かないでくださいよ」

 

 写真には金髪の長い髪の少女が映っていた。やたら肌が白いし、やたら眼がでかいので正直不気味さしか感じないのだが、女子目線だとこれは可愛く見えるもんなんだろーか。

 

「………言っとくが、誰にも見せんなよ! こんな写真が学校の連中に見られでもしたら………俺は………俺は………!」

 

 恐らく、女装趣味が高じて一人でプリクラに凸る変態野郎として学校中にその名が知れ渡ることとなるだろう。考えただけでゾッとする。

 

「分かってますって。ちゃんと大事に私の家で保管しておくので、安心してください」

 

 

……それはそれで忘れた頃に出てきそうで嫌なんだが?

 

 

「けっ……気は済んだかよ」

 

「はい、とても。………………………あ、でも折角だから二人で映ってるやつも一枚撮っていきませんか? お金は私が出しますので」

 

 小首を傾げ、両手のひらを合わせ遠慮がちに頼んでくる雅美。くっ……こういう時だけしおらしい態度取りやがるのずるくねーか。

 

「最初からそれでよかっただろ……。まあ別にいいけどよ」

 

「わー竹中さん太っ腹ー♪ じゃあ、早速やりましょっか」

 

 そう言って財布からお金を取り出し、コインの投入口に入れる雅美を尻目に再びカーテンをくぐり写真機の中に入る。間もなく雅美も『お待たせしました』と言って入ってくる。

 

 正面のパネルを操作し、撮影の直前まで画面を進める。効果とかその辺の設定はよく分からないので、とりあえずデフォルトのものを選ぶ。これで準備は完了だ。

 

 首だけで後ろを振り返り、雅美の様子を伺う。雅美は暇そうに俺が操作する画面をじっと眺めているだけだった。

 

「じゃあ………撮るけど、なんかとりたいポーズとかあるか?」

 

「うーん………特にないですね。ポーズってとらなきゃいけないものなんですかね?」

 

「いや、だから俺使ったことないから分かんねーんだって………。まあ別にポーズはいいか。じゃあ撮るぞ」

 

 そう言って撮影ボタンを押すと、カウントダウンが始まる。すかさず俺は後ずさって雅美の隣に並んだ。

 

 

 

 ………………………でもこれポーズとかないと二人とも棒立ちで立ってるだけのシュールな絵面にならね? 一応ピースとかしといた方が良いか? いやでも俺だけピースしてたら一人で浮かれてるみたいになるし………いや、でも………うーむ……。

 

 

 

 そんな風に内心で悩んでいる間にも、カウントダウンは進み、残り三秒を切る。まあ、写真撮るだけだし別に気にする必要ねーか……。

 

「あ、竹中さん、ちょっといいですか?」

 

「あ? このタイミングで一体何なん——」

 

 

 

 ——グイ、と不意に右腕を強い力で引っ張られる。

 

 

 

 至近距離に雅美の顔があることに驚き、思わずフリーズする。

 

 そして、パシャリ、とシャッター音が鳴る。そこでようやく、雅美が右腕に抱き着いていた

ことに気付く。な、何のつもりだ……。

 

 急な接近にどぎまぎして固まっている俺の腕を解放し、雅美は一歩前に出て正面のパネルを操作し始めた。

 

「お、良い感じで撮れてますねー。………あはは! 竹中さんめちゃめちゃびっくりしてるじゃないですか」

 

 静止したままの俺を意に介さずパネルを操作し、先ほど撮った写真を確認する雅美。後ろから視線だけ動かして画面を確認すると、急に引っ張られて体制を崩し、驚いた表情を浮かべる俺と、右腕を俺の左腕に絡め、目の横でピースサインする笑顔の雅美が映し出されていた。

 

「お、おい……。どういうつもりだよ」

 

「んー折角竹中さんと二人で写真撮るのに、二人とも棒立ちっていうのも微妙かなって思いまして。私なりに考えてみたポーズをとらせていただいただけですよ」

 

 顔をモニターに向けたまま悪びれることもなく楽しそうにそう答える雅美。だ、だからって撮影直前で急にあんなこと………。

 

 後ろで動揺し、どうしたらいいか分からなくなっている俺を放置したまま、雅美は手際よく写真の加工を進めていった。

 

「んー美白とか、目が大きくなる効果とかはこの際邪魔ですね……。オフにしておきましょう。出来るだけナチュラルな方が良いし。それから背景は………あは、いいのあるじゃないですか♪」

 

 そう言って雅美はモニタを操作し、背景を選び、ペンで何やら写真に書きこんだりして加工を進めていった。

 

 

 

 ………………その間、何故か雅美は一度も俺を振り返らなかった。気のせいでなければ、意図的に顔を合わすことを避けられてねーか?

 

 

 

 感じた違和感に俺が首をひねっていると、写真が完成したのか、雅美はペンを置いて印刷ボタンを押した。

 

「さ、完成した写真を確認しに行きましょうか」

 

 そう言って雅美はそそくさとカーテンをくぐり、写真機の外へ出て行った。

 

 

 ——そして、その後ろ姿を見て、俺はようやく気付く。雅美のうなじが、真っ赤に染まっていたことに。

 

 

 

 何故赤くなっていたか、については、流石になんとなく理解できた。

 

 

 

 ………………………………。

 

 

 

 じ、自分が恥ずかしくなるくらいなら最初からあんなことすんじゃねーよ………。

 

 

 

 

****

 

 

 

 

「えへへ、良い記念になりましたね♪」

 

「………………俺は恥ずかしくて仕方ねーよ」

 

 時刻は既に十七時過ぎ。

 

 プリクラを取り終えた直後、オールグリーンを出た俺たちは家の最寄り駅へと向かう電車に乗っていた。

 

 その電車内で、雅美は二人で撮ったプリクラを眺めながら、ニヤニヤと揶揄うような表情を浮かべて話しかけてきた。俺は気恥ずかしさから雅美と目を合わせることが出来ずにいた。

 

 ………写真の出来だが、何と言うか最早完全にバカップルにしか見えない有様になっていた。ポーズがポーズだし、背景は薄いピンクのハートマークだし、挙句の果てにはピンクの文字で『初デート記念♡』とデカデカと書かれている。………知り合いに見られでもしたら確実に誤解されてしまう。

 

 雅美は悪戯っぽい笑みを浮かべて、

 

「あは、真帆とか紗季に見せたらどんな反応しますかね?」

 

「頼むからマジでそれだけはやめろ!」

 

 本気の表情で懇願する俺。そんなことされたら末代までいじられるネタにされてしまう。

 

 つーかもしかしてそう言うことか? なんで自分が恥ずかしい思いをしてまであんな写真撮ったのか分かんなかったけど、もしかして脅しの材料として今後使うつもりか!? お、恐ろしすぎる。

 

 今後雅美から要求されるであろう数々の無理難題を想像し、ガクガクブルブルと震える俺。そんな俺に対し雅美は探るような視線を向けて、

 

「ふーん……そんなに嫌がるのって、あの二人のどちらかと付き合っているから、だったり?」

 

「………………は?」

 

 言われたことが分からず、聞き返す。

 

「付き合ってるって………俺が真帆と紗季のどっちかとってことか?」

 

「はい、もしかしたらそういう可能性もあるのかなって」

 

「ねーよ。ただの腐れ縁だっつの」

 

「でも、最近いつも一緒にいるって噂になってますよ? 五、六年の時は疎遠だったのに」

 

 ………マジか。そういう噂が立ってるなら、ちょっと何かしら対策立てとかねーといけねーかも知んねーな。

 

 あいつらのどっちかと付き合うとか俺からしたらあり得ねーし、あいつらからしても『ないわー』という感じなんだろうが、傍から見たらそう見えちまってるってことなんかね。まあ中学生にもなって男女でつるむことってあんまない気がするし、変な勘繰りが生まれちまっても不思議ではないのかもしんねーな………。

 

 頭の痛い話を聞かされて考え込む俺。切り出しづれーけど、一応あいつら二人に相談してみた方が良いか? 差しあたっては目の前の雅美の誤解は解いておく必要があるだろう。

 

「とにかく、ハッキリ言っとくが俺とあいつらはクラスが同じってだけのただの腐れ縁でしかねーよ。つるんでんのもバスケの練習とか話とかするのに何かと都合がいいからってだけだし、それ以上でも以下でもねーって」

 

「ふーん……じゃあ今後付き合ったりする可能性も無いと?」

 

「ねーよ。あり得ねー」

 

 ブンブンと首を大きく振って否定する。低学年のころからつるんでるし、今更あいつらを女子として意識する未来とか想像がつかない。それはあいつらも同じだろう。実際に聞いたことはねーけど、空気感でそれはなんとなくわかる。面と向かって言うのはハズいけど、そういう関係性を一応大事に思っている自分がいるのも事実だしな、うん。

 

「そうですか………まあ、わかりました」

 

 雅美は微妙に納得いっていないような表情を浮かべていたが、それ以上追及してくることもなく引き下がった。いやまあ事実無根だから追及されても何も変わんねーけどよ。

 

 そんな風に他愛もない話をしているうちに、電車がすずらん通りまでの最寄りの駅へと到着する。俺と雅美は降車し、改札を通って駅の出口を抜ける。雅美はすずらん通りへと、俺はバス停へとそれぞれ向かう必要があるので、ここで別れる必要がある。

 

 雅美は俺に向かって、先ほどまでとは打って変わって真面目な表情を浮かべると礼儀正しく頭を下げた。

 

「竹中さん、今日はありがとうございました。凄く楽しかったです」

 

「………おう、まあ……それならよかったわ」

 

 面と向かって感謝されるとなんか照れくさい。視線を合わせないままボリボリと頭を掻いて俺はそう返す。

 

「………竹中さんは、あんまり楽しくなかったですよね。よく考えてみたら今日私、竹中さんのこと困らせてばっかりでしたし」

 

 俺の返答を聞いて、雅美は弱々しい笑みを浮かべてそう呟く。いけね、色々考えてたからちっとそっけない返しになっちまってたかもしんねーな。

 

「バーカ、楽しくなかったらわざわざゲームコーナーなんか付き合ってねーっつの。ドーナツ屋だけ行ったらさっさと帰ってるって。それに、振り回されるのなんか椿と柊で慣れっこだっつーの。今更お前にどうこう言われるくらい屁でもねーよ」

 

 俺は、意識して明るい表情を浮かべてそう言う。

 

 俺の返答を聞いて、雅美は少し安心したように息を漏らした後、少し俯いて寂しそうな表情を浮かべて『………羨ましいです。なんか、そういうの』と小さく呟いた。

 

 羨ましい………? なんのことだろうか。

 

 俺が訝し気な表情を浮かべていると、雅美は慌てたように口を開く。

 

「あ、いや、なんというか……そういう兄妹関係って、なんかいいなって。ちょっと前から、椿と柊を羨ましく思う時が時々あって。ミミのホームステイをズルいと思ったのも、今日竹中さんを無理やり連れまわしちゃったのも、実はちょっとそれが関係してる、というか」

 

 俺は特にリアクションを返さず、黙って雅美の言葉を聞いていた。何と言うか、雅美にしては珍しく、歯切れが悪いというか、上手く言いたいことがまとまっていないような、そんな印象を受けた。

 

「ほら、私、一人っ子じゃないですか。だから兄弟がいるっていうのがどういうことなのかよく分からなくて。………もちろん、家族のことは好きだし、寿司屋の一人娘っていう自分の境遇には何も不満はないです。寧ろ、お父さんとお母さんの子でよかったって思ってます」

 

 雅美は、ハッキリとした口調でそう言った。

 

「でも、たまに思うんです」

 

 そして、一旦そこで言葉を区切り——、

 

 

 

「私も、竹中さんみたいなお兄さんが欲しかったなって」

 

 

 

 囁くような声で、下を向いて雅美はそう零した。

 

 そして、雅美が黙ったことで訪れる沈黙。

 

 

 ………………………………。ふーん………なるほど? 嬉しいことを言ってくれるじゃねーの。

 

 

 俺が堪えきれず、思わずニヤニヤしていると、雅美はそれに気付いたのかハッ!? と急激に顔を赤らめ、慌てたような口調で、

 

「ち、ちがっ……! 竹中さんみたいなっていうのは言葉の綾で、単純に年上の兄弟とか羨ましいなってだけの話で……!」

 

「そうかそうか、そんな風に思ってくれてたのか」

 

「だから違うって言ってるじゃないですか!! あんまり調子乗ってると本気で怒りますよ!?」

 

「別に『兄さん』って呼んでくれてもいいんだぞ?」

 

「だーかーらー!」

 

 ムキー!! と憤慨し、茹でダコのように顔を真っ赤にして地団太を踏む雅美。

 

 なんというか、今日は一日中雅美にはしてやられてばかりだったせいか、溜飲が下がる気分だ。主導権を握られっぱなしというのも、年上の男子としてはプライド的に少し気になってしまう。

 

「うー…………酷いです、竹中さん。人の悩みごとをからかうなんて」

 

「悪かったって。まあ椿と柊は実の妹だからさすがに同じ扱いはしねーけどよ、部活で会ったらちゃんと妹分として可愛がってやるから安心しとけって」

 

「………………その言い方はなんか癇に障るんですけど!」

 

 不満げな表情で食い下がる雅美。なんか、妹分扱いすりゃいいと分かった途端、雅美の一挙手一投足が可愛げのあるものに思え、心に余裕が出てきた気がする。たまにどう接したらいいか分かんねーときあったからな。

 

「んじゃあ、流石にそろそろ解散にしようぜ。また明日部活でな。寂しくなったら遠慮せず電話かけてきてくれてもいいからな」

 

「………………やっぱり相談するんじゃなかったです!」

 

 べーっ! 舌を出して、そのまま見向きもせず帰路につく雅美。それを見届けて、俺もバス停の方面に足を向ける。

 

 ………………まあ、なんだかんだ、有意義な日曜だった気がするな。雅美とも結構打ち解けられた気がするし。最近はバスケばっかしてたけど、たまにはこういう休日も悪くねーな、うん。

 

 

 

 今日の成果に内心で満足しつつ、俺は軽い足取りで歩を進めていった。

 

 

 

 




というわけで雅美とのデート?回でした。

高木さんの三期決まってたからノリでつけたタイトルですが、結構夏陽の反撃食らってるしいうほどからかい上手でもないなこの子……。

割と雅美は動かしやすい部類のキャラなのですが、原作だと紗季以外との辛みが少なすぎるので想像でカバーしなければいけない部分が多いのが若干難しかったです。

ゲーム得意設定とか完全に想像ですね。自分のパソコン持ってて、中二病で、帰宅部で、ってとこ踏まえると割とインドア寄りのキャラなんじゃないかなー的な。FPSとかセンスありそうな気がする

とにもかくにもこれでようやく本編に戻れるぞ。
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