前回からそこそこ間隔あけてしまって申し訳ないです!
それでは4話どうぞ!
「…ついたわ」
紅白の服をきた巫女がこちらを見ず無愛想にそう言う。
先程の人里から数百メートルほど離れたとこにある神社に僕は案内されていた。その道中、僕と彼女は会話をすることも無くただ沈黙の時間が続いていた。
「博麗…神社…?」
鳥居に書いてあった文字を読むと微かに薄れた文字でそう書いてあった。
「とりあえず入りなさい」
鳥居に入る前に軽く一礼すると少女が驚いた顔をする。その後すぐに少し満足した顔をして
「あんた、やるじゃない」
と一言言うと奥に入っていく。
「…あ、ありがとうございます」
褒められたのでとりあえずお辞儀をする。そうして顔を上げた時にはもう少女はスタスタと歩いていた。
「…手厳しい」
僕は頭をポリポリとかいて少女の後を追いかけた。
そのまま僕は縁側に案内され座らせられる。その間に少女が湯のみを2個持ってきて僕の前に置いてくれた。
「で、あんたはなんであの場所にいたのよ」
僕の前でお茶をすすりながら少女が睨んでくる。
「え、えっと…どこから説明したらいいのかな…」
僕がなんと説明したらいいかと考えていると
「もしかして………向こうの世界からやってきた人?」
少女が僕の目を真っ直ぐ見つめながら僕に問いかける。
「は、はい。そうです。なんでわかるんですか?」
「それは…」
少女が言い淀むと同時に、少女の隣の時空がぐにゃっと歪み
「それは私が説明しようかしらっ♪」
とまた違う人物が現れた。
「うわっ!?」
驚いた反射で立ち上がってしまって湯呑みを倒しお茶を零してしまう。
それを見た少女は少し面倒くさそうに溜息をつきながら
「はぁ…あんたその登場は辞めなさいよ。紫」
少女に紫と呼ばれた女性は美しく笑うとその歪みからひょこっと出てきてそのまま僕に指を指し
「この方がリアクション楽しめるからいいでしょ?それで貴方の名前は?」
と質問をしてきた。もちろんこれに変に回答する気は無く
「は、白狼牙龍です…」
と半分俯きながら答える。
「なるほど、白狼牙龍。ようこそ幻想郷へ♪私の名前は八雲紫、宜しくね?」
そう言って僕に手を差し出してくる。何故か胡散臭い…そんな気がするのだが向こうから差し出してくれた手だ、手を取らなくては失礼だと思いそのまま握手する。その瞬間
「っ!?」
激しい頭痛と共に僕の中が暑く鼓動するのが分かった。余りの痛さにそのフラッと身体のバランスを崩してしまう。
「ちょっ…!だ、大丈夫!?」
少女が慌てて僕の身体を支えてくれる。そのお陰で倒れることは無かったものの、頭痛がまだ少し残っている。
「あら…大丈夫?」
紫さんは少し薄ら笑いを浮かべながら心配してくれる。…まぁ、あんたのせいだとはあまり言えないけど…
「は、はい…なんとか…」
「いえ、貴方じゃなくて、その内側にいるモノよ」
内側に…いるモノ…?まさかオゾンのこと…?
僕が少し返答に困っていると紫さんが
「その子、少し危ない香りするから…霊夢、しっかり監視するのよ」
「私が?…わかったわ」
霊夢と呼ばれた少女は少し不服そうにしながらも頷く。
「それじゃ、幻想郷での1年間楽しんでね♪白狼ちゃん♪」
そういうと紫さんはまた時空を歪めてその中に帰っていってしまった。
「はぁ……という訳で紫が言ってた通りに少し監視する事になったわ」
少女は僕の方を見てそう言う。
「改めて…私は博麗霊夢。楽園の素敵な巫女と呼ばれているわ。あんたの名前、もっかい聞かせてくれるかしら」
霊夢さん…が僕に手を差し出してくる。
「…白狼牙龍、です。これから…よろしくお願いします」
先程の出来事もあり、少し不安にながらもその手を握り返すとさっきのことの様なことはなく普通に握手をすることが出来た。
「あ、紫のことはこれからそんな気にしなくていいわ。見てわかるでしょ?そこそこ胡散臭い感じ」
「ま、まぁ…ははっ…」
少し顔を見合わせて2人で少し笑いあう。
「それじゃ、こっちにきて………っ!?」
霊夢さんの顔が一瞬強ばると僕を突き飛ばす。
何が起こったのかわからず吹き飛ばされていると、僕が立っていた場所に大きな弾痕が撃ち込まれていた。
「なっ…!?」
驚きながらも立ち上がって、警戒していると
「ギェッギェッギェッ!貴様が白狼か!!」
空に羽音がうるさいトンボのような人間が浮かんでいるのがわかった。前のシャドウと同じように必要に人間を追いそうなのは目に見えて分かった。
「そうだけど…何をしにきた!」
「貴様の命、貰いに来たぞ!我が名はドラゴンフライ!!そして…我が」
お疲れ様です!
次回はドラゴンフライ戦です!
お楽しみに!